アドリア海の真珠、ドブロヴニクからプリトヴィッツェ湖群国立公園へ！（３）

2011/11/24 - 2011/12/03

１１月２９日（火）６日目　いよいよクロアチアの最南端、地中海貿易で発展したドブロヴニク、世界遺産の城壁に囲まれた旧市街を廻ります。
３０日（水）７日目　１６の紺碧の湖と９２ヶ所の滝が織りなす自然美、世界自然遺産プリトヴィッツェ湖群国立公園を堪能します！

表紙は、ドブロヴニク旧市街の全景。

エリア ドブロブニク(クロアチア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 観光バス 飛行機
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

昨日泊まった｢VALAMAR LACROMA RESORT」、今日も快晴です。

ホテルガーデン。

プールの先はアドリア海。

アドリア海の真珠と賞されるドブロヴニク旧市街の全景です。
ガイドによると、中世、ラグーサ共和国という都市国家を形成、アドリア海、地中海一帯で海洋貿易と巧みな外交力で独立を貫く。　１７世紀に震災、近年はクロアチア独立戦争を経験したが、街はその度に市民の手で再建された、とあります。

城壁に囲まれた白い壁と赤い屋根の建物が美しい街並みを造っています。

旧市街を取り囲む堅牢な城壁。
８世紀に基礎が築かれ、１５〜１６世紀にかけて現在のようになりました。旧市街に入る三つの入口の一つ、このピレ門から入ります。

ピレ門。

ドブロヴニクの守護聖人、聖ヴラホ像。３１６年に殉教した司教。

ピレ門から旧市街入るとすぐ目抜き通りのプラツァ通りに出ます。

フランシスコ会修道院。
１４〜１５世紀、城壁の外から中に再建されたました。中にクロアチア最古の薬局があり、現在も営業中です。

聖ヴラホ教会。
プラツァ通り東端のルジャ広場に面しています。１７１５年バロック様式で再建されました。聖ヴラホはヴェネツェア共和国の奇襲を市民に知らせ、街を危機から救ったといわれるドブロヴニクの守護聖人。

聖ヴラホ像。

聖ヴラホ教会から出られるシスター。

続く母子さんたち。

ルジャ広場に立つオルランド騎士像。
自由の象徴として１４１８年制作されました。
右腕の肘から手までの５１．２ｃｍは、「ドブロヴニクの肘」と呼ばれ、織物などの商取引の時の長さの基準単位として用いられていたそうです。

大聖堂。
ドームのあるバロック様式の大聖堂。１１９２年に英国のリチャード獅子心王が十字軍遠征の帰りにドブロヴニク沖で難破、市民により助けられ、その返礼に資金援助を受けてロマネスク様式で建てられた。現在見られる大聖堂は１６６７年の大地震で倒壊した後、　１７１３年に再建されたもの。

大聖堂の内部。
主祭壇にはヴェネツェアの巨匠、テッツィアーノが描いた｢聖母被昇天｣が飾られ、聖ヴラホの遺骨が入った聖遺物の他、至宝が残っています。

旧港と城壁。
かってのドブロヴニクの交易を支えた港、現在は観光ボートの発着所となっています。

スポンザー宮殿。
１５２０年ごろに建てられたものでゴシックとルネサンスの特徴を併せ持ち、かっては税関や保税倉庫が置かれていました。
１６６７年の地震でも倒壊を免れたため貴重な建物です。

ラグーサ共和国時代の総督が執務した旧総督邸。

城壁に登ります。
フランシスコ会修道院の西隣の城壁入口から登ります。チケットはプラツァ通りの反対側にチケット売場があります。大人１０００円。

城壁の上から市街が一望できます。

このように城壁の上は、階段と歩道でつなっがっています。けっこう上りは厳しい！

ロヴリイェナツ要塞。

旧市街の赤褐色の瓦が美しい！先はロクルム島。

城壁からドミニコ会修道院。
暑くなってきました。

アドリア海。
旧港に係留されているボート。

聖イヴァン要塞。

城壁から下りてきたら、青空市場には露店が出始めています。

旧港の見えるレストランでランチを頂きます。

内戦の傷跡。
１９９１年１２月６日、旧ユーゴ連邦軍が突然に浴びせた砲弾２０００発の跡、多くの市民の犠牲と多くの建物の破壊があった。

ドブロヴニク橋を渡り、北へ、今日の宿泊地コレニツァに向かいます。

ドブロヴニクから北へ、高原地帯の高速からコレニツァへ。

カルスト地形の岩山が続きます。

カルスト台地に夕日が沈みます。今日の走行距離はドブロヴニクからコレニツァへの約４６８ｋｍです。

１１月３０日（水）７日目、コレニツァの朝をむかえます、今日も快晴です。

HOTEL MACOLAです。

ホテルのロビーには、近くの動物たちが集まっています。

７時３５分、朝日が上がってくると周りの風景が浮かび上がって、牧歌的な雰囲気を醸し出してくれます。

ホテルから約２２ｋｍのプリトヴィッツェへ。

プリトヴィッツェ湖群国立公園の入口、かなり冷えます！

落ち葉はこのとおり！

下は霜で滑ります、気をつけて！

現地ガイドの説明を受けます。

プリトヴィッツェ湖群国立公園。
ガイドによると、マラ・カペラ山脈とリチカ・プリェシャヴィッツァ山脈に囲まれたリカ地方の端に位置する、切り立った峡谷に１６の湖と９０以上の滝が点在する国内屈指の景勝地。世界自然遺産に登録されています。

落差７８ｍのプリトヴィッツェ大滝。
壮大な景観です！

プリトヴィッツェ大滝。

エメラルドグリーンの湖。
国立公園一帯はカルスト地形、石灰分が水中に沈殿し石灰華となって堆積して湖水をせき止めた。

澄み切った湖にカルストが映えます！

湖に映るカルストの山々。

良く整備された歩道を進みます。

滝壺から仰ぎ見るプリトヴィッツェ大滝。

滝の一部は氷ついています。

澄み切ったエメラルドグリーンの湖。

岩間から幾筋も流れ落ちる滝。

公園内に点在する石灰岩の浸食作用で生じた洞窟。

ミルカ・トルニナ滝。

自然保護に貢献したクロアチア人のソプラノ歌手、ミルカ・トルニナの記念碑。

階段状に幾筋もの早瀬が連なる滝。

落ち葉のじゅうたん。

コジャック湖をこのボートで渡ります。

ボートに乗り込みました。

コジャック湖。

２時間３０分の散策を終えてプリトヴィッツェ湖群国立公園を出ました。

１０分ほどバスで走ったこちらでランチです。

明るくきれいなレストランです。

テーブルのデコレーション。

ワインとスープ。

ロールキャベツとポテト。

１７時３５分、再びスロベニアに入ります。首都のリュブリャーナ、霧の街です。

ディナーレストランに入ります。

食事を済ませ、ホテルへ向かいます。外は幻想的な霧の世界、明日はドイツのザルツブルクです。