2012/02/02 - 2012/02/07
203位(同エリア1849件中)
おやさいさん
家族三人でパリ!のはずが嫁さんが仕事の都合でまさかの不参加。
そういう成り行きで6才の娘と二人だけで旅することになった記録です。
2日目はパリ・モンパルナス駅からTGVに乗って日帰りでモン・サン・ミッシェルへ。
ついでにモン・サン・ミッシェル観光への起点となるレンヌ(Rennes)の街も歩きました。
モン・サン・ミッシェルはさすがの美しさ!
天気に恵まれたこともあって感動的な風景に出会えました。
木組みの家が連なるレンヌの街並み散策も楽しかったです。
【旅程】
パリ・モンパルナス駅 7:12 →TGV→ レンヌ駅 9:17
★レンヌのマルシェ&旧市街散策
レンヌ 11:40 →バス→ モン・サン・ミッシェル 13:05
★モン・サン・ミッシェル観光
モン・サン・ミッシェル 17:15 →バス→ レンヌ 18:40
レンヌ駅20:03 →TGV→ パリ・モンパルナス駅 22:19
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
この日は6時過ぎに起床と少し早起き。
でも自分も娘もぐっすり眠れたから体調は万全です。
ホテルが駅のすぐそばなので、部屋を出てから5分ほどで駅構内に到着。 -
早朝から旅行者で賑わうモンパルナス駅。
ヨーロッパのターミナル駅の周辺は治安が悪いところが多いけど、モンパルナス駅はそういう印象は受けませんでした。 -
昨日に引き続きこの日もパリは極寒なので、体を温めるべくホーム近くの売店で自分はカプチーノ、娘はホットショコラを買って、TGVに乗り込みます。
TGVは事前にネットで予約&購入してEチケットで乗車しました。
購入方法の詳細はクチコミで。 -
指定された座席は20号車。
これがクセ者で20号車は一番先頭の車両だったので、長いホームを端から端まで歩くはめに。
結構な距離を歩いてようやく座席にたどり着きホッと一息。 -
冬のヨーロッパは夜が長くてなかなか日が昇りません。
9時前になりようやく明るくなってきたと思ったら、車窓は一面の雪景色。
モン・サン・ミッシェルは海沿いやしパリよりも寒いやろうなぁ…と思うとちょっと憂鬱。
昨日のパリ市内観光は、いつでもホテルに帰れる安心感があったけど、今日は帰りのTGVの時間が決まっているから、どれだけ寒くてもホテルに帰ることができません。 -
列車はパリを出て2時間ほどでレンヌ駅に到着。
レンヌが近づくにつれ車窓から雪はなくなり、レンヌに着くころには天気も快晴に。
これならレンヌの街歩きも楽しめそう! -
近代的できれいなレンヌ駅構内。
売店やカフェもあるし、ここなら帰りのTGVの待ち時間もなんとか過ごせそう。 -
モン・サン・ミッシェル行きのバスのりばは、駅の北口を出て右側に進むとすぐに見つかりました。
今すぐ9:40発のバスに乗ることもできるけど、レンヌの旧市街を散策するから、2時間後の11:40発のバスに乗ります。
バスのりばの確認も無事済んだし、メトロに乗ってレンヌ旧市街へ出発! -
レンヌのメトロは無人運転の近代的なメトロで運転席がないから前の景色がよく見えます。(といってもトンネルの中を走るだけですが…)
旧市街へはSNCFレンヌ駅(Gares)から「J.F.Kenedy」方面に乗り3つめのSainte-Anne駅で下車。
乗車時間は5分程度です。
ちなみにレンヌメトロの切符は刻印方式なので改札はなし。
なので、間違って無賃乗車しないように注意が必要。
券売機の使い方は簡単やったけど、こども運賃の出し方がわからず、結局娘の分も大人の切符を購入しました。 -
Sainte-Anne駅に到着して、地上に上がるとレンヌらしい木組みの家がお出迎え。
【娘が撮影】 -
娘は落ち着いた雰囲気のこの街並みが気にいったらしく、さかんにシャッターをきっていました。
-
レンヌに立ち寄った最大の目的は、旧市街のリス広場で開かれているマルシェに行きたかったから。
ここのマルシェは毎週土曜日に開催。で、今日はちょうどその土曜日!
これは寄り道しないわけにはいきません。 -
マルシェには野菜・果物はもちろん貝やらパンやらあらゆる食材が売られています。
これは見てるだけでも楽しい! -
フランスらしくチーズ専門の店もたくさんあります。
自分もこの店でおみやげを一つ買って帰りました。 -
次はレンヌ名物のガレットの屋台を発見。
冬の澄んだ空気の中で食べるあったかいガレットは最高!
最初は娘と半分ずつにするつもりやったけど、あまりにおいしくてもう一つ追加で注文することに。 -
その後はクレープを食べたり、ホットショコラを飲んだりと二人でマルシェを満喫。
マルシェの店員さんは気さくで親切な人が多かったから、娘も事前に覚えたフランス語「ぼんじゅー、めるしー、おーるぼわー」で店員さんとのやりとりを楽しんでました。 -
レンヌのマルシェよありがとう!
かなり楽しかったです。 -
マルシェを楽しんだ後は、マルシェのすぐ近くにあるサンピエール大聖堂へ。
-
中に入ると観光客が誰もいなくて入っていいかちょっと戸惑ったけど、教会の人に「ボンジュー」とあいさつすると笑顔で返事してくれたからどうも見学はOKらしい。
ここの教会は荘厳というよりはどちらかというと華やかな印象。 -
大きなパイプオルガンが立派。
娘はこのパイプオルガンに感激の様子。
娘によればこのパイプオルガンは大好きなアニメ、プリキュアに出てたのと同型らしい。
ほんまかいな(笑) -
朝日がさしてきらきら輝くステンドグラス。
-
教会を見学した後はレンヌ旧市街を散策。
自分の持ってたガイドブックにレンヌの紹介はなかったので、家でプリントアウトしてきたグーグルマップのざっくりした地図でだいたいの方向を確認しながらぶらっと歩きました。 -
ところどころに木組みの家が残るレンヌの街並み。
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朝ということもあってか、人通りも少なくのんびりと歩くことができました。
-
レンヌで一番有名な木組みの家を発見。
ぐにゃっと曲がった家がおもしろい。
娘は「おもちゃの家みたい!」と大喜び。 -
この木組みの家はシャン・ジャケ通りをSaint-Anne駅方面へ向かって歩いたところにあります。
-
レンヌでは2時間しかとってなかったけど、もう少し時間が欲しかったなぁ。
モン・サン・ミッシェル行きのバスの出発時間が迫ってきたのでSaint-Annne駅から再びメトロに乗りレンヌSNCF駅まで戻ります。
【娘が撮影】 -
バスターミナルの窓口でキップを買って、モン・サン・ミッシェル行きのバスに乗車。
モン・サン・ミッシェルまで1時間ちょっとの旅路です。
ちなみに窓口ではクレジットカードも使えました。 -
レンヌの街を出てしばらく走ると車窓にはいかにもヨーロッパらしい農村風景が広がります。
牛やら羊やらも見れるので娘は車窓にくぎ付け。 -
極寒のパリとはうってかわって、この地方は穏やかな晴天。
せっかくなんで、モン・サン・ミッシェルをじっくり眺めるために対岸から歩くことを娘に提案。
娘もノリ気だったので、島内までバスに乗らず、一つ手前の対岸で下車します。
バス停からしばらく歩くと遠くにモン・サン・ミッシェルの遠景が!
思わず「おぉー!」と声があがります。 -
堤防ごしに眺めるモン・サン・ミッシェル。
-
冬のオフシーズンということもあってか、歩いている人は自分と娘の二人だけ。
モン・サンミッシェルを二人占めしたみたいでとても幸せな時間でした。 -
対岸から島内までは約2km。
ちょっと距離はあるけど、だんだんとモン・サン・ミッシェルが迫ってくるこの感覚は最高! -
「バスに乗ってた人も一緒に降りて歩けばよかったのにね」という娘の言葉どおり、天気のいい日は対岸から歩くのがオススメ。
6才の子供のスピードでも45分ほどで歩けます。
ちなみに、環境保護のため今年か来年にはレンヌからのバスは対岸止まりになって、そこからシャトルバスか観光馬車で島内へ行くようになるらしい。
馬車から眺めるモン・サン・ミッシェルもいい眺めやろうなぁ。 -
そしていよいよ島内へ上陸!
-
島内に入ると通りは観光客で大賑わい。
日本人の観光客もたくさんいます。
修道院まで続くグランド・リュと呼ばれる通りにはお土産物屋がいっぱいで門前町のような雰囲気。 -
グランド・リュは緩やかな坂道になっていて、そのまま修道院への入口につながります。
このあたりまで来ると景色が開けてきて眼下には雄大な風景が。 -
要塞のようにそびえたつ修道院。
-
修道院への長い階段をがんばって登っていく娘。
このあたりは登りが結構続くので、ところどころで休憩しつつ登っていきました。 -
途中チケット売り場があって、そこを抜けると最後の長い階段。
頂上からの絶景を目指してもうひと踏ん張り!
ちなみにチケット売り場の広間はちょっとわかりにくい構造になっていて、自分たちは間違えて出口の方へと下ってしまいました。
他の観光客の人も間違えていたから迷いやすいポイントだと思います。
チケット購入後、広間の奥に進むのではなく入口のほうに一旦戻るのが正解のルート。 -
がんばって登り切った分、上からの眺めは最高!
遮るものが何もないので遥か遠くまで見渡せます。 -
こんな辺鄙なところにこんな巨大な城塞を築くなんて…。
ただただ凄いとしか言いようがない! -
床に彫られた文字や記号を発見した娘は「これはきっと秘密の暗号だ」とか言ってすっかりミステリハンター気分。
床の写真をとりまくってました(笑)
この記号は建築の際の石工のサインで、このサインによって石工は給料をもらっていたとのこと。
娘のミステリーをぶち壊すのも気がひけるからこの事実は黙っとこう。 -
テラスからの絶景を堪能した後は修道院の内部へ。
内部は意外に簡素なつくりでどこか寂しげな印象。
監獄として使用されていた歴史がそう感じさせるのかも。 -
次に進むと中庭に出ます。
ここはその昔、修道僧たちが瞑想に使用していた場所。
立ち並ぶ柱廊の美しさに心ひかれます。 -
ここからは次々といろんな部屋が現れます。
言うなればドラクエとかのダンジョンに迷い込んだ気分。
こんな不思議な空間が実際にあるんやなぁと感動しました。 -
修道院の内部をぐるぐると回っているといつの間にかさっきのチケット売り場に戻ってきました。
どうやら修道院の冒険の旅はこれで終わりらしい。
出口ではモン・サン・ミッシェル(=聖ミカエル山)の名前の由来である大天使ミカエルの像が見送ってくれます。
【娘が撮影】 -
修道院から出た後は階段と坂道を下り、グランド・リュでおみやげ探し&カフェで休憩。
-
休憩して体力が回復したので、グランド・リュの一番上側にあるサン・ピエール教会に立ち寄ってみることに。
-
小じんまりとした教会ながらステンドグラスが美しく見応えがあります。
まさに信仰の場といったかんじで内部は厳粛な空気に包まれていました。 -
旅の安全を祈ってキャンドルに火を灯します。
-
ここのキャンドルには聖ミカエルの絵。
パリのノートルダム大聖堂のキャンドルは聖母マリアの絵やったから、教会が祀る聖人によってキャンドルのデザインが違うらしい。 -
教会を出た後は、島の入口にあるバス乗り場まで戻ります。
帰りのバスの出発時刻まではまだちょっと時間があるから島のまわりの干潟を散策。 -
娘は「ママへのおみやげ!」と言いながら貝殻ひろいに夢中。
-
自分は美しい干潟の風景をのんびり眺めます。
-
そうこうしているうちに出発時刻が近づいてきたので、バスに乗車。
モン・サン・ミッシェルは期待通りの素晴らしい場所でした。
娘も名残り惜しそうに離れゆくモン・サン・ミッシェルを何度も振り返ってました。 -
バスはいくつかの農村を走り抜けレンヌへ向かって走ります。
娘はいっぱい歩いて疲れたのか帰りのバスでは爆睡。
自分は今日の思い出に浸りながら流れゆく車窓を眺めていました。 -
バスは定刻よりも20分ほど早くレンヌ駅前に到着。
バスの中で爆睡していた娘は寝起きが悪く、今回の旅行で初めて不機嫌に。
疲れもあるやろしかわいそうやなぁと娘に気をとられていると、道に落ちてる犬のう○こを踏むはめに……。
でも、この様子を見た娘は大爆笑!
すっかり機嫌を取り戻しました。
これぞまさに怪我の功名!?
娘いわく「わたし、眠くて泣いてたけどう○こはちゃんとよけてたよ。パパおっちょこちょいやね!」
…フランスの街には犬の落し物がいっぱいあるのでみなさんもご注意を! -
靴の裏をしっかり地面にこすりつけてから、夕食をとるべく駅前でみつけたクレープリーへ入店。
-
ここではレンヌ名物のガレットとシードルを注文。
これがめっちゃおいしくて大満足!
店員さんも愛想がよくて好印象。
レンヌ駅の駅前にあるから乗り継ぎ時間の合間にレンヌ名物を味わうことができます。 -
その後は、20時03分発のTGVに乗りパリ・モンパルナスまで一気に帰りました。モンパルナス着は22:19と遅い時間になったけど、ホテルが駅のそばなのでこういう時に助かります。
今日は充実した一日で本当に楽しかった!
明日は、午前中はパリ市内、午後からはベルギーのブリュッセルを訪れます。
【3日目 オペラ座とブリュッセル編(作成中)につづく】
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