エアアジア周遊の旅⑤カンボジア

2012/03/27 - 2012/03/31

前旅行記の続きで、ベトナムから陸路でカンボジアに入り、プノンペンとシェムリアップにそれぞれ滞在後、再び陸路でタイへ抜ける。シェムリアップでは、世界的に有名なアンコールワット遺跡を２日間にわたって見学。

４０００リエル＝８０円＝＄1

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス 自転車 タクシー 徒歩
• 航空会社: エアアジアX
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスは、日本製の中古バス（元福島交通）で左ハンドルに改造されていた。
カンボジアに入国してすぐのバベットという街で夕ご飯休憩をとる。そこから何もない草原の道を飛ばして、途中バナムという街でバスごとフェリーでメコン川を渡り、約３時間ほどでカンボジアの首都プノンペンに入った頃には夜だった。

町はずれのバスターミナルに着いた途端、タクシーの勧誘が始まり３ドルまで値切って、予約していなかったがゴールディブティックＧＨ（１泊２０ドル）へ連れて行ってもらう。プノンペンも治安が悪いのはひと昔前までで、今は多くの外国人が夜中まで外を歩いていた。

翌朝から歩いて市内を観光。
まずは宿の近くにあった独立記念塔から。

暑いのか公園内を歩いている人は誰もいなかった。
あと乾期の砂嵐？なのか、外は黄色く霞んでる感じ。

王宮に到着して入場料25000リエル払う。
どこかタイ風の寺院のような建物が多い。

王室行事が執り行われる即位殿。

王宮の隣のシルバーパゴダ（寺院）の中には、宝石と金で造られた仏像が安置されていた。（写真撮影禁止）

敷地内には、複数の白いストゥーパ（塔）が建っていた。

周囲の回廊には壁画が描かれていた。

王宮からバイクタクシーでトゥールスレン博物館へ。
ポルポト政権下の粛清で捕えられた約２万人のカンボジア人が拷問を受けた元高校の校舎を利用した刑務所。入場料２ドル。
当時の残虐行為を伝えるための写真や拷問器具が展示してあり、とても痛々しい。カンボジアの負の遺産ともいえる施設で、見学した後は、かなり気分が落ち込んだ。

昼食後、昨夜のタクシードライバーが宿に迎えに来てくれた。
値切る代わりにバスターミナルまで往復で利用するように約束していたから。昨夜のバスターミナルから次の目的地のシェムリアップ行きのバス（＄11）に乗る。

バスは前回利用時と同様に水と軽食のサービスあり。
途中、コンポントムで夕食休憩をとって、約６時間かかってシェムリアップへ。

結局バスは、町はずれのバスターミナルに着いて、そこからクーポンタクシー（別途＄３）でホテルへ着いたころには２１時を過ぎていた。
ホテルは、２,３件回って、新しくて綺麗そうだったシャドウオブアンコール?というゲストハウスで３泊で計６６ドルまで値切ってもらえた。朝食は付いていないけど、屋外プール付き。

翌朝、ホテルのレンタル自転車（１日２ドル）を借りて、郊外のアンコールワットへ観光に出かける。自転車は日本の中古で、ペダルが片方付いてなかった。これだったら、市内のレンタル自転車屋で借りてもよかった。

アンコール遺跡に向かう途中にあった、入場チケット売り場。
ここで顔写真入りの３日券を＄40払って購入。

シェムリアップから自転車をこぐこと約３０分でアンコールワットに到着。自転車を売店に預けて（2000リエル）遺跡に入場。入場ゲート付近でチケットのチェックあり。

遺跡を上空から見ることができる観光用の気球。

遺跡内に描かれている壁画。

遺跡内の仏像の前で拝む人たち。

アンコールワット内はかなり広いので、全部見て歩くのに２時間は必要だった。そしてこの暑さでかなり疲れる。遺跡内に売店らしきものはなかったので、飲み物を事前に遺跡前の売店で購入して持参して行くべきだった。

アンコールトムの入り口にある南大門。
アンコールワットから自転車で１０分ほど。

さらに自転車で進んでバイヨンに到着。

バイヨン内の巨大な顔。

像のテラスに到着して、かなりの暑さと喉の渇きのため、前の売店で休憩。

王宮内のピミアナカス遺跡へ。

その隣にあるバプーオン。
まるでピラミッドや神殿のような巨大な遺跡。

かなり疲れていたが気合いで上まで登る。
高所恐怖症の人にはきついかも。

北クリアン

アンコールトム内の林道を真っすぐ自転車で突き進む。

夕方頃に道路に猿の大群が現れ、観光客から餌をねだる

チャウ・サイ・テボーダ

トマノン

修復中だったタ・ケウ

タ・プローム

タ・プローム内の巨木。
遺跡の長い時の流れを感じる。

バンテアイ・クディ

スラ・スランの池で泳いでいる人を発見。

プラサット・クラヴァン

丘を登ってプノン・バケンから夕陽を観賞するつもりだったが、観光客が多すぎて入場制限があって上に登れず。

その他の遺跡は郊外に広範囲に散在しているので、暑さの中、ぼろいレンタル自転車で行ける場所は限られてくる。例えタクシーを一日チャーターしても全部の遺跡を見るのは不可能。
結局この二日間で、自転車で２０キロぐらいは走って、アンコールワットとアンコールトムの主要な遺跡はゆっくり見学できたので満足としておこう。後で疲れたのは、言うまでもない。

夕食はシェムリアップ市内のオールドマーケットの北側にある食堂で済ます。

いろいろな料理が安くて、カンボジアカレーが２ドルだった。
他にミキサーで砕いた１ドルのフルーツジュースが美味かった。

キャピトルツアー前から国境の街ポイペト行きのバス（＄3.75）に乗って、シェムリアップを後にする。

約３時間ほどでポイペトに到着後、すぐに出国手続きをして徒歩でタイ国境へ向かう。

タイ国境へ向かう途中に大きなカジノが数軒あったので遊んで行くことに（内部は撮影禁止）。荷物を預けて、いざスロットマシンへ。結果は１００バーツほど負ける・・・。その分、無料軽食コーナーで腹ごしらえ。なお客のほとんどは隣国のタイ人で、使用通貨はタイバーツとなっていた。米ドルからタイバーツへの両替は可能だったが、日本円は交換できなかった。