エジプト街歩き（観光地へは行かない）

2011/11/19 - 2011/11/27

観光地へは行かない！

エジプトへは何回位、行ったのだろうか？
おそらく９回は行ったのかなと思う。

最初は、有名な観光地へは行ったけど、私は天の邪鬼なので
人が行かないであろう場所に行きたがる。
それも安い公共交通を使い、庶民が暮らす日常を求めて。

今回は偶然、カイロ市内でデモ（暴動？）に遭遇した事もあり、旅行記を
書いてみることにしました。

【写真は過去に行ったギザにて】

エリア カイロ(エジプト)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 1.0
• ショッピング: 1.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: エティハド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

★☆★☆【必ずお読み下さい】★☆★☆

　各コメントは、私の主観で書いているので、間違いや、誇張した表現、及

び不愉快に思われる部分もあるかと思います。又、文章は読み直しはしてお

りません。

その点はご了承ください。

「こんな旅もあるんだな〜？」と、思ってご覧頂ければ幸です。

【写真は過去に行ったギザにて】

【写真は過去に撮影】

旅のスケジュールは余裕を持って。

今回はエティハド航空で行くことにした。成田空港発が２１：００過ぎなの

で１９：００頃に空港に着けば良いのだけど、私は時間的余裕を取る方なの

で、３時間以上前に到着する成田エクスプレスの席を確保した。出発当日の

天候は嵐！早めに品川駅まで行ったが服はびしょ濡れ・・・運が悪いことに

千葉方面の列車が部分運休だ。

結果して予定の成田エクスプレスは動いたのだけど、一時間近く到着が遅れ

た。やっぱり海外旅行へ行く場合、時間に余裕を持つべきだ！

（空港で３時間待つ気持ちが大切ですね）

列車が遅れたので空港内ではゆっくり出来なかった。

空港内で外貨（米ドル）を少額両替、現地で飲む酒をローソンで購入、飛行

機に預けるカバンの中に酒をしまい、チェックインをする。

（荷物はカイロまでスルー）

エティハド航空は事前にＰＣから座席指定が出来るので、後方の窓側の席を

確保しておいた。（実際には指定できる席は少なかったけど）

第一ターミナルの５Ｆのレストラン街は閉まるのが早い
。
私が行ったときは殆どがクローズだ、しょうがなく、開いていた店の焼きそ

ばを食べた。

出国手続きを終え、搭乗口へと向かう。

空いているのか混んでいるのか分からない状態だったが、搭乗時刻が近づく

とすごい人、人気の航空会社で値段も良心的だからか、ほぼ満席に近かっ

た。

エティハド航空は素晴らしかった。

おそらく私は、海外のフライトを１００フライト位搭乗したと思います。

搭乗した航空会社は、ＪＬ　ＮＨ　ＫＥ　ＭＵ　ＣＸ　ＴＧ　ＳＱ　ＵＬ

ＰＫ　ＭＳ　ＡＺ　ＴＰ　ＢＡ　ＵＡ　ＮＺ　ＮＷ・・・？

その中でダントツに良かったです。

機材が素晴らしい（座席・モニター画面・映画・照明・その他）

機内食が素晴らしい（すげー美味かった）

イスラム圏の航空会社だけどアルコールサービスがある。

乗務員の対応も良い部類（多国籍です。アジア系のＣＡが多いのかな？日本

人ＣＡも居たし）

アブダビ空港の設備等は上ランクの部類。

フライトスケジュールも利用しやすいし便数も多め。

航空料金も良心的。

（だから混むんですね？）

【写真はアブダビ空港にて・・・カイロ行き飛行機】

最初に配られる、飲み物とおつまみ。
ビールをもらいました。

これは私が乗る事は無いであろうビジネスクラス。

座席が大きいだけではなく、個室風（？）になってます。

こういう座席だったら、追加料金を払ってでも乗りたいですね。

これは私が乗るエコノミーの座席。

椅子は狭からず、広からずって感じです。

あくまでもエコノミーです。

でも他社の機材よりかは質は上って感じです。

照明が・・・・・・？

通常の照明の他に、こんなピンク色の照明が点灯します。

何だか幻想的ですね。

照明が・・・・・・？

あらら、今度はブルーの照明。

この色だと、眠れやすいのかな？

でもこれらの色の照明が点灯している時間は短かったような気がします。

すぐれもののモニターです。

映画、その他が、たくさんあります。

タッチパネル式なので指を画面に触れて操作！

（何だか寝てるのが勿体無いです）

過去のモニターも無いエコノミーの機材ばっかり

だった頃と比べると、凄い進化ですね。

一回目の機内食。

成田空港を出発してから２時間後位で食べられたと思います。

和食をチョイスしました。

数種類から選べるみたいです。

でも希望の種類が品切れになってしまう場合もあるようです。

これが実に美味しかった。

事前にエティハド航空の機内食は美味いと言う情報を仕入れていたので、期

待が大きいと案外と美味しくないと感じる場合もありますが、この機内食は

期待通りでした。

食後のコーヒーと超甘いお菓子です。

コーヒーはいろんな種類がありますが、すべてインスタントです。

でもそのインスタントなんだけど、これが実に美味い！！

ゆっくり寝た後の朝食。

二回目の機内食です。

なんと味噌汁があります。

それと鮭のおかゆ。

実際、味噌汁はインスタントなのがちょっと残念かな？

（あとお湯の温度が低いのか、ぬるいインスタント味噌汁はあまり美味しく

ないかも？）

でもエコノミーの機内食でこのようなメニューが出るのは、すばらしいと思

います。

機内食嫌いの私が、全て完食しましたし。

アラブ首長国連邦（アブダビ）入国。

【写真はアブダビ空港内のラクダのオブジェ】

トランジットでアブダビに立ち寄るだけなので、あえて入出国する必要はな

いけど、乗り継ぎ時間があるので、ちょっとだけアラブ首長国連邦（アブダ

ビ）に入国してみました。

入出国は超簡単。

飛行機を降り、長くて綺麗な通路を歩き、ターミナルビル内の

出国ゲートに行く。

そこで日本のパスポートを提示するだけ。

ビザはその場で無料で発行され入国出来る。

ＥＤカード等も不要。

何も質問されず（無言で）入国できた。

パスポートにはアラブ首長国連邦（アブダビ）のビザ（スタンプ）と入国ス

タンプが押されている（パスポートのスタンプコレクションが増えて嬉しい）

（入国の際、何か質問される可能性はあるけど・・・）

辺りが明るくなってきたので、早朝の空港前（広場）をお散歩！

乗り継ぎ時間がもっと長かったらタクシーでアブダビ市内を一回りしても良

いのだけど、何かあってカイロ行きの飛行機に乗れなくなると困るので、こ

こはお散歩だけで我慢。

綺麗な空港（空港前広場）でした。

空港前広場のお散歩を終え、アラブ首長国連邦（アブダビ）に入国し、カイ

ロ行きの飛行機が出るターミナルへ移動。

馬鹿デカイ、シャンデリアがお出迎えです。

店舗、その他設備は充実してましたが、やや手狭なので、人で混んでいる感

じがしました。

アブダビ空港を飛び立つ、どこかへ行くエティハド航空のデカイ飛行機。

〜砂漠の中の滑走路〜

これから乗るカイロ行きの飛行機。

機内の様子。
搭乗率は高いです。
スチュワーデスさんは多国籍。

サウジアラビア上空より。

アブダビ　→　カイロでの機内食。

アラビア風？の機内食でしたが、これも美味しかったです。

午前中でしたが、ちゃっかりビールも頂きました。

イスラム圏の航空会社だとアルコールのサービスが無いのが当たり前のようですが、さすがエティハド航空、私好みです。

カイロ空港到着です。

飛行機から降り、連絡バスに乗車します。

ここでカイロ空港到着後の流れを記します。

カイロ空港に到着　→　ターミナルビルに入る　→　銀行の窓口で

シール式のビザ（１５米ドル）の購入＆現地通貨エジプトポンドへ

の両替　→　入国審査　→　ターンテーブルで預けた荷物を取る

　→形だけの税関を素通り　→　ターミナルビルから出る。

これが一連の流れです。

＊飛行機から降りるとバスに乗らされる場合有り。

＊ビザは米ドルが無くても、日本円やユーロから、エジプトポンド

への両替を兼ねていたら可能みたい（１５米ドル相当分を差し引いてくれ

、残りをエジプトポンドでくれる）でも海外旅行の場合、米ドルを持ってい

ると何かと便利なので、米ドルの持参を勧める。

＊少額のエジプトポンド（１０・５ポンド紙幣・１ポンド硬貨）は多めにく

れない（頼んでもイヤがられる場合が多い）

おそらく殆どの確率で断られる。

そこを根性で貰おう？

過去は頼めばＯＫだったけど、近年はまず無理？

＊希に日本円は１万円単位でしか受けてくれない場合もある（混雑時）

【写真は悪名高き？入国審査前の銀行窓口】

＊両替に関しては、たまにごまかす（間違えたか？）場合があるので、事前

にレートの確認をしておこう。

　例：１ポンド＝１４円だとして、１万円両替の場合、手数料を差し引いて

　少なくても　手元に６８０ポンド位（以上？）入ると目星を付けておく。

　あとレシートも　受け取っておこう（言わなきゃくれないかも？）

【写真は悪名高き？入国審査前の銀行窓口】

【写真は過去に行った時の銀行の窓口】

私は夜中到着の便で、２００ポンド位少なかった事があった。

　（当然、申し出たら、平謝りだったけど・・・気づかなかったら・・・そ

いつの懐に？いやそんな事はないでしょうけど・笑）

　あと手にしたポンドをその場で数えよう。窓口から離れてしまい、後ろの

客が両替してしまってたら、たとえ金額に間違いがあっても、申し出を拒否

される場合もあるかも？

　（後ろの客には悪いけど、窓口から離れず、その場で金額を確認しよう）

＊入国審査では、パスポートの何もスタンプが押されていない

ページにシール式のビザを貼り、記入済みのＥＤカードと共に

提出する。

　この時、ニコニコして、『アッサラームアレイクム』とでも言いましょう

か？
　この一言で楽しい旅になるかも？

＊おそらくターンテーブルで荷物が出てくるでしょう。

もし出てこなかった場合はロストバッゲージの手続きが必要です。

（さー大変です）

＊単なる観光の場合、税関は気にせず素通りが一般的かな？

（荷物検査はここ１０年以上経験したこと無いです）

＊ターミナルビルの出口付近に観光屋？やタクシーの客引きの声が掛かると

思います。

真夜中でも彼等は居ます。

　ここで長くなるけど、悪名高き？エジプト（カイロ・アレキサンドリア）

のタクシーについて記します。

☆白黒の旧型タクシーの特徴

（アレキサンドリア市内は黄色と黒）

メーターは付いていない（又は旧式の壊れたメーターは付いているけど作動

しない）

かなりボロイ車である。

カイロ市内だと１分程度の乗車で１ポンド＋＠が相場か？

（アレキサンドリア市内だとカイロより若干安いみたい）

５分程度の乗車で５ポンドかな？１０ポンドかな？間を取って７ポンド？

（料金はかなりアバウト　当然、外国人の観光客だとふっかけられる）

市内の短距離の移動では、料金交渉は必要ない。

短距離で交渉するからボッタクられる。

地元の人は交渉してません。

【写真はヘリオポリス市内を走るタクシー】

乗り方の流れ。

①手を上げてタクシーを止める（同時に窓越しに行き先を言う）

②乗れと合図されたら自分でドアを開けて乗る（自分が男客一人の

場合は前の席に乗っても可）相乗りが基本で、先客が居てもＯＫ。

逆に自分が乗っていても相乗りされる。

③余裕があったら挨拶しよう『アッサラームアレイクム』と言うだけでＯＫ。

④行き先を確認の意味で再度言う（道を知らない？目的地を

知らない？運転士は多い・・けど乗れと勧められる）

⑤動き出したら、時計を確認（何時何分に乗車かを）

⑥観光客みえみえだと、動き出してから、料金交渉されるが、無視しよう。

（ノー　ノー　又は　ラー　ラー　と言う事）

ラー　とは、アラビア語で、いいえ（ＮＯ）と言う意味。

⑦下車時に自分でドアを開けて降りる（周囲の安全確認をする事、

自分が開けたドアに他車がぶつかってくる事がある）と、同時に

時計を見る（自分が何分間乗車したか？）

⑧ドアを閉め、乗車時分Ｘ１,２倍位のお金を車外から窓越しに渡す。

例：１０分乗車だったら１２～１５ポンドを渡す（おつりは基本、くれない）

⑨支払った金額を、運転士が多いと感じたら、ニコニコ顔。

　少ないと思ったら、もっとくれと（アラビア語で）文句を言うでしょう。

　文句を言われても無視し、進行方向とは逆方向に早歩きで

立ち去りましょう（運転士が降りてこなければ、それでＯＫ）

かなり少ないと思われたら、運転士は降りてきて、面と向かって

文句を言うでしょう。その場合、運転士と喧嘩しても良いです。でもたかが

数ポンド程度で喧嘩するのも馬鹿みたいなので、５ポンド紙幣や１ポンド硬

貨（数枚）を渡しましょう。

＊短距離移動で、タクシー乗車の前は、１０・５・１ポンドを

多めに用意しておきましょう。

こんな感じで乗りこなせれば良いのですが・・・。

（なかなかうまくいかない場合もあります）

【写真はヘリオポリス市内を走るタクシー】

時間ではなく距離で相場代金を算出しても良いかも？

１Ｋｍ＝１ポンド＋＠？

５Ｋｍ＝８〜１０ポンド？

（渋滞があると、距離計算算出の金額だと文句言われるでしょう）

中長距離の場合は、乗車前に交渉しましょう。

あと時間単位での貸し切りも。

例：市内→空港　ギザピラミッド→ハンハリーリなど。

タハリール→サッカーラ→タハリール（貸し切り）


【写真はヘリオポリス市内を走るタクシー】

タクシーの台数は多いです。数台と交渉して節約しましょう。

貸し切りの場合は高額になるので、メモ帳での筆談がベスト

下車時に何かとトラブルになる事が多いので）

タクシーに限らず、観光地（観光客と見られると）では、何だかんだ理由を

付けてぼったくられるので、覚悟しておいた方が良いかも？

日本の物価を考えると、現地の物価はかなり安いと思います。

トラブルや不快な思いをしない為にも多めに払うのもアリかも？

（でもケチな私は、いつも現地相場での利用に努めてます。たまには言い合

い？（喧嘩？）もします）



【写真はヘリオポリス市内を走るタクシー】

アレキサンドリアのタクシー

黄色（オレンジ色）＋黒

車はボロが多い。

メーターは付いてない。

メーター付きの車は無いみたい。

☆白地でチェック柄があるタクシーの特徴

ここ数年でかなりの台数が増えました（カイロ市内・近郊のみ）

デジタル式のメーターがある（作動する）

比較的新しい（綺麗な）車、新車もあるし、中古？もある。

白地ではあるが、カラーの広告が付いた車もある。

アレキサンドリアには無い（まだ見たこと無いけど、今後登場するかも？）

メーターが作動するので、相乗りは無いのかな？と思われるが、実際には相

乗りはある（相乗りの場合は、後からの客はメーター無視しで、相場を払う
みたい）


【ヘリオポリス市内にて】

乗り方は白黒の旧型タクシーと同じで、料金はメーターの金額を払う。

おつりは出ない（と言うか、くれない）

メーター金額ピタリ＋＠を払うのがスマートかな？なので少額通貨の持参を！

メーター金額なので下車時の料金のトラブルが無い。

【ヘリオポリス市内にて】

だけどこう言うトラブル例もある。

①メーターに細工してあって、高い金額が表示される・・・・・。

（相場を知っていなければ分からない）

②遠回りされる。

③メーターを作動させず、交渉に持って行こうとする。

（こう言う場合、メーターを作動させるか、乗車をやめ他車にする）

④中長距離で乗る場合、逆に交渉が良いかも？なぜなら細工してあるメータ

だったら、高い金額になってしまう可能性がある。

メーター作動を勧める運転士の車は、メーターの細工がされている可能性

大！

逆に中長距離で正規のメーターだとかなり安いみたい（これは良心的です）

【ヘリオポリス市内にて、広告付きのメータータクシー】

白黒の旧型タクシー（メーターなし）　と　白地でチェック柄がある新型タ

クシー（メーターあり）の比率。

カイロ市内は最近、新型（メーターあり）が増えてます。

感覚的ですが、７割程度は新型（メーターあり）タクシーです。

現在はもっと増えてることでしょう。

タクシー乗車の教科書が無いので、私の実体験での情報を書きました。（あ

くまでも私の感覚で書いてますので、実際と違う場合もあります）

観光地・高級ホテル・駅付近で待機してるタクシーはぼられます。

声を掛けてくるタクシーも同様。

観光地・高級ホテル・駅などから少し離れた場所で流しているタクシーの乗

車だとぼられる確率は下がります。


【ヘリオポリス市内にて、広告付きのメータータクシー、これはどう見ても

新車じゃありません。けどちゃんとメーターは付いてます】

☆トゥクトゥク（小型の三輪車）

最近カイロ郊外（？）で見られるようになりました。

乗ったことが無いので、想像で書きます。

当然メーターは無いと思うので、料金的には白黒の旧型タクシーの

感覚で乗れば良いのかな？（料金はタクシーよりかは安いハズ）

カイロ市内中心部には乗り入れ禁止みたい。

【写真は過去に撮影、カイロ市内のショブラー辺り】

☆黄色の観光用（？）のタクシー

電話で呼ぶことも出来るらしい。

指定場所で待機している事もある。

台数は少ない（あまり見かけない）

金額が流しのタクシーより高い（メーターあり）

運転士は英語が出来る。

レシートもくれる。

メーターを作動させず交渉に持って行こうとする場合あり（当然ぼるんでし

ょう？）

私は利用したことが無いけど、白チェック柄の新型タクシー（メーターあ

り）が増車された現在、利用価値は無くなってるのかも？

【写真は過去に撮影、カイロ市内ヘリオポリス辺り】

☆カイロ空港のターミナルビルの出口周辺で客引きしているタクシー

カイロ空港から市内までの足は、バスかタクシーになります。

バスは数種類あり、２４時間運行の便もある（夜中は一時間以上待つ場合も

あり）

時間に余裕のある人はバスで良いのだけど、だいたいの場合はタクシーの世

話になることも多いです。私の場合、バスは２回ほどだけで、後は全てタク

シー利用でした。

①白黒の旧型（メーターなし）や白地でチェック柄がある一応新型（メータ

ーあり）の一般の流しのタクシーは空港内での客待ちは禁止みたい。

②たいていは客引きのタクシーを利用することになる。

客引きと運転士が違う場合もある。客引き専門の人も居るみたい。

運転士自ら客引きしてる場合もある。

③乗車する車はタクシー仕様の車ではなく、一般の乗用車である。

高級な？ベンツだったり、韓国製？の小型の乗用車だったり、新車だった

り、ぼろ車だったりと、まちまちです。

（これって日本で言う、いわゆる白タクなのかな？）

白タクとは、タクシーの許可がない乗用車を違法に？客を乗せる行為。

でもここはエジプトだから、こう言うタクシーもあるんですね。

【写真はイメージとして、普通の乗用車。ヘリオポリス辺り】

＊エジプトでは、セルビスやバスやタクシーのナンバープレートは白地にオ

レンジ色になっているようです。一般の自家用車は白地に青色になってま

す。

記憶が定かではありませんが、前回乗った空港のタクシーは水色のナンバー

だった気もします？

④料金相場（空港→市内中心部）

数年前だと交渉の度合いにも寄るけど、６０～８０ポンドで

乗れてます。実際にはもっと安く乗れる人も居るみたい。けど５０ポンド以

下は無理みたいです。現在は？１００ポンドかな？がんばって交渉しましょ

う。

⑤空港内の出入場料金

自動車が空港内の敷地に入る（出る）のに５ポンド掛かるようです。

入る時・出る時に料金所のようなブースがある。

確か入る時に運転士がレシートをもらい、出る時に運転士が

レシートと５ポンドを渡すんだと思います。（逆だったかな？）

料金交渉の時に、この５ポンドを別途くれと言われます。

交渉時には、この５ポンドを込みなのか別なのかも気をつけましょう。

特に言われない（請求されない）場合は込みなんでしょう。

たがが５ポンド、されど５ポンド。

【写真はイメージとして、普通の乗用車。ヘリオポリス辺り】

⑥希にある事かもしれませんが、空港からのタクシー乗車中に

運転士から、いろいろな（観光しようぜ！的な）事を誘われます。

絶対に高い（ボリボリ）なので、断った方が良いでしょう。

⑦シートベルトはしましょう！

道中、一般道でも１００ｋｍは出すかも？

カーチェイス的な運転もあります。

初めての人はビックリかも？

⑧エジプトのタクシーは基本的に危険は無いと思います。

（危険かどうかは、人それぞれの感じ方だけど）

強盗的な事、暴力的な事は皆無だと思います。

（エジプト人、いたっていい人だしフレンドリー）

強いて言えば、ボッタクリ・乱暴な運転・女性へのナンパ？

チップの強要・ホテル勧誘・観光勧誘程度はあるかも？

【写真はイメージとして、普通の乗用車。ヘリオポリス辺り】

☆ホテル（フロント）で手配するタクシー

カイロ空港のターミナルビルの出口周辺で客引きしているタクシー

と同じような車（一般の乗用車）が来ます。

（ナンバープレートは水色・・・？？オレンジ色なの？？）

値段は当然、流しのタクシーより割高です。

定価もハッキリしないので、要交渉です。

私は市内中心部のホテル→空港は６０〜８０ポンドで乗れてましたが。

現在はどうなんだろう？高級ホテルだったら、高級車が来てすごく高いんだ

ろうな？

その他の場所へも行きますし、時間指定の貸し切りもＯＫ。

（値段を気にしない方は、楽なので利用しましょうか？）

帰国時は荷物が多いし、疲れてるし、飛行機の出発時刻はせっまってくる

し・・・なので、ホテル手配のタクシー利用は価値があると思います。

お金を節約したい人は、ホテルから少し歩いて、流しのタクシーを

捕まえて、乗りましょう。値段交渉もしましょう。

もっと節約したい人は、バスですね。

でも時間が掛かります。

僅かばかりのお金をケチって、飛行機に乗り遅れるのは、馬鹿みたいです。

【写真はイメージ　ヘリオポリス市内にて】

横道にそれましたので、ここで旅行記本体に戻ります。

私はターミナルビル出口付近のタクシーの客引きをかわしながら、ターミナ

ルビル前の広場（駐車場）付近を５０ｍ程、歩きました。

辺りを見渡し、空港まで客を乗せてきた正規のタクシー（白黒旧型・白地チ

ェックの新車・黄色の高級？）を探しました。

ちょうど、客降ろし後の空車の正規の白地チェックのメータータクシーが来

た。

でもあえてメーターを使わず交渉し、タハリール近くのシェパードホテルま

で行く。

交渉料金は５０＋５ＬＥだった。

（もっと頑張れば４０＋５？でも他の空車も居ないし、疲れてるから即決し

た）

客引きのタクシーだったら７０ＬＥ以上はしたかも？

【写真はイメージ　ヘリオポリス市内にて】

宿泊するホテルはタハリール広場近くのシェパードホテル。

ここは場所的に便利なので予約したのだが、失敗した！！

理由はデモ（暴動）がタハリール広場で繰り広がれていた。

ドッキ地区辺りの安ホテルの方が良かったな・・・・。

【写真が取れなかったのでイメージで】

タクシーは一般道（高架道路）を快調に走って行った。

でもタハリール近くになると、道をナイル川沿いに変え

タハリール広場を通らず、シェパードホテルの近く（川沿い）

で降ろされた。

　数日前からタハリール広場がデモ隊に占拠されているとの事。

まったくもって、ホテルの場所的選択を間違えた！

【写真は緊迫感の無い頃のタハリール広場】宿泊したホテルは広場直近。

ホテルのロビー

クラシック風でなかなか風情のあるホテルである。

設備等は古く、当然エジプトなので多少ボロくて、若干衛生的ではない部分

もあるけど、場所も良いし、値段もそんなには高くはないので、一応お薦

め？と思いますが・・・・・・。

ホテルのエレベーター

木製でかなりレアな感じ。

エジプトの建物（エレベーターも）って耐用年数がかなり過ぎていても現役で使われてます。

そう言うのがまたいいんですけどね。

室内写真①

かなり広いです。

ここに一人で泊まるのは勿体無いかも？

雑魚寝を含めたら５、６人はＯＫかも？

室内写真②

ベッドが二つのツイン、ベッドも大きめでした。

室内写真③

デスクとテレビです。

テレビはかなりボロ、リモコンも壊れてる（？）感じで、操作が難儀しました。

カーペットは汚れた感じなので、素足歩行には無理があるかも？
当然、スリッパは備え付けしてないので、持参を勧めます。

室内写真④

洗面所とトイレです。

無意味に？広いです。

この値段なら豪華に感じました。

部屋からの眺め

ナイル川サイドの部屋なら眺めが良いのだろうけど、値段が高いです。ケチ

な私は安い方の部屋です。当然、シティービューと言う事で、古くて汚い建

物しか見えません。まー寝るだけだから良いか？

こう言う眺めだから、一泊朝食付き（シングル）で日本円建てで

７，５００円と言う安さでした。

最初の夜なので、出歩かず、一人ディナーです。

外食はぜずホテルのレストランでアラカルト。

ハイネケンのビールと、エビのスパゲッティー（トマトソース）
とパンです。

やっぱり、一応（やや）高級？ホテルなので、レストランメニューは高いです。

なので、最初で最後のホテルディナーとなりました。

ケチな私は完食です！！

ご馳走様！！
味は、まあまあかな？
エジプトでグルメを求めるのは間違いか？食の期待はしない方が良いのです。

だけど、このレストラン利用者が殆ど居ません。

と言うより、宿泊者も殆ど居ない感じです。

食事は私を含めて、３人だけでした。前後時間帯にも居なかったみたい。

そうだよね？
ホテルのすぐ近くのタハリール広場ではデモ（たまに暴動）だし、観光客は居ませんよね。

何しに来てるんだか、分からない外国人（欧米系）が若干居るだけみたい。

大きなレストランで閑古鳥な時に、しかも一人で食事をするのって、結構キツイですね。

ホテルレストランの朝食時

一般的なバイキングである。

朝のピーク時でもご覧の有様。
（宿泊客はかなり少ないようだけど、食材はちゃんと出してある）

盛り付けした朝食

これと言った特徴あるメニューは無い。

エジプトでの一般的な中級〜やや高級ホテルレベルでの朝食である。

やはりアエーシャはあまり美味くないので、クロワッサンやロールパンを取ってしまう。

あとは、フライドポテト・サラダ・ゆで卵・ハム等を食す。

オレンジジュースお替りに、コーヒーを飲む。

毎回思うのだけど、エジプトで一番美味しい（？）食事は
ホテルでの朝食かな？←私の場合。

ホテルからタハリール広場への道は、ご覧の通り
救急車の大群である。

カイロ市内の全ての救急車がここに集まっているのかな？

その後の暴動の時は、蜂の巣を壊したかのごとく
サイレンが鳴り響くとは・・・・・・・・

一応旅行に来たのに、こういう光景を目撃するのは、一瞬緊張しますね。

タハリール広場では、こういう光景が、私の旅行中ずーっと続いていました。

ホテルからの外出＆入室にかなり苦労しました。

地下鉄にもなかなか乗れず、タハリールのホテルを選択した事を後悔させられる事がたくさんありました。

タハリール広場内にもたくさんの救急車等がいました。

デモ参加者も武装（？）してる人も居て、緊張感が漂ってます。

怖くて写真は取れなかったけど、軍の装甲車？戦車？らしき車に、たくさんの兵士も目撃しました。

普通、こういう場所に外国人観光者は立ち入ってはいけないのですが！！！！！
しかし、ホテルの近くでこういう状況なので、地下鉄に乗る為にここを通るので、写真をパチリ（カメラはすぐに隠しましたが）

デモは相変わらず続いてましたが、やはり各地域へ行かなければならないので、デモ隊にもみくちゃになりながらも、何回も地下鉄に乗りました。

地下鉄一号線に乗って、ヘルワンへ

【写真は地上区間を走る地下鉄一号線車両】

ヘルワン駅近くでの露天商

駅周辺はこのような商店がたくさんあり、買い物客がごった返してます。

ヘルワン駅近くでの露天商

カイロ市内（近郊）で、どちらかと言うと、お金持ちがあまり居住していない地域は、写真の様なディープな雰囲気があり、一日中眺めていても飽きないです。

ヘルワン駅近くでのサンドイッチ屋

ビーフのサンドイッチを注文。

これで１０ＬＥもしました。

ぼられたわけではなく？

ちゃんとレシートもくれましたが。

物価高は凄いようです。

以前はこの手のサンドイッチは５ＬＥ程度だったか？

ヘルワン市内の路面電車が走る場所までタクシーで移動してみた。

その場所は地下鉄ヘルワン駅からは２Ｋｍくらい離れている。

途中大通りでは渋滞がひどかった。

旧型の白黒（メーター無し）タクシーに乗車した。

下車時に料金を３ＬＥ渡したが、運転士は５ＬＥ欲しいと言ってきたので、素直に？５ＬＥ渡してあげた（途中渋滞がひどかったからね）

タクシーを降りたら、凄い光景を目の当たりにしてしまった。

ナ・ナ・ナント・・・・・・
路面電車の架線がなくなっている・・・・・・・

どうやら最近（？）廃線になってしまったようだ。

ヘルワン市内の路面電車は、おそらく（？）世界で一番、ボロくて、汚くて、凄い場所を走っている路面電車ではないかと思っていたので・・・・（走っていること自体が奇跡に思えた）

しかし、そのボロさ故、ついに走行不能に陥ったのでしょうか？

廃止の理由は、設備や車両のメンテナンスが追いつかず、走行できなくなった事だと思います。

写真は架線が無くなった線路（線路も土で少し埋まってる）

反対側の線路は、完全に線路も埋められていた（哀れ〜）

線路設備が廃墟となってしまい、もっと早くエジプトに行くべきだったと後悔しました。

写真左端の半分だけ映ってる小屋は、ポイント切り替え職員の詰め所。

以前はこの小屋の中で、チャイをご馳走になったのだ。

ゴミと泥水にまみれた線路

架線の無い空間

架線を支えていた電柱

すべてが哀れである。

【過去に撮影したヘルワン市内の路面電車】

（上の写真と同じ場所）

【過去に撮影したヘルワン市内の路面電車】

スクラップ同然の車両（これでも一応動きます）

団地脇の途中駅が終点。

この先、地下鉄のヘルワン駅近くまで線路はある（あった）のだけど、線路のメンテナンスが行き届かないからか？それとも動ける車両が殆ど無いからか？ここで終点なのだ。

写真を撮っていると、どこからか地元の若い人々（子供？）が集まってきて、撮影大会になっちゃう。

観光地ではない、庶民が暮らすエジプトの街々では、よく写真を撮ってくれとせがまれます。
彼等と話していると、成人以上の大人だと、チャイをご馳走してくれる時もある。
　当然、金など取らないし・・・・バクシーシも無い。
（観光地では、こうはならないですね）

【過去に撮影したヘルワン市内の路面電車の車内より撮影】

ヘルワン市内中心部からかなり離れた付近。

畑や家々が点在した地域。

何故か？エジプトでは、線路がゴミ捨て場になってしまう。

あまりにも大量のゴミが線路に投棄されている。

おかげで、線路が埋もれて見えない部分もある。

路面電車は、そのゴミを踏んづけながら進んでいく。
（よく脱線しないなぁ〜）

【過去に撮影したヘルワン市内の路面電車の車内より撮影】

それでも捨てられたゴミは一応？処理をしているようですね。

処理しなかったら、電車は走れなくなるよー！

線路付近に投棄されたゴミを焼いてました。

燃えてるゴミの中を電車は進んでいきました。

【過去に撮影したヘルワン市内の路面電車の車内より撮影】

ヘルワン市内の路面電車の車内。

窓ガラスは閉まらない（開けっ放しの状態で動かない）

又は

窓ガラス自体が無い（割れたまま）

砂埃が車内一面にくっ付いている。
（おそらく掃除と言う概念が無いようだ？）

サービスで？ダンボールがある（座布団代わりにしている人も居る）

路線の途中にヘルワンセメント（工場）があるので、そのセメント埃が凄い大量に舞っていた。

ヘルワン市内の路面電車に乗るには、煤煙と埃との闘いになる。

当然、服は（セメント）埃で真っ白になった。

一番奥に居る黒い服の人は車掌さんである。

後にチャイをご馳走してくれた。

その車掌さんが途中の露天でチャイを２つ買ってきて、その一つを私にくれた。

凄く甘いが、美味しかった。

（セメント）埃で喉をやられていたので、助かった。

こういうチャイをご馳走してくれることがたくさんあり、何だか心が和みます。

エジプトの観光地ではそうは行かないかな？（おごってくれたら何か裏がありそう？）

【過去に撮影したヘルワン市内の路面電車の車内より撮影】

ヘルワン市内の路面電車の車内。

あまり車内の人々を撮影するのはいけないのだけど・・・・

（特に女性はご法度）

いけない事を承知で隠し撮り？

市場付近からたくさんの買い物帰りのお客さんが乗り込んできました。

買出しの後、家に帰るのでしょう。

電車賃は一人２５ｐｔ（四分の一ポンド）

1988年に、おそらく日本のＯＤＡ（？）で建設されたヘルワン市内の路面電

車網。たった２０数年で廃線になるとは・・・・・

きっと新設当初より、メンテナンスと言う概念が無いまま、２０数年で朽ち

果ててしまったと言っても過言ではあるまいか？

非常に残念である。

ヘルワン駅から地下鉄一号線でサダト駅（駅上はタハリール）へ帰る。

地下鉄運賃はどこまで行っても（乗り換えても）１ＬＥ均一。

一号線の車両はかなりくたびれてきた。

ヘルワン駅は始発駅なので必ず座れます。
（本数も多いけど、乗客も多い）

ホテル室内での保存用の飲食物をスーパーマーケットで購入。

バナナ
ミネラルウォーター
チョコ
チーズ
スナック菓子　等

小腹が空いたときに役立ちます。

ホテル内での購入価格の五分の一程度で買えます。

エジプトのホテル内購入はすごーく高いです。

たまにはコシャリのテイクアウトでも。

コシャリ（Ｓ）・・・３ＬＥ？
コーラ・・・２ＬＥ？

昼飯代は合計５ＬＥ程度か？

ホテル室内で食べるコシャリ弁当も格別？

因みにホテルでのルームサービスで食事をしたら
１００ＬＥは超えるでしょうね。

ホテルの門番？（警備員？）にコシャリ持込を見られ

『おーコシャリか？ベーリーグッド？？』
とか何か言われた・・・・
要するに、からかわれたのである（笑）

相変わらず、タハリール広場でのデモは鎮静化しない。

と言うより、拡大している。
（もうすぐ何かの選挙？があるらしい・・・・）

交通遮断の道も増え、要所要所にゲートが設置され、ボディーチェック・ＩＤチェックが凄い。

私は何回もボディーチェックで体をもみくちゃにされた。
（タマ金も）・・・お前はホモか？（笑）

パスポート提示も頻繁だった。
でも日本人であることが分かると、歓迎されるので、その点は安心であり嬉しかった。

写真はタハリール広場のデモを伝えるＴＶ番組。
ＣＮＮ　アルジャジーラ　エジプト国内放送。
（ホテルの自室にて）

２４時間、放送しっぱなしでした。

シェパードホテルのロビー。

デモ激化（暴動あり）の状態になったら、写真のホテルのロビーは

報道関係者や警察？軍人？で一杯になった。

（その場の写真撮影は問題あり？危険？と思い、撮影しなかった）

デモは日に日に拡大してくる。

移動も制限されつつあり、思うように身動きが取れない。

ホテルからは出れなかったり・・・・

地下鉄駅に行くのに時間がかかり・・・・

逆に地下鉄を降りても、タハリール広場になかなか行けず・・・・

当然、ホテルにたどり着けない・・・・・

ホテル側が危険と判断すると、正面玄関のシャッターは閉じてしまうし・・・・

そうなったらホテルには入れない？
（やっとの思いで、裏口から入れましたが・・・凄く怖い思いもしました）

つくずくホテルの場所的選択を間違えたぜ！

写真はデモ参加者がたむろするタハリール近くの通り。

デモ隊に埋め尽くされるタハリール広場。

遠くに見えるは、去年の革命？で焼き討ちにあったビル（丸焦げである）

信号機か何か？高いところに登るデモ隊の一部。

デモ隊の中を走り抜ける救急車。

至る所でけが人が発生している。

投石が原因らしい？？

（写真を撮るのも正直怖い？）

＊普通、観光客はデモ隊の中に入ってはいけません！！
（と言う事は、ホテルからは出られないことになるのですが・・・）

ホテル前もデモ隊に占拠されてた時もあったし。

ホテル隣の道路は、軍隊が数百人単位で待機してたし・・・・。

どうやってよじ登ったのでしょうか？

デモ隊の気迫が怖いくらいに伝わってきます。

あの広いタハリール広場を埋め尽くすデモ参加者たち。

５万人は居る？いや広場周辺を含めると７万人か？

催涙ガス対策でマスク着用の人も居ます。

救急車は常時走り回ってます。
（サイレンを鳴らして・・・）

こんなところによじ登ってます。

旗を振ってます。
　
手すり（？）の下には、誰なのか分からないけど
等身大の人形がつるしてあります。
（あー怖い）

去年の革命で焼き討ちにあったビルのアップ。

タハリール広場のビル群も、あーなっちゃ困りますね。

デモ参加者は、リーダー格（？）の人に付いて

シュプレキコールを叫んでいます。
（かなり緊迫してます）

私が旅行中ずーっとこのデモ（暴動）は続いてました。

早朝〜午前中は比較的静かなんですが、午後〜深夜は

もー大変な騒ぎでした！

デモ隊に行く手を阻まれながらも、地下鉄で移動しました。

デモを怖がっていたらホテルから出られないので、あえて外出を強行しました。

地下鉄一号線でSadat（アンワル・アッ・サーダート＝タフリール広場）駅か

ら乗車、Helmeyet El-Zaitoun（ヘルミーイト・イッ・ゼートゥーン）駅で下車。
料金１ＬＥ　所要自分２０分位かな？

写真は駅前の露天商とセルビス。

写真は駅前の露天商とモスク。

こういうマイナーなモスクを見学するのも楽しいものです。

まったく観光地でない地域って、庶民の暮らしが良く見えて、ブラブラ歩くのもステキです。

Helmeyet El-Zaitoun（ヘルミーイト・イッ・ゼートゥーン）駅の近くにはカイロ市内（ヘリオポリス市内）の路面電車が走ってます。

国鉄ラムセス駅の東側にもありますが、本数（運転頻度）はこちらの方が多いです。

写真は走行待ちの路面電車。

車両の後ろの部分のボンネットにたくさんの子供が座ってます。

あらら、路面電車は動き出しました。

ボンネットに座ってる子供たちは、当然？ただ乗りですね。

よーく見ると大人も座ってます。

子供ならまだ理解できるのですが、たまに大人もこういう乗り方をしてます。

こういうおおらかな所が、いかにもエジプトらしいですね。

路面電車料金、こちらは５０ｐｔ（二分の一ポンド）

こちらは路面電車の発着起点。（終点＆始発）

たくさんの電車が待機してます。

運転士・車掌さんもしばし休憩。

周りは大通りで、車の通行は多い。

人々が多く行き交い、周辺は露天商がたくさんあります。

路面電車乗車中に撮影。

これはチャイ屋さんです。

路面電車の線路脇のちょっとしたスペースに、こうやって廃材？みたいな物

で囲いを作り、お湯を沸かしてチャイを販売してます。

チャイを入れるガラス製のコップは使い回しです。

又はマイコップにチャイを入れて貰ってます。

料金は１ＬＥ

路面電車の乗務員や車の運転士などが立ち寄り、買って行きます。

（車中で飲みながら・・・・・）

日本では缶コーヒーですね（笑）

エジプト国内、どこでもでしょうか？線路は完全にゴミ捨て場と化してます。

こちらはヘリオポリス市内とラムセス駅前間を走る路面電車です。

ラムセス駅前付近で撮影。

こちらも料金は５０ｐｔ。

こちらはカイロ市内などで走ってる大型路線バス。

写真は旧型の車両です。
かなり古い（ボロい）車両です。

料金は５０ｐｔ〜１ＬＥ程度です。

こちらもカイロ市内などで走ってる大型路線バス。

写真は新型の車両です。

通称『赤バス』です。

行き先表示も電光掲示板ですね。

料金は５０ｐｔ〜１ＬＥ程度です。

写真は一般的な短距離のセルビス

カイロ市内はもちろん、エジプト各地でよく走ってます。

料金は５０ｐｔ〜２ＬＥ程度でしょうか？

だいたい１５名程度は乗れますが、混雑時は、ひざの上にも座る状態で乗る場合もあります。

三名座れる横長のシートに大人五人が重なって座り、さらに人と人の間？空間に大人が大人のひざの上に座る感じで詰め込みます。

思いっきり詰め込んで２５人くらいは乗ってる場合もあります。
（ドアにしがみついて、外乗り状態もありました）

写真は中型のバス。

カイロ市内で良く見かけます。

大型バスやセルビスより高い感じでした。
２ＬＥはするかな？
だからか乗り心地は良いですし、詰め込みは経験してません。

街中でよく見かける、行商人（歩行の物売り）です。

商品はどうやら、ワタ飴（綿菓子）のようです。

いくらなんでしょうかね？

ラムセス駅近くの路面電車の車窓から。

付近に民家が無くても、線路には不法投棄のゴミが・・・・。

タイヤが捨てられてました。

線路の路盤も砂利が少なく、漏水の為か？泥だらけでした。

線路もゆがんでいるし、枕木も腐っているのか、朽ち果ててます。

そこをスクラップ？同然の電車が、凄く揺れながら〜

まるで船のように揺れながら、モーターから煙が出ながら〜

走っている様は、まるで日本とは別世界です。

ヘリオポリス市内で路面電車を待っていたのですが、なかなか来ません。

本数も少ないし〜
（おそらく動ける車両が少ないんでしょう？）

一時間は待ったでしょう。

やっと来ました。

一時間も電車が来ない理由が分かりました。

何と！途中で故障してたんですね。

私が乗ってからも、数度エンコしてました。

写真は乗務員が、あーだ　こーだ　と言いながら
修理している場面。

こういう場面に出くわすと、どこからともなく、野次馬が加わって来ます。おせっかいにも？修理を手伝ってます（関係者なのかな？）
　アラビア語が分からないので、こういう時は、じっと見守るしかありません。

当然、乗客は諦めて、歩いて行ってしまいました。
（料金の返金は無し）

足回りの修理にあらず、時には走行時でもパンタグラフも修理します。

当然、架線には多分、６００Ｖの電流は流れていると思います。
（電流カットしないで、いきなり積んであるハシゴで、よくよじ登っていましたので）

感電しないのかな？

写真は運転席。

メーター類も動きません。

スクラップ車両？ですよね〜。

何とか終着駅までたどり着けました。

周りは団地でした。

相変わらず、線路はゴミだらけ。

気持ち、車両が傾いてますね〜。
おそらく線路が陥没してるんでしょうかね？

庶民の人たちは、おんぼろで、なかなか来ない路面電車に
見切りをつけて、セルビスで移動しちゃうのかな？

日中の路面電車は空いてました。

路面電車の車内。

床に穴が開いてます。

更にボロボロの運転室。

これで良く走りますね〜
（あっ！故障はしょっちゅうでした）

車内で車掌さんをパチリ。

車掌さんは空いてると、ずーっと座ってます（笑）

左手にあるのは切符の束です。

ヘリオポリス市内での別の地域の終点駅。

駅前に小学校がありました。

小学生に囲まれて、遊ばれました（毎度の事）

電車に乗る生徒は見かけなかったけど（みんな歩いて帰っていた）

何人かは、例のごとくバンパーに座っています。

その後、電車は走り出したけど、そのまま座ってました。
（ただ乗りね〜）

私は車内から目撃。


　デモ（暴動）はカイロ市内のタハリール広場と要所の周辺のみで、他の地

域はまったくの平穏無事でありました。デモのデの字もありません。

当然、観光地も平穏無事だった事でしょう。

その電車の車内。

小学生は乗ってません。

ガラガラに空いてます。

椅子は木製のベンチシート。

路面電車は遅いし時間が掛かります。

数路線乗車して、少し街歩きをしただけで、一日が終わってしまいます。

まあ、それでもいろんなドラマがあって楽しいのですが。

写真は、夕暮れになってしまったラムセス駅前。

凄い数のセルビス。

またデモ隊の中を通り過ぎ、ホテルへ帰りましょうか？

デモ隊を撮影するテレビクルー。

連日連夜、デモ（暴動）は終わることを知らず〜。

私のカイロ市内散策にも影響し始めました。

（とにかくホテルの出入りがキツイ、地下鉄に乗るのにデモ地帯を通過しなければいけないのが大変です）

緊迫状態がＭＡＸ？

デモ参加者の雰囲気が急に一変する事もある。

ヤバイ〜

でも身動きが取れない。

移動したくても、この群集・・・

移動の自由はもはや無し。

道路は渡れず、群集に押しつぶされそうになり〜

投石の準備をする人も現れ〜

こうなると撮影＝（隠し撮りみたいだけど）は不可能になりつつある。

催涙ガスってー凄く目が痛くなるのです。

写真の人は、準備万端か？

写真撮影不可能な状態が続き・・・・・・

近くの通りで投石が行われ、大変危険な状況の様です。

逃げ惑うデモ参加者も多数。

救急車のサイレンも・・・・・

ひきづられるケガ人・・・・・

目が痛い〜　凄いにおい〜　鼻が痛い〜　喉が痛い〜

涙が溢れる〜　咳が出る〜　

写真の青年はモロに催涙ガスにやられたのかな？

とにかく落ち着いて、逃げるデモ参加者の流れに乗って
地下道に非難する。

比較的地下道は安全でした。

やっとの思いで、這い出して、辺りを見渡し、

ホテルのある方向を探したが、

けが人が転がっている、人々が騒いでる、

哀れ？私はホテルにはたどり着けず・・・・

催涙ガスの被害で、目と鼻と喉をやられました。

気を取り直して、ペットボトルの水を持ってた人に

ペットボトルを借り、目を荒い、うがいをしたら、やや落ち着きました。

とにかくナイル川の方向に進み、川沿いの道に出て、ホテルにたどり着きま

した（ホッ！！と安心）

まー悪く考えたら、ひどい目にあった？と思うのでしょうけど

経験できない（してはいけない）事を経験したんだし・・・

ケガもせず無事にホテルに戻れたので、良しとしましょう。

ホテルの水道水で、うがいをし、目を洗ったら、痛みも取れ

元気になりました。

＊デモ（暴動）があったら、すぐにその場から離れましょう！！

海外旅行傷害保険の免責事項に該当しますしね。

明日は別の地域に移動しようと心に誓ったのであった。

写真は翌日早朝のタハリール広場。

夜通しのデモ参加者が自炊してますね。

やはりエライ目にあったので、このままカイロ市内の散策を続ける

のは良くない？と思ったので、ホテルの予約はそのままで、急遽、

アレキサンドリアに行くことにし、早朝のホテルを後にしました。

写真は、早朝のタハリール広場、夜通しデモに参加していた人々。

野宿しているんですね。

ホテルの予約はそのままで、長時間の外出です。

一応静かになった早朝のタハリール広場を通り、地下鉄二号線で、

旧ムバラク駅（国鉄ラムセス駅付近）まで行った。

国鉄の急行列車でアレキサンドリアまで行こうか？

それともセルビスで行こうか？

迷いながら、ラムセス駅付近を散策。

写真は、朝早くから商売をする露天商。

この露天商は、服とサングラスを売ってます。

エジプトの露天商や行商人は、とにかくいろんな物を売ってます。

観光地と化しているハンハリーリの散策も面白いけど、観光客が居

ない、庶民相手の露天商がたくさんいる地域の散策も格別です。

写真は公衆トイレ（有料トイレ）です。

街中にたまにこういうトイレがあります。

有料なので、入り口でチケットを購入します。

ここのトイレは利用しなかったので料金は不明ですが、おそらく

２５ｐｔだと思います。（値上がって５０ｐｔ？）

駅構内にもこういうトイレはありますが、どこも有料の様です。

（観光地のトイレのチップとは又、意味が違いますね）

ラムセス駅へ向かう途中、セルビスの客引きが、声を上げていまし

た。

『イクサンドリーア　イクサンドリーア』って聞こえます。

まさしく今、私が向かおうとしているアレキサンドリアの事であ

る。

ここ数回のエジプト旅行では全て鉄道を利用していたので、たまに

はセルビスでも利用しようかな？と思い、客引きに声を掛けまし

た。

こういう長距離のセルビスは乗車定員になるまでは発車しない（満

席になり次第発車）だから先客の状況が気になります。５名程度の

客が乗って待っていたので、多少の待ち時間は掛かるけど、走れば

早いので、利用することにした。

写真は発車待ちのセルビス車内。

以前よりかは、車両のグレードが良くなっている。

セルビスの車両は運転士の個人所有なのでしょうか？

この車は、車内の壁にビニールを張り、子供が喜びそうなアニメ？

のシールが貼られている。

　各車、趣向を凝らしている。

定員（満席）になったので発車！

朝、早いせいか？乗客はおとなしいです。

普通エジプト人は、他人同士でも、こういう乗り物に乗っていると

お互いによくおしゃべりをするのですが・・・・。

エジプト人は宵っ張りの夜型人間が多いみたいです。
（静かなエジプト人を見るなら、朝ですね〜）

それでも途中途中ではおしゃべりしてましたし、今は携帯電話があ

るので、通話は多かったです。

途中、街中で少し渋滞しましたが、砂漠ロードを走って、ノンスト

ップ（休憩無し）でアレキサンドリア（マスル駅の横）まで行きま

した。料金は２５ＬＥでした。約３時間弱で着いたので、砂漠ロー

ドをかなりの速度で走ったのでしょうね。

乗ってきたセルビス車両をパチリ。

３８って何の数字だ？

セルビス下車後、少し歩いたら、別のセルビス乗り場に着きまし

た。

帰りはここから乗ることになりました。

鉄道でも良いのだけど、料金は安いし、早いので、セルビスを利用

する人は多いみたい（その分、満席になるまでの待ち時間が短い事

かな？）

アレキサンドリア名物？の路面電車（トラム）がお出迎え。

以前は黄色だったけど、オレンジ色に変わったの？

ペンキの塗り方もかなりアバウトで雑。

この街でも、線路はゴミ捨て場ですね（笑）

セルビス乗車に疲れたので、喫茶店に入りました。

喫茶店にてチャイを注文。

２ＬＥだった。

ガラスのコップに煮出した紅茶。

（こういう場合、ティーパックだと味気ない）

別皿には砂糖が山盛り。

水も出るけど、海外なので口を付けず、スプーンを浸すだけ。

砂糖を大量に入れ、現地人と同様、超甘いチャイを頂く。

喫茶店入り口付近では、水タバコを嗜む人。

その側を通る路面電車。

タバコを吸わない私は、水タバコを試したことが無い。

アレキサンドリア中央駅（マスル駅）付近には、路面電車の発着所

があり、又バスやセルビスの発着所もある。

更に市場なのか？いろんな商店や露天商がたくさんあり、買い物客

でごった返してる。

写真は、路面電車すれすれに置かれているマネキン人形。

近くで売っていた、焼きたてのトウモロコシ。

最悪な味だったので、殆ど食わず、捨ててしまった。

１ＬＥ。

市場内を走る路面電車。

夜になるとこの場所は、更に賑わう。

路面電車の車庫。

写ってる電車すべてが現役で走ってます。

見た目も、車内に入っても、どこから見ても、スクラップ同然に

見えます。

アレキサンドリアの路面電車は一回乗車で２５ｐｔと言う安さ。

アレクサンドリアの遺跡の｢ポンペイの柱｣付近の電車通り。

この通りは日中、線路ギリギリ（線路内まで？）に、露天商がたく

さん出ます。

　

電車の車内から、露天商や買い物客を撮影。

電車は、人々（露天商）と擦れながら進んでいきます。

電車の速度はかなり遅く、時には途中何度も停車しながら進みま

す。窓から買い物が出来そうです。

何でもない街中を進むと、こういう動物に触れる事が出来ます。

これは荷車を引く為の馬です。

街中は、馬車・ロバ車・路面電車・バス・タクシー・乗用車・トラ

ック・人々が、交じり合いながら、走ってます。特に夕方から夜は

凄いラッシュで渋滞（交通停止？）が頻繁にあります。

路面電車を降りて、カメラを片手に街中を歩いていると、地元の人

に声を掛けられる。

『おーい、俺（達）を撮ってくれよ〜』ってー感じで。

別に写真を印画紙にして彼等にあげるわけでもないのに。
（彼等の手元の撮った写真は手に入らないのにね）

私に時間・精神・体力に余裕があったら、快く写真を撮ってあげる

ことにしている。撮った写真を見せることも無いのに、彼等は凄く

喜ぶ。そして別れ際は握手をする。この気さくさは何なのだろう？

毎回エジプトに行くとこの洗礼に会うけど、悪い気はしない。場合

によっては、２・３言しゃべってお友達（？）にもなれる。けど毎

回時間が無いので、その場で終わりにしている。

　当然、観光地ではないので、『金をくれ〜』的な事は皆無である。

待ち歩き中に、小腹が減ったら、露天商の食材を買い食いする。

外食に苦労するエジプトの待ち歩きでは、果物は重宝する。

と言ってもいつもバナナなんだけど（笑）

これで１ＬＥ。

待ち歩きに疲れたので、地中海を見に行く。

メーター無しのボロタクシーに乗って海岸通りへ。

料金は自分の判断で３ＬＥ。

喜ばれることも無く、また文句を言われることも無く、正に適正価

格を払ったのかな？

アレキサンドリアではメータータクシーは無いハズ？（１１年現在）

写真は、地中海。

いつ行っても風が吹いているのか？寒さを感じることもある。

近くのマクドナルドでチーズハンバーガー２つと、フライドポテト

を買う（テイクアウトで）

エジプトでは確かテイクアウェーと言っていたと思う。

合計で２０ＬＥ程度だったかな？日本の物価感覚から

するとかなりの高額である。また別の店で缶コーラを買う。

２ＬＥ。

海を見ながら食す。

一人旅だと、ケチな私はなかなかレストランには入らない。

地中海を眺めながら、しばしの休憩。

でもここはエジプトですね〜

波打ち際付近は、ゴミがたくさん捨てられていた。
（いつものことだけど）

地中海側の路面電車の発着駅（ラムル駅）にある有料トイレの便

器。海岸通でハンバーガーを食し、休憩後、これからの街歩きに備

えてのトイレ利用。たしか２５ｐｔだったはず。こういうトイレの

個室内は普通、撮影しないけど、たまたま綺麗だったので撮りまし

た。利用方法は？ホースから出る水ってどうするの？

路面電車に乗り、こんどは海岸線沿いを走る。

途中にある、移動式遊園地。

移動式ではあるが、私の経験上、１０年以上？この場所にずーっと

あるので、移動して無いんでしょうね。夜でも子供たちは遊んでい

ます（エジプトは宵っ張りだ〜）

カイロ（ヘリオポリス）・ヘルワン（廃線になった）の路面電車に

は案内路線図なる物は無いです。しかしアレキサンドリアには、こ

こ近年、こういう案内板が出来た。アラビア語バージョンと英語バ

ージョンがあり大変便利である。でも路面電車はあまり観光地は走

らないので、実際この案内板を見ている人を見かけない。

車内から馬車を発見！

海岸通り沿いを走る観光馬車かと思ったら、何と、野菜売りの馬車

だったのでパチリ。

当然、路面電車内でカメラを構えてると、地元の乗客から声が掛か

る。『おー、俺（達）を撮ってくれよ〜』と。

早速撮影してあげると、こんどは彼らが携帯電話（カメラ付き）を

取り出して、私を撮影しだした。

エジプトも、今では、携帯電話普及率もかなり高いようです。

屈託の無い彼等と触れ合うのが、いつも楽しいです。

路面電車の終着駅の一つ。

周りは工場地帯である。

この黄色い電車はバックしない（できるけど）。

終点（折り返し）に着くと電車は、ぐるーっとループ状の線路を一

回りして戻っていきます。

マスル駅付近の市場内では、商店と電車との距離はこれくらい。

この狭い空間にたくさんの人々が行き交います。

アレキサンドリアの路面電車は一応、番号で行き先を決めていま

す。番号札（アラビア語）は付けてあるけど、無い場合もある？

写真は、番号札が無いので、チョークで番号が書いてある。

アラビア語で『１』と書いてあります。その横に読めないけど、ア

ラビア語が書かれてます。

途中の発着駅にて。

途中の住宅街（団地街）を走ります。

相変わらず、線路内はゴミ捨て場ですね。

途中の工場地帯を走ります。

石油タンク、クレーン、瓦礫だらけ？

いやー凄いところを走りますね。

電車の窓ガラスも汚れ放題？

街並み散策で出会った馬車。

荷台の荷物は、馬の餌でした。

手前はゴミ置き場か？
（道路もゴミが多かったですね）

この壺は水瓶です。

中には飲料水が入ってます。

素焼きの陶器？だからか水が温まらないらしいです。

近所の人が水を管理しているらしいです。

通行人がたまに飲んでいるようです。

カイロ市内では殆ど見かけませんが、地方へ行くとあるようです。

旅行者は飲まないように！

日本製の中古のフォークリフトを撮影。

『日本海コンクリート工業?』所有だったんですね。

日本語をそのまま消さずに使用しているところが素敵ですね。

フォークリフトの後ろに、恐もてのおっちゃんが居ます。

このフォークリフトの写真を撮ったことがきっかけで、このおっち

ゃんと、日本製品の話に花が咲きました。エジプトでは日本製品が

凄く人気です。

その後、このおっちゃんにチャイをご馳走になりました。

市場での露天商。

荷台にある商品はヘチマです。

お風呂で使うそうです。
（日本と同じですね）

市場での露天商。

こんなものまで売ってます。

商品は、ヒヨコです。

どうするんでしょうか？

ペット？

いや違うでしょうね？

鶏を飼っている家がありましたので、おそらく家畜（食料）でしょ

うか？大きくなったら羽を毟ってお肉に・・・・メスなら玉子を産

む？路面電車内でヒヨコをたくさん買って持っていた、おば様がい

ましたし。

こんどは路面電車の車内。

まるでスクラップ？

こういう状態で日夜、アレキサンドリアの街中を走り続けてます。

椅子がこんな状態の車両もありました。

座れないじゃん？

運転士の頭上を注目！

バックミラーがありますが、そのミラーは何と？

割れた鏡を、ネジと輪ゴムでくっ付けてます。

廃物利用のバックミラーです。

ちゃんと、見えるようです。

お客の乗降の際、必ず見て安全確認をしてました。

後部の車両の車内。

椅子の背もたれが、取れて、金属部分がむき出しです。

その後ろの高い部分は、車掌さんが居る場所。

屋根の蛍光灯も、壊れています。

夜は、蛍光灯がまともに点灯しない電車も多くあります。

ライトも壊れて点灯しない電車が、無灯火で走ってました。

まるで、戦時中（？）の乗り物のようです。

運転台には、食事がセットされてます。

食事中の写真は撮れなかったですが、運転中に運転士は食事してま

した。

誰かとおしゃべりしながらは、当然！

タバコを吸いながらも当然！

チャイを飲みながらも当然！

極めつけは食事しながら、営業運転をしているんです（笑）

郷に入れば郷に従え？

凄いですね〜

運転台の後ろで、前を見ていたり、写真撮影をしていると、運転士

とお友達になってしまいます。

タバコを勧められたり（私は断りますが）

チャイをご馳走してくれたり・・・・

お客さんも、それが当たり前のごとく、接していました。

夕方の海岸線近くの路面電車、タリ駅にて。

夕暮れ時は綺麗な風景になります。

しかし、電車といい　タクシーといい　かなりボロいですね。

風景等の写真を撮っていると、またまた声を掛けられる。

『おーい、俺の写真を撮ってくれ〜』と。

正直、ウザイと感じる時も・・・・・。

でも、パッと写真を撮ってあげると、喜んで、その場を立ち去って

くれる。

　でも全ての写真は私のデジカメの中で、彼等には渡らないのだけ

どね。つくづく不思議だなと思う。

そろそろ皆さん、帰宅時間かな？

おば様達が電車に乗り込みます。

車内販売？

路面電車・大型バス・地下鉄などの公共交通の車両に乗っていると、よく物

売りに遭遇する。物売りの人たちは、ある種違法的に？無賃で？車両に乗り

込んで来る。乗務員も黙認だ！売り子は大きな声で商品を連呼して、車内を

廻っている。中には、ひざの上に乗れそうな小さな商品だと、座っている乗

客の全員のひざの上に商品を勝手に置いて行く。しばらくすると、その売り

子が商品を回収しに来る。殆どの乗客は黙って商品を返す。欲しいと思った

乗客はお金（１ＬＥ？）を渡して商品を買っている。いろんな人のひざの上

に乗った商品は買う気はしないが・・・・・でも私は過去に、シールと塗り

絵を買った。

　商品の一例（見物経験）
【ひざの上置き商品】

安全ピン　ボタン　ボールペン　テッィシュ　ガム　キャンディー

シール　塗り絵　ゴム紐　楊枝　マッチ　縫い糸　などなど

【声掛け移動型商品】

財布　サングラス　菓子類　ベルト　歯ブラシ　などなど

【写真は、ひざの上に置かれた、安全ピンとボタン】

夜の市場。

肉の部位がそのままの形で売られていました。

路面電車をバックに市場の野菜売り。

キャベツでしょうか？

夜も更けてきて・・・・

住宅地でのひとコマ。

アパート群の自宅に帰るであろう、若い女性たち。

夜の路面電車。

写真は、かろうじて車内の蛍光灯は無事に点灯していたけど、ライ

トが壊れていて、無灯火で走っていた電車。

夜の路面電車。

工業地域での終点の駅でのループ線。

付近には住宅は無く、人通りは皆無。

工場の勤め人らしき人々も居なくて、寂しさと静けさだけが漂う。

それでも暗闇から、ぬーっと人が現れ、路面電車に乗って行く。

夜中のアレキサンドリア中央駅（マスル駅）

ライトアップされていて美しい。

どうやら、カイロまでの列車はもう終わってしまった様だ。

列車が終わってしまったら、カイロまでの移動手段は長距離セルビスのみか？
（バスはあるのか知らないし・・・・ヒッチハイクは・・・たいへん？）

アレキサンドリア中央駅（マスル駅）の側に、長距離セルビス乗り場があり

カイロや他の地域に発車して行く。

客引きにカイロまでと告げ、車に乗せてもらう。先客は５名程度だ。

いつ集まるのか（満席になるのか）分からない。夜中だし、はたしてすぐに

集まるのかな？客引きは、その辺を歩いている人々に必死に声を掛けている。

　料金は２５ＬＥ。

３０分程したら、客引きが団体で人を連れてきた。偶然カイロまでのグルー

プが居たんだね。グッドタイミング。やっと満席になって出発だ。途中ガソ

リンスタンドと売店に立ち寄り、カイロまで砂漠ロードを爆走した。途中空

を見上げると満天の星空だった。

その後何とかカイロ市内に入り、乗客は降りたい場所で個々に降りて行っ

た。写真は撮らなかったが、真夜中のカイロ市内の怪しい？街中も魅力的だ

った。真夜中でも露天商はやっていました。セルビスも露天商も２４時間営

業？結局、最後までセルビスに乗っていたのは私だけになった。運転士は何

事も無いように車を走らせ、ラムセス駅近くで私を降ろした。ホテルまでは

行ってくれなかった（当然だが）その後タクシーでホテルまで行った。

写真は、出発前（集客中）のセルビス車内と客引き。

【帰国日当日】

ホテルで朝食を取り、身支度をして、チェックアウト。

ホテルロビーでタクシー（白タクか？）の声が掛かるが、今回は無

視してみる。ホテルから２００ｍ程度歩いたところで、白チェック

タクシー（メーターあり）を捕まえ、空港までの料金交渉をする。

私が言い値で４０ＬＥと言ったら、あっけなく交渉成立。空港入場

料の５ＬＥも別途くれと言ったので、その分は了承して、料金は４

０＋５ＬＥだ。

（正規のメーターだともっと安いけど、インチキメーターもあるので、安心材料で交渉にする方がベターだ）

写真は無事に空港に着いたところ（カイロ空港第一ターミナル）

これから乗る飛行機は、カイロ発アブダビ行きのエティハド航空。

機体にはマンチェスターのサッカーチーム仕様の塗装になっていた。

上空よりスエズ運河をパチリ！

地図と同じだ。

機内食。

ハイネケンのビールも頼む。

サウジアラビアの上空。

砂漠に何やら丸い物がたくさんある。

おそらく地下水を利用した農業なのかな？

アブダビ行きのエティハド航空は定時に到着。

行きと同じように、アラブ首長国連邦（アブダビ）に入国。

ビザは行きに取れているので、入国スタンプのみ押される。

一通り空港周辺を歩くだけであるが、外国の空気は感慨深いものが

ある。

再度、入国スタンプを押され、日本（成田）行きのエティハド航空

を待つこととする。

写真はエティハド航空のカウンター（何か高級感がありますね）

アブダビ空港のターミナル（第３かな？）

ほぼ同時刻に、成田行き（直行）と名古屋行き（北京経由）の２本

のエティハド航空が日本に飛び立ちます。

何することも無く、ただひたすら出発時刻を待つのみ！

空港内で食事をしなかったので、空腹である。

配られた機内食は完食＆ハイネケンビールも頂く。

いつも帰国便での機内食はまずい（？）＆疲れからか、残す場合が

多いのですが、今回のエティハド航空の機内食は美味しいですね。

東方面行きの飛行機は、偏西風の影響で飛行時間が短い、おまけに

時差（時計を早める）の影響で、あっという間に朝になってしま

う。配られた機内食はおかゆです。そして味噌汁もある（インスタ

ントだけど）このおなかに優しい和風の機内食はありがたいです

ね。

【写真は過去に撮影】

無事に定時に成田空港に到着。

毎度のことだけど、荷物がなかなか出てこない。

成田エキスプレスの時刻を気にしながらイライラである。

やっと出てきて、税関を無事？通過・・・

急いで乗り場に行ったが、間一髪、間に合わない。

後の列車は３０分後。

気を取り直して、京成スカイライナーへ行って見る。

ちょうど１０分後の列車がある。いままではのスカイライナーとは

違い、最近は新路線を通るので、所要時間が凄く短くなった。ため

しに乗ってみることにする。料金も成田エキスプレスよりかなり？

安いし。日暮里までの乗車であるが、かなり早い！

スカイライナーも案外便利であると感じた次第です。

疲れたけど、楽しい旅であった！

〜〜　〜〜　〜〜　【完】　〜〜　〜〜　〜〜

この旅行記へのコメント （1）

• 飛行船さん 2012/05/07 10:31:39

  夢の島　ゴミの山

  いつも　パック旅行ですから　こんな過激な環境には
  現地ガイドが　危険を感じ　敬遠し　
  遭遇のチャンスがありません。
  
  アレキサンドリア駅から　さながら
  ゴミ捨て場を驀進する列車の中で　見事に体験できました。
  
  観光バスの外国人（日本人）に　喜んで手をふる親愛なる
  エジプト人が　大勢いてこちらも手を振って　返す。
  
  不思議屋の前に飛び込んできて　ポーズする　数枚の写真が
  まさに　あなたへの異国のプレゼントでしたねぇ
  
  全数にわたり　豊かなコメントは　観る人　読む人の
  血を沸かせる情報を添え　旅をいざなう傑作なり
  
  飛行船