台北近郊の温泉地

2011/12/01 - 2011/12/05

行義路温泉、馬槽花藝村温泉、陽明山、金山・・・台北近郊の温泉に路線バスを利用し行ってきました。

エリア 台北(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配

初めての羽田空港国際ターミナル。
早朝６時ころ到着、予め自宅でEチェックインを済ませて、チケットもプリントしておいたのですが、Eチェックイン自体が初めてであった為、どうしてよいのか良く分からず、利用航空会社であるチャイナエアラインのカウンターへ行きました。入り口の職員さんに尋ねたところ、預ける荷物があれば、預け荷物専用のカウンターへ行ってくださいとのこと。荷物がなければ、そのまま出国手続きをしてくださいとのこと。チェックインの為に並ぶ必要がなく、すごく便利でした。
Eチェックインだけ済ませて、搭乗券をプリントしていない場合は、入り口の発券機で発券してもらえます。職員さんが手伝ってくれるので初めての方でも問題ないです。

外はまだ薄暗いです。この飛行機で台北へ向かいます。

あっという間に台北松山空港に到着。
蝶が至る所に描かれていました。

松山空港１階ロビー。
入国手続きを済ませ、台湾旅行開始です。

空港を出て目の前が地下鉄の駅の為、とても便利。
タクシーを使わず、ホテルに向かいます。節約、節約。

ホテルに荷物を置き、指南宮を見にMRTで動物園駅まで行きました。ここから歩いてロープウェー乗り場に向かいます。すこし天気が怪しくなってきました。

ロープウェー乗り場に到着。天気がイマイチ、しかも平日ということで、ほとんどお客さんがいませんでした。通常のロープウェーなら悠遊カードで清算できます。

運悪く小雨が降ってきました。

どんどん高くなってきて、テンションも上がります。

天気だったら最高の眺めなんですがね。

指南宮駅に到着。ゴンドラから降りるとき、駅員さんにここは猫空ではありませんよと念を押されました。雨はますます強くなってきました。

山間にひっそりと佇む寺院。天気が悪く観光客が少なかったおかけで、のんびりできました。

その後、夕方から行義路温泉に行きました。
MRT石牌駅から５０８番のバスに乗り、揺られること１０分くらい「行義路三」で下車。こちらのバスも悠遊カードが使えます。降りるときにカードを専用機器にかざせば清算されます。
バスは最終が２２：００なので、遅い時間に利用する場合はタクシーで行かなくてはなりません。
降りると硫黄の臭いがします。日帰り温泉がたくさんあって、ネオンがギラギラしています。

第１日目はこちらの温泉を利用します。
男女別のお風呂で、日本と同じ裸で入るタイプです。
入浴料２５０元
コインロッカー（１０元コイン２枚必要）がある為、貴重品を保管できて安心です。
露天風呂で、お風呂は２つと、水風呂が１つ、蒸気サウナが１つありました。
乳白色の温泉で、極楽気分。

澄んだ空気にまた癒されます。
バスで再び石碑駅まで戻り、士林夜市で夕食をとり、ホテルに戻りました。

２日目、あいにくの雨。

MRT剣譚駅下車、銘伝大学前のバス停から皇家客運のバスに乗り、下七股駅まで行きます。

バスが１時間に１本しか無いので、運が悪いと１時間待たされます。
終電が夕方の６時くらいだったと思います。
バスに乗ってしまうと、次がどの駅に下車するのか全く分からないため、予め運転手さんに降りる駅名を伝えておくと、その駅に到着したときに教えてくれます。

下七股駅です。１時間くらいで到着しました。
丁度同じ温泉に向かう台湾の方もいて、かなり心強かったです。

駅を降りて、来た道を少しだけ戻ると、すぐに看板が見えます。→の方向に進んで行くと目的地である馬槽花藝村温泉があります。
但し、この写真の入り口から、温泉施設までは１０〜１５分くらい歩きます。道は舗装されているので、雨でも心配ありませ。森林浴って感じで、気持ちが良いです。
他のブログでは野良犬が多いとの情報があったのですが、とくに出くわすこともなく、ほっとしました。

更に進んでいくと、看板が見えてきます。矢印は右を差していますが、左からもいけます。私は左側の小道を降りていきました。

ようやく玄関に到着。
入浴料は150元。男女別の露天風呂。裸で入ります。
コインロッカー（20元）があり、貴重品の管理は問題ありません。
乳白色の温泉。屋根のついた風呂が3つ（すごく熱い風呂、丁度良い風呂、水風呂）と屋無しの広い風呂（すごくぬるいので、長時間はいるには良いです。）、そして泥風呂（単に泥が溜まっていて、すごく冷たくて、直接入るのは不可能）があります。これまで入った温泉の中では一番大きな施設でした。
周囲の塀が高くて、屋根なしの風呂に入ると、周りの景色が見られないのが残念。屋根のあるほうからは、塀から遠い分、すばらしい山間の景色が楽しめます。

施設の中の様子。この写真の一番奥が露天風呂の入り口です。
手前は食堂になっています。

施設内に犬が2匹いました。野良犬なのか飼われているのかは不明。ご飯を食べていました。すごく穏やかな犬で、全然ほえません。

バス停までの帰り道

再びバス停でバスを待つこと15分。金山行きのバスがやってきたので、台北に戻る計画を変更し、旧金山総督温泉を目指します。

下七股駅から30分くらいで金山に到着。写真の真っ赤なバスが皇家客運のバスです。

金包里老街。雨にもかかわらずすごく賑やかでした。
おいしいそうなトマトのドライフルーツを購入。
500ｇで100元でした。なかなか安いです。

街の中心にある廣安宮。その真向かいに警察署があります。
この道を更に進んでいくと

少し街から離れて、こんな風景が見えてきます。旧金山総督温泉の看板がありました。ここにも野良犬発見。穏やかで優しそうな犬でした。もちろん全然吠えません。

看板を頼りに道を歩くこと１０分弱で、旧金山総督温泉に到着。
すごく立派な建物です。

玄関です。

入浴料３００元（フェイスタオル、バスタオルつき）
コインロッカー（２０元）あり。
露天風呂（少し熱めの風呂１つ、ぬるい風呂１つ、水風呂１つ）、蒸気サウナ１つ。
紙コップとお湯、ティーパックが用意されていて、自由にお茶が飲めます。
綿棒、ちり紙、乳液までありました。

裸ではいる温泉です。
こちらの温泉は透明な茶色（鉄がさびたような色）でした。
屋上にある為、眺めが良く、海が一望できます。
小雨が降る天気でしたが、海を見ながら、白鷺が悠々と飛んでいる姿もみることができました。
周りに高い建物が無く、公園に面しているため、すごく見晴らしが良いです。
但し目隠しがある為、湯船に浸かった姿勢では海を見渡すことができないのが残念です。

温泉施設周辺の臨海公園

天気が悪く平日ということもあって、誰もいませんでした。

再び金山の中心部まで歩いて戻り、国光客運バスで台北まで戻りました。

３日目は陽明山へ行きました。すごく良い天気になりました。
昨日と同じ、銘伝大学前のバス亭から陽明山行きのバスに乗りました。このバス停には陽明山行きのバスがたくさん止まります。

終点の陽明山駅で降りると、綺麗な公園がありました。
台湾で初めて、紅葉している木をみました。
空気が澄んでいて、散歩しているだけで癒されます。

公園に隣接している陽明山国際大旅館です。
入浴料１００元、時間制限あり（確か２時間くらいだったと思います）
男女別で、裸ではいる温泉です。
コインロッカー（１０元、コインは戻ってきました）あり。
源泉をそのまま薄めずに使用しているため、「１回の入浴は３〜５分にしてください」という意味の表示が浴室に張ってありました。

この温泉、これまで行った中で、浴室も浴槽も小さく、１回に入れる時間が短いため、何度も出たり入ったりを繰り返すのですが、浴室が狭いため、身体を休める場所が少なく、非常に居心地が悪いです。

身体を洗う場所というものがありません。掛け湯はあるのですが、完全に水の為、湯船に入るときは浴槽から温泉を桶で汲んで体に掛ければよいのですが、出るときは、その冷たい水で身体を流さないといけないため、非常に不愉快です。

居心地の悪い温泉ですが、温泉の質は確かです。
湯船に入ったとたん、手と足の指の角質とつめの表面が真っ黒に変色したのには驚きました。
入浴中は肌に刺すような刺激もあり、薄めていない１００％源泉というのが良く分かります。
入浴後は肌がつるつるで、気持ちが良かったです。
この黒く変色した部分は、２日くらいで元に戻りました。

変色した指

４日目は再び行義路温泉へ行きました。
初日と同じ、MRT石碑駅から５０８番バスの乗ります。

「行義路三」下車

第１日目が夜だったため、日中に来ると全く違う雰囲気があります。

箱根の地獄谷のような場所がありました。
温泉が噴出しているところもあり、見ごたえがあります。

遠くに１０１が見えます。

「山之林」という温泉施設をりようしました。
入浴料は２００元。
コインロッカー（２０元）あり。
男女別で、裸ではいる温泉です。
施設はすこし古めですが、清掃は行き届いています。
露天のような室内風呂のような不思議なつくりです。
塀に囲まれていてますが、塀の上には山々が辛うじて見えます。
湯船は熱い風呂１つ、丁度良い風呂１つ、水風呂１つ、蒸気サウナ１つです。
風呂自体は広いつくりになっているため、くつろげます。

施設内

男風呂入り口

なぜか施設内でアヒルや鴨などを何羽も飼っています。

帰りは「行義路四」からバスに乗り戻りました。

北投駅で下車。散歩しながら新北投駅まで行きました。

北投駅前

北投駅からなだらかな坂道をだらだらと歩いていると、新北投駅に到着。

温泉が流れる川で足湯を楽しむ地元民。
水を触ってみましたが、かなりぬるいというか、冷たくない程度の水。体は温まらないですね。

ひときわ目立つ加賀屋。

あっという間に日が暮れてしまいました。

人気がなく、ちょっと薄気味悪い細い道を歩いていくと亜太温泉生活館があります。

廃墟となっていました。トホホ・・・
後から知ったのですが、現在リニューアル中だそうです。

５日目、あっというまに最終日。
日常生活復帰準備の為、松山空港を９時過ぎに出発する便を選びました。
市内の空港だから朝は意外とのんびりできました。

来年もまた湯治に戻ってきます！

この旅行記へのコメント （9）

• shanqiさん 2013/11/09 22:14:33

  はじめまして

  投票ありがとうございます。旅行記拝見させていただきました。台北の温泉巡り良いですね。市場散策も参考になりました。台北で温泉に入ったことはないので、今度台北に行く時の参考にさせていただきます。あとお茶屋さんも、、

  taotailangさん からの返信 2013/11/13 21:12:36

  RE: はじめまして

  メッセージありがとうございます。
  年末に北京に行く予定で旅行記を読ませていただきました。
  
  台湾の温泉もなかなか良いですよ。お風呂は入り方は日本統治時代の伝統をそのまま受け継いでいるようで、体を洗ってから湯につかるというマナーは日本人より徹底しています。台北を旅行される際は是非温泉に入ってみてください。
  
  
  

• ateruiさん 2013/07/20 18:43:37

  enn8801です　初めまして

  今回は訪問に投票にとありがとうございました
  
  短い時間で精力的にタイペイの温泉巡りされてますねえ
  吃驚です　素晴らしいです
  参考にさせてもらいますね
  
  これからもたのしみにしておりむので宜しくどうぞ
  enn8801

  taotailangさん からの返信 2013/07/20 20:05:50

  メッセージありがとうございます。

  8月にソウルに旅行に行くため、いろいろと旅行記を検索していたら、
  enn8801さんのブログにたどり着きました。
  観光地ではない韓国を楽しみたいと思っていたので、とても参考になりました。

  ateruiさん からの返信 2013/07/20 20:45:45

  RE: メッセージありがとうございます。

  韓国はことしでびゅうなのでさんこうになるかどうか
  お恥ずかしいです　　感謝多幸
  enn8801

• はなさん 2013/05/17 09:37:05

  はじめまして

  
  taotailangさん
  投票ありがとうございました。
  
  秋に台北の温泉めぐりを予定していまして、ものすごく参考になりました。新規開拓された時には是非またアップお願いします♪

  taotailangさん からの返信 2013/05/28 21:29:55

  RE: はじめまして

  メッセージありがとうございました。
  台北近郊には手軽にいける温泉がたくさんあるので、
  是非楽しんできてください。
  

• 末さん 2012/05/05 10:17:38

  温泉も良いですね(^_^)b

  台湾には十数回行っていますが、温泉はまだです。
  楽しそうなので参考にさせていただきます。(^_^)b

  taotailangさん からの返信 2012/05/05 14:47:16

  RE: 温泉も良いですね(^_^)b

  台湾の温泉はお勧めです。
  マナーもしっかりしているし、衛生面も特に問題ありませんよ。
  末さんは頻繁に台湾に行かれているんですね。
  これからも旅行記を楽しみにしています。