2011/08/06 - 2011/08/09
85位(同エリア268件中)
ひらしまさん
この旅はカナダ西部だけをゆっくりと、ということで計画もほぼできあがっていたのに、はるか彼方のプリンスエドワード島にも行きたいという妻の希望をいれて計画をつくり直したのには、妻への愛情はもちろんですが、おいしいロブスターや牡蠣が食べられそうだという打算もありました。
しかし、プリンスエドワード島でうまいものを食べる旅の計画は難航しました。
うまいものはだいたい中心部から外れたところにあります。今回私が目をつけたのはスタンレーブリッジとノースラスティコという、中心部からそう遠くない地域でしたが、なにしろプリンスエドワード島には広い割に公共交通機関が走っていないのです。
大枚はたいてタクシーを乗り回すか、初の海外レンタカーに挑戦するか。悩んだあげくにレンタカー挑戦を決めました。
ところが、州都シャーロットタウン市内の営業所をウェブ検索したところ、あることはあるけど営業してないようなのです。レンタカーは空港で乗るしかなさそうでした。
ずっと飛行機に乗って着いたばかりのボーッとした頭でいきなり初めての左ハンドルというのは、いかにも危なっかしく思えて、結局ノースラスティコは断念してレンタカーをとりやめ、キャベンディッシュ・シャトルとタクシーを組み合わせることにしました。
これは計画としてはよかったと思うのですが、実際には思うようにいかないことが次々と…。
初日 カルガリー〜ルイーズ湖 ロッジ泊
2日目 ルイーズ湖・モレイン湖 ロッジ泊
3日目 ルイーズ湖〜カルガリー ホテル泊
★4日目 プリンスエドワード島へ B&B泊
★5日目 プリンスエドワード島 B&B泊
★6日目 プリンスエドワード島 ホテル泊
☆7日目 ナイアガラ コンドミニアム泊
8日目 バンクーバー コンドミニアム泊
9日目 バンクーバーから成田へ
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8月6日(土)
この日は8時にカルガリーを発って、トロントで乗り換え、シャーロットタウン空港に着くのは18時という移動日です。
ホテルから道路を渡るとチェックイン・エリアという便利さ。チェックインは機械でしろと言われ、面倒くさいなと思ったのですが、なんと日本語表記ありの機械でびっくりしました。
もっと驚いたのは、早い便だし食事は飛行機で出るからと思って朝食抜きで乗ったのですが、トロントまで4時間近いフライトなのに何も出てこなかったことです。国内線ってこうなんですか…。ひもじかった…。
トロント〜シャーロットタウン便は4列座席でCAは1人だけ、出発前には操縦席も見えました。 -
プリンスエドワード島にはインやB&Bと呼ばれる宿泊施設が多くあります。インとB&Bがどう違うのかはよくわかりませんが、いずれも小規模で家族経営的で朝食のみを出す宿泊施設を指すようです。
プリンスエドワード島での1泊目は、シャーロットタウンの町中のクランフォード・インに泊まりました。タクシーで宿に着くと、ヴィッキーさんとマーサさんがとてもフレンドリーに迎えてくれました。
私たちの部屋は2階の左側です。
〔Cranford Inn 朝食付き税込218.3CAD/室〕 -
シンプルで上品な部屋です。右奥の窓からはお隣の広い庭が見えます。
-
道路に面したバルコニーがあります。
-
大きなハート形のバスタブです。
ヴィッキーさんが部屋の説明を詳しくしてくれるのですが、詳しすぎてこちらは頭が飽和状態でした。 -
夕食はもちろんシーフードです。候補の店もいくつかあったのですが、ヴィッキーさんお薦めのフィッシュボーンズに行ってみることにしました。
歩いて10分ほどのシドニー通りのその界隈は、飲食店が集中していてすごい賑わいです。フィッシュボーンズの店内もほぼ満席でした。 -
牡蠣、春巻き、ロブスター、それに白ワインを頼みました。
-
ロブスターはウェイトレスに殻を外してもらいました。でも、思ったより小さめで、産地で食べてる満足感は味わえませんでしたね。
この店はインテリアとか生演奏とか雰囲気を楽しむのによい店かもしれません。
〔Fish Bones 88CAD〕 -
帰りは、家々がゆったりと建つシャーロットタウンの平和な市街をのんびり歩きました。
クランフォード・インの部屋には電気式の暖炉があります。寒い国の雰囲気を味わってみました。 -
8月7日(日)
この日はキャベンディッシュなど北岸地域を訪ねます。次のように計画しました。
1 朝タクシーでファウンダーズホ−ルへ
2 キャベンディッシュシャトルという予約制バスに乗り継いでキャベンディッシュへ
3 午前はキャベンディッシュを歩く
4 午後はタクシーでスタンレーブリッジのレストラン、ケープトライオン、フレンチリバーを回りラスティコの宿へ
朝、食事を楽しみに食堂に下りると、クランベリ−ジュース、フルーツサラダ、カップケーキ、フィッシュ&ポテトケーキ、ビーンズ、スコーンと、どれも手づくりでおいしい充実した朝食です。
4人掛けのテーブルで、トロント在住の若い中国系カップルが相席となりました。女性の方は米国の大学で学んだという日本語を話してくれ、日本語9割、英語1割くらいで話が弾みました。
彼女は、タクシーの手配をヴィッキーさんに頼んだときも、食事そっちのけで通訳をしてくれました。 -
彼女やヴィッキーさんに見送られてクランフォード・インを出て、タクシーを待ちました。写真はその歩道に現れた小さなリスです。この写真を撮ったときはまだ余裕がありました。が…。
タクシーが来ません。キャベンディッシュシャトルの出発時刻9時15分はどんどん迫ってきます。とうとうヴィッキーさんが自分の車で送ってくれました。
けれど、時すでに遅く、ファウンダーズホール前にそれらしきバスはもういませんでした。なんでこの時だけ時間正確なのだ! 予約もしてたのに…。
呆然と立ちつくしていると、建物から出てきた人がワゴン車を指して乗れと言っています。キャベンディッシュまで乗せるということでしょう。高くついても行くしかないと覚悟を決め、乗り込みます。
しばらく裏通りばかり走ったワゴンが止まったと思ったら、前にシャトルバスが待っていてくれました。ほかの乗客のみなさん、お待たせして申し訳ありませんでした。
〔Cavendish Shuttle 片道30CAD/人 所要45分〕 -
なんとかキャベンディッシュに着きました。シャトルバスを降りたところが広くてきれいな案内所です。トイレをすませ、地図をもらい、荷物を預け、歩き出します。
最初は、モンゴメリが住んでいた郵便局をモデルにしたグリーンゲイブルズ郵便局。 -
グリーンゲイブルズ郵便局
-
モンゴメリの墓。立派でした。
-
ほかの墓もゆったり建っていていい感じ。我々の墓地もここにしようか。でも、ちょっと遠いか。
-
意外と明るいお化けの森の気持ちのよい道を抜けると、アンの家がありました。
食堂でしょうか、黒光りのするストーブが存在感あります。 -
台所もそれらしい雰囲気です。
-
アンの部屋。一番の人気スポットです。
-
マシュウがクリスマスに贈ってくれた袖のふくらんだ服。
-
納屋の方から見たグリーンゲイブルズです。
-
納屋の中は当時のキャベンディッシュとモンゴメリに関する写真が展示されています。
-
こんな牛さんだけでなく、生きているアンとダイアナまでいます。妻は二人に挟まれて記念写真を撮らせてもらい大喜びでした。
恋人の小径を散歩し、案内所に戻って1時に予約してあるタクシーを待つと、今度は時間前に来てくれました。
ところが、運転手に行き先を伝えると、ケープトライオンは遠すぎて行けないと言うのです。そう言えば朝の中国系カップルも遠くて無理じゃないかと言っていたなと思い出し、スタンレーブリッジにあるカーズオイスターバーとフレンチリバーだけに寄ってもらうことにしました。 -
カーズオイスターバーは入り江に面したシーフードの店です。眺めのよいデッキ席が人気です。
-
河口にかかる橋に青少年が集まっていると思ったら、川に飛び込みはじめました。男の子だけでなく女の子もみんな飛び込んでいるのがエライ。岸に上がると、また橋に戻って飛び込みます。
そんなのを眺めているうちに、牡蠣が来ました。 -
これはおいしかった。今でも写真を見ると唾液が出てきます。
-
ムール貝も
-
シュリンプ・カクテルも。
高級な店ではありませんが、味は大満足。デッキ席の開放感もいいし、この旅で最高のレストランでした。
〔Carr's Oyster Bar 61CAD/3品+ビール〕 -
走り出してまもなく、フレンチリバーだと言われ、ちょっとイメージと違うなと思いつつ止まってもらいました。これはこれでいい景色でしたが、どうもせかされてる感じがして落ち着きませんでした。
主張すべし!
車に戻った私は、「ケープトライオンはフレンチリバーからすぐ近くだ」と地球の歩き方の地図を示して主張し、ようやくケープトライオン行きを認めさせることができました。 -
かなり走って着いたところはグリーンゲイブルズ博物館。これじゃ行き過ぎだよ。
ここを見ろと言い出す運転手ですが、いい加減な妥協はしません。ここではなくケープトライオンへ行くと指示します。しかたなく彼は、止まっていた日本語ガイドツアーの運転手に道を聞いて、来た道を戻りました。
Cape Rd.の小さな標示の出ているところから、細い赤土の道を海の方へ入ります。途中で左にさらに細いでこぼこ道を進みます。
と、見えてきました。 -
ケープトライオン灯台です。
タクシー運転手も知らなくて案内板もない灯台って、日本人だけに人気なのかなと思いながら行ったのですが、白人観光客が2組いて、あっちがきれいだよなどと教えてくれました。 -
おすすめいただいた「野の花と赤土の断崖」。
でもやっぱり穴場観光地という感じはありますね。静かでいいけど。自分で運転してだったらあの道は来ないでしょう。運転手さんご苦労様と、この時は思いました。 -
そして、宿へ向かう車窓からふと見えたこの景色。これこそがフレンチリバーでしょう。
じゃあ、さっき運転手がフレンチリバーだと言ったところはなんだったの?!
だから、宿についてタクシー代150CADを請求されても素直に払うことはできませんでした。依頼した通りに行ってくれなかったから全額は払えないと主張し、下手な英語で数分間やり合い、140CADでサンキューと言い合って別れました。チップなしです。 -
プリンスエドワード島2泊目の宿は、ラスティコにあるBarachois Innです。この地域の歴史ある建物の一つのようです。
ここでも奥さんが部屋の説明を丁寧にしてくださいました。こちらの理解力をあまり気にせずに話すのが当地の流儀なのかも。 -
別館2階のLuxuary Suite。部屋は一つですが、とてもセンスのよい部屋です。
〔朝食付税込289CAD/室 チップ別 キャンセル不可〕 -
窓は花の美しい庭に面していて
-
庭の向こうにはラスティコ湾が見えます。
-
反対側はバルコニーがあり
-
こちらものどかな景色が広がっています。
-
食器棚には食器が揃っています。
ここで大変な事態が起きました。スーツケースが開かない!
今朝あわただしく出発するのにちゃんと閉まらず、強引にベルトで締めて持ってきたのがよくなかったようです。どうしても開きません。
実は、ここから歩いていける範囲にはレストランはなさそうで、レンタカーを断念した時点でこの日の夕食は手持ちの食料でまかなうことにしていたのですが、食料はすべてスーツケースの中なのです。
明日シャーロットタウンの町に戻れば鍵屋かどこかでスーツケースを開けることはできるでしょうが、今夜は食事抜き?!
宿の奥さんに泣きつくと、チーズ、クラッカー、クッキー、ぶどう、ヨーグルトを分けてくださいました。感謝、感謝、感謝!です。 -
食料を確保してホッとしたところで散策に出ました。
すぐ近くの教会を眺めて -
入り江まで行ってみました。
静かな島の夏の夕刻です。 -
野原なのか牧草地なのか、無数の白い花が咲いていました。
プリンスエドワード島ののどかで美しい自然に囲まれ、心が安らぎます。 -
散策から帰ると宿の庭にキツネがいました。コンにちは。
-
奥さんから分けていただいた食料で無事夕食をすませ、この夜は着の身着のままで寝ます。
-
バスルームもしゃれてましたが、シャンプーがリンスインの大ボトルだったのは意外でした。何にこだわるかは様々ですね。
-
8月8日(月)雨
カナダの宿にはどこにもアイロン台がありましたが、ここのは造り付けで、壁の扉を開けると出てきます。前夜に洗って干しておいた靴下を乾かすのに役立ちました。
朝食には一番乗りでした。スクランブルエッグとベーコンを頼み、食卓のフルーツポンチとオレンジジュースをいただきます。
8人掛けの大テーブルに年配のカップルが加わり、どこから来たのなどの会話を頭をひねりながらしていましたが、客がふえてくると自然に会話から脱落です。女主人がアンの話題を振ってくれた時に、妻はなんとか参加していましたが。
隣の女性がパンにつけていたメープルシロップがおいしそうで回してもらうと、さすがに美味でした。
食事のあと、宿の旦那さんに開かないスーツケースを見てもらいました。
マイナスドライバー1本だけ持ってきた彼は、しばらく慎重にさぐっていましたが、閉まりきってないふたを腕力で完全に閉めてから錠を開けると、何ごともなかったかのようにふたは開きました。びっくりです。
正直言って期待していなかったのですが、さすが宿の主人です。恐れ入りました。錠はこわすことを覚悟していたので、本当にうれしかったです。感謝の握手!
今日はシャーロットタウンに戻るのでタクシーを呼びます。今回は自分でガイドブックに載っていたGood Taxi Serviceに電話して、35CADと確認して予約しました。
最後にもう一度ご夫婦にお礼を言ってBarachois Innをあとにします。 -
飛行機は6時頃なので、時間はたっぷりあります。まずは市庁舎の観光案内所で荷物を預かってもらおうと車を降りたのですが、なんと預かってもらえません。ファウンダーズホ−ルの案内所に行けということです。
距離は1キロもないのですが、雨が降っているし、荷物は重いし、タクシーを呼ぼうかなどと考えていると、すぐあとに入ってきた2人連れも同じ目的だったらしく、日本人とわかったので声をかけ、一緒にタクシーで移動しました。
そのKさんたちは英語堪能で、その車に空港への予約もすませてくれました。ただ、その時は2時に予約したのですが、それじゃ早すぎるねということになり、Kさんたちが2時にここでタクシーを待って4時への変更を伝えてくれることになりました。ありがとうございます。
4時に再会を約束して、雨の街に出ます。
プロビンスハウスを見学し、店を回ってチョコレートを買い込み、昼食へ。小さな街なのでどこへ行くにもすぐです。
シャーロットタウン最後の食事はWater Prince Corner Shopにしました。運よく座れましたが、私たちの後は行列ができました。一昨日の宿でも言われた通り人気店のようです。
白人のウェイトレスに「何かご説明しますか」と日本語で話しかけられ、驚きました。聞けば北海道の中学校で英語指導助手をしていたそうです。
ロブスターのメニューに2分の1〜2の5段階の数字が記されているので、その単位を尋ねるとポンドとのこと。5段階の真ん中の1と1/4ポンドを頼んでみました。写真がそれで、今度はロブスターを食べた満足感を味わえました。
ほかにクラムチャウダーとサラダが付いてきて、とくにチャウダーが濃厚でとても美味でした。 -
妻は、ロブスター、帆立、ムール貝のプラッターと白ワインです。フライドポテトが山盛りで付いてきました。ムール貝はCarr's Oyster Barのほうがおいしかったかな。
〔Water Prince Corner Shop 86CAD/2人〕
ファウンダーズホ−ルに戻りKさんたちと落ち合いました。聞けば、2時にはタクシーは来なかったとのこと。プリンスエドワード島のタクシーは本当に信頼できません。
空港に着くと、今度は飛行機の遅れです。5時45分の出発予定がずるずると延びてゆき、待合室の人は次第に減ってゆきます。Kさんたちと旅の雑談をして過ごしましたが、英語に強い彼女たちが一緒で心強いものがありました。ありがとうございました。
結局2時間半遅れで出発し、トロントのホテルに着いたのは夜10時過ぎでした。 -
8月9日(火)
今日はナイアガラの滝を見て、夕方バンクーバーへ飛びます。
交通の便を優先したのでトロントの街には行かず、宿は空港近辺のヒルトンガーデンインにとりました。滞在時間は短かったのですが、サービスのしっかりしたホテルという印象でした。写真は撮っている余裕がなかったのでホテルのサイトから借用しました。
〔Hilton Garden Inn Toronto Airport 朝食付税込220.35CAD/室〕
トロントからナイアガラへはナイアガラ・エアバスが便利です(高いけど)。英語ウェブサイトから予約すると、ホテルでのピックアップなど細かい指定ができます。
ナイアガラが混まないうちに着きたかったので、早起きして朝食はしっかり食べ、荷物を預けて7時出発です。ホテルの玄関に現れた大型バスに、乗客は我々2人だけ。所要1時間半でSheraton on the falls前で降ろしてもらいました。
〔Niagara Airbus 前売り181.03CAD/2人往復〕 -
霧の乙女号とアメリカ滝。
ナイアガラの滝については、きっと多くの方が旅行記を書いてらっしゃるでしょうから、何枚かの写真の説明だけにします。 -
乗り場の展望台から見たアメリカ滝
-
カナダ滝のしぶきの中に突入する霧の乙女号
-
テーブルロックからカナダ滝をのぞき込む
午後はトロントに戻り、国内線なのに5時間も乗ってバンクーバーをめざしました。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
53