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ラルナカ空港でレンタカーを借り出した時、ガソリンはas empty as possibleで返してね、とカウンターのお姉さんに言われた。ガソリン代約60ユーロは前払いのため。1週間もつかしらと言うと、多分大丈夫とのこと。でも、そんなに上手くガソリンを使い切れるものだろうか。結果はいかに…<br /><br />旅程:<br />1月30日(月) EK317 KIX 23:40−DXB 31日5:45<br />1月31日(火) EX107 DXB 8:15-LCA 10:15 リマソル(Amathus)泊<br />2月1日(水)〜3日(金) パフォス3連泊<br />2月4日(土)〜5日(日) リマソル(Potamos Germasoyias地区)2連泊<br />2月6日(月) EK108 LCA 19:30−DXB 7日0:55<br />2月7日(火) EK316 DXB 3:00−KIX 16:50<br /><br />表紙写真:Crusader Beach(リマソル)にて。

キプロス ふれあい一人旅:第5・6泊目(完)。

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2012/01/30 - 2012/02/07

25位(同エリア32件中)

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38

Fluegel

Fluegelさん

ラルナカ空港でレンタカーを借り出した時、ガソリンはas empty as possibleで返してね、とカウンターのお姉さんに言われた。ガソリン代約60ユーロは前払いのため。1週間もつかしらと言うと、多分大丈夫とのこと。でも、そんなに上手くガソリンを使い切れるものだろうか。結果はいかに…

旅程:
1月30日(月) EK317 KIX 23:40−DXB 31日5:45
1月31日(火) EX107 DXB 8:15-LCA 10:15 リマソル(Amathus)泊
2月1日(水)〜3日(金) パフォス3連泊
2月4日(土)〜5日(日) リマソル(Potamos Germasoyias地区)2連泊
2月6日(月) EK108 LCA 19:30−DXB 7日0:55
2月7日(火) EK316 DXB 3:00−KIX 16:50

表紙写真:Crusader Beach(リマソル)にて。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
交通手段
レンタカー
航空会社
エミレーツ航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • パフォスでの最終日。Alex.Hotelの朝食時間は7時から。7時に客室を出ると、エレベータの前でテッドと行き会った。一昨日、カクテルパーティで知り合った客だ。一緒に朝食を取り、8時に私の運転でパフォスのモザイクを見に行った。入場料は彼が払ってくれた。君が運転してくれたからと。<br /><br />ここは、古代ローマ時代(A.D.2〜5世紀)の床モザイクが残る4つの館跡。敷地は広大で公園のようだ。1962年、最初に遺跡を見つけたのは農夫だった。<br /><br />写真:House of Aion(A.D.4世紀)にて.1983年発掘。右端の、光輪をつけ竪琴に手を置いているのがアポロ。神に音楽決闘を挑み負けた愚かな男を罰している。

    パフォスでの最終日。Alex.Hotelの朝食時間は7時から。7時に客室を出ると、エレベータの前でテッドと行き会った。一昨日、カクテルパーティで知り合った客だ。一緒に朝食を取り、8時に私の運転でパフォスのモザイクを見に行った。入場料は彼が払ってくれた。君が運転してくれたからと。

    ここは、古代ローマ時代(A.D.2〜5世紀)の床モザイクが残る4つの館跡。敷地は広大で公園のようだ。1962年、最初に遺跡を見つけたのは農夫だった。

    写真:House of Aion(A.D.4世紀)にて.1983年発掘。右端の、光輪をつけ竪琴に手を置いているのがアポロ。神に音楽決闘を挑み負けた愚かな男を罰している。

  • 写真:海のニンフ(半神半人の妖精)の美人コンテスト。審判はアイオン。「アイオンの家」という名前は、アイオンが描かれていることから付けられた。<br /><br />次に、テッドの案内で聖ソロモンの地下墳墓(St. Solomon&#39;s Catacombs)を訪ねた。木(terebinth)が生え、枝に布切れを結ぶと病気が治るとか。木の枝には、白い布が鈴なり。カメラのバッテリが切れ、写真はなし。

    写真:海のニンフ(半神半人の妖精)の美人コンテスト。審判はアイオン。「アイオンの家」という名前は、アイオンが描かれていることから付けられた。

    次に、テッドの案内で聖ソロモンの地下墳墓(St. Solomon's Catacombs)を訪ねた。木(terebinth)が生え、枝に布切れを結ぶと病気が治るとか。木の枝には、白い布が鈴なり。カメラのバッテリが切れ、写真はなし。

  • 写真:抱かれている赤ちゃんは、ディオニソス(バッカス)。ゼウスの息子。沢山のニンフに囲まれている(アイオンの家にて)。<br /><br />そして、聖パウロの柱St. Paul&#39;s PillarsのあるAgia Kyriaki(聖日曜日) Churchへ。入場無料。教会は、初期ビザンティン・バジリカの上に、13世紀に建てられた。使徒パウロ(12使徒ではない)が、パフォスに布教に来て、鞭打ちの刑を受けた柱が残る(写真なし)。

    写真:抱かれている赤ちゃんは、ディオニソス(バッカス)。ゼウスの息子。沢山のニンフに囲まれている(アイオンの家にて)。

    そして、聖パウロの柱St. Paul's PillarsのあるAgia Kyriaki(聖日曜日) Churchへ。入場無料。教会は、初期ビザンティン・バジリカの上に、13世紀に建てられた。使徒パウロ(12使徒ではない)が、パフォスに布教に来て、鞭打ちの刑を受けた柱が残る(写真なし)。

  • テッドとホテルに戻り、チェックアウトして10時過ぎ、テッドに別れを告げ、Aphrodite Hills(ククリアKouklia)へ向かった。ここでは11時の予約で、パトリシアの乗馬レッスンを受けた。30分25ユーロ。<br /><br />正午、ククリアを出発して、アポロン神殿、古代競技場(2世紀、五種競技pentathlon-走幅跳、円盤投、短距離走、やり投、レスリングが行われた)を訪ね、リマソルへ。ここで、旅行中最悪の道迷い…給油お知らせのオレンジランプも点灯。警察署で道を尋ね(意外と英語が下手なお巡りさん,若いから?)、やっとAtlantica Miramare Hotelに到着(写真)。館内のミストサウナの中で、キプロス人の中年男性とお喋り。「大阪の人口は?」「えーっと、数字が苦手で…キプロスの人口は?その3倍よ。」

    テッドとホテルに戻り、チェックアウトして10時過ぎ、テッドに別れを告げ、Aphrodite Hills(ククリアKouklia)へ向かった。ここでは11時の予約で、パトリシアの乗馬レッスンを受けた。30分25ユーロ。

    正午、ククリアを出発して、アポロン神殿、古代競技場(2世紀、五種競技pentathlon-走幅跳、円盤投、短距離走、やり投、レスリングが行われた)を訪ね、リマソルへ。ここで、旅行中最悪の道迷い…給油お知らせのオレンジランプも点灯。警察署で道を尋ね(意外と英語が下手なお巡りさん,若いから?)、やっとAtlantica Miramare Hotelに到着(写真)。館内のミストサウナの中で、キプロス人の中年男性とお喋り。「大阪の人口は?」「えーっと、数字が苦手で…キプロスの人口は?その3倍よ。」

  • 翌日、Miramareの客室からは、朝日を望めた。

    翌日、Miramareの客室からは、朝日を望めた。

  • 日曜日、リマソル城(写真)は午前中だけ開いている。城が建つ前の1191年、リチャード獅子心王がベレンガリア姫とここにあったSt. George&#39;s Church(聖ゲオルギウス十字・赤十字は、十字軍の頃からイングランドの紋章として使われた)で結婚したと言われる。13世紀に築城、ヴェネツィア統治時代(1489−1570)、海賊対策として壁が強化された。現在の建物は、地震で壊れた後、トルコに征服され、1590年トルコ支配下で再建されたもの。壁厚が2mあり、トルコはここを牢屋として使っていた。もともとは広大な城が、今のように縮小された。城の周りは、丸石(cobble)で舗装されつつあり今も工事中だけれど、地面を掘る度に人骨が出るようで、それが工事が長引く原因かも知れない。

    日曜日、リマソル城(写真)は午前中だけ開いている。城が建つ前の1191年、リチャード獅子心王がベレンガリア姫とここにあったSt. George's Church(聖ゲオルギウス十字・赤十字は、十字軍の頃からイングランドの紋章として使われた)で結婚したと言われる。13世紀に築城、ヴェネツィア統治時代(1489−1570)、海賊対策として壁が強化された。現在の建物は、地震で壊れた後、トルコに征服され、1590年トルコ支配下で再建されたもの。壁厚が2mあり、トルコはここを牢屋として使っていた。もともとは広大な城が、今のように縮小された。城の周りは、丸石(cobble)で舗装されつつあり今も工事中だけれど、地面を掘る度に人骨が出るようで、それが工事が長引く原因かも知れない。

  • 城の屋上からの眺望。屋上以外は撮影禁止。<br /><br />城は英国統治時代(1878−1960)、警察署や留置所として使われた。<br />1963−1974年は、キプロス軍が使っていた。<br />中世博物館となったのは、1987年より。<br /><br />あ、そうか。1960年まで英国統治下だったから、キプロスでは年配者は英語が達者で、若者は下手な訳ね。

    城の屋上からの眺望。屋上以外は撮影禁止。

    城は英国統治時代(1878−1960)、警察署や留置所として使われた。
    1963−1974年は、キプロス軍が使っていた。
    中世博物館となったのは、1987年より。

    あ、そうか。1960年まで英国統治下だったから、キプロスでは年配者は英語が達者で、若者は下手な訳ね。

  • 城の敷地内には、帽子とトルコ語…トルコに征服された印だろうか。<br /><br />リマソルの街中は、日曜で店が閉まっている。オレンジランプが気になるので、まずはB1線沿線のガソリンスタンドに寄り、10ユーロ分を給油。明日には空港へ返却するので、これで十分だと思った(結果はいかに…)。そして高速道路に乗り、ヒロキティアへ。

    城の敷地内には、帽子とトルコ語…トルコに征服された印だろうか。

    リマソルの街中は、日曜で店が閉まっている。オレンジランプが気になるので、まずはB1線沿線のガソリンスタンドに寄り、10ユーロ分を給油。明日には空港へ返却するので、これで十分だと思った(結果はいかに…)。そして高速道路に乗り、ヒロキティアへ。

  • リマソルから片道1時間のドライブ。郊外にポツンとあり、広い駐車場がある。ヒロキティアは、新石器時代(B.C.7000年)の遺跡(世界遺産)。<br /><br />写真:復元された新石器時代の住居。建材は、地元の石・土・植物。石は、石灰石と河原で集めた輝緑岩。屋根の骨組には松の木材を使用。壁土には、水と藁を混ぜた。土レンガは、型を使わず藁に包んで表面を平らにならし、四角に切って作った。

    リマソルから片道1時間のドライブ。郊外にポツンとあり、広い駐車場がある。ヒロキティアは、新石器時代(B.C.7000年)の遺跡(世界遺産)。

    写真:復元された新石器時代の住居。建材は、地元の石・土・植物。石は、石灰石と河原で集めた輝緑岩。屋根の骨組には松の木材を使用。壁土には、水と藁を混ぜた。土レンガは、型を使わず藁に包んで表面を平らにならし、四角に切って作った。

  • 階段を上っていくと、本物の発掘現場へ。先ほどの復元住居を見下ろす。向こうに高速道路も見える。本当に、高速14番出口からすぐの場所にあるのだ。

    階段を上っていくと、本物の発掘現場へ。先ほどの復元住居を見下ろす。向こうに高速道路も見える。本当に、高速14番出口からすぐの場所にあるのだ。

  • 本物の発掘現場。B.C.9000年末には、キプロスで農業と牧畜をする定住が始まっていた。

    本物の発掘現場。B.C.9000年末には、キプロスで農業と牧畜をする定住が始まっていた。

  • アーモンドの花も咲き始めている。

    アーモンドの花も咲き始めている。

  • 次に、高速に1区間のり、13番出口からレフカラ村Lefkaraへ。村の地図が欲しかったけれど、E105線沿いの観光案内所(プレハブの倉庫のような所)は、閉まっていた。当てずっぽうで歩くしかない。Pano(上の)Lefkaraに行き、空き地を無料駐車場として開放している所に車をとめ、散策。

    次に、高速に1区間のり、13番出口からレフカラ村Lefkaraへ。村の地図が欲しかったけれど、E105線沿いの観光案内所(プレハブの倉庫のような所)は、閉まっていた。当てずっぽうで歩くしかない。Pano(上の)Lefkaraに行き、空き地を無料駐車場として開放している所に車をとめ、散策。

  • レフカラという名前の由来は、珪土と石灰石で白いから。ギリシャ語lefka(白)とori(山、丘)をくっつけた言葉。フランス&ヴェネツィア統治時代(1192−1570)、レフカラは封土(君主が家臣に与えた土地)になり、16世紀にはキプロス最大の街となった。バルコニーは、英国統治時代(1878−1960)の新古典主義建築。

    レフカラという名前の由来は、珪土と石灰石で白いから。ギリシャ語lefka(白)とori(山、丘)をくっつけた言葉。フランス&ヴェネツィア統治時代(1192−1570)、レフカラは封土(君主が家臣に与えた土地)になり、16世紀にはキプロス最大の街となった。バルコニーは、英国統治時代(1878−1960)の新古典主義建築。

  • レフカラは、手刺繍のレースが有名。1481年、レオナルド・ダ・ヴィンチが訪れ買い求めて、ミラノに持ち帰った柄が、ダヴィンチ模様。アイルランド製の麻を使用。25cm角を40ユーロで購入。村での一般的な価格は50ユーロ、ラルナカ空港では60ユーロ。村では値引き交渉可。というか店の方で、「いくらなら買う?」と聞いてくる。この品は、店頭に積み上がったレースから、値札の安い品を探し出したものだけど。

    レフカラは、手刺繍のレースが有名。1481年、レオナルド・ダ・ヴィンチが訪れ買い求めて、ミラノに持ち帰った柄が、ダヴィンチ模様。アイルランド製の麻を使用。25cm角を40ユーロで購入。村での一般的な価格は50ユーロ、ラルナカ空港では60ユーロ。村では値引き交渉可。というか店の方で、「いくらなら買う?」と聞いてくる。この品は、店頭に積み上がったレースから、値札の安い品を探し出したものだけど。

  • Pano(上)とKato(下)の村を合わせて、人口は1,100人ほど。銀線細工(filigree)には、あまり興味が湧かなかった。初めてfiligreeに出会ったのはマルタ(2008年)。その後、ポルトガル北部(2010年)で、素晴らしい品々に出会ったから。これを越える品を見るまではね。

    Pano(上)とKato(下)の村を合わせて、人口は1,100人ほど。銀線細工(filigree)には、あまり興味が湧かなかった。初めてfiligreeに出会ったのはマルタ(2008年)。その後、ポルトガル北部(2010年)で、素晴らしい品々に出会ったから。これを越える品を見るまではね。

  • Kato(下の) Lefkara。村の入口に無料駐車場があり、村の中へは歩いて入る。写真:家並と丸石(cobble)を敷き詰めた歩道。

    Kato(下の) Lefkara。村の入口に無料駐車場があり、村の中へは歩いて入る。写真:家並と丸石(cobble)を敷き詰めた歩道。

  • リマソルのホテルに帰り、駐車場に車を置き、歩いてB1線に出たら、Mr.Kebabという店が、日曜でも開いていた。ケバブなら、昨年モロッコで頂いた。シェフタリアSheftalia(キプロス料理) を注文してみた(5.3ユーロ)。注文を受けてから火を入れ、出来上がるまで10分位かかる。<br /><br />若者が調理する間、店長のおじさんとお喋り。「これ、撮って良い?」と聞くと、喜んでくれたのが、ドネルケバブ。実物を見たのは初めて。

    リマソルのホテルに帰り、駐車場に車を置き、歩いてB1線に出たら、Mr.Kebabという店が、日曜でも開いていた。ケバブなら、昨年モロッコで頂いた。シェフタリアSheftalia(キプロス料理) を注文してみた(5.3ユーロ)。注文を受けてから火を入れ、出来上がるまで10分位かかる。

    若者が調理する間、店長のおじさんとお喋り。「これ、撮って良い?」と聞くと、喜んでくれたのが、ドネルケバブ。実物を見たのは初めて。

  • 「三菱のトゥインカップは、日本ではいくらするんだい?」「トラックの値段は、分からないわ。」キプロスでは200万円だという。「キプロスでは、大部分が日本車だわね。」「いや、全部だよ(笑)。」<br /><br />壁にはマリア様がいて、小さなカレンダーが貼り付けてあった。これには、神棚のごとく、店の安全祈願が込められているのだろうか。

    「三菱のトゥインカップは、日本ではいくらするんだい?」「トラックの値段は、分からないわ。」キプロスでは200万円だという。「キプロスでは、大部分が日本車だわね。」「いや、全部だよ(笑)。」

    壁にはマリア様がいて、小さなカレンダーが貼り付けてあった。これには、神棚のごとく、店の安全祈願が込められているのだろうか。

  • B1線海側には、建物と建物の間に小道があり、海辺のプロムナードに歩いて出られた。Crusader Beach(表紙写真)だ。海辺でシェフタリアを食べようと、腰掛けると、何やら気配を感じ、振り向いた。食べ物のにおいのため、音もなく集まっていたのは、猫7〜8匹。昔、蛇避けに沢山の猫が島内に運ばれ、今も、高速道路でひき殺されているのは、野生動物でなく、野良猫ばかり。

    B1線海側には、建物と建物の間に小道があり、海辺のプロムナードに歩いて出られた。Crusader Beach(表紙写真)だ。海辺でシェフタリアを食べようと、腰掛けると、何やら気配を感じ、振り向いた。食べ物のにおいのため、音もなく集まっていたのは、猫7〜8匹。昔、蛇避けに沢山の猫が島内に運ばれ、今も、高速道路でひき殺されているのは、野生動物でなく、野良猫ばかり。

  • ホテルの客室に戻り、シェフタリアと一昨日求めたオモドス・ワイン(red sweet)をテーブルに置いた。私をPolishかと思ったお爺さんが、作ったワインだ。シェフタリアには、太いソーセージが入っていて、かなりのボリューム。

    ホテルの客室に戻り、シェフタリアと一昨日求めたオモドス・ワイン(red sweet)をテーブルに置いた。私をPolishかと思ったお爺さんが、作ったワインだ。シェフタリアには、太いソーセージが入っていて、かなりのボリューム。

  • 翌日、Miramare Hotelで最後の朝食をとった。キプロスで3つのホテルに泊まり、朝食はどこも似ていた。英国人用にはスクランブルエッグ、ベーコン、焼きトマト等、ドイツ人用にはパプリカ等の入ったソーセージのスライス、キプロス名産のハルミチーズ、干イチジクやプルーンも含めた豊富な種類のナッツ類。コーヒーの美味しくないキプロスで(失礼!)、MiramareにはWMFのエスプレッソマシーンがあったのは、特筆すべきかも。

    翌日、Miramare Hotelで最後の朝食をとった。キプロスで3つのホテルに泊まり、朝食はどこも似ていた。英国人用にはスクランブルエッグ、ベーコン、焼きトマト等、ドイツ人用にはパプリカ等の入ったソーセージのスライス、キプロス名産のハルミチーズ、干イチジクやプルーンも含めた豊富な種類のナッツ類。コーヒーの美味しくないキプロスで(失礼!)、MiramareにはWMFのエスプレッソマシーンがあったのは、特筆すべきかも。

  • 朝9時、旧市街ラウンドアバウトの駐車場に車をとめ、観光案内所へ。本屋の場所を聞き、Kyriakou Bookshop(Griva Digheni 3、朝8時より営業)まで15分歩いた。見落としそうな間口の狭さ、でも英語の達者な店員が、キプロスの植物図鑑を10冊くらい、さっと取り出して並べてくれた。それらを物色中も、聞こえてくるのは英語ばかり。英国人御用達の書店のようだった。<br /><br />10時から無料walk tour(月曜のみ催行)に参加するため、案内所に戻った。<br />写真:旧市街 Molos(プロムナード)向かいB1線沿いにある古い建物のドア。

    朝9時、旧市街ラウンドアバウトの駐車場に車をとめ、観光案内所へ。本屋の場所を聞き、Kyriakou Bookshop(Griva Digheni 3、朝8時より営業)まで15分歩いた。見落としそうな間口の狭さ、でも英語の達者な店員が、キプロスの植物図鑑を10冊くらい、さっと取り出して並べてくれた。それらを物色中も、聞こえてくるのは英語ばかり。英国人御用達の書店のようだった。

    10時から無料walk tour(月曜のみ催行)に参加するため、案内所に戻った。
    写真:旧市街 Molos(プロムナード)向かいB1線沿いにある古い建物のドア。

  • 中世以前、リマソルはNemesos(“in between”Kourion and Amathus)と呼ばれ、中世にLemesosと改められた。<br /><br />写真:Cathedral of Agia Napa(Napa=valley).19世紀築、ビザンティン様式を取り入れた正教会。

    中世以前、リマソルはNemesos(“in between”Kourion and Amathus)と呼ばれ、中世にLemesosと改められた。

    写真:Cathedral of Agia Napa(Napa=valley).19世紀築、ビザンティン様式を取り入れた正教会。

  • 下が厩、階上が旅籠。<br /><br />ツアーの顔ぶれは、30代位の英国人カップル、オーストリア人のシニア夫婦、ウェールズ人のシニア男性、私の6人と、ガイドのアントニア。

    下が厩、階上が旅籠。

    ツアーの顔ぶれは、30代位の英国人カップル、オーストリア人のシニア夫婦、ウェールズ人のシニア男性、私の6人と、ガイドのアントニア。

  • Kepir Mosque.トルコ支配時代(1570−1878)、教会の廃墟の上に建築されたモスク。1974年に北キプロスに移住したトルコ系住民の一部が、1990年代リマソルのトルコ地区に戻ってきた。そういった南キプロスに住むトルコ系住民に今も利用されている。

    Kepir Mosque.トルコ支配時代(1570−1878)、教会の廃墟の上に建築されたモスク。1974年に北キプロスに移住したトルコ系住民の一部が、1990年代リマソルのトルコ地区に戻ってきた。そういった南キプロスに住むトルコ系住民に今も利用されている。

  • ハマム。建物は900年前に建てられ、ハマムの営業は17世紀から。今も営業する。<br /><br />公営市場(19世紀建築)では、30代位の英国人カップルの女性が、俄然、元気に。リマソルに6週間滞在し、台所つきの部屋に滞在中だとか。一方、それまで滔々と英語で説明していたアントニアは歯切れが悪い。英語名を聞かれても分からない野菜が多い。そう、野菜名は難しい…アントニアのガイドで最も気に入ったのは、2004年設立のキプロス工科大学の大学ロゴの話。トルコが南キプロスを国として認めないため、南で取った学位が、北キプロスで認められない等、問題もあるらしい。

    ハマム。建物は900年前に建てられ、ハマムの営業は17世紀から。今も営業する。

    公営市場(19世紀建築)では、30代位の英国人カップルの女性が、俄然、元気に。リマソルに6週間滞在し、台所つきの部屋に滞在中だとか。一方、それまで滔々と英語で説明していたアントニアは歯切れが悪い。英語名を聞かれても分からない野菜が多い。そう、野菜名は難しい…アントニアのガイドで最も気に入ったのは、2004年設立のキプロス工科大学の大学ロゴの話。トルコが南キプロスを国として認めないため、南で取った学位が、北キプロスで認められない等、問題もあるらしい。

  • 案内所のお姉さんが電話してくれたお陰で、正午を過ぎてホテルをチェックアウトしても、延長料金をとられなかった(写真:Miramare Hotel外観)。一路、ラルナカへ。ところが、赤い給油警告ランプが点灯…オレンジランプに加えて、赤いランプもあったのか。給油マークのある高速出口を出て、ガソリンスタンドへ。今度は女性従業員から油種を聞かれた。分からない…借り出し時にもらった封筒に油種が書かれていることを発見、5ユーロ分入れてもらう。でもラルナカに着いても、赤い警告ランプが消えない。あと5kmでガス欠。ラルナカ郊外のカルフールに駐車。買物を終えエンジンをかけると、赤・オレンジ両方のランプが消えていた。as empty as possibleの何と難しいことか。

    案内所のお姉さんが電話してくれたお陰で、正午を過ぎてホテルをチェックアウトしても、延長料金をとられなかった(写真:Miramare Hotel外観)。一路、ラルナカへ。ところが、赤い給油警告ランプが点灯…オレンジランプに加えて、赤いランプもあったのか。給油マークのある高速出口を出て、ガソリンスタンドへ。今度は女性従業員から油種を聞かれた。分からない…借り出し時にもらった封筒に油種が書かれていることを発見、5ユーロ分入れてもらう。でもラルナカに着いても、赤い警告ランプが消えない。あと5kmでガス欠。ラルナカ郊外のカルフールに駐車。買物を終えエンジンをかけると、赤・オレンジ両方のランプが消えていた。as empty as possibleの何と難しいことか。

  • アントニアに教えてもらった、ラルナカのベイエリア(南行き一方通行)に行くと、1時間以内路駐OKの標識があり、そこに車をとめ、聖ラザロ教会に歩いて向かった。途中、リマソルでアントニアの説明を受けたのと同じつくりの建物があった。下が厩で上が旅籠。現在も、ユースホステルとして泊まれるようだった。

    アントニアに教えてもらった、ラルナカのベイエリア(南行き一方通行)に行くと、1時間以内路駐OKの標識があり、そこに車をとめ、聖ラザロ教会に歩いて向かった。途中、リマソルでアントニアの説明を受けたのと同じつくりの建物があった。下が厩で上が旅籠。現在も、ユースホステルとして泊まれるようだった。

  • イエスによって蘇生した聖ラザロは、A.D.33年にキプロスに来て、キプロスの初代司教となり、30年間ラルナカに在住した。<br /><br />聖ラザロ教会は、9世紀、ビザンティン帝国のレオ6世(886−912)がラザロの遺骨をコンスタンチノープルに渡すのと引きかえに建て、17世紀に修復された。

    イエスによって蘇生した聖ラザロは、A.D.33年にキプロスに来て、キプロスの初代司教となり、30年間ラルナカに在住した。

    聖ラザロ教会は、9世紀、ビザンティン帝国のレオ6世(886−912)がラザロの遺骨をコンスタンチノープルに渡すのと引きかえに建て、17世紀に修復された。

  • 教会入口。

    教会入口。

  • イコノスタシスiconostasis(聖障)。

    イコノスタシスiconostasis(聖障)。

  • 地下聖堂にある聖ラザロの石棺。

    地下聖堂にある聖ラザロの石棺。

  • 教会内部。<br /><br />ラルナカ空港に向かう途中、salt lakeでフラミンゴを見た。<br />LCA−DXB便では、隣に中年男性二人と女性一人の3人連れ(キプロス人?)が座った。機内食が運ばれると、女性が隣の男性のトレイに手を伸ばし、世話を焼いたので、ご夫婦だと分かった。何だか、世話女房は日本人シニアと似ていると思った(完)。

    教会内部。

    ラルナカ空港に向かう途中、salt lakeでフラミンゴを見た。
    LCA−DXB便では、隣に中年男性二人と女性一人の3人連れ(キプロス人?)が座った。機内食が運ばれると、女性が隣の男性のトレイに手を伸ばし、世話を焼いたので、ご夫婦だと分かった。何だか、世話女房は日本人シニアと似ていると思った(完)。

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