２０１２年　中欧旅行　ブダペスト

2012/05/30 - 2012/06/12

ウィーンのホテルに大きな荷物を預けて、一泊分の荷物を持って西駅からブダペストに旅立ちました。
ウィーンからブダペストまでは３時間弱です。
早朝立って、夜遅くに帰ってくれば日帰りすら充分にできる距離にあります。
今回はブダペストに１泊してセンテンドレやスカンゼンも見ようと思ってやってきました。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

ウィーンからの電車はブダペスト東駅に着きます。
まずは地下鉄で予約しておいたNovotelにチェックインしました。
このホテル、国会議事堂の川を挟んで真向かいにあり、センテンドレに行くHEV（近郊線）の駅にも歩いて行け、値段も１００ユーロほどだったので予約をしたのですが、いい場所にも拘わらず周りには廃屋が多いし、浮浪者も多く、何か荒んだ感じがしました。

写真はHEVの駅を上がった所の広場から見た国会議事堂です。

くさり橋にも近い場所なので充分歩いていくことが出来ます。
くさり橋のたもとからペスト地区を見ました。

くさり橋たもとからの国会議事堂。

くさり橋のたもとからの王宮。
川を挟んでブダ地区とペスト地区に分かれています。
王宮はブダ地区にあります。

さあ、くさり橋を渡ってペスト地区に行きましょう。

自分は高所恐怖症、および橋恐怖症（揺れるし、自分の歩いている真下が何もない空間だと思うと怖いのです）なので心臓の調子を整えながら、歩きました。
なので橋の上で写真を撮る余裕はありませんでした。

やっと橋を渡り切りました。
結構長い距離でした。

くさり橋からの王宮。

河岸からのブダ地区です。

ひときわ高い塔はマーチャーシュ教会の鐘楼。
その周りを取り囲んでいるのが漁夫の砦。
右隣にある近代的な建物がヒルトン・ホテルですね。

こうして見ると「おい！ヒルトン！ちっとは景観のこと考えろよ！」と言いたくなりますね（笑）。
ま、屋上に漁夫の砦みたいな塔をつけて努力はしているのでしょうが、やはりこの場所にこんな近代的な建物はそぐわないような気がします。

河岸から見た王宮とくさり橋。
ブダペストの眺めの中でも代表的なものですね。

河岸から見たブダ地区。
東欧風の教会がいいですね。

くさり橋からの王宮。
くさり橋のたもとにはライオン像が４体飾られています。

まるでロンドンのトラファルガー広場のようです。
調べてみるとトラファルガー広場が１８４５年に現在の形になり、
くさり橋のライオンは７年後の１８５２年に設置されたそうです。

再び橋を渡るのは心臓に悪いので、地下鉄で戻ることにしました。

地下鉄乗り場に行く途中に見えた聖イシュトバーン大聖堂。
ブダ地区が閑散として、何か荒んだ雰囲気があったのに比べ、このあたりは観光客で賑わっています。

聖イシュトバーン大聖堂。

大聖堂に入ってすぐのところにチケット売り場があったので、聖堂内に入るチケットだと思って購入しましたら、これが大聖堂のドームに上がるチケットでした。（イシュトバーン大聖堂は入場無料）
えっちらおっちら階段を上がるとそこにエレベーターがあり、それに乗ってドームの上に出ます。

ドームから眺めたブダペストの街。

これまた足の下は空間と言う感じの出っ張りを歩くために、膝が震えました（笑）。
そろそろと一周します。

やっとの思いで下に降り、聖堂内を見学します。
聖イシュトバーン大聖堂のドーム。

聖イシュトバーン大聖堂内部。
金箔が沢山用いられています。

聖イシュトバーン大聖堂そばにある地下鉄に乗って王宮に向かいます。（しかしブダペストの地下鉄乗り場は分かりにくいです。入口に地下鉄の表示がなく、単なる地下道かと思ったら地下鉄だったということがままありました。て言うかブダペストに単なる地下道はないのですね。地下に行く道があれば地下鉄と思った方がいいのかもしれません。）

地下鉄を出て坂を上り、王宮の丘に行きました。
王宮の丘に建つ聖イシュトバーン像。
周りにあるのは漁夫の砦。

漁夫の砦。
漁夫の砦に登るのには入場料が必要です。
正直、ペスト地区の眺めは登っても大して変りはないと思います。

けれどもこういう構図の写真は漁夫の砦に登らないと撮れません。
この写真のために必要のないお金を出して漁夫の砦に登りました。

漁夫の砦から見た国会議事堂。
手前のロシア風の教会が素敵です。

漁夫の砦。
この写真も漁夫の砦に登らないと多分撮れないでしょう。
漁夫の砦を利用してカフェになっています。

マーチャーシュ教会。
この写真も漁夫の砦に登らないと撮れないと思います。
結局漁夫の砦はペスト地区の眺めを見るためではなく、ブダ地区の王宮の丘内の建物を見るための物のような気がします。

漁夫の砦の下から見た国会議事堂。
下から見てもペスト地区の景観にあまり差はありません。

王宮の階段から見たマーチャーシュ教会。

ブダペストで一番行きたかったところは、実は西洋美術館でした。
この美術館はスペイン絵画が非常に豊富で、特にエル・グレコの絵画が本国以外ではここが一番と言われるほどあります。
しかも、スペインでは今ほとんど撮影禁止ですが、この美術館は撮影料さえ払えばＯ．Ｋ.なのです。
その他にもダヴィンチ工房で描かれた作品、ジョルジョーネ等、垂涎ものの作品が展示されています。
美術館がある市民公園にもハンガリー伝統の建物が建っているし、これは行くっきゃありません。
勇んで出かけたのですが、なんとストライキかなんかで市民公園自体が封鎖されていました（涙）。
もしかしてと思って翌日も行ったのですが、臨時閉館（再び涙）。
土曜日のストライキをいいことに、土、日、月（この日は本当に休館日）と３連休にしたに違いない。と邪推してしまいました。
ああ！ハンガリーなんて大嫌いだ！（笑）

ブダペストで泊まったNovotelの自室からの眺め。
とにかく眺めは最高でした。
これで一万円ちょっと（朝食抜き）でしたから大満足です。
ただ周りにレストランはほとんどありませんでした。
でも地下鉄駅から歩いてすぐなので、不自由はしませんでしたが。

部屋の窓から見た夜景です。

これは部屋から見多くさり橋の夜景です。
明日は朝早く起きて近くのHEV駅からセンテンドレに向かいます。