Amtrakアメリカ横断の旅

2010/08/28 - 2010/09/05

入社25年にあたって会社から支給された休暇5日と現金15万円を利用して、Amtrakにてアメリカ横断をした旅行記。

ロサンゼルス → シカゴ　2泊3日【Southwest Chief号】
シカゴ → ピッツバーグ　1泊2日【Capitol Limited号】
ピッツバーグ → ニューヨーク　1日【Pennsylvanian号】

3本の列車とロサンゼルス・シカゴ・ニューヨークの街歩きの様子を、写真中心にまとめました。

エリア ニューヨーク(アメリカ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 5.0

• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: 個別手配

成田のサクララウンジ。

今回は特典航空券で、ビジネスクラスに搭乗です。

JAL062便　17：20発　成田-ロサンゼルス
早めに行って、ビールとおつまみでラウンジを堪能。

JAL062便　夕食

離陸後水平飛行に入ると、まずはウェルカムシャンパン。
その後、前菜、サラダと続き、この写真はメインのフィレステーキ。
ソースは掛けないでもらい、塩コショウでいただきます。
もっとレアっぽいほうが好きなのですが、まあ仕方ないのでしょうか？
美味しく完食しました。

アメリカ西海岸を南下中。

間もなくロサンゼルスへ到着。

ロサンゼルスには定刻の11：30到着。

空港から街中までは電車で移動したのですが、観光客で電車利用の人は、ほとんどいませんでした。

Amtrakの時間まで余裕があるので、地下鉄でハリウッドハイランドへ。

天候もよく、おなじみのサインの写真が良く撮れました。

ロサンゼルスのAmtrak Union Station

快晴の青空に星条旗がたなびき、真っ白な駅舎を引き立てます。

ロサンゼルスのAmtrak Union Station　待合室

高い天井と、張りのある革張りのソファーが重厚さを醸し出しています。

Amtrak　Southwest Chiefのチケット

ロサンゼルス-シカゴまで、運賃＄146、寝台料金（個室・２泊３日の食事つき）＄408、計＄554、約50000円
寝台は2人分の料金なので、日本で同等のサービスを求めると、Amtrakは割安感があります。

Southwest Chiefの機関車

ロサンゼルス発18：55
シカゴ着　翌々日15：10
シカゴまで2265mile、3645kmを約43時間かけて走行します。

Viewliner Roometteという２人部屋

車両の線路方向中央に通路があり、その両脇に部屋が並んでいます。

これからこの部屋でシカゴまで43時間を過ごします。

車内を探検して、こちらはコーチと呼ばれる座席車。

日本で言えば、グリーン車くらいの広さがあります。

ロサンゼルスを出発すると、すぐに夕食となります。

寝台車の乗客は食事付なので、食堂車へ行くと、数種類のセットメニューから好きなものを選べます。

写真はセットのサラダ。
ビールは別料金です。

メインのステーキ

ちょっと固くてパサパサ。。。

列車内のシャワールーム

バスタオル・ハンドタオル・石鹸も完備ですが、お湯の勢いはイマイチ。
列車内じゃ仕方ないか？

２日目の朝食

ソーセージのソテーとスクランブルエッグ、ポテトにクロワッサン。
とってもおいしかった（笑）

アリゾナの砂漠地帯

数時間走っても同じような風景が続きます。
アメリカの広大さを実感しました。

アルバカーキ駅で約50分の停車

タンクローリーから機関車に給油していました。

Amtrakの長時間停車の客をあてこんでか、線路脇に数店の露店が出ていました。

私も留守番をしているカミさんへ、ネックレスを１本。

アルバカーキを出るとすぐに昼食

ハムサンドを注文しましたが、パンがパサパサで残念。

食堂車はこんな感じ

食事をするときは必ず相席になるので、カタコトの英語で何とか。
もっと英語を勉強しておけば良かった。

ニューメキシコ州砂漠地帯の夕焼け

水平線へ太陽が沈む景色は、日本ではなかなか見れません。

２日目の夕食

今日はチキンを選んだら、これが大正解！
とっても美味しくいただきました。

車内のコーヒーポット

寝台車には各車両にコーヒーポットがあり、24時間好きな時にコーヒーが飲めます。

こういうところでもアメリカを感じさせます。

３日目の朝食

カリカリベーコンにポテトにマフィン
これも美味しくいただきました。

３日目の昼食はハンバーガーを食べましたが、写真は省略。

列車は定刻通り、シカゴユニオン駅に到着しました。
遅れで悪名高いAmtrakですが、私が乗った列車は定刻通り走ってくれました。

シカゴユニオン駅も重厚な作りでした。

シカゴでは有名な高架鉄道に乗ってホテルへ

道路に沿って、交差点では90度カーブをきるところがあるんですね。

リグレー・フィールド

シカゴでは地下鉄に乗って、全米で２番目に古いシカゴカブスの本拠地リグレー・フィールドへ。

みんな盛り上がっていました。

シカゴではホテルに１泊後、翌日はアーキテクチャークルーズで建物見物

川面から高層ビルやユニークな建造物を解説付きで楽しめます。

シカゴからはCapitol Limited号（ワシントンDC行）に乗って、ピッツバーグを目指します。

左側の列車がCapitol Limited号

夕食はシカゴユニオン駅のデリコーナーで買った、焼きそばと牛肉の炒め物。
中華風で美味しかった。

ピッツバーグのAmtrak駅

ピッツバーグからはPennsylvanian号に乗り換え、ニューヨークを目指します。

Pennsylvanian号ではビジネスクラスシートを奮発しましたが、普通車とどこが違うのかわからないくらい同じでした。

冷房が効きすぎて寒かったです。

ＮＹのペンステーション

ロサンゼルスから、シカゴでの１泊を含めて５日目、やっとニューヨークに着きました。

Bule　Note

ニューヨークといえばジャズバー、ジャズバーといえばブルーノート。

カウンター席は予約なしでOK。
1ドリンク込みで＄30程度でした。
日本の青山ブルーノートは、食事もとると1人2万円くらい平気でかかるので、NYの気軽さがうらやましい。

ヤンキースタジアム

天気が良くて、屋根がない席だったので暑かった。

でもヤンキースの打撃が爆発し、面白いゲームでした。

NY　グランドセントラル駅

ニューヨークで２泊したのち、郊外に住む弟宅へ行くためグランドセントラル駅へ。

この駅も高い天井と彫刻が醸し出す重厚な雰囲気に、何回来ても圧倒されます。

JFK空港　サクララウンジ

帰国便は、JFK12：55発JAL005便。
こちらも特典航空券でビジネスクラス。

サクララウンジにあったNYの地ビール

苦みとほのかな甘みがあって、美味しかったです。