中国留学　～湖北省の旅(後)・武漢編～

2010/10/04 - 2010/10/06

黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る　　李白

　　故人　西のかた黄鶴楼を辞し
　　煙花三月　揚州に下る
　　孤帆の遠影　碧空に尽き
　　惟見る　長江の天際に流るるを

この漢詩は日本人みなが中学校で習ったはずだ。
この詩は青空と青い河の向こうに孟浩然の乗った白い帆の船が消えていくという中国の雄大さをテーマにしている。

この世界を見に武漢へと行った。

エリア 武漢(中国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• ホテル: 2.0
• グルメ: 2.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満

赤壁から武昌駅に到着した。

二階建て列車であったが、人がかなりいて混んでいた。
座席を取れたものの、何もする気にならなかった。

赤壁で知り合った武漢大学の友人と武昌駅で再び会う。
武漢大学を案内してもらうために、武漢大学近辺で宿を探す。

写真は自分と武漢大学の門

またしても招待所

招待所と言うと北の国の将軍様が遊び呆ける場所と認識されがちだが、中国ではそこまで良い設備ではない。

シングルルームで1泊200元(約2500円)
大して綺麗ではないのに急に値段が跳ね上がったぞ！

朝ごはんは卵クレープを食べる。
1つ3元(約50円)

武漢東湖桜園は面積が10ヘクタールで、桜の木が5000本ある。最初に植えられた桜は、日本の田中角栄元首相が中国の周恩来元首相の夫人、トウ穎超に贈ったもので、トウ穎超はこれを武漢大学東湖公園に寄付した。またほとんどの桜の木は、日中双方が1998に年植えたもの。

桜園には78桜亭という場所がある。ここに桜の木が78本植えられている。これは、1978年日中平和友好条約の締結記念に植えられた。また1979年には周恩来元首相が生誕78年を迎えたからである。

武漢大学にて

武漢大学にて

ネコ

マンホールの穴に手を入れ始めた

何を探しているのかな？

結局何も見つからなかったニャー

昼ご飯は武漢大学内の食堂へ行き、熱干麺を御馳走になった。
熱干麺は武漢の特産で、汁無しの麺にゴマのソースをかけて食べる料理。
ゴマの味が利いて美味しい、ただ何杯も食べることはできないな。

武漢大学で友人と別れ、黄鶴楼へ行く。

こういうのあると萎えるな。

黄鶴楼の中
1階

エレベーターがある。

漢詩の時代ってエレベーターあるっけ…？

なんか、伝統文化財の中にこんなものを作るなんて残念だ。

上からの眺め

空は雲ていて青空は到底見えない。

なんか、すごく残念。

黄鶴楼

中は現代風にアレンジされていた。

せっかくこのために、武漢に来たのに。

漢詩の世界を味わえることの無かったので、テンションが大幅に下がりました。

長江と空

これは青空と青い川と言うよりも、白だな。

河の近くにあるストリート

飴細工

こんな感じで、スナックを売っている。

味はいかがなものだろうか？

麺売りのオッサンをかたどった像

中国の貝料理ってこういうの多い。

やる気の無い女の子

長江で泳ぐ人

10月上旬は決して熱くない。

命を大事にしろ！
ここでの水泳は危険

と書いてある。
しかし、晩年の毛沢東は武漢の長江で泳ぎ、自分の健康をアピールしていた。
なんだか、良く分からん。

しかし、この表示を気にせず泳ぐ人は多い。

夜の長江

武漢駅からの帰りの列車だったため、武漢駅へ行ったら付近には泊まるところは無かった。
仕方ないため、街中へ戻り、漢口駅付近で宿を探す。
結局最終日も漢口近くの招待所に泊まった。

招待所近辺には何があるかというと、これだ。
この写真を見ると招待所の地位が良く分かる。

結婚した人を乗せる車。
中国では結婚するために自分の収入や年収を上回るほどの出費が必要。
結婚するためにはまず、家と車を持っている必要がある。

そうでもしないと、女の人は興味を示さない。
また、結婚式も盛大に行う。

新しく出来た駅舎だけあって、綺麗だ。

武広線(武漢と広州を結ぶ路線)の開通に伴って造られた駅舎。

電光掲示板で時刻表を表示している。

そして、駅が大きい。

さよなら武漢

次に来る機会があるかどうかわからないけど、自分から行く機会は無いかも。
まあ、楽しくは無かったけど、いろいろと勉強になったよ

次は別なところに行きます！