1991/02/27 - 1991/03/03
40位(同エリア218件中)
がおちんさん
トルファンから新疆ウイグル自治区の首府ウルムチへ。
大通りから少し入った、ウイグル人街を歩いてみました。
かなり寒かったですが、人なつっこいウイグル族の人々はとても魅力的でした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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1991年2月27日(水)
朝、トルファンからバスでウルムチへ向う。 -
トルファンと比べると、やはり都会の人はスマートに見えるのだ。
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街角にはナン屋やシシカバ屋が並ぶ。
-
ちょっと恐ろしげな歯医者。
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はにかむウイグル族の別嬪さん。
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ウルムチは寒い。
博物館などの屋内にも暖房は無かった。
ミイラなどを見学する。入場料は1元。 -
市バスに乗り、手すりにつかまったら、寒さで手が張りついてしまった。
この日は氷点下17度と冷え込んだ。 -
ウルムチの市バスの切符。
初乗りは5分と安い。
バスの値段をチェックすると、その地域の大まかな物価が見えてくる。 -
観光地よりも、その土地に住む人の暮らしぶりを眺めるのが好きだ。
知らない街角でバスを下り、歩いてみるのが一番楽しい。 -
ウイグル族による、ウイグル族のための食堂。
-
シンプルな鶏のスープとゆで卵。
油分が多いので、体が温まった。 -
こちらはオジー・オズボーン似の兄さんが焼くシシカバ屋。
1本が長いので食べ応えがある。
美味かったー。 -
さらに奥へと歩く。
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「写真撮って」と寄って来た女の子。
シャッターを切ると、笑いながら走り去ってしまった。 -
この日、行き倒れになっている路上生活者がいた。時おり鼻からかすかな湯気が見えたが、正に死なんとするところだった。
通りがかった男性が大きな声でカンパを募ると、道を歩くウイグル族の人たちは一斉に金を渡していた。葬式代にするのかもしれない。
漢族の街だったら、おそらく無視されていただろう。ウイグル族の文化の高さと篤い人情を垣間見た気がした。 -
またまた、前から美女が。
ウイグル族の人は目が合うと笑顔になるので、男女とも魅力的に見えるのだ。 -
街角のナン屋さん。
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私がカメラを向けると、「ちょっと待って」とパンをきれいに並べ始めた。
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寒さの中で元気に遊んでいた子供。
「撮って、撮って」とせがまれた。
とても嬉しそうだった。 -
私たちの泊まった博格達賓館。
服務員のお姉さんもとてもフレンドリー。
ウイグル族のファンになりました。 -
完全防寒仕様にて夕食に出かける。
ウルムチ、寒すぎ。 -
今夜もまたシシカバ屋へ。
「ヤフシミシズ、また来たなヤポンルク」。 -
慣れた手つきでジュージュー焼いてくれる。
これが一番美味しかったな。 -
1991年3月3日(日)
本来はカシュガル方面へと向うつもりだったのだが、あまりの寒さで体調を崩したため、気温の暖かい四川省に行くことにした。
成都まで列車で3泊4日の移動だ。ウイグルワールドから漢族ワールドに戻ると思うと、少々気が重い。 -
中国で寝台車に乗るときは、乗車券と硬臥票のほかに、硬臥乗車証という席番の書かれた赤い紙を貼ってもらわなくてはならなかった。
まとめて発券すりゃいいのに、アホなシステムだから乗客も切符売りも面倒くさい思いをする。
おまけに糊で手がベトベトになってしまった。
俗化にビックリした峨眉山と成都・都江堰〜四川の旅1991に続く
http://4travel.jp/travelogue/10666354
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この旅行記へのコメント (2)
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- captainfutureさん 2012/05/03 12:14:22
- いよいよウイグル編!
- 以前、ウイグルにも行かれたとあったのでいつか出るかなあと思っておりました。
楽しみにしておりました。
やはり20年前、ウルムチにもこんな街角があったんですね〜。
いい感じの写真ばかりで、見入ってしまいます。
人々の表情も今よりずっといい感じです。
蒸気機関車に切り替わって入るというところも、まだまだ奥地だった頃の色合いが濃かった時代だったんですね。
>美味しいけど、連日食べたら体が羊臭くなってしまった。
はは、僕も同じでした。(笑)
>ウイグル族による、ウイグル族のための食堂。
こんな風情ある食堂を見ると僕もたまらなく入りたくなります。
最近ウイグルにご無沙汰だったこともあり、いい表情の写真に触発されてウイグル行きたい病がまた起こりそうです。(笑)
- がおちんさん からの返信 2012/05/03 15:26:59
- RE: いよいよウイグル編!
- captainfutureさん、こんにちは。
ウイグルの旅、もう少し写真があったと思うのですが、管理が悪く紛失してしまいました。ネット社会で日の目を見るなんて思ってもいなかった時代ですので、間違って捨ててしまった写真もけっこうあるんです。モッタイナイ。
> やはり20年前、ウルムチにもこんな街角があったんですね〜。
> いい感じの写真ばかりで、見入ってしまいます。
> 人々の表情も今よりずっといい感じです。
その気になって探せば、魅力的な横丁がたくさんあったと思います。ウイグルの人々の笑顔は素晴しかったです。たまに、えげつない悪党もいましたが(笑)、友好的な人が多かったです。また、街角で流れているウイグル歌謡曲がエキゾチックな雰囲気を濃くしていました。
> こんな風情ある食堂を見ると僕もたまらなく入りたくなります。
たらればの話ですが、1989年に初めて中国に行った際、もし雲南にいかずに新疆に行っていたら、間違いなくウイグルの魅力にとりつかれていたと思います。あの頃のカシュガルやホータンの街角を歩けなかったのが残念です。captainfutureさんが歩かれたカシュガルの旧市街や近郊の村の旅行記を拝見し、その思いを強くしました。時は戻らないですね。
がおちん
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