2012/02/09 - 2012/02/09
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Muffinさん
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チャオプラヤー川の近く、タイで初めて作られた舗装道路のチャルンクルン通りの路地を少し入ったところに、中流家庭の古い一軒家を公開したバンコク人博物館(バンコキアン博物館 Bangkokian Museum)があります。
このエリアは古くからの商店や大聖堂があったり、また再開発後の建築があったりと、古き良き時代と現代が交差して味わい深い街並みになっています。
元のオーナーが両親から受け継いだ家と家財の展示を自ら設計した後にバンコク都に博物館として寄贈し、その時の取り決めでオーナーは公開後も居住し続けることになりました。ジムトンプソン・ハウスやカムティエン・ハウス(アソーク)は富裕階級や高貴な方の特別な住居でしたが、こちらはそこかしこに生活の匂いが感じられます。それでも(パンフレットには”中流”と書かれていますがそれ以上に感じる)豊かで洒落た調度や小物が多くて見応えのある博物館でした。
Bangkokian Museum (Bangkok Folk's Museum)
273 Soi Charoenkrung 43, Charoenkrung Rd. Bangkok 10500
02-2337027
Open: 水〜日 10:00-16:00
入場無料
Charoenkrung Rd. Web Site
http://www.thaiwaysmagazine.com/thai_article/2116_charoen_krung_road/charoen_krung_road.html
参照
Sabaai Sabaai! Thailand
http://825.fm/blog/thailand.php?itemid=22808
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー 徒歩
-
本日のコース
チャオプラヤー川沿いのリバーシティからスタート。
チャルンクルン通りに出て道を渡りSoi 43の奥のバンコク人博物館へ。
(リバーシティから徒歩10分ぐらい)
チャルンクルン通り沿いの中央郵便局にて記念切手を購入。
*チャルンクルン通りの南部分の散歩の様子はー
洪水危機最中のチャオプラヤー川を見に行く * バンコク紀行(48) *
http://4travel.jp/traveler/muffin/album/10618321/ -
スタートはリバーシティ
アユタヤ行きの観光船の波止場やチャオプラヤー・エキスプレス・ボートのシープラヤ波止場があります。
館内はタイ土産や仏像などのアンティークショップが入っています。
River City
http://www.rivercity.co.th/ -
洗練されたリバーシティやシェラトンの周りには…
やはりタイらしく屋台が軒を連ねています。 -
タイの街角に馴染むヤクルト
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チャルンクルン通りに出るまでは美術工芸品のお店が並んでいました
店先に小象と同じ位の大きさの銅像がいっぱい。
巨大な象やギリシャ彫刻のレプリカを売っている店が市内に多数ありますが、一体どうするのだろう?といつも思います。 -
手のひらサイズの象はかわいい模様付き
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チャルンクルン通りは宝飾店が並んでいます
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バンコク人博物館前
隣は普通の工場のようです。 -
大きな門構えでした
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よく手入れされた庭
庭の緑は見た目も実際も路地に立っているときより数段涼しいのですが、ヤブ蚊には参りました…。 -
第1棟(母屋)
敷地内には2階建ての3つの建物があります。始めの棟はオーナーがご両親たちと暮らしていた家で1937年に建てられました。 -
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どの棟にもベランダがいくつか付いていて、建物の前後に風が抜けるようになっていました。
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小さな池もあります
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今は少なくなったようですが、昔のタイの家では大きな瓶に水を溜めて置いたそうです。
大戦中に日本兵が使用していたという水瓶 -
1階は家族が集まるベランダやリビングルーム
ダイニングテーブルを作り直して什器のコレクションのケースになっていました。 -
洋式、タイ式、揃いのセットをいくつもお持ちだったようです。どれも素敵なものでした。
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クリスタルグラスのコレクションも充実しています
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往時のTVや…
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冷蔵庫も残されていて、ご家族が今も暮らしているようです。
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リビングルームは古いデザインですが、何となくモダンな雰囲気があります
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揃いの刺繍のクッションが並べられていました
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鴨居も装飾付きですが刳り貫いただけ。オーナーのお母様は堅実な方だったようで…
壁や内装を当時の様式を追っていますが、材料などは本式にせずにコストを抑えた実用的なものを選ばれたそうです。当時の第1棟の建築費は2400THB。
この装飾磨りガラスは、今となってはとても貴重なものだそうです。 -
2つ目のベランダ
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象嵌の美しいキャビネットがありました
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ランプシェードが建物にぴったりです
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ベランダに座ると、風がそよいで緑がいっぱい
(でも蚊もいっぱい。いくら長居しても見飽きない建物でしたが蚊に負けました。) -
隣の第2棟が見えます
オーナーのお母様の最初のご主人がインド人のお医者様だったそうで、第2棟はクリニックになっていました。 -
書斎には小さな机がありました
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インド人だった最初のご主人のために作った洋式トイレ
形は洋式ですが水洗ではなく下に溜まったら取り出す方式だったので、あまり使われなかったようです。 -
ここにも磨りガラスと素敵なランプ
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これは何?
係の方に聞いたらアイロンだそうです。 -
2階へ
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小さなベッドは赤ちゃん用でしょうか?
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オーナーのお祖母様の部屋
天蓋付きの洋式ベッドです。
とっても小さい。
可愛いおばあさんだったんだろうなぁと思います。 -
ベッドの上に刀と箒が置いてありました
何かのお守りのように見えます。 -
クローゼットの中には洋服や小物が畳まれて入っていました
飾りボタンの可愛い服です。 -
オーナーのお姉様の部屋
アメリカの大学を卒業して帰ってきた娘のために、お母様が部屋を増築して大きな化粧台を用意したそうです。 -
ご両親の部屋
ここだけがアールデコ調。
大きなベッドなのにご両親はあまり使わず、風が抜ける広間の床にマットを敷いて寝ていたそう。 -
第2棟 クリニックの中のオフィス
お母様の最初のご主人はこの家が完成する前に亡くなられて、クリニックとしては使われることがありませんでした。その後この棟は博物館にすると決めるまで賃貸に出されていたそうです。 -
大きなベッドルームを必要に応じて仕切るようになっています。
第2棟には最初のご主人が使っていた医療器具が展示されていました。 -
第3棟
昔は賃貸の長屋だったそうで横長の大きな建物ですが、今は1軒丸々仕切りをなくして、オーナーのご家族の生活用品の展示場になっています。
一方の隅は台所と台所用品が集められていました。
竈があります。 -
タイの伝統的なお弁当箱や型を集めた食器棚
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竈やすり鉢
ソンタム用でしょうか? -
前に並ぶ足つきの台はココナッツ削り器です。小さく凝った菓子用の型がいくつもありました。
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何のお仕事だったのでしょう?製図用の道具がいっぱいあります。
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お母様かお祖母様の手仕事道具でしょうか?
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鳥も飼っていたんですね
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こんな日傘をさして街を歩かれていたんだ…
今でもタイ人女性はちょっとの間歩くのにも日除けに傘をさしますが大概は普通の雨傘。昔の人の方が小物にうるさかったのかもしれません。 -
バンコク人博物館の周辺
素敵な一軒家でしたが、周りはごく普通のタウンハウスです。 -
お向かいに立つ屋台では近所のおばあちゃんらしき方たちがおしゃべり。
カメラに向かって手を振ってくれました。 -
贅沢なおうちでしたが、そこ以外のチャルンクルン通りに向かうソイ43は工場であったり古い商店だったりします。
タイは日本と似ていて、アメリカほど通りによって厳密に生活水準が違うということもありませんがある程度のまとまりはあります。ここは住人はわかりませんが集まってくる人たちは低水準のようで、こんな中流以上の家があるのが不思議な感じです。
以前は同じような家庭環境の家が集まる通りだったのだでしょうか? -
ゴミ集積所も高速の高架橋の下にあり、臭いがたまらない…
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それでも集積所の前にはちゃんと屋台があります
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チャルンクルン通り沿いの中央郵便局に行ってみました
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記念切手の種類がどこの郵便局よりも多いようです
郵便局グッズ(切手の他にポスト型貯金箱など)を買う専用の窓口があります。 -
普段手紙を出しませんが、タイのアルバムに挟み込もうと買ってみました。
バンコクからサムットプラカン県に架かるプミポン1橋と2橋(Bhumibol 1&2)に花火が上がってます。2006年に日本のODAで造られました。 -
タイの蘭もいっぱい
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シープラヤ波止場のフレンチカフェ・Folisでランチを
オリエンタルやドゥシタニで責任者を務めた方が創業した店で、こだわりのペイストリーがあります。
Folies @ Sheraton Branch (Si Phraya)
http://www.folies.net/ -
シープラヤ波止場
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ひと歩き、ひと休み。
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