香港の味　スイーツ・ドリンク編

2024/02/23 - 2024/02/26

写真が多い旅行記について、スイーツ・ドリンク編を別冊にしています。
本編「香港の味」はこちら
http://4travel.jp/traveler/telescopio/album/10021215/

香港は、食事もスイーツも、味・バリエーションの豊かさ、ともに最高。
特にスイーツは、ジャンクなものってあるんだろうか？
医食同源という発想は素晴らしい。

表紙はマンダリン・オリエンタルホテルのアフタヌーン・ティー。
アフタヌーン・ティー２人分＋お茶を二つ取って、４人でシェア。各自一人前のアフタヌーン・ティーを取ってしまうと、夕食が満喫できなくなります（笑）。

エリア 香港(香港)

ワゴンの飲茶「翠園大酒楼」＠尖沙咀
０１年１１月

まずは、私的に香港を代表するデザート、マンゴープリン。
店に寄って雰囲気がけっこう違うが、これはかなり庶民的なもの。
高級店でも、果肉ゴロゴロ系と、滑らかピューレ系があり、ホイップクリームが乗っていたり、コンデンスミルクがかかっていたり、いろいろ。
共通して言えるのは、ちゃんとマンゴーとプリンの両方の味がすること。
日本ではときどき「マンゴーゼリー」といった方が近いものがあり、それなりに美味しかったりするけど、それはやはり「マンゴープリン」ではあるまい。
本物を食べに、ぜひ香港へ行こう。

専門店＠佐敦
０２年１１月

亀ゼリー。
美容にいいというが、他にいくらでもいいものはあるだろう。なぜ、亀。
まずいというのではないが、たいそう苦い。
食べ終わった後、体が熱くなるのでびっくりした。
別にいきなり肌がツルぴか．．．ということもないので、香港では素直にマンゴープリンを食べた方がいいのでは。

人気甘味店「満記甜品」＠中環
０６年１１月

メニューを見ると、どれもこれも美味しそうで一生決められないのでは、と迷うお店。
ようやく選んだ「楊枝甘露」。
ザボン入りマンゴー・ココナツミルク＆タピオカ。
なんだかよく判らないが（笑）甘さ、酸味、コク、爽やかさのバランスが神業レベルで、めちゃくちゃ美味しい！！！
足が棒だったけど、ビクトリアハーバーなんか、軽く飛び越えられそうな気持ちに。

有名だけど大衆的な「義順ミルクカンパニー」＠佐敦
０６年１１月

あずきミルクプリンのホット。
一口食べると、はにゃ〜．．．と顔の筋肉が脱力してしまう、懐かしい味。
プルプルのミルクプリンは、人をコドモに返す。
ただしけっこう量があるので、牛乳が苦手な人だと、ホットを全部食べるのはキツイかも。好きでも微妙に飽きるかな〜（笑）。冷たい方なら大丈夫と思う。
これでＨＫ＄２２なのだが、この店のモーニングセットは、ハム＆マカロニ、目玉焼き（卵２個）、バタートースト、コーヒー又は紅茶、というすごいセットでＨＫ＄２１。
朝食のセットは、どこもそんな豪快な内容。

人気デザートチェーン「許留山」＠佐敦
０６年１１月

名前は忘れたけど、パパイヤと白キクラゲの冷たく甘いスープ。
シンプルな甘さで、疲れの取れる爽やかな味。
香港の食べ物は、”体に良いこと”を追求しようと思えば、デザートの果てまで、簡単に追求できるのが素晴らしい。

普通のパン屋＠佐敦
０６年１１月

昔ながらの香港スイーツ、エッグタルト。
そこらのパン屋に売ってるのを買って、ホテルの部屋に持ち帰って食べた。
元をたどればポルトガルのパスティス・ディ・ナタで、それがマカオでカスタード・タルトになり、香港にきてエッグタルトになったらしいが、香港には、この茶碗蒸しの仲間みたいな（？）ちょっとチープな卵味が気分。
断じてここでカスタードじゃいけません。

「許留山」＠銅羅湾
０９年９月

マンゴー系デザートもやっぱり食べなきゃね。何せ暑いし。
左はお友達の、マンゴープリンのマンゴーアイス載せ。右は私ので、さらにココナツミルクとザボンの実が載っている。至福。

ちなみに奥に見える茶色いのは、相席していた香港人が食べていた臓物系カレーみたいなもの。なんでこれがデザート屋で出るのかよく判らないんだけど、けっこう食べてる人いるんだよね。

ローカルな食堂＠尖沙咀
０９年９月

こちらはレモン水。
スライスレモンの数に注目。香港ではアイスティーとかコーラとかにレモンを入れる場合、３枚がスタンダードで、少ないとケチ臭い店、と思われるそうだ。
これをスプーンでガシガシ押し潰してから飲むのだが、知らないと最初はびっくりする。

「許留山」＠尖沙咀
０９年９月

ノドが乾いてまたマンゴー。
下の方の黒いのは、あんこではなくて黒米。
プチプチした歯ごたえがなかなか良かった。
上の白いのはココナツミルク。
マンゴーは香港で採れるわけではなく、台湾あたりから輸入しているらしいけど、いいなぁ、マンゴーが身近で。

ローカルなスイーツ屋＠尖沙咀
０９年９月

まだまだマンゴーも行きたかったけど、ここは大人の女として、アンチエイジング効果の期待できるクルミ粥を（笑）。
英語がまったく通じず、筆談になったけど、ク、クルミってどう書くんだっけ．．．？香港に行く前に漢字は勉強しなおしましょう（ちなみに”胡桃”）。
私は冷たいのを頼んだけど、温かくもできる。
とろとろとした優しい舌触りと味で、食い荒らしの過酷な労働に耐えた胃が泣いて喜ぶ。

街角のスタンド＠銅鑼灣
１３年１１月

街角スナック。
外はサク・カリ、中はふんわり、というかほとんど空気（笑）。
おやきの皮からもちもち感を除いたような味わい。
こういう小麦粉を練って焼いた系のお菓子に非常に弱い、炭水化物でてきている私。
素朴でとても美味しい。

同上

売ってるのはこんな感じのお店。
半島サイドではあまりみかけないかも。
ワッフルの方は、何かはさんだりできるみたいだけど、そのまま食べたら、多分丸い方と同じ味と思う。焼く前のタネが一緒だから（笑）。

「許留山」＠銅羅湾
１３年１１月

あれ、同じものが上の方にあるけど？と思うかもしれませんが、こちらの最下層の黒いものは、亀ゼリー。
許留山のはそもそもさほど苦くないし、マンゴージュースとココナツミルクの甘さでまったく問題なし。

庶民的なマカオレストラン「澳門茶餐廳」＠尖沙咀

ちょっと小腹がすいたのでおやつタイム。
エッグタルトにしようかと思ったけど、もう少し食べ応えがほしくてこちらを。
マカオパン（？）にカヤ・ペースト（ココナツのジャム）を塗ってトーストし、バターを乗せたもの。
バターが若干「マーガリンじゃ？」疑惑ありだったけど（笑）ココナツの風味が良くて美味しい。
パンは軽くてふわふわ。
チャーシュー等を挟んだマカオバーガー（だったかな）のパンもこれ。

同上

アイスクレソンレモンティー。
クレソンの香ばしいほろ苦さとレモンの酸味を、控えめな甘さでまとめた感じ。
マカオにあるのかは知らないけど、すっきりした美味しさで、かなりオススメ。

チェーンの香港スイーツ屋＠上環
24年2月

２月でけっこう涼しいのだけど、香港らしい冷たいスイーツは食べておきたい。
マンゴーとグラスゼリーの下に、なんと表現して良いか判らないけど、凍らせた練乳をかいたようなものが入っていて、もうもうもう、号泣ものの美味しさだった。
香港ドルがほぼ20円というレートと物価高で、これで900円近いのがかつての香港を知っていると倒れそうなんだけど、じゃあ日本で900円で涙ぐむほどのハピネスをもたらしてくれるデザートがあるかといえば。

コンビニスイーツ
24年2月

香港で一般的なスイーツ、豆花のパックがあったので買ってみた。
（写真がボケててすみません）
シロップなどはないけど、ショウガ入りを選んだこともあり、思ったより美味しかった。こういうのが普通に買えるってうらやましい。

ローカルなパン屋＠西営盤
24年2月

地元で人気らしい庶民的なパン屋でマンゴープリンを買って、ホテルの部屋で食べてみた。
普通に美味しい。果肉ゴロゴロ。
エッグタルトも買い、そちらも美味しかった。

香港のパン屋は、ＰＡＵＬ的なオサレなベーカリーと、独自の発展を見せたローカルなパン屋に二極分化している感じで、パンの他に香港スイーツも買えるのは後者の方。