2011/11/24 - 2011/11/24
527位(同エリア1422件中)
かとぽんさん
秋の深まりとともに色づく京都。
今が紅葉まっさかり。
そうだ。京都いこう〜♪
・・・ってなノリで、今回たずねたのは京都洛南宇治川ライン・平等院と興聖寺。
そして忘れてならないグルメの数々w
てか、今回の旅はこちらの方がメインとなってますw
半年前から予約を入れて楽しみにしていた黄檗山萬福寺の銀杏庵・普茶料理。
そのほかにも宇治界隈グルメスポットを巡っての欲張り旅です。
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車
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秋晴れの絶好のお天気となりました。
最近雨女という有難くない称号を戴きかねないくらい、
ことごとく雨に祟られている私としては会心のお出かけ日和ですw
紅葉渋滞を避けるため午前7時に出発。
伊勢湾岸道〜新名神を快調にとばし
9時にはめざす最初の目的地宇治に到着〜
駐車場は今からたずねる平等院とそのあと訪れる予定の
興聖寺の中間地点にしました。
朝霧駐車場9:00〜17:001回700円 -
宇治川にかかる朱塗りの朝霧橋をわたって
対岸にある宇治平等院をめざします。
お天気最高ですが風がちょっと冷たいです。 -
朝霧橋を渡ると
橋のたもとに色づいたもみじの木が。
ちょっと色づきがくすんで見えます。
ウワサでは今年の紅葉はいまいち??ということですが・・・ -
平等院の表参道を表門に向かってあるいていきます。
参道のお店はまだ早いせいかシャッターが下りてるところが多い。 -
表門から入ると左手に見事な藤棚の古木。
樹齢280年。
4月末〜5月上旬に香り豊かに花を咲かせるんだそうです。 -
青空をバックに銀杏やもみじが美しく色づいてます。
ところどころ常緑樹がまざってるからいっそう映えますね。 -
平等院庭園拝観料600円
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鳳凰堂の手前でまたもや別途ご志納金300円(鳳凰堂内部拝観料)を支払う。
鳳凰堂内は大変せまいので入れ替え制になってます。
9:30〜20分毎に50人ずつ。
私たちは2クール目の9:50の部です。
鳳凰堂内は見なくてもいいわという人は
お支払いは不要です。 -
修学旅行生軍団とおぼしきこどもたち。
赤白帽をかぶってるんですねーw -
阿字池ごしにのぞむ平等院。
平等院がつくられた1052年は
釈迦入滅後2千年がたったあとの
末法1年目(この世の終末期)とされていたので
それを恐れおののく藤原道長の息子頼通によって
死後の極楽浄土への往生を願って
阿弥陀堂が建立されたとされています。 -
その後、度重なる戦火や大火に見舞われ
なんとか焼失をまぬがれてきたものの
平等院は荒廃の一途をたどります。
明治に入ってようやく修理、保存が始まり、国宝に指定され
専門家や寺社関係者、地元の支援者の手により
現在の景観になったのは昭和31年。
つい最近まで平等院は荒れ果てていたということになりますなー。 -
撮影は禁止なのでしおりから借用。
定朝作阿弥陀如来坐像
やさしいまなざしで人々を見守ってくれる阿弥陀さま。
阿弥陀様の手の指には水かきがついていて
人々を残さず救い上げられるようになってるんだそう。
有難いことですw -
阿弥陀さまの周りには52体の雲中供養菩薩(実際には26体)がとびかい
この世に極楽浄土の世界を表現しています。
一体一体の供養菩薩は手に手に楽器をもち、
いきいきとした表情で
極楽浄土の楽曲を奏でています。
千年もの昔にこのような動きのある美しい仏像が存在していたとはっ
仏像のイメージが覆されるほどの感動です。 -
鳳凰堂内部の拝観を終え、今度は庭園からのぞみます。
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-
阿字池ごしに鳳凰堂の正面をのぞむと
ちょうど阿弥陀様のお顔が丸い窓から見えるようになってます。
平安の人々はこの阿弥陀さまに救いをもとめ
訪れてきたんだろうか。 -
平等院全景
10円玉の裏側のデザインでもおなじみです。 -
平等院庭園を散策。
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この辺りはグラデーションの紅葉になってて見事です。
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青い空に映えますなぁ〜
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南側からの美しいながめ。
平安の世の人々が極楽浄土とあがめたのもうなずけます。 -
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鳳翔館内を見学します。
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ここも撮影はNGのためしおりから拝借。
エントランスにある梵鐘。
国宝です。 -
鳳凰堂から移設され、保存されている雲中供養菩薩26体。国宝。
鼓、笙、琴、琵琶など18種類の楽器を奏でています。
どれも表情豊かでいきいきと極楽浄土の世界を表現してます。 -
鳳凰1対。国宝。
1万円札の裏側にもデザインされています。
かつては鳳凰堂の大屋根の上でにらみをきかせていましたが
現在は環境汚染から保護するため
取り外されてここ鳳翔館でくらしてますw
手塚治虫の火の鳥を思い出しますw -
その後ミュージアムショップでお土産を物色。
ポストカードを数枚購入しました。
左の仏像は毎日新聞の紙上で
京都のイケメン仏像の中にランキングされた方々w
十一面観音像(重文)と雲中供養菩薩 北25号(国宝) -
梵鐘(模造)
「声の園城寺鐘」、「勢の東大寺鐘」と並び、
平等院の鐘は「姿の平等院」として
日本3銘鐘のひとつにあげられます。
鏡身にほどこされた装飾が美しいことで有名です。
本物は環境汚染から守るため鳳翔館内に安置され、
ここにあるのは昭和47年、寸分たがわぬ姿で復原された二代目です。
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平等院の見学を終え、宇治川を渡って興聖寺へ。
鵜飼い舟が川べりに停泊しています。
1そう、料理の支度を整えていたので
今から舟が出るのかな? -
源氏絵巻灯篭なるものが橋の両側に飾られてます。
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鵜飼いの鵜が出番を待ってました。
一面生臭い匂いがただよってたw -
上流にある天ケ瀬ダムから宇治川へと勢いよく流れ込んでます。
昨日の雨で増水しているためだろうか?
のんびり釣りを楽しむ人がいますが大丈夫なんだろうか?? -
宇治側沿いの景色を楽しみながら
5〜6分ほど歩いて興聖寺にやってきました。 -
興聖寺の参道は
脇を流れる谷川のせせらぎが琴の音に似ていることから
琴坂と呼ばれているそうです。 -
興聖寺琴坂
【動画】http://www.youtube.com/watch?v=K0GxoIaMBfs
宇治川でホラ貝を吹く音が聴こえます。
なんだろ??
修行僧?? -
紅葉の名所として知られる琴坂の風景は
宇治十二景の一つに数えられ、
昔から多くの人に親しまれてきました。
まだ見頃には早かったかな? -
でもこのあたりはグラデーションになってて美しいです。
まっかっかよりもほんのり紅葉してるくらいが趣きがあるかも。 -
竜宮造りの山門(楼門)
かわった山門です。 -
山門から琴坂をふりかえると、こんなかんじ。
なんとなく島根の足立美術館の庭園を思い出します。 -
琴坂にはらりとおちるもみじかな
byかとぽんw -
これくらいの紅葉も楚々として美しいです。
まっかっかじゃ節操がないのでw -
琴坂の脇でスケッチしてる男性に遭遇しました。
ボールペン1本でエッチングのように精密に描き込んでおられます。
もみじの1枚1枚を緻密にかいてあります。
ものすごい根気が必要そう。
「すごいですねー」と感心して見入っていたら
他の作品も見せてくださいました。 -
きくところによると
この方、戸川さんとおっしゃる
プロのボールペン画の画家の方だそうで。
現在、パリのファッション誌と契約していて
作品を掲載しておられるそう。
3年後には滋賀の近江舞子にギャラリーをオープンさせる予定とか。
すでに用地も確保してあるそうです。
作品の数々を見せてくださりありがとうございます〜
ギャラリーがオープンしたら是非見に行きますねー -
興聖寺をあとにし、紅葉を楽しみながら宇治川を散策。
-
側溝のフタまでもみじの模様。
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なんの実でしょうか??
なんとなくクリスマスっぽいw -
宿り木?
1月のフランス旅行のときブルターニュ地方の
モン・サン・ミッシェルに向かうバスの車窓から
こんな景色をよく見かけました。 -
さて、興聖寺をあとにし、黄檗山萬福寺に向かう前に
ちょっと立ち寄りたいお店が1軒。黄檗山萬福寺 寺・神社・教会
-
たま木亭
宇治市五ケ庄新開14-91
電話 0774-38-1801
営業時間 07:00 - 19:00
定休日 月曜・火曜
食べログのパン部門のランキングで
ずっと一位の座を守り続けているスゴいパン屋さんです。
間口が3mほどしかないちっちゃなお店。
店内もお客さんが10人も入ったら
すし詰めになってしまいそうな超狭小店wたま木亭 グルメ・レストラン
-
店内には所狭しとおいしそうなパンがズラリと並んでます。
あれもこれもとトレイにピックアップしていくと
あっとゆーまにトレイは満杯。 -
ひしめきあいながらレジにならび、お会計。
なんと、3,000円を越えてましたw
我ながら呆れかえってましたが
車に戻ると他のメンバーでは
6,000円近く購入したつわものもww
恐れ入りましたw -
買い物を済ませよーやく本日のメインイベントの場所へ。
黄檗宗萬福寺。
中華風の表門をくぐりぬけ、 -
孟宗竹の竹やぶの脇をぬけ、
-
めざす目的地
銀杏庵にやってきました〜銀杏庵 グルメ・レストラン
-
-
萬福寺の境内にある普茶料理のお店です。
この日のためにメンバーさんが半年前から予約をしてくれてました。
昨年のNHK教育「直伝・和の極意」とっておきの宿坊を楽しむ!シリーズで
普茶料理のことを知って以来、いってみたいなぁ〜と思ってましたが
やっと夢叶いましたw黄檗山萬福寺 寺・神社・教会
-
普茶料理は、江戸時代初期に
中国から日本へもたらされた精進料理です。
普(あまね)く衆人に茶を施すという意味だそうです。
法要や仏事の終了後に僧侶や檀家が
一堂に介し、茶を飲みながら
重要事項を協議する茶礼に出された食事が原型となっています。
日本式の精進料理と異なり、葛と植物油を多く使った濃厚な味、
一つの卓を四人で囲む形式が特徴です。
←はNHKの番組内で供された普茶料理。
黄檗宗萬福寺の宿坊での普茶料理です。 -
案内されたお部屋は6人用の掘りごたつ形式。
中央にターンテーブル風のものが置いてあります。 -
腰窓からはこんな風にお庭が眺められます。
-
照明もとってもオシャレ。
ちなみにもみじはわれわれが勝手に料理にあしらってあったのを
あとから足したものw -
まず出てきたのは
笋羹(シュンカン)前菜(季節の野菜の盛り合わせ)
生湯葉、南瓜のレタス巻き、くわい、万願寺唐辛子、里芋、ちしゃとう、大根、堀川牛蒡巻き、ナス、ゆり根、ゴマ団子、花レンコン、ゆずこんにゃく、赤かぶのお寿司、柚子釜(松茸と食用菊)、栗、銀杏庵のギンナンなどなど、17種類にも及ぶ前菜。
どれも手の込んだものばかりです。 -
取り分けたらもう取り皿にいっぱいw
素材の味が一品一品楽しめます。
目でも楽しめ、味も楽しめ、感激の逸品w -
ラ・フランスと菜の花の和え物
ほんのり甘いラ・フランスでお口の中もさっぱり -
うなぎの蒲焼風もどき
豆腐と山芋、すりおろした牛蒡を練り
ノリの上に盛り、スジを入れ揚げてから蒲焼にするそうです。
手間隙かかってますw -
季節の野菜の焼き物
出た〜!松茸まるごとですっw
むこうにはみぞれ和えとインゲンの和え物が。 -
松茸をまるごと1本食すのは初めてですw
-
蒸し物
葛でとじてあります。
馬上杯という丈のある器に盛られています。 -
箸休め
ミニキウイのシャーベット -
飛龍頭
-
箸で開けてみると中からギンナンが。
-
麻腐(マフ)(胡麻豆腐)
濃厚ですが軟らかくてとろけます。 -
油じ(ユジ)
季節の野菜の天ぷら
松茸、高麗ニンジン、芝栗、いも団子、もみじなど
抹茶塩でいただきます。 -
雲片
調理の際に残ったへたなども余すことなくいただくために
細かく刻んで春巻きにしてあります。 -
香の物
-
松茸ご飯
すごい量なのでとても食べきれず
パックをもらってお持ち帰りしました。 -
吸い物
-
お菓子
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おうす
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デザート
以上、普茶料理全コースでした。
お値段は税込みで7,000円。
ちょこっとお値段張りますがそれだけの価値はあります。
是非一度はご賞味を。
予約は2ヶ月前から。 -
お腹も気分も満たされて銀杏庵をあとにします。
お店の前には樹齢300年ともいわれるイチョウの木が。
まだまだ黄葉には早いですが
黄色く色づきはらはらと落葉する様は圧巻らしいです。 -
その後萬福寺を見学。
黄檗宗大本山萬福寺 拝観料500円
江戸時代、中国福建省から渡来した隠元禅師が開創しました。
萬福寺の伽藍建築・文化などはすべて中国の明朝様式です。
美術・建築・印刷・煎茶・普茶料理、隠元豆・西瓜・蓮根・孟宗竹(タケノコ)・木魚なども
隠元禅師が日本に来るときに持参したものです。
当時江戸時代の文化全般に影響を与えたといわれています。 -
350年まえ隠元禅師が中国より持参したインゲン豆
よく見ると実もなってますが
インゲン豆というよりはスナックえんどうみたいです。 -
山門をくぐってまっすぐ天王殿にむかうと
正面におわすのは布袋さま(弥勒如来)像
弥勒菩薩釈迦が亡くなって56億7千万年後にこの世にあらわれて
釈迦の救済にもれた人一切衆生を救う使命を帯び、待機しておられます。
にこやかな笑顔でどっしり存在感たっぷりで
お参りする人々をなごませてくれます。 -
-
天王殿から右へ折れると鐘楼、伽藍堂などがあります。
萬福寺は中国伝来の寺院なので
お経は唐音とよばれる中国語を基本とする独特の読みをします。
唱えているお経は梵唄(ぼんばい)」と呼ばれるもので
4拍子を基本とするリズムを刻みながら
節の付いたお経を詠んでいくとても音楽的なお経です。
法要ではこれに、いろいろな鐘や太鼓などの鳴物を合わせて音楽を演奏するかのように読経が行われます。
私もNHKの番組で見ましたがほんとうに日本の民謡を唄っているかのようなメロディーだった・・・ -
各お堂の前にある巡照板
早朝4:30に打ち鳴らされます。 -
斉堂に向かって歩いていると
向こうでお坊さんがなにかしてます。
【動画】http://www.youtube.com/watch?v=ukHSsmPsX9Q
静寂の中に堅い木の板を叩く音がひびく。 -
斉堂(食堂)
ここで僧侶も座禅研修に訪れた宿泊客も朝食をとる。 -
開版(かいぱん)
斉堂まえに巨大な木製の魚が吊り下げられています。
食事や行事などの時刻を報ずるために使われます。
さきほど打ち鳴らされたのは3時半の時報でしょうか。 -
大雄宝殿にやってきました。
萬福寺の本堂です。 -
本尊は釈迦牟尼沸。
両脇に迦葉、阿難の2尊者。
両端には18羅漢像が安置されています。 -
NHKの番組の中では
5:30から朝課(朝のおつとめ)が始まっていた。
宿泊者だけがその模様を見学できます。 -
お堂前の廊下の手すり(勾欄)は卍および卍くずしの文様になってます。
西日があたり卍の影がのびています。 -
法堂
説法をする場所ですが、現在では一般の人が坐禅をする場所としても使用されています。 -
ここにも卍の文様が。
-
-
NHKの番組でも朝の5:40から
勝村政信さんと吉田さらささんが座禅を組んでました。
演出かどうかしらんが勝村さんはばしばし叩かれてましたねw -
山門を出れば日本で茶摘うた 菊舎
俳人、一字庵田上菊舎が芭蕉を慕って尼僧となって諸国行脚した頃
黄檗山に詣で、そのたたずまいに酔いしれた菊舎が
三門を出たとき門前の茶畑から茶摘唄が聞こえ一瞬我に返ったときの句です。 -
三門の前には放生池が静かに広がってます。
蓮の枯葉がたくさん浮いてるので
初夏には美しい蓮の花が咲きほこるのでしょうか? -
萬福寺の拝観を終え、帰路につくまえに
伊藤久右衛門でお買い物。
http://www.itohkyuemon.co.jp/site/honten.htm伊藤久右衛門 宇治本店 グルメ・レストラン
-
茶団子やら抹茶大福、豆菓子などやたらと買い込むw
ネット販売もしてるんですけどw -
お店を出ると空はもう夕暮れに染まってました。
でも、最後にもう一軒w -
中村藤吉本店でお茶を戴いていきましょう。
http://www.tokichi.jp/中村藤吉本店 平等院店 グルメ・レストラン
-
ラストーダーの5分前に滑り込みセーフw
お茶だけのはずがこんなスィーツを注文w
秋のどるちぇ980円
甘いもんは別腹ということでw -
もちろんお買い物も満喫。
私はほうじ茶(並)200g780円を購入〜
これで本日の予定はすべてクリアしました。 -
亀山JCTで多少の渋滞はあったものの、
なんとか2時間ほどで帰宅。
あちこち巡って紅葉を愛で、
グルメも満喫した欲張り旅でした〜
一緒に行ってくださったみなさん、ありがとございましたー
(*´∀`)
←おみやげの数々w -
←たま木亭分w
たま木亭 グルメ・レストラン
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