2011/09/25 - 2011/09/27
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100chanさん
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北イタリアでの休日、ミラノから移動して列車で1時間ほどでベルガモという街に滞在しました。
とっても素敵なところです。ミラノから日帰りも可能ですが、もったいない!
古代ローマ人が造った石畳の道はとっても刺激的・・たくさん足にマメをこさえながら歩きました。
そして、サン・ペレグリーノも。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
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ミラノから地下鉄に乗って郊外まで出て、イタ友が車をパーキングしている駅で下車して車に乗り換え、ハイウェイでベルガモへ。イタリア人ハンドル握ると人格変わる? 手振り身振りでなんぞ文句を言いながらハンドル握ってます。Bergamo Cityの少し手前で世界遺産に登録されているCrespi D' Adda(クレスピ・ダッダ)がほんの少し見えました。今回は行く予定はないけどそのうち行けるかな?イタ友曰く、住民が住んでるしそんなとこ見てどうすんの?といわれてあえなく計画から撤収・・
ベルガモ滞在は、4travel的には役に立たないけどイタ友宅に居候。
なので、宿泊料タダ。朝食なし、夕食なし、毎食が外食になりました。
個人宅なので、窓からの風景を。 -
イタ友のおうちはベルガモ中心部から車で15分ほどのAlzanoという小さな街。イタリアの小さな村・・という番組に出てくるような、小さいけど歴史のあるのどかで静かなところです。荷物を置いて、昼寝して夕ご飯は地元のトラットリアへ。La Antonella というお店でおじいちゃんがホールを担当している、なんだか、アットホームな雰囲気でくつろぐ。さて、そんな働き者のおじいちゃんが運んできてくれたのは、北イタリア名物ポレンタとサラミの付け合せ。トウモロコシと水と塩だけで40分も練りこむという料理。
私はこのメニューをとっても好きになってしまいました。少しでおなかがいっぱいになってしまうのでご用心。 -
2皿目のチーズこってりパスタ。セージとチーズクリームソースが効いてます。あとで、ポレンタがサービスでたくさん出てきて、ベルガモの地元のワインをたっぷり飲まされ、ノックダウン・・
帰り道、花火が上がっていたけどもうヘロヘロで・・
その日は日曜日、通りの塀のうえで花火を眺めている少年?にどうして花火が上がってるの?と聞いたら、Happy Weddingだそうで、この日、結婚式があってお祝いで夜中に花火を打ち上げるそうです。
ええい、イタ友にこんなにワイン盛られなかったら花火も楽しめたろうになあ・・・・このあと、イタ友宅でイタリア語でルパン3世を観て25日は終了。 -
26日月曜日。見るからに磨かれたきれいなキッチンと空っぽの冷蔵庫。
朝は?と聞くと、はい、おでかけします。と、のたまうので急いで着替えて身支度をしてAlzanoの街を歩きます。通りのあちらこちらで、マンマたちが立ち話をしているのが見受けられます。みんな、きちんと盛装して家からでるんですね、エプロンや部屋着で通りに出ることはないようです・・・・
朝早い時間帯なのに・・
これは、Alzanoの町中を流れる水路?ともいうのでしょうか、とてもきれいな透き通った水で、かなり強い水流のようでした。この写真の先にサイクリングロードの起点があります。ベルガモサイクルルートはここから始まってるそうで、昔は列車が走っていたところをサイクリングロードとして再開発したようです。 -
Alzano streets
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Alzano streets around my friend's flat
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Alzanoの中心、Basilica San Martino
サン・マルティーノ教会はAlzanoの真ん中にあって、とても重要な建物。
中は、明るくてあたたかな雰囲気。薄緑ややわらかい桃色の大理石で内部は装飾されています。マリア像も、ふんわりと優しい明るい雰囲気の彫刻で
、私の中では珍しくお気に入りになりました。実際、過去歴史上ではミラノの統治者がミラノに運ぼうと画策したこともあるくらい貴重な名作なのだそうです。
この、教会の真ん前に、昨日の夜晩御飯を食べに来た、働き者のおじいさんがいるリストランテはあります・・看板でてないけど・・
Alzano滞在、いや居候中毎朝通ったカフェテリアもこの付近。
カプチーノは3ユーロ、コルネット(中に必ずマーマレードが入っていいるイタリアのクロワッサン)は1ユーロ。新聞も雑誌もカフェのお客さんたちと回し読み状態。とっても、活字が小さい!!私が理解できるのは、というか関心があるのは天気予報のみ。
イタリア人って本当に毎朝、カフェかバールで朝食を済ますんですね・・
そして、朝からたくさんのおしゃべり。一番奥のテーブル6人席にはすでにマンマたちが朝早くからコーヒー1杯でものすごいおしゃべりに花がさいています。そのエネルギーはやっぱりコーヒーに2袋もいれる砂糖のおかげ? -
それでは、ベルガモ街歩きへ出発。Alzanoのトラムの駅からBergamo Centraleへ向かいます。どうやら、1日券・・ゾーン別一日券をタバッキで買ってくれたようです。完全にイタ友に頼り・・いやお任せしております。
それで、Citta Altaのフニコラーレもバスも乗り放題。乗ったらチケットをバリっと。
Bergamo駅でバスに乗り換え一気にCitta Altaの入り口、アゴスティーノ門をくぐってCitta Dellaというバス停で下車、城壁のなかへ入ります。足元の石畳がものすごくごつくてすごい。ヒールのあるこじゃれた靴では歩けなさそう・・道理でベルガマスカ(ベルガモの女性のみなさま)の足はみんな逞しそうなのである。 -
コッレオーニ通りを歩いていくと、Citta Altaの中心、Piazza Vecchiaという広い広場に出会います。教会や美術館、などなど見どころ満載広場で、広場にはレストランやカフェテリアが並んでいます。
Bergamoには古い城壁の上に造られた古代ローマ時代からあるCitta Altaと
のちに下の街Citta Bassa という二つの街があります。
Citta Bassaの街は、エネルギーにあふれていて学生などの若い人やビジネスマン、ショッピングを楽しむ人たちでいっぱい。Citta Altaはリラックスするためにはちょうどいいところで、眺めのいい公園やカフェ、レストランがたくさんあります。外国語を学ぶための学校もあるため、学生さんたちもたくさん見かけるし、イタリア内外からの修学旅行の団体もたくさん。
観光地化し過ぎてないところが◎デス。 -
この二つの建物は別々で、左がサンタ・マリア・マッジョーレ教会で、タペストリーが見ものです。大変大きなタペストリーがど〜〜んと下がっています。思い切り触れそうなくらい普通にそこに下がってます。
右はコッレオーニ礼拝堂、ロンバルディア・ルネッサンスの傑作と言われています。
写真には写っていませんが、左にはDuomoもあります。MilanoのDuomoと比べてみてもいいかもしれません。どの教会も入場時間が決まっていますので、
確認が必要だと思います。 -
教会を見ておなかがいっぱい?になったらGombito通りのTourist Imformationに寄って、ベルガモの地図と観光案内をイタリア語版と英語版でもらってきました。係りの女性は親切なひとで、日本人?日本語なくてごめんね・・
と言っておりました。その気持ちだけでもうれしい・・・ -
Gombito通りのビッレリア、ビールを飲むところ。
おいしそう・・ -
Citta Altaの城壁側にあるのが、兵器などを飾って?ある公園Roccaというところに来ます。戦車やら砲台やら、はたまた馬車の後ろだけあちらこちらへおいてあります。とっても眺めがよくて、ベンチで寝ているひとも。
ここBergamoは昔から体が屈強で強い戦士や軍隊を持っているうえ、交通の要所で、ミラノのヴィスコンティ家支配のあとVenezia共和国の一部になった歴史があるそうです。それで、戦争のたびに兵力としてベルガモ軍が活躍しイタリア統一の際も重要な役割を果たしたそうです。つまりは、よく南のほうへ、進軍したということで、南半分のイタリア人が北イタリア人をあまりよく思わないのはそのせいだそう・・って、何世紀も前のこと引きずってる訳ですか? -
Roccaからのベルガモの眺望。緑が多いし公園もたくさんみえます。
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要塞沿いに林を抜けると、Citta Altaの眺望が見えました。塔がいっぱいです。
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さて、気温は30度、暑くてのども乾いたし、フニコラーレ乗り場のそばにあるカフェでパニーノとフレッシュジュースでリラックス。
カフェ・フニコラーレ・・というそのまんまな、眺めの良いところで、店内の音楽は日本のポップス・・Gackt、Utada Hikaru、カエラなどなどが聞こえてきます。イタリアでは人気があるそうです(イタ友談)
ここでHuman Watching..みんな、パソコン開いたり新聞読んだり何時間でも席に座っていていいんですね・・目の前のテーブルにはモデル級イケメンがVaioをいじっておられて、傍らにはポチタマのダイスケ君のようなラブラドールがおとなしくテーブルのしたに座っていました。なんて、お行儀がよろしいこと・・聞けば、特にドッグトレーナーなどは使わないでもこのお行儀のよさはイタリアでは普通らしい。ドイツではトレーニングが義務やと聞いているけど、是非、育て方を教えてもらいたいものだと真剣に思った・・
でもね・・この超イケメンとダイスケの組み合わせって、アンバランスと思うのは私だけ? そういえば、イタリアに来てから思うのは、美男美女だらけということ。パリとは若干違うが、レベル高し!キリリとしてる!
とほれぼれしてると、イタ友・・北イタリア人は遺伝子的に美男美女の確立が高いのさ・・らしいです。
さて、ランチのあとサン・ジャコモ門へ行って城壁通りの公園をふらふら歩いて、ローマ時代の洗濯場を見てフニコラーレ乗り場へ戻って、それに乗ってCitta Bassaへ降りてバスに乗ってAlzanoへひとまず帰還。
マメがたくさんたくさんできました。 -
Alzanoのスーパーに寄って、職場にお土産をゲット。野菜と果物に飢えていたのでそれらもゲット。イタリアのスーパーって買い物かごをゴロゴロと床を引きずるタイプだったので少々カルチャーショック。
昼寝をしている間に、イタ友夜のレストランを予約していたようでまたCitta Altaへ今度は車で出かけます。
San Vigilioの丘の上にある、リストランテ、その名も
San Vigilio Ristorante Pizzeria へ。とっても眺めがいいんです。
崖側は大きく窓が解放されていてベルガモの夜景がきれいに見えます。
ドビュッシーのベルガマスク組曲が生まれるわけだ。ドビュッシーはここには実際来たことがないらしいけど、話に聞いただけで構想を膨らませたのかな? ここで、おいしい景色とワインとピザとスパゲティを堪能いたしました。
www.ristorantepizzeriasanvigilio.it
すぐ前には、ミシュランで星を獲得したというレストランもあります。
フニコラーレ(サン・ヴィジリオ)乗り場すぐです。 -
レストランの周りの住宅街をパパラッチ。
高級住宅街だそうです。高級車が並んでる訳です・・ -
帰りにもう一回サン・ジャコモ門を。トリコローレに染まってる!
イタリア統一150周年の年に来れてよかった。 -
9月27日。また朝早くに起こされ?カフェへ朝食を食べに行きます。
本当は、サイクリングをしたかったのだけど、足にすでにマメがたくさんで毎日つぶしては絆創膏なのでおとなしく車でおでかけ。というか、自転車に乗る装備なんて入れる余裕がスーツケースのどこにある? 日本のおつまみとルパンのフィギュア私に頼んだの誰?イタ友です。愛しのルパン3世、次元大介、五右衛門を飾るイタ友・・宿泊代の代わりである。
で、どこに出かけたかというと、San Pellegrino という山間の元温泉地。
かの有名なサン・ペレグリーノという炭酸ミネラルウォーターの採れるところ。バスでも来れますが、バスの便は不便かもしれません。ATB社のホームページで見ても1時間に2便ほどでしょうか、ベルガモ駅まえバスターミナルから出ているようです。昔は、列車が通っていたようですが、旧線路はいまサイクリングルートとして利用されています。 -
San Pellegrino Thermeの今は使われていない白亜の瀟洒な建物を見て、橋を渡って向こう岸へ。昔のSan Pellegrino駅が残っています。
その駅舎跡の裏から山の上に向かって道があったのでちょっとしたハイキング、森の中を歩いていると、おばあちゃんが出てきて「猫を見なかったかしら?」 手に持っているのは飼っている猫がトカゲのしっぽを食べてしまったので、早く注意しなくては、といいつつこんどは自らの生い立ちや人生を語り始めました・・イタ友、彼女はベルガモ人じゃなくって日本から旅行に来てるんですよ・・と言ってもおかまいなし。どんどんイタリア語で話しかけてきます。イタ友、長くなりそうなのを感知し、上手にさよならを言って先を急ぐことにしたようです。こちら、山の中で撮った花一輪。丘の上の牧草地に出たら、サン・ペレグリーノが一望できて、なんだかスイスを思い出してしまいました。 -
Grand Hotel アールヌーボー様式のデザインが美しい、今はもう誰も泊まることができないホテル。数年前までは中に入って見学もできたようですが・・正面は手入れや保全作業がされていますが、裏から見ると荒れ果てています。19世紀ごろはカジノもあって、華やかだったろうと思われます。
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壁の装飾をアップで。表向きはこんなに芸術的なのに、もったいない!
海底深くに沈んだタイタニック号が脳裏に重なります。 -
こちらも、もう使われていないフニコラーレ。
外側のメンテナンスだけはされているようで、デザインセンスはかなり私のお気に入りなのです。でも、もうだれも観光客も周りにはいないとです・・
Therme Spa 復活してほしい・・ -
San Pellegrinoから戻ってきて、B&B(勝手にそう呼んでいる)でまた昼寝。
夕方、Alzanoの公園や川沿いに行って散歩して、晩御飯はイタ友実家にお呼ばれ。本物のイタリアン・マンマの手料理をいただきました。
もとはデリカテッセンを経営していたマンマの料理はどれもおいしい。
ここで、ふとイタリア人に欠かせないものにまた気付く・・
マンマ曰く、パルミジャーノレッジャーノをたくさんたくさん料理にふりかけるのは欠かせないらしい。パパも大きいスプーンに5杯以上の山盛り。
あとはワインと食後のフルーツ。それに、めいいっぱいクズを落としてもいいいような大きいテーブルクロス。あとは、アイロンがけ。
洗濯物は何でもアイロンがあてられてきれいにみみを揃えてたたまれている。こうなれば、アイロンがけセットはひとつの家具として成り立つわけだ。降参・・
写真は、ベルガモ駅から正面の通りにある、広場。 -
ベルガモ滞在、とっても楽しかったです。
日帰りと言わず、是非、何日か滞在してみてください。
レストランもミラノよりずっと安価なお値段で食べれますよ。
街歩きが楽しいところです。
ただし、靴底の柔らかい歩きやすい靴で行かれることをお勧めします。
石畳、半端なく凸凹してます。
Bergamo Olio Al Serio aero port利用も便利です。
ただいま、カッラーラ絵画館は改装補修工事で閉館中です。所蔵品は世界のあちこちへ貸出中のようで、うち1作品に福岡美術館、ダ・ヴィンチ展で見かけました。2012年1月現在
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