2012/05/03 - 2012/05/03
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norisaさん
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戦国時代に小田原城を拠点とし、5代にわたってその栄華を極めた戦国大名・後北条氏を讃えたお祭りが北條五代祭りです。
今まで一度もちゃんと見学したことがありません。
この連休、しっかり見てみたいものだと計画していました。
しかし、当日の五月三日はあいにくの大雨です。
たぶん中止だなとと思っていると朝の天気予報では昼過ぎから雨が止むとのこと。
中止かもしれないけれど行ってみましょう、ということで夫婦で小田原城へと向かいます。
もちろん車では大渋滞になりそうなので愛車には留守番をお願いしました。
小田原駅からお堀端通り方面に歩くと混雑が始まります。
やっぱり決行するんだ!
早速人垣からパレードを待ちました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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最初に現れたのはおみこしです。
幾つかの神社の祭礼日でもあるようです。 -
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しかし、若い衆ばかりではないのですが、威勢のいいこと!
お祭りはこうでなくては! -
そして、巫女さんの一隊が続きます。
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とても荒々しく神輿を揺さぶります。
これって神様に失礼な気がしますが、習わしというものですね。
男たちの叫び声があたりに響き渡ります。 -
ここからはカラフルな一隊が!
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なんともカワイイ子供たち。
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だんだん平均年齢が下がっていくような感じです。
しかし、北條五代祭りって武将のお祭りでは?
やたらとカラフルな子供達ですから文句はありませんがーーー。 -
しかし、子供たちはあちこち見ています。
ご両親や友達、もしくは気になる男の子を探している??(笑) -
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ここからは自衛隊が登場です。
オールスターですね。
北條家のご登場はまだまだです。 -
近くにいた観光客が叫びました。
「震災ではお疲れ様!!}
同時に多くの方々が拍手を始めました。
震災は受難された方も自衛隊も大変でした。
でも自衛隊の株が上がったことも確かなようですーーー。
紛争、戦争、そして災害救助の全てで自衛隊がヒマを持て余すのが理想ですが、現実は日本だけでなく世界中で大忙しになっていますーーー。 -
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武者行列の前にカワイイ忍者さん達の登場です。
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いよいよ先鋒が現れます。
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あんまりメガネをかけて登場してほしくはないんですが。
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ほら貝が響きます。
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初代の北條早雲役が登場します。
タレントの阿藤快さんです。
いつも旅番組や食べ歩き番組でしか見たことがありません。 -
そこらじゅうに愛想をふりまきます。
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オバチャンが握手を求めます。
おそるべきオバタリアンパワー。
彼も快く応じます。 -
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行列はまだまだ続きます。
全部で1800人が参加しているそうです。 -
中には外人さんの女性も!(中央やや左の女性です)
大きな声でときの声を上げています。
武将のコスプレがお気に入り?! -
空には不思議なオブジェ?が浮かびます。
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行列が終わったのでひと月前にお花見に訪れた小田原城を再訪します。あの時と違い曇天です。もちろん桜は終わっています。
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多くの出店があります。
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新緑が目に痛いくらいです。
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お堀のほとりに藤棚がありました。
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ものすごい貫録のある幹です。
樹齢が知りたくなりました。
調べてみると樹齢は約180年です。
大正天皇が皇太子の時にご覧になり、感嘆されたとのことです。
最近樹勢が弱っているようです。
樹木も動物と同じように「テロメア」によって寿命が決まっているのでしょうか?
しかし神代桜をはじめ樹齢1000年以上の桜、あるいは数千年以上の杉などとんでもない寿命の植物は多数存在します。
そのうち神代人なども遺伝子操作で実現するのでしょうか?!
おお怖いこと(笑) -
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白いサツキと紫の藤、それは高貴な色の取り合わせでもあります。
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お城に向かいます。
この古木も樹齢何百年でしょうか。 -
道には晩秋の忘れ物の枯葉。
そして春の新緑が。
時の移ろいは思うより早くーーーー。 -
小田原城が見えてきました。
北條早雲は伊勢新九郎であったというのが通説です。
この方戦国時代の幕開けを告げた英雄ということになっています。
しかし、それなりの家柄で都との連絡も密にあったというのが最近の解釈です。
彼は治めた地域の住民からの支持が非常に高かったようです。
その理由の最大のものは減税です。
自らは徹底的に倹約しつつも民衆からの税は最小限に絞ったそうです。
そして早雲以来、直轄領では日本史上最も低いと言われる四公六民の税制をひき、中間搾取を排し、また飢饉の際には減税を施すといった公正な政策で民衆の暮らしは豊かになりました。
これを知った隣地から逃げ込んでくる民も多かったそうです。
それにひきかえ、タヌキしか通らない道に莫大な税金を使ったあげく増税するお国の為政者とは多少違うかもしれませんーーー。
北條氏の勢力範囲は、伊豆・相模・武蔵・下総・上総北半・上野に及び、また下野や駿河・甲斐・常陸の一部も領有し、最盛期は240万石にも達する巨大勢力だったようです。 -
この小田原は「小田原評定」でも有名です。
つまり5代目の時期に全国制覇を目指す豊臣秀吉が押し寄せ、その対応を巡って会議が続きなかなか結論が出なかったことを揶揄したものです。
しかし、それでは彼らがかわいそうです。彼らは自分の身もありますが、家族や部下、あるいは住民の生命、経済、誇り、その他もろもろを背負って議論を重ねたわけです。
そのために命を賭して議論を尽くしたわけです。
生活に困るわけでもなく、もちろん命を賭けるわけでもないのに無駄な議論を重ねる現代の政治家を見れば北條氏の議論は大変な重みがあったわけですね! -
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歴史の重みを誇るわけでもなく小田原城は静かにたたずんでいます。
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隊列が帰ってきました。
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お疲れ様でした!
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帰途につくため小田原城に戻ります。
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小田原駅は数年前の改築ですっかりモダンになりました。
しかし、城下町の雰囲気はそこそこにあります。
大きな小田原提灯が下がっています。 -
小田原駅はJRや小田急、あるいは新幹線に乗る方で混雑していました。
奇跡的に雨が上がったお祭りは天の祝福があったようです。
当日午前の豪雨の中、この五代祭りに来られた方々の心には何が残ったことでしょう。
歴史を振り返ることは明日への指針です。
過去を無駄にしないこと、それこそが人類の特技の?ひとつです。一方できれいさっぱり忘れ去ってしまうことも人の常です。
ではnorisa夫婦はーーー?
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この旅行記へのコメント (4)
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- pedaruさん 2012/05/06 07:22:11
- 眼鏡
- norisaさん お早うございます。
そうそう、時代行列などで、馬に乗った武将などが、黒縁の眼鏡などかけていると、どうも違和感がありますね。 大久保 彦左衛門以外はね・・・・
pedaru
- norisaさん からの返信 2012/05/06 08:39:48
- RE: 眼鏡
- pedaruさん、
お久しぶりです!
(でもないですか?)
ご訪問ご投票ありがとうございます。
メガネはねー??
でも1800人の行列(時々空砲を打ちます)はなかなかでした。
norisa
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- わんぱく大将さん 2012/05/05 23:35:10
- 過去があるから今があるわけで
- norisaさん
表紙のお写真にこの人、日本人ではないな、と、よその国の方をみましたが、やはりそうでしたか。
日本のタレントさん、俳優さん、私は全くわからず、握手をしておいて、あの人誰? とかあったりして。
歴史は繰り返すと言いますが、たまに私は、時代のカベを超えて、タイムスリップしてしまうことがあり、その時代には、その時代の事情があるようで。 でも、言えるのは過去があるので今があるというか。
大将
- norisaさん からの返信 2012/05/06 07:04:38
- RE: 過去があるから今があるわけで
- 大将さん、
早速のご訪問ありがとうございました。
まー歴史は繰り返すのですが、学習効果がない場合が多くって(笑)
そういう意味では学校の歴史は年代を覚えさせるのよりも、歴史上の背景や教訓、一般則などを教えることに重点をおいたらいいのでは?
もち論歴史は解釈の相違がある場合が多いのですが、ヒトラー時代のドイツなどは余り異論はないでしょうしね。
大将さんの最新作、相変わらず色彩豊か、特に彩度が高いですね。原色混合では出せない色ばかりですーーー。
次回作も期待です!
norisa
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