2009/11/01 - 2009/11/01
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雲のジュウザさん
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三十路を過ぎると、今まで素通りしてきた懐かしいものが急に恋しく感じたりするものです。
高速が安くなったのでふらっと始めた、日帰り郷愁旅行の第5回!
城跡ってなかなか浪漫あるぜ!?
と、前回の水上の城跡巡りの続きで、戦国時代の足取りを追ってみようと地元埼玉の旧跡にふらりと立ち寄ってみた戦国時代にうとい新橋企業戦士3人です。
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
-
東松山の市街地を抜け、市野川を渡ったところに有名な「吉見百穴」があります。
この丘陵地帯は旧跡盛りだくさんで、吉見百穴と松山城は目と鼻の先、同じ丘陵地帯に訪れる事ができます。
吉見百穴は古墳時代の6〜7世紀の遺跡でこの、横穴の一つ一つが墓穴だそうです。
ほんと穴だらけ。
なかなか凄い景観ですよねえ〜。
まずは吉見百穴から探索してみましょう。 -
丘の地質は掘りやすい岩質のようですね。墓穴はとてもきれいに掘りぬかれています。
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吉見百穴の時代は大きな古墳からこういった集団墓に移り変わっていく時代だったようです。
しかし、雰囲気たっぷりです。
全国にもこういうのあるんですかね。 -
百穴群の一角には大きなトンネル横穴もあります。
これは、戦時中の廃な跡、軍需工場の跡なんだそうです。
たしかに堀やすい岩質に、遺跡の跡はトンネルを掘るのにもってこいですね。 -
解説板です。
戦争遺跡というのは、これはまたノスタルジー。
戦時中の特殊な状況下でしか生み出されない、究極の近代遺跡ですね。 -
すごい、縦横無尽のトンネル群。
子供の頃に吉見百穴きた時は、軍需工場とかの意味が分からず、大きいトンネルも古墳だと思っていました。
大人になって知識を積んで改めて知ると、いやはやノスタルジー全開ですね。
三十路を過ぎると急に面白く感じる浪漫たっぷりのものが沢山あるから、旅はやめられませんね〜。 -
トンネル内部を進みます。
公開されているのはごく一部。 -
この闇の深淵には、触れ難い、厳粛な空気を感じます。
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百穴名物には、ヒカリゴケもあります。
光る苔、天然記念物ですか。 -
解放されていないトンネルもありますが、中に入ってはだめですよ。
何にも見えませんし、水没してるとこもあります。
さきほどのトンネル網の解説板にある、真ん中あたりの竪穴でしょうか。
さきほど子供の頃は、と書きましたが、10代後半ぐらいの年代にはここは肝試しのスポットになってましたねえ〜、もちろんその頃も百穴の事はよくわかっていませんでしたよw
今はどうなのかな。
ちなみに私は恐ろしい記憶しかありません。いや〜怖かった。ホントに怖かった。 -
さて、百穴のそばの岩室観音です。
岩と岩の切り通しの隙間に懸造りの観音堂が建てられてます。
まるで山門のような雰囲気。 -
お地蔵さんがいっぱい。
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凄い、鮮やかな絵馬の数々。
これは時代的にいつごろのものなんでしょうか。 -
あ、明治16年て書いてありますね
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時間の流れがとてもゆっくりに感じます。
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お堂の裏の岩の切り通しが、松山城の堀の一部です。
なんたる急な傾斜。 -
N村主任が挑みますが、滑りやすくて危ないので引き返します。
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松山城。
関東の戦国歴史で、北条、上杉、武田の三つ巴のまさに最前線の城。
何度も取り合いになってます。
武田軍が城攻めの際、武田の金山堀りの「金山衆」が、吉見百穴をヒントに城に通じる穴を掘った「坑道作戦」は戦国好きには有名な話ですね。 -
図の左上方面が吉見百穴、上側の縦の堀が岩窟観音の位置です。
左側に市井川を見下ろし、張り出した山一帯をこれでもかと作りこんだなかなかの山城です。
以前行った杉山城を彷彿としますね、まさに戦時の砦。戦の為の城。 -
百穴の中のお土産屋さんの展示に、模型がありました。
高低差も色々あるんですね。
この先端の部分が本丸。奥に向かって、二の丸、三の丸と行くようです。 -
本格的な模型ですが、写真だとよくわからないですね笑
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戦国時代よりも古い築城なんですねえ。
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やはり三つ巴の最前線、期待が高まりますねえ。
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解説板の色分け縄張り図。
複雑なつくりだなあ。 -
麓の市井川。
昔はもっと水量があったんでしょうね。 -
いよいよ登ります。
縄張り図の一番西側に登り口があります。 -
その登山道を登っていくと、本丸下の堀底に出るようです。
凄い折れのある典型的な堀です。
いきなり見ごたえあります。 -
本丸とササ郭の間でしょうか。
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本丸側に登ってきました
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本丸から北側は断崖となってます!
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二の丸方向に城域は広がりを見せます。
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堀と郭がとても複雑な城です。
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松山城跡碑とN村隊員。
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これはどっちの郭のほうかな笑
堀の凄さに圧倒されています! -
物見やぐらがここにはあったのでしょうか。
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二の丸側のコの字型の堀です、直角に折れて凄い!
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本丸から渡る堀底です、奥に向かって太鼓郭方向に堀が落ちていってます。
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二の丸へ〜
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コの字型の折れが良くわかる場所です。
凄い複雑だなあ。 -
あちらこちらに複雑な曲線が聳えています
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凄いなあ。
この城、何度か落城してるのが信じられないですね -
向こうに広い平場が見えます
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写真では伝えきれない断崖のような堀!
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二の丸は中々の広さです
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台風の爪痕でしょうか
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春日の丸へ、階段で堀底へおります。
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写真でわかるかな、結構高低差あるんですよ
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堀底から、複雑な土塁ですねえ
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二の丸から堀を切るように土橋が続いています
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きれいに残っていますねえ〜
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堀底をあちこち巡って二の丸の南側に戻ってきました。
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城域はかなり広くて、見ごたえ抜群、歩きごたえ抜群のおススメ山城です。
有名な戦国史の1ページを体感できます。
是非、一度立ち寄ってみてください!
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