ぼっちたび　庄内一泊二日　一日目　酒田

2012/02/18 - 2012/02/19

冬の日本海が見てみたい！という突発的な思いつきで、山形に行ってきました。
その前の週は大雪で東北地方の交通網が麻痺していたので、果たして辿りつけるのか、そして帰ってこられるのか、と不安でしたが、行ってみれば観光中はほとんど雪に降られず、電車の遅延すらなく旅行することができました。

エリア 酒田(山形)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は行きは山形新幹線→陸羽西線、帰りは羽越本線快速きらきらうえつ→上越新幹線のコース。庄内まで新幹線で行くならウイークエンドパス＋特急券が一番お得でした。庄内フリーきっぷよりも安いです。

ホームのはじっこからつばさに乗車。

山形新幹線つばさ。途中から在来線並みの速度になるので、新幹線の料金を払うのが何か納得いかない。

福島駅を出たところでは晴れていて雪もなかったのに。

あっという間に一面の雪景色と吹雪！

米沢駅でみんな下りてしまい、車内はガラガラになりました。

米沢駅 駅

新庄駅到着。新幹線を下りてまっすぐ進むと、陸羽西線のホームです。
線路に雪が積もってる……。関東なら説明なしに全面運休になってる状態です。
酒田へ向かうホームの方には待合室がなかったので、喫煙室に入って電車を待ちました。喫煙室にエアコンが入っているのがすごいなあ。

吹雪の中を電車は進む。かろうじて最上川が拝めました。

風力発電施設があるのでしょうか。

電車は遅れることなく、酒田駅に到着。
みなとくんとまいちゃんがお出迎え。みなとくんは「湊くん」だろうけど、まいちゃんは……獅子舞の「舞ちゃん」？などと考えながら、本間美術館まで徒歩で。
歩道に雪が積もっているのでおっかなびっくり歩きましたが、降り積もったばかりの雪は片栗粉みたいで、案外歩きやすかったです。

酒田駅 駅

本間美術館到着。美術館の方では「江戸・明治の人物画」という企画展をやっていました。

本間美術館 美術館・博物館

本館・清遠閣建設は冬期の雇用対策でもあったそうです。
庭園は鶴舞園。本当に鶴が舞い降りてきそうな風情のある庭園でした。池が半分凍っています。

コナンの犯人が凶器に使いそうなつらら。

駅へ戻る途中に見つけた八雲神社。おみくじを引いたら中吉でした。

酒田駅前のマンホール。

酒田駅 駅

もうひとつの絵柄。

酒田駅でタクシーに乗り、海向寺まで。
海向寺には即身仏が二体あり、拝観できます。正直下世話な興味心で見に行ったのですが、実際目の当たりにすると思わず手を合わせて頭を下げてしまうような圧倒感がありました。
2月18日は開運厄除大祈願祭だったようで、本堂にはたくさん人がいました。忙しい中、即身仏の説明をしてもらって恐縮してしまいました。

待機してもらっていたタクシーで本間家旧本邸まで。駅→海向寺→本間家旧本邸で、1.000円ちょっと。待機していた間の料金はまけてくれました。ありがたや。
こちらのお屋敷は、本間家が本陣宿として藩主に献上したそうです。二泊三日の巡見使のために、二年をかけてお屋敷を作り、ぽんと献上してしまうって、どれだけお金持ちだったんだろう、本間家。
半分は武家屋敷造り、もう半分は商家造りになっていて、木材が違ったり、欄干や廊下の造りが違ったりしていました。
武家屋敷の方には、本間家の人たちは足を踏み入れなかったとのこと。米問屋というと時代劇の悪者のイメージですが、この屋敷も雇用対策の面があったり、私財でインフラを整備したりしていたと、本間家は悪者米問屋ではなかったようです。

本間家旧本邸 名所・史跡

本間家旧本邸から山居倉庫まで徒歩で。

山居倉庫 名所・史跡

裏側から入ってしまったようです。

こっちが表側。黒くてかっこいい。中にはおみやげ屋さんや飲食店が入っています。

小鵜飼船。

バスを待つ間、ジェラートとココアで小腹を満たします。頼んだ後で、玉こんにゃくと甘酒にすればよかったと気づく。ジェラートおいしかったけども。
山居倉庫のななめ向かい側にあるバス停から、湯野浜温泉行きのバスに乗車。

山居倉庫 名所・史跡

一人っきりで40分ほどバスに乗って湯野浜温泉到着。
海だー！冬の日本海だ―！

宿は一久さん。全室海に向いているので、大きな窓から日本海を眺めることができました。夕食もおいしかったし、お風呂もよかったです。