ふたりのフランス　その２　モンサンミッシェル

2011/11/23 - 2011/11/28

モンサンミッシェルの長い石段を降りながら
「もうここには来れないからね」と私はつぶやいた。

日本から遠いフランスの、そのまたパリから遠いこんなところまで
本当に来てしまったという感慨を込めてそう言ったのだが・・

「前に（２００９年１２月３１日）来たときもそう言ったよ」と
オットは事も無げに言ってのけた。

そうだった・・確かに私はそう言った。
ほんとに来るなんて思わなかったんだもん（笑）

エリア モンサンミッシェル(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 航空会社: エールフランス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

ルーアンの観光を終えた私達はまたバスに乗り
長い長い旅に出ます。

４時間もバスに揺られたころ
オットがバス前方右手に必ずモンサンミッシェルが現れると言っていたとおり
ほら霧のむこうに・・・

その姿がはっきりわかります。

いきなりですが、観光の前に腹ごしらえです（笑）
自由昼食です。
私の前菜は生ハムのサラダ

メインはそば粉のガレット
中味は野菜ときのことチーズです
けっこうボリュームがあって・・

デザートは蜂蜜のクレープ
ホイップがたっぷり
食べきれない・・

店内の天井

食事をしたお店
名前？わかりません^^；）

グランリュを入ってすぐ左側です。

さあ観光にいきましょう！

グランリュの中ほど、ここにもジャンヌダルクの教会があります。

せっかくなので近くで横顔を・・
美しい。

石段を登っていきます。

塔の雨水を抜くための蛇口があります。
でっかい！

中腹あたりに展望台のように開けた場所があります。

そこから見た対岸とを結ぶ道
これが長い年月の間に海流を妨げ砂の体積を増加させているそうです。
数年後には道路が橋になり
観光バスやマイカーは対岸の駐車場でストップ。
そこから島まではシャトルバスになるそうです。

昔の人もここからこうやって眺めたのでしょか？
ここにくることは遺言を残してくるほど命がけだったそうです。

自分の悩みなんていかにちっぽけなものかを
思い知らされる風景です。

足元の石にアルファベットや数字が刻まれています。
運んだ人が賃金をもらうための目印だそうです。

空の一部から太陽の光が・・
とても神聖なもののような気がします。

礼拝堂

中庭
修道士さんたちはこの回廊を回りながら
修行を積んだそうです。
柱の数本は建築当初のものが残っています。

大食堂
おしゃべりをせず黙々と食事をしたそうです。

誰かの夢に現れたお告げをあらわした彫刻

これはストーブ（暖房）のあと
これがあるのは来客や偉い人用の食堂

地味なステンドグラスもいいものです。

礼拝堂
窓のあたりで建物の壁の厚さがわかります。
ここは２メートル

こちらは３メートルあります。
いかに強固に作られたかがわかります。

塔の上に重たい荷物を吊り上げるための大きな滑車
刑務所として使っていた時期は
この滑車を回していたのは罪人でした。

はるかドーバー海峡が・・

塔のてっぺんにあるものと同じ大きさ
大天使ミハエルのレプリカ約３メートル

ここで塔内の見学は終わりです
絵葉書やグッズを売るショップがあります。

モンサンミッシェルのすずめ
ボン・ジュール！

グランリュの石段をゆっくり降りていきます。
前回ほど寒くもなく・・

両端にレストランやみやげ物を売る店がぎっしり。
日本でもお寺や神社の参道でよく見る光景
名物のクッキーや塩キャラメルが売られています。

この写真は少し離れないと撮れません。

今度こそはほんとにさようなら。。。

この日のホテルは対岸のメルキュール・モン・サン・ミッシェル
道路を挟んで向かい側に大きなスーパーがあります。
スーパーといってもほとんどみやげ物なので、この夜も日本人ばかり。
モンサンミッシェルを訪れる観光客は世界中で日本人が一番多いのだそうです。

新しい棟のお部屋
綺麗で広い！

ベッドボードに・・
どんな絵よりもステキですね。

夕食はホテルのレストランで。
地ビールです。

野菜のスープ
お味は薄め・・

チキンのクリーム煮
フランスの北のほうは酪農が盛んで乳製品が豊富で美味しいです。
当然お料理にも。

濃厚プリン

ライトアップされたモンサンミッシェルを見るために
懐中電灯を持って出かける人もいました。
ホテルから５分ほど歩けば見える位置まで行けるそうですが
私達は前回行ったのでパス。

早めに就寝です。