2002/09/19 - 2002/09/22
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naocomさん
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訪問国:イギリス(ロンドン)・ポーランド(ワルシャワ)・ドイツ(ベルリン・フランクフルト)・チェコ(プラハ)
テーマ:東欧留学の下見
同行者:なし
日数:16日
キャリア:マレーシア航空
トランスファー:クアラルンプール
ワルシャワでの訪問場所
・ワルシャワ大学
・旧市街
・燕(日本料理)
・サスキ公園
・ウ・ホプフェラ
・ワルシャワ中央駅
旅のプロローグは(1)ロンドン編をご覧ください。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
Day 6:ロンドン 長距離バスで30時間かけてワルシャワへ
きょうは、いよいよ問題の(?)ワルシャワに出発する日だ。昼にロンドンを出発し、ドーバー海峡やベルギー、ドイツを抜けて、30時間近くかけて翌日の夕方にワルシャワに到着する。ヴィクトリアコーチステーションまで見送ってくれたMが結局最後まで面倒を見てくれて、発着所前でお別れした。
バス(ユーロライン)で移動することにした理由は、電車(ユーレイルパス)より格段に安かったことと、トラブルがあってもすぐに係員に訴えることができると思ったからだった。バスに乗り込んで座っていると、あとで乗ってきた女の子2人組が何か話しかけてきた。隣は空いていたので「どうぞ」と言うと、2人は顔を見合わせ、もう一度「そこは私たちの席です」と言った。自由席ではなかったのだ。
いちばんうしろの席の窓際をあてがわれ、私の隣には同い年くらいに見えるポーランド人の男の子が座った。バスは定刻に満席で発車し、車内にはラジオからマイケルジャクソンのStranger in Moscowが流れた。これからソ連で外科手術でも受けるみたいな心境になっていた私にはぴったりの曲だ。
私以外の乗客は全員ポーランド人に見えた。年齢層も若い。バスで気軽にロンドンに遊びに行ってきた、という雰囲気。イギリス出国時に係員がバスに乗り込み、「みなさんこんにちは〜。危険物とか麻薬とか持ってる人はいませんか〜?」と言うと車内にどっと笑いが起こり、「ないで〜す」と答えた。「イギリスに旅行するような人たち」というバイアスを鑑みても、目の前にいるポーランド人の若者たちが自由に英語を操るという事実に軽くショックを受けた。この国は、10年ちょっと前まで国民が自由に旅行することも、英語を学ぶこともままならなかったのだ。
バスの運転手は2名ともポーランド人で、非番の運転手は車内でみんなにインスタントコーヒーを入れて配ってくれたり世話を焼いてくれる。コーヒーをくれたのは、荷物を積み込むとき「ギターは大事だから」といって別の小さな荷物室に入れてくれた人だ。最初の休憩場所で、彼はもう一人の運転手のところに私を連れて行って、「見ろよ、この子ギター弾くんだよ」と紹介した。なぜか否定する気がなくなってしまい、そのままにこにこしていた。ここで最初に覚えたポーランド語が「ギターラ」だ。
ドーバー海峡でバスごとフェリーに乗り、バスから降りて船旅を楽しむことができた。船上で、バスで隣に座っていた男の子が話しかけてきたので、少しことばを交わした。意外なことに、バスには何時間乗っていても全然苦にならなかった。 -
Day 7:ワルシャワ びくびくしすぎ
夜間にベルギー、ドイツを走り抜けたバスがポーランド国境を越えると高速道路がなくなり、片側一車線の農道をひたすら走った。驚いたのは、対向車が来ているのに追い越しをすること。これではいつ正面衝突してもおかしくない。
バスがどこかの町に着くたび、ワルシャワに着いたのかと思って心臓はばくばく手足はわなわなした。これは大げさな表現ではなく、私は心底こわがっていた。到着したらすぐにタクシーでホテルに移動するつもりだった。でも、たまたま乗ったタクシーが悪徳タクシーだったら?そこで私は、隣の男の子に頼んで、タクシーを呼んでもらうことにした。
バスは、文化科学宮殿やワルシャワ中央駅の裏手にある、バスターミナルというよりは打ち捨てられた教習所のような場所に到着した。
男の子が、そばで客を下ろしたばかりのタクシーをつかまえてくれた。日本ではまず見かけないおんぼろタクシーを見て、私は思わず聞いた。「このタクシー、安全?」「は?」「安全なの?安全じゃないの?」「安全だよ」。なんという質問かと思うけど、そのときは必死だったのだ。男の子の家族が迎えに来ていて、私たちのことを和やかな視線で眺めていた。「元気で」と男の子と握手をして、私はタクシーに乗り込んだ。
タクシーの車内も汚く、運転手はくせなのか意味もなく舌打ちをしていた。ほどなくしてタクシーは宿泊先のHotel Warszawaに到着し、トランクに載せていたギターケースをぶっきらぼうに手渡すと、ホテルから出てきた人を乗せて行ってしまった。 -
灰色でいかめしい外観のホテルはとてもぼろくて、部屋の床はぎしぎし鳴り、バスタブに流れ入る水は茶色くていつまで流していても透明にならない。でも、私はこのホテルをなかなか気に入った。
引きこもっているわけにもいかないので、夕食を食べに外出。ホテルの近くにきれいに整備された一角があり、人でにぎわっているのでそこあったオープンテラスのカフェに入ってみた。が、食事をしていても落ち着かない。本を読もうとしても集中できない。近くのおじさんに、「そんなに難しい本なのか?さっきからおんなじページばっかり見てるじゃないか」と笑われた。読んでいた本はリオタールで実際難しかったのだが、持ってくる本をまちがえたと思った。 -
Day 8:ワルシャワ ワルシャワ大学
お昼ごろにホテルを出て、留学先候補の一つ、ワルシャワ大学に歩いて行った。案内人なしで、勝手に潜入。日本を出国する前、大学の国際課を通じて私の大学に留学予定の学生を紹介してもらい、メールで連絡を取ろうとしたけれど返事がなかった。 -
休みだからか、人はほとんどなくとても落ち着いた場所だった。ヨーロッパの大学らしく、建物はみなクラシカルで優美、植物の研究用か温室のようなものもある。しかし、ほとんどの建物は外からは何の建物かわからない。敷地のはずれに寮のようなところもあり、外側から精一杯見学。
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ヨハネ・パウロ2世はポーランド人。
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それから行った旧市街は観光客でいっぱいだった。ワルシャワの旧市街は、ワルシャワ蜂起のさいに完全に破壊された街を戦後に完全復元したものだ。お昼を食べようにもポーランド語が全然わからない。帰りにカフェに寄ってショーケースを指さしてケーキを注文し、しばしのお茶タイム。そして文化科学宮殿のそばの巨大倉庫のようなスーパーマーケットでビールやお菓子などを買って帰った。
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夕食は結局、燕という日本料理屋で食べた。店員はポーランド人だけど、料理しているのは日本人らしい。私のほかに何人か一人で食事する日本人がいて、私を含めてみんなかつ丼を食べていた。メニューは鍋料理など2人以上で注文するものが中心で、一人で食べられそうなものはかつ丼くらいしかなかったのだ。ちなみにかつ丼にはネギではなくグリーンピースが載っていた。
夜、なかなか寝つけなかった。外ではパトカーの警報が頻繁に鳴り、やはり物騒な印象はぬぐえない。 -
Day 9:ワルシャワ サスキ公園 文化科学宮殿
朝のワルシャワは雨。止むのを待ってサスキ公園へ出てみた。老人が散歩していたり、ストリートミュージシャンが演奏していたりして雰囲気は良く、危険な感じはしない。カメラを忘れたのを思い出してホテルに戻ると2時間くらい眠ってしまった。 -
ワルシャワ駅手前の文化科学宮殿を見学。この建物はスターリンがくれたワルシャワの墓標と呼ばれている、スターリン様式の異様に巨大な建物。国際学生証を示してなんとかチケットを買い、展望台に上った。ワルシャワはこれまで徒歩でしか移動してないけれど、思ったより大きい。
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展望室は、サッカーポーランド代表の応援デコレーションがほどこしてあった。
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もう一度サスキ公園に行き、無名戦士の墓の衛兵交代を待って写真を撮った。それから「地球の歩き方」に載っていたピエロギ屋で早めの夕食をとる。ピエロギは餃子のようなポーランド料理で、ロシア料理のペリメニに通じるものがある。牛肉にじゃがいものつけあわせ、それにビール。私は普段はビールは飲まないのだけど、旅先ではなぜか飲んでしまう。
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明朝は早いので、フロントでタクシーの予約とモーニングコールをお願いしておいた。朝一の列車でワルシャワ中央駅からベルリン・オスト駅へ向かうのだ。早朝に徒歩でワルシャワ中央駅なんて絶対ムリ!そもそも今回のホテルは、駅までタクシーで行けるように駅に近すぎない立地で選んだのだ!とにかく最初から最後までびびりすぎなワルシャワ滞在だった。
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