2012/05/20 - 2012/05/20
71位(同エリア487件中)
kawakoさん
- kawakoさんTOP
- 旅行記383冊
- クチコミ38件
- Q&A回答125件
- 534,613アクセス
- フォロワー88人
ヴィルヘルム・テルはスイス建国期の英雄ですが、ロビンフッドやアーサー王はたまたサンタクロースのごとく、それを願う人の心の中にのみ住む人・・・つまり架空の人物です。
実際には実在しない人物の史跡があるのもおかしな話ですが、中央スイス、ルツェルン湖周辺にはテルゆかりの場所がいくつもあります。
そのひとつがテルズカペル=テルの礼拝堂です。
PR
-
ただいまルツェルン湖西岸の高速道を南下中〜
-
高速道路上からは湖は、湖面が見え隠れしてしまうし、トンネルもチョコチョコあるしであまりシャッターチャンスには恵まれません。
-
右側はすぐそこが山。
-
ルツェルン湖の端が見えてきました。
高速を降りて、フリュエレン方向に向かいます。 -
道のすぐそこに牛がいるのがスイスらしいっちゃ〜らしいですな。
-
「Tellsplatte」の表示が出てきました〜
知らないと見過ごしてしまうような案内板なので注意です。 -
この看板がまた地味なんだ〜(´д`;)
通り過ぎるとトンネルに入っちゃうし。 -
道に入るとすぐそこがテルスプラッテです。
-
道を挟んで湖側にレストランと駐車場、反対側はホテルです。
-
今日はいい天気なので、けっこう駐車している車がありました。
-
(´∀`)う〜ん、ルツェルン湖のエメラルドグリーンがきれいです。
-
テルスプラッテのテルはウィリアム・テルのことです。
今はドイツ語読みのヴィルヘルム・テルも通用するようになってきたかな?
せっかくなんでテルと記念撮影〜
何故かこの後、左側に立っていたおばさまに「コレはね、ヴィルヘルム・テルよ!テル!」としつこく話しかけられ・・・
(゚Д゚;)やっぱりアジア人だから知らないと思われたかな? -
ヴィルヘルム・テルと息子
「とうちゃ〜ん」
何故かグリーンジャイアントを思い出してしまった私・・・
「大きくな〜れよ」 -
今日ココに来た目的はこれ、Tellskapelle/テルの礼拝堂です。
レストランのすぐ横から礼拝堂に行く道がはじまります。 -
ここはワンダーウェグのポイントでもあるんですね〜
-
では、矢印に従ってどんどん坂道を下りて行きます。
-
(・∀・)らんらんらん〜♪行きは下りだから楽なもんだ・・・帰りのことは考えないでおこう・・・
-
正面にはエメラルドに輝くルツェルン湖が。
-
急な斜面をジグザグと降りていきます。
-
道の両側にはノンビリと草を食む牛が。
-
この看板の数・・・
-
おっと、ここで道が二手に!
左は急な階段道、正面はなだらかな下り坂・・・む〜んんん -
正面の下り坂を選択して進むと、すぐに教会の尖塔のようなものが見えました。
が、私の歩いている道は、まだまだ先のほうに続いています。
しまった・・・遠回りのほうを選んじゃったか〜(´д`;) -
引き返すのも面倒なんでこのまま進みます。
-
お、湖岸が見えてきました。
-
-
船着場だったのか〜
-
テルスプラッテに来る便は、かなり少ないようですねぇ〜
-
湖に沿って道が・・・
ここからさらに50分歩くとジシコンに着くそうです。 -
私の目指す、テルスカペレに行くのはこちらの細道です。
-
まだお昼過ぎなんですが、湖のこちら側は切り立った崖のためもう日があたらず、空気もひんやりしています。
-
Σ(゚∀゚)お!なんか見えました。
-
テルスカペレ/テルの礼拝堂です(´∀`)/
-
建物の前に狭いテラスがあるだけなので、とても正面からは写真は撮られません〜
ぜんぜん全体像が収まらない・・・ -
左がウリ州、右がシュヴィーツ州の紋章です。
-
あれ・・・これ?
鍵の両側にギザギザがあるのはニトヴァルデン州の紋章だし、盾の上下が赤白の二色になっているのはオプヴァルデン州の特徴だし・・・
どっちやねん!? -
建物が無かったら、昼なお暗い湖岸の茂み・・・で終わりだな
-
対岸は日がさんさんと降り注いでいます。
-
礼拝堂の中には入れず、柵の隙間から中を覗けるようになっています。
-
-
ロッシーニ 「歌劇グリエルモ・テル」より
当時中央スイスを支配していたハプスブルク家の代官ゲスレルは、町の中央広場に立てたポールに自分の帽子をかけ「この前を通るものは頭を下げてお辞儀をするように」要求。
もちろんテルは拒否、逮捕される。
クロスボウの名手だったテルにゲスレルは「息子の頭に置いたリンゴを射抜けば自由にする」と。
矢で射るか死ぬかを選択することになるテル。 -
無事一発でリンゴを射抜いたテルだが、もう一本矢を持っていたことを咎められる。
「もし失敗したら、この矢でお前を射抜いて殺してやろうと思った」
あちゃ〜(;´Д`)そんなこと言っちゃ〜
案の定、連行されてしまうテル。 -
大荒れのルツェルン湖。
湖の小島に収監されるために、テル自ら船を漕がされているが、隙を見て岸辺近くの岩に飛び移り脱出に成功。
舟に残されるゲスレル。
(゚Д゚;)・・・ロッシーニさんには悪いけど、この場面突っ込みどころ満載。火サスでもこんなシナリオ書いたら没じゃね? -
こちら悪役のゲスレルさん。
ちなみにロッシーニの歌劇ではこの後、岸辺に待ち構えていた息子のジェミィ(名前が!)から弓矢を受け取ったテルが、ゲスレルを射殺することになっています。 -
このシーンはロッシーニの歌劇とは別のバージョンのストーリーの一場面のようです。
・・・テルは息子の頭上のリンゴを射抜いたのち連行されるが、うまく逃れ身を隠す。
のち、物陰からゲスレルを狙撃し射殺。
(lll゚Д゚)って、暗殺ですかwww! -
テルの行動に感化された住民たちにより、反乱の口火が切られスイスの独立へといたるのです〜ジャジャwwwン!
-
では、意を決して急な階段を登りますか・・・
-
はぁはぁ(*´Д`)〜3
急だけど、距離はたいしたこと無いです。 -
階段の途中から、突然大音響が!
鐘が鳴り始めました。 -
あの台には20個くらいボタンが並んでいるのですが、それぞれ違う曲が選べるようになっていて、一時間に10分だけ押したボタンの曲が流れるようになっています。
鐘が奏でる音色では、知っている曲もまた違って聞こえます。 -
上の旗は風で動くようになっているので、きれいに揃ったところを撮るのはちょっと苦労しました。
-
鐘が大音量でゴンゴン鳴る中でも、牛は悠然と草を食んでいました。
あんなにうるさいのに気にならないんでしょうかね〜 -
ではまた坂道を休み休み登っていきます。
-
レストランの脇に立つヒジョーに個性的な木。
-
アラウカリー?ドイツ語では「サルの尻尾」という名がつけられていました。
-
テラス席のすぐ横に枝が来るので、席に座るとよく見えます。
ほんとにサルの尻尾みたいな形ですね〜 -
お!(゚∀゚)花?実?
-
一度ルツェルン湖を湖船で巡ってみたいものです。
-
ちょっと雲が増えてきたかな・・・
-
エメラルドグリーンの湖面に漣が立っています。
-
-
最後にもう一度テルを。たくましい二の腕です。
あらためてウィルヘルム・テルのストーリーを読み返してみて、テルってなんとなく任侠っぽいなぁと思いました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- こあひるさん 2012/07/03 10:38:31
- テルの話
- kawakoさん、こんにちは。
ルツェルン湖、青くて山に囲まれ、すてきな風景ですね。
テルの話、息子の頭のリンゴのエピソードは知ってましたが、そういう話だったとは・・しかもスイス建国の実在人物とは・・初めて知りました(常識なさすぎ〜??)。かなり美化されてかっちょい〜話なんですね〜。
礼拝堂まであるとはこれまたびっくりです。
それではまた〜。
こあひる
- kawakoさん からの返信 2012/07/03 16:44:06
- RE: テルの話
- > テルの話、息子の頭のリンゴのエピソードは知ってましたが、そういう話だったとは・・しかもスイス建国の実在人物とは・・初めて知りました(常識なさすぎ〜??)。かなり美化されてかっちょい〜話なんですね〜。
きゃあwwwテルは架空の人物ですぅ〜(>0<;)
スイス人のなかにも、実在を信じる人はけっこういるようなので、まぁ〜そのモデルになるような人はいたかもしれませんね。
テルは独立を願うスイス人の体現といったらいいでしょうか。
想像上の人物に、史跡を作ってしまうほど、スイス人に愛されているということですね。
-
- ハリーさん 2012/07/02 18:59:11
- グリーンジャイアントwww
- 私の見たルツェルン湖とは大分違うなぁ…
と思って改めてGoogle Mapを見てみたら、
ルツェルン湖ってめっちゃデッカイですね!
そりゃーだいぶ雰囲気も違うわけだ…
ルツェルンには1泊しかしてないし、
ルツェルン駅周辺の地図しか見てないことに今更気付いた。
次の日記も楽しみにしています!
- kawakoさん からの返信 2012/07/02 19:16:24
- 大きくな〜れよ〜(笑)
- ルツェルン湖ってカクカクギザギザしてますからね〜
カクのどのあたりにいるかで、また違った風景になります。
便宜上ルツェルン湖と書いてますが、テルス・カペッレのあるこのあたりはウリ州なので、ウルナーゼー(ウリ湖)とも呼ばれています。
ほんとはフィーアヴァルドシュテッターゼーと書くべきなんでしょうが、何せ長いし・・・
実は、私はルツェルンの市街地にはまだ二回しか行ったことが無いんです〜
町の散策には夫がいると不便なので(笑)、今度一人で行ってこようとひそかに企んでいます。
-
- デコさん 2012/07/02 05:32:42
- テルの礼拝堂☆
- kawakoさん、おはようございます♪
私もこの礼拝堂を見に行きました!
湖船に乗っていったので、こんなに歩くとは知りませんでした。
記憶の中では、曇り空だったような感じだったので、
この青空に恵まれ、礼拝堂の絵もはっきり綺麗に写真を撮られていて
改めて、こんな素敵な絵が描かれていたのかと、魅入ってしまいました。
デコ
- kawakoさん からの返信 2012/07/02 16:43:01
- おはようございます(・∀・)
- ここに行ったことがあるなんて・・・デコさん凄いですねぇ〜!
ほんとは湖船で行ってみたかったんですが、なかなか乗る機会がないので、歩いて行って来ました (゚∀゚;)アハ
ワンダーウェーグのポイントの一つなんで、湖畔の道をえんえん歩いてくるスイス人も、メッチャ多いです。
ウチの夫いわく、ルツェルンは雨の多いところだそうで、実際私もドライブに出かけても曇ってる時が多いです。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
62