2012/04/30 - 2012/04/30
185位(同エリア648件中)
迷子さん
アンガスが、
“スコットランド誕生の地”
ってのは、迷子が勝手に呼んでるんじゃなくて
アンガス州のキャッチフレーズなんすね。
その由来を訊ねて?
序に石も探しての1日となりますた~。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
滞在中は毎日チェックすてた、
BBCスコットランドのお天気コーナー。
夜半の雨が朝には通り過ぎる予報だったのに・・・
今朝も小雨が残ってますだ。
(このTVのお天気予報に、何とっ!
迷子達が去った5日後にチャールズ皇太子&夫人が
ゲストでお天気おじさん&おばさんをしたそうな・・・) -
と、お天気がイマイチなんで
フォーファーの町にやって来ますただ。
本日は屋内の博物館から
スタートしやす〜。 -
フォーファーにある、小さな
メファン博物館兼アートギャラリー。
月〜土 10:00〜17:00
嬉しい事に入館無料なのだ♪
チョッピリ昔の町並み再現とか、 -
中世の頃には
この辺りでも起こった魔女裁判とかの
展示もありますた。 -
発掘された、古代の木船やら・・・
-
でもでも、ここの
博物館のお宝は
何と言っても、数々の
ピクテッシュ・ストーン(ピクト石)の
コレクション!
近場で発見された石達が
常設展示されてるっす。 -
イチオシ
そんで、目玉は
このダンニチン・ストーン!
1805年に発掘されたそうで、
見事に
ピクトのシンボル
獣、Z模様の○2つ、鏡&櫛
が掘られてるのが分かりますだョ。 -
場面は変わって・・・・
一般のお家のお庭に鎮座する、
ピッツキャンデイルの
スタンディング・ストーン2基。
普通のお家なんで、看板とかは無いしね
最初は行き過ぎて・・・やっと見付けて
お邪魔させて貰ったっすョ。 -
この日の目的地まで、
石を求めてお立ち寄り
この時期はどこも
菜の花満開でありますただ。 -
そんで、藪の中に見えるは
ウェスタートンのスタンディング・ストーンっす。 -
又も田舎道をヨタヨタと寄り道で、
キネルの集落の
教会廃墟・・・もう屋根も落ちちゃってて
鳩の巣と化してますただ。
ここでピクト石を探すも、見付けられず・・・
内部は危ない(天井からの落下物)んで
大人しく外観のみで済ませちゃったっす。 -
田舎道に掛かる
石の橋、どこも凄く狭くて
(馬車時代の代物かね?)
橋の前では交互通行なんすね。 -
とうとう、本日の目的地
アンガス東海岸の古い港町
アブロースに到着すますた。
ここでは、由緒正しき
アブローズ僧院跡を見学するであります。 -
僧院跡はヘリテイジ・オブ・スコットランド管理で
ショップや簡単な歴史が学べるコーナーもありますた。
4月1日〜9月30日 毎日9:30〜17:30
10月1日〜3月31日 毎日9:30〜16:30
有料 -
実は、今は廃墟のアブロース僧院ではありますが
ここはスコットランドの歴史の重要な場所なんすョ!
僧院の始まりは12世紀の後半に
土地の権力者だったキング・ウィリアム・獅子王
(イングランドの獅子心王とは全くの別人)
が僧侶達に建立させた僧院だそうであります。 -
そのキング・ウィリアム獅子王の
お墓が今もこの僧院内に御座います。 -
往時は
壮麗だったことでありましょー。
僧院生活は自給自足が基本なんで、
敷地内には菜園もあったりで
規模も大きかったみたいっすョ。 -
イチオシ
スコットランド誕生の地、アブロース・アビー。
今は昔、イングランドはエドワード1世の時代から
スコットランドに干渉、小競り合いが続いていますたが
1314年、ロバート・ザ・ブルース率いる
軍隊がバノックバーンでついにイングランドを撃退、
1320年、ここアブロースの僧侶が
ローマ法王にイングランドからの完全なる独立宣言文書を
提出、ブルース王もこの宣言書に署名すて
スコットランドの独立を宣言、認証されたので御座います。 -
独立宣言書は当時の公用語?ラテン語で
書かれてたそうっすが、そこには
イングランドの富も名声も
我々は欲しない、求めるものは自由のみ。
とかみたいな文章なんだって。
「フリーダム」
スコットランドの歴史を思えば、重くて大切な
言葉なんすね・・・。 -
このような訳で
アンガスはスコットランド誕生の地なんだそうですだ。
まぁ、後年18世紀にはとうとう
イングランドと併合されて
ユナイテッドな王国となる訳ではありますだが・・・。
歴史をチョッピリでも知ると、
廃墟見学も・・・興味が湧くかなぁ。 -
僧院見学後は・・・
何時ものように街中で迷い〜(~_~;)
イギリスに来る度に、
今度こそはカーナビを!と思いつつ・・・
結局道路地図頼りになるざんす〜。
地方都市も一方通行や進入禁止が多いもんね、
言い訳しながら走るであります。 -
僧院以外は・・・
今も昔もここは港町。
多分、中年以降のイギリス人なら
アブロースって聞くと、
魚の燻製“アブロース・スモーキー”
って連想されるかも?!
(スコテッッシュのコメディアンが
ギャグでこの名を知らしめた・・・らしいっす) -
なんで、港の近くには
燻製屋さんが何軒も御座います。
通りも何だか燻した煙と匂いが
漂ってるのでありますた。 -
迷子達もここで
彼の有名な?アブロース・スモーキーお買い上げ!
お土産に保冷材も貰えるし、
真空パック包装もしてくれますだ。
要はスケトウダラ
(明太子、タラコの親魚っす)
の燻製・半生タイプでありますだ。
この日の晩御飯用に同じく
軽く燻煙された鮭の切り身もゲット〜♪ -
買い物序に、帰り道の国道までの
道順も教えてもらって、
順調に走りますだが・・・・・
この日
最後の石物件へ最後の寄り道、田舎道でやんす。 -
辿り着いたのは、
アバーレムノ村の教会っす。 -
イチオシ
この小さな教会境内には、
7世紀から8世紀に掛けて
作られた素晴らしいピクトの
十字架があるんすね〜。 -
裏側は
7世紀の
ピクト族と
ノーサンブリアの兵士達との
戦闘シーンが掘られてますだ。 -
アバーレムノには他にも
道端に大きなピクト石が
3基御座います。
こうすて、駐車場が用意されてるのは
まことにありがたい〜。 -
道端に並ぶ、アバーレムノの
ピクト石達。
****************
ピクトとは??
(メチャクチャ端折って解説すよー?!その1)
元々は英国にローマ兵が遣って来た時代に、
ブリテン島北部で激しく抵抗した土着の民族なんすね、
身体を彩色(刺青かな?)した戦士を見た、
ローマ兵がピクト(彩色した人達)と呼んだのが始まりらしいっす。 -
その人達の時代に掘られて彼方此方に
建立されたのが今も残るピクテッシュ・ストーン。
何の為に?は詳しくは
ピクトの人達は文字を使用してなかったので
ハッキリとは分かってないようっすが、
正に、世界中の何処を探しても
ここだけにしかないオリジナルな
スコットランド初期文化の逸品で御座います〜。 -
イチオシ
古のスコットランドの宝とは言え、
野晒しで現在に至る石も多いんすが・・・。
この石なんぞは、よくピクト関連の
書籍の表紙を飾るくらいに象徴的なピクト柄っす。
このまま最初から在った場所にいて欲しいのと、
これ以上の風化を避ける為に何か手立てをと、
う〜ん、保存と管理は大変なんすね。 -
と、
この日も大いに満足〜♪すて
峠を越えてお宿に戻るでやんすョ。
晩御飯に頂いた、
燻製鮭がおいしゅう御座いますた。
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この旅行記へのコメント (1)
-
- ちょめたんさん 2012/06/07 21:00:52
- やっぱり!
- 迷子ちゃんところの石は象形文字みたいな柄が一杯で一味違うだすね見ごたえが有るのだすね
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