2012/02/04 - 2012/02/04
430位(同エリア525件中)
ちゃおさん
遊覧船は右手の海岸線に沿って小島と小島の間を縫うようにして進んで行く。海岸の岸壁の上には大きな白亜の観音像が建立されている筈だが、海上からは見えない。どこまでが松島湾で、どこから先が塩竃湾か定かに判別できないが、それはどこまで行っても小島が続き、カモメが舞っているからに他ならない。
しかし塩竃湾の湾口を閉ざす狭間に近付くにつれ、大きな有人の島なども見えてきて、そこには明治の頃の古い灯台跡などもある。カモメが更に数を増してきたようだ。それはこの湾の奥に、日本でも有数の塩竃漁港の魚市場があるからで、嘗ては日本一の水揚げ高を誇ったこともあった。今でも尚、銚子、境湊、下関、焼津、気仙沼、根室等々と覇を競っている。そこへカモメが集まってきているのだ。
< 松島や 小雪の中に 鷗舞ふ >
湾口の狭間を通り抜け、湾内に入る。右手の魚市場も高波に洗われたであろうが、今は現状に復している。尤も今はもう夕方で、市場の活気はどこにも見られないが・・。
陸地が段々と近付いてきて、塩竃の街並みも大きく広がりを見せている。街の後ろに控える小高い山の中腹に塩竃神社がある筈だ。奥州一の宮。旧官幣大社。湾からこうして陸地を眺め、なだらかな山の広がりを見ていると、1000年前、この地に大和の最前線、蝦夷との接点の地として、この場所が選ばれたのが、少しは理解できるようだった。
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