2012/02/13 - 2012/02/15
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ないはん男前さん
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レヌーナコン・・・、この街の名前、私には何故か、とても響きがいい。この街は、“プータイ族の人達が、独自の伝統文化を大切にしている街”と言うこともあり、前々から、“一度訪ねてみたい・・・”と思っていたのですが、ど〜も、切っ掛け不足でした。最近、たまたま話をした人が、この街の出身者でした。“レヌーナコンで、伝統文化を披露するようなイベント、ありませんかぁ?”と尋ねると、“ソンクラン祭りでは、皆、民族衣装を着て楽しみますよォ”とのお返事。でも、ソンクラン祭りは、タイ全国、どこでも祝うので、“他には?”と尋ねると、“あっ、そうそう、毎年2月14日は、プータイの日になっていて、伝統舞踊を踊りますよ”と言うことでした。その話を聞いた後で、インターネットで検索すると、その通りで、伝統文化を若い世代に維持・継承させるためのイベントが行われていることが判り、それに合わせて、初めて、レヌーナコンを訪れることにしましたぁ。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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バンコクから夜行のVIPバスで、レヌーナコンへ。
夜が明けて間もない頃に、街の中心と言っていいほどの所にある、トランスポート社の事務所前に到着しました。直ぐ前には、市場があり、早朝から賑わっていました。
市場の向かいにある商店の中でも、娘さんが、母親に衣装の着付けを見て貰ってるような光景が見られ、この日、間違いなく“プータイの日”の、イベントが行われることが判り、一安心(笑)
思いの外、小さな街だったので、取りあえず、この街唯一の観光地と言っていい、プラ・タート・レヌー寺院に向かいました。 -
寺院に向かう途中でも、早朝から、美容院で髪を結い上げて貰っている娘さん達の姿が見られました。
やっぱり、この日は、この街の人達にとっては、
“特別な日”のようでした。
写真は、プラ・タート・レヌー寺院の仏塔。
20キロ程離れた、プラ・タート・パノム寺院の仏塔に比べれば、遙かに小さいですが、それでもなかなかの風格。 -
こちらは、ご本堂?
扉の部分は、キンキラキンに輝いていました。 -
寺院で、休憩、観光、トイレを終え、この日、伝統舞踊が行われる会場を探しに、街中に戻ることに・・・・。
やや大きな交差点の中州に、“ようこそ、レヌーナコンへ!”の看板があり、その後方に、プータイ族の伝統的な踊りを踊っている人形が立っていました。
やっぱり、ここは、プータイ族の人達の街。 -
道をウロウロと歩いていると、時々、プータイ族独特の伝統衣装を身につけた若い人達が、バイクで通り過ぎていきます。
彼(彼女)らは、多分、この日のイベントに参加するんだろうなぁ・・・と、その後を付いていけば、会場に行ける・・・と思ったのですが、彼らの向かう方向は、何故か、一定していませんでしたorz.... -
ま、小さな街なので、“犬も歩けば棒に当たる”だろうと、うろうろ・・・。
その内に、遠くから、スピーカーを通して何やら放送してるのが聞こえました。耳を澄ますと、“ウェルカム・トゥーXXXX”とか、英語でもやってました。
んんん、これは、イベント会場からの声に違いない!と、その方向に向かうと、そこは、レヌーナコン・ウィティヤヌクンと言う学校でした。 -
でも、登校してくる生徒さんの殆ど全員が、プータイ族の衣装を着ていたので、“イベント会場は、ここ?”とも思ったのですが、校内に入っていくのは、生徒や教師と思われる人だけで、普通の人は一切見かけませんでした。
私も、校内に入っていいものかどうか、判らず、学校の周囲を、暫く、行ったり来たり・・・。
他の人から見れば、まるで、不審者のような・・(笑) -
午前9時頃になり、お坊さんの一団が学校にやってきて、タンブンの儀式が始まりました。
この時点でも、校内には、学生と教師のみ。一般人の姿は見えませんでしたが、思い切って、校内に入ることにしました。 -
脇の門から校内に入っても、特に、注意されることもありませんでした(笑)
写真は、校内の通路の橋に並び、お坊さんにお供え物を渡している生徒さん達。 子供だからか、渡しているのは、お菓子類が多かったです。 -
お坊さん達が進む方向には、プータイ族の典型的な家でしょうか、前に“プータイ・ハウス”と書かれた看板の建っている家がありました。
高床式の、何か、住み良さそうな家です。 -
お坊さんへのタンブンが一通り終わると、その後ろから、ブラスバンドがやってきました。
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ブラスバンドを先頭に、校庭にいた下級生と思われる生徒さん達が、列を組み、これから、街の中に、今日のイベントの広報に出かけるようでした。
と言う事は、一般人の見物、ウェルカム・・・と言うことなので、
私も、やっと一安心(笑) -
パトカー・ブラスバンド、王女(だったか?)の肖像と先生方が乗った車の順で、脇の門から、街中に出かけていきました。
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“プータイの日”と言うのは、15年前、当時、この学校の校長を務めていた方が、時代の流れと共に、西洋文化が生活の中に入り込み、自分たちの良き伝統文化が廃れて行く事を残念に思い、わざわざ、バレンタイン・デーの2月14日を“プータイの日”と定め、若い世代に、自分たちの民族の伝統文化を継承させるために、設けられた日だそうです。
それ以来、毎年2月14日には、この街で、伝統文化を維持・継承するため、このイベントが開かれています。
残念ながら、言い出しっぺの元校長先生は、この日は、公務で海外に行っていたらしく不在でした。 -
一方、プータイ・ハウスの横にあったステージでは、お坊さん達が、読経を行っていました。
パレードに参加しなかった生徒さん達は、読経に合わせ、周囲でお祈りです。 -
女生徒が、赤いバラの花を持っているのは、この日が、バレンタイン・デーだから・・・・。 タイでは、バレンタイン・デーに、好きな人に、バラの花を渡します。
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プータイ族は、今から230年ほど前に、ラオスからタイ側に移動してきたらしいです。
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読経も終了、お坊さん達を見送ってから、いよいよイベントの始まりです。
これは、取りあえず、来賓の方々との記念写真だったような・・・・。 -
最初の踊り。
割と上級生で、美人を揃えているようです。 -
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私は、周囲の目もはばからず、来賓達が座っている、椅子の直ぐ後ろに、陣取りました。(笑)
来賓が座っている椅子の影で、気持ちよく寝ていたワンコ。
多分、学校内に住み着いてるんでしょうね(笑) -
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ここで、ご来賓の挨拶。
この方は、教育委員会のお偉方だったと思います。 -
次の踊り・・・・、彼女らは何年生だったか・・・忘れました。
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その次は、何かの儀式。
街の長老のような方が、お祈りしてます。 -
お祈りが終わった後で、お供え物に刺してあった棒に付けていた、糸を、来賓の方々の手首に巻く生徒さん。
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この後は、本格的に、プータイ族の伝統的な踊りが披露されます。
この踊りは、歌もあるようで、ステージ上で、美人学生さんが、歌ってました。 -
これも、上級生のようですが、多分、高校1年生。
髪を結い上げ、お化粧すると、結構、大人に見えます。
イベントには、高校2年生、3年生は、何故か参加していないようでした。
3年生だと、受験勉強や、就職活動で、忙しいんでしょうかね? -
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同じプータイ族と言っても、住んでいる地域で、やはり多少の文化の違いがあるようで、これは、タイ東北部の各地に住む、プータイ族の踊り。
最初は、カラシン県に住んでいるプータイ族の踊り。 -
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次いで、サコンナコン県に住む、プータイ族の踊り。
衣装も、地域ごとに異なってます。 -
そして、最後に登場したのが、地元、レヌーナコンに住むプータイ族の踊り。
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生徒さん達が踊り終えた後、このように、必ず、来賓の方々と、記念写真を撮ってました。
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ここで、踊りは一旦休止。
司会役の先生が、“2015年にアセアン共同体が設立され、アセアン域内で、人、モノ、お金の移動が、ほぼ自由化されるので、これからは、語学力が重要・・・。”と話し、この学校で、語学の得意な生徒さん5人がステージで、それぞれ、お得意の外国語で、自分自身や学校の紹介をしました。
この女の子は、日本語と韓国語で、自己紹介。
他の子は、英語、中国語でした。
先生曰く、“私たち、プータイ族は、皆、タイ語、ラオス語、それに、プータイ族独自の言葉の、3カ国語を話せるけど、アセアン共同体の中では、通用しないので、やはり外国語を身につけることは大事ですよ〜“と、生徒さん達に教えてました(笑) -
これは、伝統舞踊とは一切無関係。
アセアン共同体設立に因んだ、創作ダンス。
でも、アセアンと関係のない国の国旗もあったような気がしましたが・・・。 -
これは、中学1年生の女生徒達による踊り。
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初々しいですね(笑)
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郷土伝統文化クラブの皆さんによる踊り。
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この娘さんは、常にニコニコ・・・・、踊るのがホントに楽しいようでした。
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最後は、プータイ・ダンスの十八番。
男女の関係をユーモラスに表現した踊り・・・。 -
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最後に、最後のダンスを踊った生徒さん達が勢揃いして記念写真。
これで、お開きとなりました。 -
イベントが終了したのは、お昼過ぎ。
日差しもやや強くなり、気温も上がっていました。
レヌーナコンは、小さな街で、プラ・タート・レヌー寺院以外には、観光名所もなさそうでした。
トランスポート社の事務所に、帰りのチケットを買いに行った際、“どこか観光地有りますか?”と尋ねたのですが、“無いですねぇ”とのお返事でした。 -
仕方なく、バンコク行きのバスが発車する午後5時半近くまで、隣にあったコーヒー店で暇を潰し、バンコクに戻りましたぁ。
写真は、バンコク行きのVIPバス。
お終いデス
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この旅行記へのコメント (8)
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- いけもうさん 2012/03/07 11:16:42
- はじめまして
- 登録したての、私のところへご訪問ありがとうございました!
タイは、2年前にパタヤに行った事がありました!
でも、こんな綺麗な建物やイベントは見ていません・・・
やっぱり、色あいがタイって感じですね!
次行った時は、寺院巡りもしてみたいと思いました。
- ないはん男前さん からの返信 2012/03/07 17:48:26
- RE: はじめまして
- いけもう様、初めまして。
コメント、ありがとうござますぅ。
外国人観光客が多い、歓楽の街パタヤでは、余り、タイ本来の姿を見ることはないでしょうね。
次回のタイ旅行では、歴史や伝統文化を求めて、
ちょっと足を伸ばして、地方に出かけてはどうでしょうか?
一旦興味を持つと、中々、面白いですよ。
ないはん男前
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- botaさん 2012/03/04 21:51:53
- 綺麗です
- ないはん男前さん、ご無沙汰です。
今回の写真、長玉の綺麗さはもちろんですが、
撮影条件、逆光が多いけど、シャドー部分が綺麗ですね、
まさかレフ持ちのアシスタント雇って、
補助光のカバーにこき使ったのでは。
- ないはん男前さん からの返信 2012/03/04 23:53:54
- RE: 綺麗です
- botaさん、いつもコメントありがとうございますぅ。
でも、“撮影条件、脚光が多い・・・”なんて、
ホントに細かいところまで見ているんですね〜。
舞台が西向きでしたので、ご指摘の通り、撮影条件としては、
ちょっと・・・・、でした。
仕方ないので、急遽、手の空いていた生徒さんに、レフを持って貰って・・・、なんて事は、してませんよ(笑)
最初、ちょっと露出補正してみたのですが、結果が余り芳しくなかったので、露出をオートに戻して、撮りました。
今時のカメラは、逆光でも、綺麗に撮れますねぇ。
ないはん男前
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- あいあ〜るさん 2012/02/22 20:11:36
- これがレーヌーナコンですか
- ないはん男前さん、こんにちは。
レーヌーナコン行きのバスを見て以来、その名前だけで行ってみたいと思いっていました。
しかもバンコクからレーヌーナコン行きって3系統くらいあるようなので、一体どんなところなんだろうと思っていました。
レーヌーナコンってこんな所だったんですね。
タイで年に数日しか観光に費やせない私にとっては、地名の興味だけで足を運ぶにはバンコクからあまりに遠く、行かれるのは何十年後になるのやらと思っていましたが、ここで見られて良かったです。
- ないはん男前さん からの返信 2012/02/22 22:51:22
- RE: これがレーヌーナコンですか
- あいあ〜るさん、こんばんわぁ。
私以外にも、レヌーナコンに興味を持っていた人がいたとは、ちょっとびっくりでした(笑)
バンコクからレヌーナコンへの直通バスは、国営のトランスポート社だけしか、運行していないようでした。しかも、一日僅か数本のみ。
ま、街の規模からすれば、本数的には、そんなもんなんでしょうね。
それに、レヌーナコンから、付近の街へのローカルバスも、ホント少ないようで、ナコンパノムや、タートパノムに行くバスすら、無いようでした。
私が唯一見かけたのは、サコンナコン行きのローカルバスだけでした。
バンコクからだと問題有りませんが、レヌーナコンから、近くの街に行くのは、意外と不便みたいですね。
今回は(も)、踊ってる若い女性の写真が殆どで、街の様子を写したのは、ごく僅かですが、雰囲気が伝わったのであれば、幸いです。
ないはん男前
- あいあ〜るさん からの返信 2012/02/23 12:57:59
- RE: RE: これがレーヌーナコンですか
- ないはん男前さん、こんにちは。
お返事ありがとうございます。
いやぁ、あの地名はタイ語が少し読める人なら気になるでしょう。(笑)
バスは確かそのボーコーソーだけで3系統くらいありました。
途中の経路が違うのか、バスのクラスが違うのか、調べたのは3〜4年くらい前のことなのでよく覚えていませんが、確か運賃が微妙に違っていたと思います。
もっとも運行本数は全部ひっくるめて、ないはん男前さんが確認された数本しかないでしょうけど。
若い女性の写真いいじゃないですか。
それにしても綺麗な女性が多いですね。私好みの。
レーヌーナコンに美人が多いからなのか、ないはん男前さんと私の好みが似ているからなのかはわかりませんが。
- ないはん男前さん からの返信 2012/02/24 11:07:12
- RE: RE: RE: これがレーヌーナコンですか
- あいあ〜るさん、お早うございますぅ。
バンコクからレヌーナコン行きのバスは、ボーコーソーだけですね。
クラスは、VIP,1等エアコン、2等エアコンの3種類ありましたが、
レヌーナコンのボーコーソーで見たら、2等エアコンは、運行が隔日のようでした。
それぞれのバスの運行ルートは、少し違うかも?ですね。
> それにしても綺麗な女性が多いですね。私好みの。
写真に美人が多いのは、美人を狙って撮ってるからに過ぎません(笑)
ないはん男前
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