マドリードとバルセロナの芸術鑑賞

2004/09/09 - 2004/09/18

スペインの３大画家、フランシスコ・ゴヤ、エル・グレコ、ベラスケスをプラドやトレドで堪能。

バルセロナのサグラダファミリア等で有名なアントニ・ガウディの建築群、モンジュイックのオリンピックスタジアム、そしてバルサの本拠地、カンプノウを見学。

エリア マドリード(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

プラド美術館は、あまりの素晴らしさに２度訪問。９月に訪れたためか、観光客至って少なく、世界の名画が、存分に楽しめます。何物にも代え難い贅沢な時間です。

ベラスケスの傑作「ラス・メニーナス」。

この傑作が、他の鑑賞者も気にせず、ゆっくり・じっくりと堪能できます。国王フェリペ４世の目線で描かれた構図の絶妙さに、しばしみとれます。

ゴヤのタペストリーの下絵もたくさん展示されています。
特に気に入ったのはこの絵。

新郎は、成金の親父か。。
みため醜男。新婦は、美人だが靴ははき慣れていないと見えて、左右逆になってしまっているという、ゴヤならではの人間観察眼の冴えた風刺画。

残念ながら、2012年の国立西洋美術館の展示会には、出品されず。。。

残念でした。

この絵も、人っ子一人いない空間で、細部までじっくり眺められます。

ヒエロムニス・ボスの「快楽の園」。細かい絵だけに、ゆっく利観ることが出来るのは何よりです。

エルグレコです。

輝くような筆遣い。スラッとしたスタイリッシュな人物など、グレコならではの絵画

十字架を抱くキリスト。

グレコの描く指の形は。必ず薬指と中指がくっついている。一番手が美しく見える形だそうです。

解説するまでもありませんね。ゴヤの傑作「マドリード」。

白い服の男は、十字架に張り付けられたイエス・キリストをイメージしているとも言われています。

バルサの宿敵、レアル・マドリーがタイトル獲得時に祝うシベーレス広場が見えてきました。

観光客にとっては、シベーレスよりもこの中央郵便局の建物の方が有名か。

マヨール広場近くの老舗レストラン「ボティン」にて。

子豚の丸焼きに、ハモンセラーノの生ハム。肉食好きには堪らないお店でした。

当時は今ほど日本にハモンセラーノが入ってこなかった時代。こんなに美味い生ハムがなんで日本に入ってこないんだろうと、不思議に思っていたら、数年後に大普及。

そりゃそうだよな。でも日本では高いし、量も少ない。こんときは、たっぷりといただきました。

王宮です。
中は、結構開放されていて、陶器の間など、たっぷり時間がかかりました。

スペイン広場。

奥の像はドン・キホーテで有名なセルバンテス。

手前の像は、ドン・キホーテ。

スペインでは、よほどこの小説が有名なんですね。

トレドに入場する門。
マドリードから電車に乗っていきました。

駅からは、坂道を上らなくてはならないので、結構大変。既に９月でしたが、照りつける太陽の何と暑いこと！

タクシーも殆ど走っていないので、レンタカーか日帰りオプションツアーで行くことをお勧めします。

門をくぐってしばらく歩くと、ソゴドベール広場。

旧市街の道は細く、迷路のよう。道の先にはカテドラルが見えます。

とにかく自由旅行者泣かせの街です。暑いさなか、さんざん迷いました。
ひつこいようですが、ツアーでの訪問をお勧めします。

バルセロナでは、なんといっても、FCバルセロナの本拠地カンプ・ノウ（＝新しいスタジアムという意）。

その敷地内にあるオフィシャルショップにて

カンプノウの外壁には、各地のソシオのクラブの紋章が飾られている。

グエル公園にて。

グエル公園その２。

こんなところに、像があって面白い

サグラダファミリアは、技術革新により、どんどん工期が短くなっているようです。

内部のステンドグラスは、見事な美しさ。

外観が有名ですが、実は中の方がもっと美しいのです。

柱の部分が、ガウディの真骨頂。一見すると植物のように、不規則に出来た構造物のようですが、引力を活用した模型を使って、力の分散具合を科学的に解析した結果が、この構造。

それがこんなに美しいなんて奇跡ですね。

カーサ・ミラの屋上より、サグラダファミリアをのぞむ。