2011/10/21 - 2011/10/21
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井上@打浦橋@上海さん
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北京−上海間の航空券は3・4年前ですと、4・500元の格安のものが、簡単に手に入ったんですが、今は、最低で1000元ですね。
ということで、今回は、上海から北京へは、上海→天津を飛行機で行き(600元チョイ)、天津から北京へは高速バス(35元)で行ったのでした。
帰りも、その逆で行こうと、天津→上海の航空券を買おうとしたんですが、最低で900元・・・ガァーン!!高過ぎ!!
さあ、こまった、どうするか・・・しゃあない、火車(列車)にするかとなり、火車票売り場に行きましたら、北京・上海の新幹線が555元であるとか。
ええ、そうだったんだぁ、じゃあ、行きもそれにすれば良かったと、悔やまれたのでした。
北京を9時に出ますと、上海には13時48分に着くというG1次列車です。
所要時間4時間38分。今のところ、最速の列車らしいです。
所要時間は飛行機よりかかりますが、飛行機の場合は乗り降りの前後に余計な時間がかかりますので、それを考えれば、北京のホテルを出て、上海の家に着くまでの時間には、大して差はない。飛行機の場合は席に押し込まれてブロイラー状態。列車なら動きまわれる、また、外の風景も楽しめる。席も断然ユッタリ。とにかく快適でした。
では、そのG1次列車の様子をどうぞ。
なお、この北京・上海の新幹線は正式には京滬高速列車というらしいです。こちらでは略して京滬高鉄と呼んでいますね。「ジンフ・ガイティエ」です。
-
コレが、亜運村にあるチケット売り場で買ったG1次列車のチケットです。
二等車の席は555元です。
手数料が1枚に付き5元。
2枚で占めて1120元でした。
席は6号車の6列部のD号とF号です。
Eは抜け番号です。なぜ「E」は嫌われるのか、それは分かりません。
ABCが進行方向左側の3席、間の通路を挟んで右側が2席で、そこがDFとなります。
チケット購入には身分証明書が必要で、その番号がチケットに打ち込まれます。
外国人の場合はパスポート番号となります。
上が中国人であるカアちゃんのチケットで、下が外国人である私のチケットです。
上には姓名もはいっていますが、下は番号のみ。
またチケットには検票口番号、つまり改札口の番号もインプットされています。
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北京から上海へ向かう京滬高鉄−G列車−の時刻表です。
時刻表といっても、時間の早い順ではありません。
所要時間の短い順のようです。
北京から上海へ向かう列車はG1、G3、G19のように奇数番号ですね。
上海から北京方向の列車は偶数番号になるんでしょう。
G1、G3などの数字一桁列車が最高速度のようで所要時間は4時間38分。
G19、G21などの数字二桁番号は所要時間は4時間55分。
G163、G101などの三桁番号は所要時間は5時間22分から30分のようです。
しかし、料金はどれも同じで、2等車が555元で、1等車が935元ということです。
私らは3日前にチケットを買いに行きましたので、一番高速の、一番所要時間の短いG1次列車の2等チケットが買えたということなんでしょう。
G1は9時発だったんですが、次のG列車は9時5分発のG111次列車です。
これですと上海虹橋駅到着が午後2時20分です。G1だと午後1時38分着。
上海に早く着きたいというなら、7時発のG101で、コレですと上海虹橋着は12時23分となります。 -
私らの今回の北京滞在は、亜運村にある陽光広場に用があったからです。
ホテルはその陽光広場の近く。
上海へ帰る当日、北京南站までどうやって行くか。
私らが乗るG1次列車は9時発です。
地下鉄で行くか、あるいはタクシーか。
地下鉄で行くには大屯路東站から5号線に乗り、東単站で1号線に乗り換え、更に西単站で4号線に乗り換え、北京南站で降りる。
まあ、1時間で確実に行けるわけですが、朝のラッシュアワーにぶつかり、スーツケースを持っての移動は大変と考えまして、タクシーにしました。
7時半では危ないので7時15分にホテルを出れば十分間に合うと考えていたんですが、タクシーがなかなか捕まらず、乗り込んだのが7時半。
中国では北京の渋滞が一番酷いんですが、それに巻き込まれ、もうダメかと諦めかけたのでした。
陽光広場は北四環路の外、北京南站は南二環路の外。
北京でも一番渋滞が酷い時間帯に、一番渋滞が酷い道を通らないといけない。
北二環路に入る前の地壇公園脇で、まずは渋滞。二環路に上がって、東二環路がもう大渋滞。
あきらめかけたのは、この時点でしたね。だって、その時点で8時半でしたから。
まだ道のりは3分の1以上残っている。ああ、ダメだぁ〜〜!!!
しかし、オフィス街を過ぎてからはススイのスイ。
なんとか、北京南站には8時40分に着くこと出来たのでした。
まあ、ですがヒヤヒヤものでしたね。 -
北京南站に着いたのが8時40分。
やっと間に合ったと言う感じです。
あとで知ったんですが、出発時間の30分前には改札受けないとダメだということらしいです。
構内に入り、改札口を目指します。
改札口はチケットに書いてあった通りに、9番線です。
9番線が9時発のG1次列車、隣の8番線が9時5分発のG111次列車。
8・9番線の改札口は大混雑。
間に合うかどうか焦ってきました。
改札ではチケットと身分証明書の照合が行われてるので、こんなに大混雑になってしまうんでしょう。 -
ホームに下りて、パチリ。
右が8番線のG111次で、左が私らが乗る9番線のG1次です。
6号車の席を確認し、荷物を置いて、8時50分チョイ前。
時間がありましたので、またホームに出て、先頭まで行き、新幹線の頭と鼻先をパチリ。
G1次列車の隣の10番線にはD列車のD317次列車が並んでいます。
D317は9時38分発で、上海虹橋には18時27分に着くようです。
所要時間は9時間弱ですね。 -
席に戻る前に二等車と一等車の様子を撮りました。
二等車の座席配置は全部で5列。
進行方向左側に3列で、右側には2列。
3列部がA・B・C席で。2列部がD・F席となります。
なんで”E”がないのか・・・それは分かりません。
飛行機でもそうだったのか、中国だけなのか・・・それも分かりません。
二等車は555元で5席ですから1並びで2775元。
一等車は左側2列、右側2列で、全部で4列。
935元で4席ですから1並びで3740元。
二等車と一等車では座席の幅も違うんでしょうが、前の席との間隔も違うんでしょう。
1並びの価格差から換算しますと、その間隔は、一等車の方が二等車より3割近く大きいのかもしれません。 -
G1次列車の定刻出発時間は9時なんですが、
やはり2分前の8時58分には列車は動き出しました。
今まで乗った列車でも、だいたい早目に出発するんですよね。
なんでなんでしょうか・・・。
北京南駅を出てスグの風景です。
出発して5分後、速度は119km/hです。 -
9時20分には、速度は309km/hになりましたね。
一瞬、310kmになりましたが、だいたいは309kmで走りましたね。
北京ー上海間の高鉄はネットOKと聞いていましたので、服務員と言いますか、スチュワーデスみたいなお嬢さんに、ネットは出来るのかと、カアちゃんに聞いてもらいましたが、出来ないという答えだったんです。
しかし、無線LANの電波だかなんだかが検出され、それに接続しますと、接続状態ですと表示されるんですが、いざ、G-mailや自分のページを開こうとすると、繋がらないんですよね。なんか、不安定なのかな、と思いました。 -
ネットも出来ないし、チョイとぶらついてみるか、となり、列車の中を散歩してきました。
この車両は商務車という、一番、高級な座席の車両です。
料金は1750元らしいです。
二等車の555元の3倍以上の価格ですね。
その分、やはり相当ユッタリしています。
コレだったらベッド感覚で眠ることも出来ます。
シッカリ、眠ってる人もいました。 -
ここは二等車餐飲区と言う車両ですが、食堂車ですね。
時速302kmの速度でも、こうやって食事ができると言うのはそれだけ快適運行されてるということです。横揺れも感じられなかったし、対向車とすれ違っても、衝撃らしきものを受けることは、ほとんどなかったですね。 -
これはG1次列車の車両構成図です。
全部で16車両です。
そのうち一等車が4車両、二等車が10車両、唱道者が1両、商務車が1両です。 -
12時27分頃に長江・・・揚子江・・・を渡りました。
G1次列車のたった1つの途中停車駅の南京南までは、もうスグです。
南京南站で降りる人たちは、そろそろ降りる準備です。
南京南站には12時35分に到着。
定刻ですと12時41分ですから、6分も早く着いたということです。 -
昆山南站を過ぎたあたりですが、隣を走るのは上海・南京間の新幹線の滬寧高鉄でしょう。
13時43分、上海虹橋站が見えてきました。
上海虹橋站には13時44分に着きました。定刻は13時48分ですので、4分早く着きました。
京滬高鉄での北京から上海までの移動は非常に快適でした。対向車とすれ違う時にも衝撃はほとんどなく、時速300km走行もスムーズで、大いに満足。飛行機ですと、やはり、席に押し込まれた感じで監禁状態になりますが、列車ですと動き回れますし、変化がある車窓とは言えないまでも、外の景色も楽しめます。コレでパソコンでインターネットが出来れば更に快適。飛行機が400元くいらいに下がらない限り、私の場合、今後は、高鉄ってことになるでしょう。
しかし、上海まで行くか、北京まで行く分には非常に便利ですが、途中駅で降りるとなると、どうかなと思いましたね。というのは、この新幹線の駅は、在来線の駅から離れた位置にある、つまり市街地からは遠いところにあるからです。全ての駅名を見て分かるように、徳州東とか済南西とか泰山西とか曲阜東とか、どれも都市名の後に東西南北が付く名なのです。新幹線なので、真っ直ぐ行く必要があり、そして市街地だとイロイロなものを壊す必要もありで、どうしても、何もない郊外に駅を造らざるを得なかったということなんでしょう。駅を降りて市街地までは、今のところ、タクシーしかないのかもしれません。そうなるとボッタクリ・タクシーが集まってくる。でも、まあ、今後は、市街地へのアクセス用の公共バスや軌道交通が運行されてくるものと見ています。
コレで「北京・上海新幹線(京滬高鉄)は速かった!!」は終わりです。 -
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