アオテアロアの先住民マオリの伝統文化　ＮＺドライブ紀行 2012.05 vol.7

2012/04/29 - 2012/04/29

アオ・テア・ロアとは先住民マオリの言葉で「長く白い雲（のたなびく地）」すなわちニュージーランドのことを表しています。ＮＺの歴史は先住民族であるマオリが伝説の島ハワイキより移住してきたことにより始まります。ＮＺの歴史や文化においてマオリは中心的な存在となっています。

今回、ロトルアでマオリ文化を体験できる「タマキ・ヘリテイジ・エクスペリエンス」のツアーに参加してきました。

プログラムは以下の内容です。
・バスでの移動中にマオリについての説明
・マオリ村に入るためのセレモニー
・マオリ村およびマオリの生活・踊り・遊びの紹介
・マオリの伝統料理の調理法の紹介
・マオリの踊りを披露
・食事（ビュッフェ）
・バスで移動

かなり、盛りだくさんの内容で面白かったです。

1人：100ドル（１ドル＝６５円だと、6,500円です。）

17:30〜
19:30〜
（18:30〜　繁忙期のみ）

事前にロトルア市内にあるオフィスで予約が必要です。19:30の開始だと終わりが遅くなるので、17:30のプログラムがお勧めです。

やはり、ＮＺの文化を知る上では一度はマオリの文化に触れておきたいところです。特にマオリの伝統的な戦闘の踊りである「ハカ」は必見です。


世界最強ラグビーチームであるＮＺのオールブラックスが「ハカ」を踊るのは迫力があります。
↓ＮＺオールブラックスのハカ
http://www.youtube.com/watch?v=yGPTq5EEfNQ&feature=related

また、日本では中外製薬のグロンサンのＣＭでハカを真似ているので馴染みがあるかも知れません。
↓グロンサンＤＸのＣＭ
http://www.youtube.com/watch?v=vX-BOlbhY2E


マオリ文化の体験はＮＺ旅行の見所の一つではないでしょうか。


New Zealand旅行記総集編
http://4travel.jp/traveler/hizuk/album/10675248/

エリア ロトルア(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

●マオリの村
「タマキ・ヘリテイジ・エクスペアレンス」の特徴の一つは森の中にマオリの村を造っている点ではないかと思います。村での生活・遊びなどを紹介してくれます。

●マオリ村での食事
マオリ村の見学、踊りの披露などが終わると食事が用意されています。ビュッフェでマオリの伝統的な調理法で蒸した鶏肉や一般的な野菜や魚などもありました。デザートもありますので、かなりお腹もいっぱいになります。

ツアーの内容紹介はここまでにして、以下旅行記です。

写真の建物がツアーのオフィス。17:30からのツアーを電話で事前に予約していたのですが、ワイオタプ・サーマル・ワンダーランドから、こちらのオフィスに向かって到着したのが５分前。かなりギリギリでした。

後で気付いたのですが、これから向かうマオリ村はオフィスに来る途中に通ってました。

道路にある駐車場に駐車して建物に入って受付をすませました。ざっと見た感じ、かなりの人が参加する様でした。

マオリ村まではバスで移動します。

レインボー・スプリングで夜行性のKIWIを見に行くことも考え、最初はレンタカーでの移動も考えたのですが、21:00まで入園しないといけないということで、ギリギリでしたので諦めました。

バスの中ではスタッフの方が場の空気を盛り上げ様と、参加者の出身国を聞いてきて、それぞれの国の言葉で「こんにちは」と言ってました。このバス（他にも２台）の中で日本人は僕一人でした。妻はインドネシア人ですので。オーストラリアやヨーロッパからの参加者が多かったです。

この後、マオリについての説明やマオリ語の挨拶を教えてもらいました。

写真はマオリ村へ入る儀式を行うのに代表者を選出している様子。スタッフ（写真左）から代表者（写真右）に儀式の説明が行われているところ。

マオリ村へはバスで約30分くらいで到着した様に思います。バスを降りると村の入り口の広場で一旦待ちます。

しばらくすると、森の中から何人もの声が聞こえてきて、それに合わせ踊る様に３人のマオリ族の人々が現れました。

槍を持って踊るマオリの戦士

一通り、戦士の舞（？）が終わると、代表者（バスごとに選出）に近付いていって村に入れるかどうか判断されます。（観光なので全員は入れますが。笑）

儀式が終わると村へ入場です。

森の中にマオリの住居を再現してありました。

４つくらいのグループに別れ、それぞれの場所で、マオリ族の伝統的な踊りや遊び、マオリの生活スタイルについて教えてもらいます。

こちらは、マオリの戦闘の踊りである「ハカ」を教えてもらっています。やりたい人による希望制で、４名が参加してます。

振り付けがユニークですが、特に最後の舌を出して目をぎょっとさせる顔を体験者がしているところは皆ウケてました。

こちらは、紐のついたお手玉の様なものをリズミカルに振り回す踊り（遊び？）を教えてもらいました。

体験者は一生懸命しているのですが、意外と難しい様です。

こちらは、４名で棒を受け渡しするゲーム。
棒を落としてしまうと、どうやら負けの様です。

左の女性が一番になったようです。

竹の様なものを削って紐状にし、かごを編んでいます。

マオリの文化について語ってます。

体験が一通り終わると、マオリ族の調理法について見学します。穴を掘って、穴の中で食べ物を蒸します。

掘り返して食べ物を取り出します。

煙からは独特な臭いがしました。

穴の中から蒸した食べ物を取り出します。

蒸された鳥肉とジャガイモ
これらは後で食事の場で出されました。

建物内に移動して、マオリの伝統舞踊を見学します。

マオリの踊りは「ハカ」など戦闘にまつわるものが多いようです。槍などの武器を持って踊ってました。

参加した観光客が踊りを見ている間に食事が用意されてました。

食事はビュッフェスタイルで、先程蒸されていた鶏肉やジャガイモも出されています。

欧米系の観光客が中心です。

帰りのバスでは、結構盛り上がっていて、それぞれの国の歌を順番に歌ってました。僕は歌いませんでしたが・・・。こういう場って、皆の知ってる曲じゃないと、しらけてしまうので難しいですよね。

日本の曲で世界中の人が知ってる曲って何ですかね。


スタッフの方も陽気な人で、皆と一緒に歌ってたり、バスでロータリーを５〜６周回ったりと皆を笑わせてくれました。

帰りは各ホテルに寄った後、最後はオフィスで終点。21:00頃にはモーテルに着いてました。

翌日はタウポ湖経由でオークランドまで戻ります。