2011/10/15 - 2011/10/17
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後向きの猫さん
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浅田次郎の小説を読んで旧満州を訪ねてみたくなりました。
中国なので言葉の壁を克服する自信がなかったので、ツアーを
探しました。
旅程
10/15(土) 大阪/伊丹 7:55 (NH2176) → 成田 9:15
成田 10:00 (NH925) → 瀋陽 12:30
瀋陽市内へ移動し、張氏師府(張作霖邸跡)を見学、
瀋陽鉄路局(旧満州鉄道本社跡)、瀋陽駅(旧奉天駅)
ホテルへ
10/16(日) 午前 世界遺産北陵(昭陵)公園を散策
午後 市街地を散策、中山広場(毛沢東像)、
遼寧賓館(旧奉天大和ホテル)
ホテルへ
10/17(月) 世界遺産瀋陽故宮博物院を見学し空港へ
瀋陽 13:25 (NH926) → 成田 17:30
羽田 19:20 (NH041) → 大阪/伊丹 20:30
ホテル
瀋陽中山皇冠假日酒店 / CRAWNE PLAZA SHEN YANG
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- ANAセールス
PR
-
久しぶりに成田より出発です。
大阪国際空港より乗り継ぎましたが、成田の乗り継ぎって出国審査場からずいぶん歩きました。こんなに遠かったのしょうか。
ANA925便で瀋陽へ、定刻通りの出発でした。これまで中国へ行くときは何かしら遅れることが多かったので少し驚きました。意外に思うのは私だけでしょうか。幸先の良いスタートです。
約3時間30分のフライトでした。 -
瀋陽着後、市内観光に行きました。
張氏帥府博物館前にある、張作霖の息子の張学良像です。
ここは張作霖、張学良親子の住居兼官邸跡です。
当時、強大な権勢を誇っていたことが感じ取れます。 -
張作霖邸の略図です。
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執務室があった建物の入り口には「桑梓功臣」とあり、「故郷の功労者になる」という意味だそうです。
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ここで張作霖は政務をとっていました。
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張作霖の私邸です。
豪華な西洋建築なのには驚きました。
強大な勢力を誇っていた当時の優雅な生活が想像できます。 -
ここは張作霖の娘たちが暮らしたという別棟で小青楼です。
実際は第5夫人を住まわすために建てられたそうです。この第5夫人は実子ではない娘たちと暮らしたそうです。 -
この部屋で張作霖はこと切れたそうです。
蒋介石率いる北伐軍との決戦を断念して満洲へ引き揚げる途中、特別列車が奉天(瀋陽)近郊、皇姑屯(こうことん)の京奉線(けいほうせん)と満鉄連長線の立体交差地点を通過中に爆破された。帥府にかつぎこまれたときには絶命していたようです。 -
旧満州鉄道本社跡です。
と言っても、今は鉄道局瀋陽支局なので今も昔も同じです。
この建物は1970年代に建てられたそうです。 -
瀋陽駅舎です。
いかにも中国という感じです。
東京駅を想像していたのである意味驚きです。 -
北陵公園です。
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小さくて見えません(TT)が、カササギです。中国語では喜鵲(xi que)と言うそうです。
日本では佐賀県の天然記念物に指定されているそうで、北九州あたりに生息しているそうです。関西に住む私は初めて見ました。 -
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その前で水で文字を書いている人を見かけました。
TVで見たことはあったれど、あれはここだったのだろうか。
目の前にするとやっぱり感動します。 -
順風満帆
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またまた小さくて分かりにくいですがリスがいました。中国語では松鼠(song shu)と言うそうです。確かに松の木の間にたくさんいました。
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第2代皇帝ホンタイジです。
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柳の並木道、風に揺れて綺麗です。
今日の瀋陽は肌寒いです。
歩いているとわかりませんでしたが、この後木陰で休んでいると風がとても冷たいと感じました。 -
毛沢東の銅像です。
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瀋陽賓館の玄関です。
ここは旧満州時代、大和ホテルだったところです。
今でも結婚式をはじめ多くの方が利用するホテルです。 -
今朝の瀋陽は一段と寒いです。
故宮観光です。 -
高層ビルの前に瀋陽故宮の門があります。ほんの100年前なら考えられなかったでしょうに。中国はどんどん発展をしているのがそこかしこにわかります。
しかし両サイドの建物を見るといかにも中国らしい建物が軒を連ねています。 -
瀋陽故宮は2004年に世界遺産に登録され、現在は瀋陽故宮博物院として一般公開されています。
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建築様式は漢民族、満州民族、蒙古民族の様式が融合しているそうで、規模は北京の故宮の12分の1だそうです。
1625年に建てられた後金の2人の皇帝・ヌルハチとホンタイジの皇居で、清の入関後は引き続き離宮として用いられたそうです。
清王朝時代、一番の権勢を誇った乾隆帝は北京で生まれ育ち、後に即位したため、ここで生活をしたことはなかったそうです。 -
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大政殿です。故宮の象徴的建造物です。
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その中には玉座がありました。
北京にある紫禁城の玉座とはまた違った趣があります。 -
この高い塔は煙突だそうです。
満州族は家の屋根の上ではなく外に煙突を作るのだそうです。 -
第一夫人の室です。
向かって右側に皇帝と皇后(第一夫人)が座り、その向かいに側室の方々が座るそうです。
ただし寒い冬は逆になるそうです。 -
崇政殿の玉座です。皇帝の印の龍が彫られています。
在りし日、彼の皇帝たちはここに鎮座し政務を行っていたのですね。 -
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確かに北京の紫禁城に比べると小さいが、紫禁城にはない満州族の生活が残る故宮でした。
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一路成田に向けて飛んでいます。
こちらの航路は一度北に向かい、ウラジオストックの上空から南への進路をとるようです。 -
窓の外から雪が見えました。
北の大地はこれから凍っていくのでしょうね。
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この旅行記へのコメント (9)
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- もいもいさん 2013/12/07 11:40:26
- 小説の世界に思いを馳せる
- こんにちは。
私は丁度、今、浅田次郎の中国モノを読んでいる最中(蒼穹の昴・珍妃の井戸・中原の虹を読み終わり、マンチュリアリポートに入った所)でして、後ろ向きの猫さんの旅行記を大変興味深く拝見させて頂きました。
特に張作霖のキャラクターに魅せられているので、旅行記の張氏師府を始めとする写真、興味を持って見させて頂きました。
旅行も好きなので、北京は行った事がありますが、いつか瀋陽・大連・天津といった小説の舞台となった街にも行ってみたいと思っています。
大和ホテル、いかがでしたか?
必ず泊まろうと思っています。
- 後向きの猫さん からの返信 2013/12/09 10:27:16
- 彼の地ではさらに想像を掻き立てられます。
- こんにちは、もいもいさん。
ありがとうございます。つたない旅行記で申し訳ないです。
小説や映画・ドラマの舞台に行くのは、さらに想像力を掻き立てられます。
特に浅田次郎は史実に基づくフィクションなので現実味があります。
張作霖親子が彼の地で築いたものは大きく、そのものが遺されています。その目で確かめることをお勧めします。
瀋陽には小さな紫禁城があります。ぜひ行って見てください。歴史的背景から観光が許されるようになって、まだ日は浅いですが、日本人も訪れています。私も再訪したいと思ってます。
> 大和ホテル、いかがでしたか?
> 必ず泊まろうと思っています。
古いですが、さすがはかつての迎賓館ですよ。
後向きの猫
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- みつひとさん 2012/09/12 00:27:18
- こんばんは
- 後向きの猫さん
私の旅行記をご覧いただきありがとうございました。
お邪魔させていただきます。
質問ですが、満州への旅のきっかけが
浅田次郎の小説と記入されていますが
なんという題名でしょうか?
ぜひ僕も読んで、奉天に行きたいです。
みつひと
- 後向きの猫さん からの返信 2012/09/12 09:44:50
- RE: こんばんは
- みつひと 様
おはようございます。
旅行記を読んでくださりありがとうございました。
ご質問の浅田次郎の小説ですが、「中原の虹」という小説です。
滅亡間近の清王朝を舞台に一人の宦官と一人の官吏が時代の流れに巻き込まれていく「蒼穹の昴」という小説です。これは日中合作でドラマ化されNHKでも放送されました。その後出た、義和団の乱を背景に光緒帝の寵妃が殺害されたことから始まる「珍妃の井戸」、欧米の列強に蚕食されることを憂えた西太后は光緒帝とともに清朝を自ら滅ぼすことをを決意、一方清朝に変わって覇権を握ろうとする人物の一人に張作霖が登場する「中原の虹」、その張作霖爆殺事件を題材にした「マンチュリアン・リポート」を併せて蒼穹の昴シリーズというそうです。
マンチュリアン・リポートはまだ読んでいませんが、清朝末期を背景にしたフィクション作品です。「もしも…」、「実は…」を楽しんでいただけたらと思います。史実に対し意見がある場合は憤りもあるかも…。
とにかく、楽しんでください。
後向きの猫
- みつひとさん からの返信 2012/09/12 22:21:12
- RE: RE: こんばんは
- ご返信ありがとうございます。
現在、台湾に駐在しており
台湾にも多くの日本統治時代の建物が残っているので
奉天にも以前から興味がありましたが
小説を読んでから行くのはさらに深まりそうです。
ありがとうざいました。
- 後向きの猫さん からの返信 2012/09/13 16:24:16
- こんにちは
- みつひと 様
そうでした、台湾に駐在しているのでしたね。
日本の本は簡単に手に入るけど、とても高価ですね。
5年前、初めて台湾に行き、あまりに多くの日本が残っているのに驚きました。
それ以来、台湾が好きで、以後4回訪れました。
今年はすでに2回、実は先月、どうしても観たい映画があって訪れました。
その時に象山に登りました。台北101が同じ高さ?くらいに見えました。
滞在中の情報楽しみにしています。
私の訪台の参考にさせていただきますので、今後ともよろしくお願いします。
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- ムロろ~んさん 2012/06/19 15:54:02
- 初めましてこんにちは
- 後向きの猫様
初めましてこんにちは、ムロろ〜んと申します。
この度はチベット旅行記に投票をして下さいましてありがとうございます。おかげさまで7日間の短い旅にもかかわらず、色んな人と関わることができ、チベットの文化も触れることができた大満足の旅でした。
後向きの猫さんの旅行記も拝見しました。10月でももう寒そうな雰囲気が伝わりました。洋風の建築と中国らしい建築が混ざっているなぁと感じました。瀋陽にも故宮博物院があること自体知りませんでしたので、興味津々拝見しました。
今後も旅行記を書いていくので、お互いに情報交換できれば幸いです。今後も宜しくお願い致します。
ムロろ〜ん(-人-)
- 後向きの猫さん からの返信 2012/06/20 10:38:21
- こんにちは
- 初めまして。
丁寧な返信ありがとうございます。旅行記楽しく拝見しました。
私自身チベット自治区や青蔵鉄道に以前から興味があり、行ってみたい所のひとつです。
理由は宗教に興味があります。私が生まれ育った所は、真言宗が土着しています。いつも「お大師さん」とともにある人々がたくさんいます。宗教は生活です。私は仏教徒としての自覚はそれほどないのですが、それでも四国八十八箇所巡りを始めました。子供の頃から皆行くものと思っていたからです。友人たちは早くないと言いますが、これが宗教なのだと思います。DNAの中に組み込まれているだと思います。
故に巡礼地には非常に興味があります。宗教は生活であって、歴史だからです。
瀋陽は満州国の古い都です。満州族つまり清王朝のルーツであって、終焉の地でもあります。
日本人として見ておいてもいいのではないでしょうか、という地です。機会があれば訪ねてください。
こちらこそよろしくお願いします。いろいろと情報交換できればと思いますが、私はアジアを少し巡っているくらいなのでいかがでしょうか。
本当はまだまだアップしていない旅行記があるですが…。
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- kaz-ykさん 2012/05/04 20:53:15
- 初めまして
- 後向きの猫さん 今晩は
小生のブログにお越し頂き投票迄頂き、有難う御座いました。
足跡を辿り、貴方様のページを訪問し、旧満州国の旧跡を、初めて拝見しました。
往時の満州国は、訪問した事ないが、戦前戦後色々の報道に、接していたので、興味深々でした。
特に本日到着の、某社の旅行勧誘の本に、旧関東軍の本部や満鉄本部の写真があり、夏に、ツアー参加を進めていました。
綺麗な写真で、丁寧なご報告有難うございました。大変参考になりました。
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