
2012/06/04 - 2012/06/04
1位(同エリア8件中)
ベームさん
12日目、6/4。
ブラウンシュヴァイクから日帰りでマグデブルクに行きました。
マグデブルク:ザクセン・アンハルト州の州都。人口28万人。旧東ドイツにありドイツ統一後経済は疲弊したがいまはかなり回復している。
古い町で805年には文献にその名が現れている。
ブラウンシュヴァイク同様ドイツ黎明期の重要な町。ザクセン朝2代目のオットー1世(大帝)は東フランク国王になった翌937年自分の墓所とするためここに修道院を建てさせている。その跡にあるのが今の大聖堂。962年初代神聖ローマ帝国皇帝に戴冠したのちはクヴェトリンブルクに居を構えたが968年マグデブルクに司教座を設けている。死後その遺骸は遺言通り愛した町マグデブルクの大聖堂に妃エドギタと共に葬られている、等々。
写真はマグデブルクで見かけたフンデルトヴァッサー設計の建物。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ブラウンシュヴァイクから日帰りでマグデブルクへ。
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マグデブルクHbf。
ブラウンシュヴァイク発8:10ICE、マグデブルク着8:57。 -
マグデブルク駅
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駅前のエルンスト・ロイター・アレー。
今日も空はどんより。 -
エルンスト・ロイター・アレーを行くと大きな交差点に出ました。
建物は何となく旧東独っぽい。建物に旗が沢山はためいています。「氷河時代の巨大生き物たち」展をやっているようです。 -
交差点を突っ切りさらに行くとアルター・マルクト(旧市場)にでます。
正面に旧市庁舎、背後の塔は聖ヨハニス教会です。 -
アルターマルクト。
広い広場に人の姿が見えない、閑散としています。 -
旧市庁舎。
当初1698年。1969年再建。 -
広場に建つマグデブルクの騎士像。
ドイツ最古の騎馬彫像らしいです。 -
マグデブルクの騎士像。
それにしては金ぴかすぎますね、レプリカでしょう。 -
新市庁舎。
広場の裏にあります。旧市庁舎よりも古色蒼然としています。戦災に遭わなかったのでしょうか。 -
ゲーリケの像。
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オットー・フォン・ゲーリケ。
30年戦争(1618~1648年)復興時のマグデブルク市長。物理学者。マグデブルクの半球の実験で真空を最初に証明した人物。有名なことのようですが理科が苦手だった私は知りませんでした。 -
聖ヨハニス教会。
アルター・マルクトの先にある大きな教会。 -
聖ヨハニス教会。
エルベ川の岸辺に建っています。 -
教会の前のマルチン・ルター像。
マグデブルク、ブラウンシュヴァイクは宗教改革時いち早く新教に改宗した町です。 -
エルベの岸に出ました。エルベ川にお目にかかるのはハンブルク以来2回目です。
遠くに大聖堂と右聖母教会。遠くに見えますが歩いて10分ほどです。 -
エルベ川。
ドレスデンやハンブルクを流れるエルベ川は華やかで知名度が高いですがここではひっそりと、しかし滔々と流れています。 -
大聖堂の方に向かいました。エルベ川の岸を歩くと聖母教会が近づいてきました。
1017年大司教ゲロにより建立、1170年再建。 -
聖母教会。
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聖母教会。
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法務局。
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いよいよマグデブルクの大聖堂です。
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マグデブルク大聖堂。
正式には聖マウリティウス・聖カタリーネ大聖堂というそうです。ファサードは修復中。 -
マグデブルク大聖堂。
937年オットー大帝が造った修道院の跡に1209~1363年にかけて建てられました。ドイツ最初のゴシック聖堂だそうです。 -
先の大戦でこの大聖堂だけが被害をまぬかれました。
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以下大聖堂です。高い天井を持つ身廊。
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堂内は外観から想像するよりはずっと明るいです。
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入口方面。
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オットー大帝(912~973年)の棺。
手前椅子と椅子の間、赤いリボンと花束が飾られているのがそうです。 -
オットー大帝の棺。
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内陣と祭壇。
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オットー大帝と妃エドギタでしょうか。
エドギタはイングランド王女で929年オットーと結婚しています。そういえばハインリヒ獅子公もイングランド王女マチルドを娶っています。近代ではイギリスのヴィクトリア女王はザクセン・コーブルク・ゴータ公国の公子アルバートと結婚しています。
ドイツは第1次、第2次世界大戦でイギリス/連合国側と戦っていますが昔は縁が深かったのですね。中世から近世にかけてフランスをイギリス、ドイツの共通の敵としていたのでそうだったのでしょうか。 -
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美しいピエタ。
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聖母子像。
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回廊。
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回廊の古い碑。
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回廊。
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中庭。
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回廊の壁と中庭。
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大聖堂の名に恥じない風格がありました。
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短いマグデブルク訪問を終え駅に戻る途中奇妙な建物を見つけました。
フンデルトヴァッサーハウス。
別名緑の要塞。2005年完成。 -
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フンデルトヴァッサーの特徴、ユニークな円柱。
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この旅行でフンデルトヴァッサー設計の建造物を見るのも2回目です。ウェルツェンの駅舎がそうでした。
1階は商店、2階以上がアパートメントになっています。 -
11時のICEで11:49ブラウンシュヴァイクに戻ってきました。ホテルで小憩して再びブラウンシュヴァイクの街歩きです。
バスでシュロスまで行き歩いてコール広場にやって来ました。 -
広場の噴水。
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百貨店カールシュタットです。
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アルトシュタット・マルクト、旧市街広場です。
ここは大聖堂のあるやや狭く重々しいブルク広場とまた違った雰囲気で、広々とした空間を旧市役所、教会など古い建物が取り囲んでいます。ハンザの時代はここが商取引の中心でした。 -
商工会議所です。
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商工会議所。
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アルトシュタットマルクトのマリアの噴水。
1408年。 -
ゲヴァントハウス。
織物商組合。1303年。戦後再建。 -
ゲヴァントハウス。
IHKとなっています。いまは商工会議所なのでしょうか。 -
聖マルティン教会。
12世紀から200年かけて建設されました。 -
聖マルティン教会。
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聖マルティン教会。
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聖マルティン教会。
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聖マルティン教会。
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豪華なオルガンです。
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聖マルティン教会。
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聖マルティン教会。
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旧市庁舎。
14世紀。 -
旧市庁舎。
新市庁舎ほど壮麗ではありませんが精緻な装飾が見事です。 -
旧市庁舎。
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ファサードの柱にはザクセン公、ヴェルフェン家諸侯の立像が彫られています。
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旧市庁舎。
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旧市庁舎。
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旧市街広場からブライテ通りを北に歩くとティル・オイレンシュピーゲルの泉があります。
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伝説ではティルは道化者で数々のいたずらで時の権力者、市民や金持ちを困らせたが憎めない人物で、今もドイツの子供たちの人気者です。
モデルは実在したようで、14世紀初めブラウンシュヴァイクの近郊に生まれ、リューベック近くのメルンという町で死んでいる。メルンにはオイレンシュピーゲル博物館もあります。
リヒヤルト・シュトラウスが交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」を作曲し、ジェラール・フィリップ主演の「ティル・オイレンシュピーゲルの冒険」という映画もありました。 -
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先に進むと聖ペトリ教会。
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聖ペトリ教会。
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聖ペトリ教会。
ペテロのアトリビュートの鍵をもってます。 -
聖ペトリ教会。
書物もそうですね。 -
ラング通りという広い道を渡るとアルテヴァーゲ/旧計量所があります。
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アルテヴァーゲ/旧計量所。
1643年。 -
アンドレアス教会。
1250年。 -
アンドレアス教会。
歴史ある町らしく、大きな教会がいくつもあります。 -
アンドレアス教会。
左端にちょこっとアルテヴァーゲが写っています。 -
リベライ・アンドレアナ。
ドイツ最初の公共図書館。1422年。 -
広い通りに戻りキュッヒェン通りを進むとハーゲン広場の聖カタリーネン教会が聳えています。
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ハーゲン広場のハインリヒ獅子公像。
ここでは主役は獅子公で獅子は台座を支えています。 -
郡庁。
南、駅方向に戻ります。 -
州立劇場。
ドイツでは大きな町にも小さな町にも必ず立派な劇場があります。 -
ゲオルク・エッカート通りで奇妙な建物発見。
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ハッピー・リッツィハウスといってアメリカの建築家ジェームス・リッツィという人の作だそうです。
オフィスビルのようですが奇抜すぎてテナントが集まらないのか、1階のフロアーは空いていました。 -
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また教会が見つかりました。本当に教会の多い町です。
聖マグニ教会。
1031年。 -
聖マグニ教会。
教会とみると一つ一つ仁義を切ります。 -
2階、3階と段々せり出してきている木組みの家。
マグニ教会の裏通りで。
2階以上がせり出して大きいのは、課税対象が1階部分の面積にかかるからです。 -
夕食は適当なレストランを探すのが面倒になり百貨店ガレリア・カオフホーフの大食堂にしました。
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肉や野菜を適当に炒めてもらいました。ショーケースの前に立っていると料理人がこれはこれは、と次々に具を指さしていきますのではいはい、と答えていると何種類かの野菜の炒めものが出来上がりました。
ビールは瓶なのでどうやって開けたもんかと悩んでいると、カウンターのマダムがえいやっと開けてくれました。カウンターの脇に栓抜きがぶら下げてありました。
バスでホテルに帰ります。これで二日間にわたったブラウンシュヴァイク、マグデブルク訪問を終え明日はゴスラー、ヴェルニゲローデです。天気に恵まれませんでしたがいい町でした。晴れた日にもう一度来たいです。 -
珍しくケーキなどを食べています。時には無性に甘いものが欲しくなります。
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