親子で北欧２週間！（３）ノルウェー(2)

2008/07/01 - 2008/07/02

今度は電車でベルゲンへ移動します。
まずは12年前に来たときは冬で閉館中だったグリーグの家(トロルハウゲン)を訪れました。
グリーグや彼の音楽への理解が深まりました。

エリア ベルゲン(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: KLMオランダ航空 スカンジナビア航空

６日目です。
３日間まったりと過ごして白夜で睡眠不足気味なものの、すっかり疲れもとれました。大変お世話になりました。感謝です！！
これから友人宅を後にし、電車でボードー→トロンハイム→オスロ→ベルゲンの長い電車の旅が始まります。
まずはバスでボードーへ戻ります。

バスの中でチケットを買うのですが、このお財布、昔日本でバス嬢が使っていたものみたいです！

来たときと同じルートで戻ります。
ボードーでは駅員さんに「線路が故障しているから途中バスになるよ」と告げられ、半信半疑で乗り込みます。
ボードー→トロンハイム(12:15-22:10)の食堂車の中です。
息子が飲んでいる炭酸入りオレンジジュース、「ファンタ」は全然糖分ゼロ、甘味料もゼロで甘くなくてとっても美味しくて気に入りました！
ちなみにこのペットボトルのジュースとコーヒーで１０００円です。

来る時は夜中で明るいけどとても眠かったのですが、昼間元気な時に見ると景色がとってもきれいです。

沈まない太陽。

ボードーで駅員さんが言っていたとおり、ステンシャルという駅の手前で代替バスに乗り換えさせられました。。。
皆重たいスーツケースなどを持ってバスへダッシュですっ！でもここはノルウェー。私達の重い荷物は見知らぬ方がさっとお手伝いして下さいます(^o^)！
バスには長くは乗らず、２０分ほどでローラという駅(ものすごく眠い中の放送をちらっと聞いただけなので違っているかもしれません;汗)に着き、またそこから電車に乗ってトロンハイムへ向かいました。
代替バスがあったのでやや遅れ気味でトロンハイムに到着です。
電車を乗り換えオスロへ向かいます。(23:05-06:43)
やはり薄暗い程度で真っ暗にはなりません。私の感覚では夏の夕方くらいかな？

薄暗いのもほんのつかの間。すぐに明るくなります。

ゆったりとした座席でのんびり過ごします。

オスロ駅到着です。
駅で朝食を食べて昼食やおやつを買って、ベルゲン行きの始発電車(8:11発)に乗り換えです。
ベルゲン到着は14:52です。

ベルゲンまではこの電車で行きます。
ベルゲン急行は「ノルウェーの屋根」と呼ばれる高地をはしるとても有名な電車です。カーブが多くても高速で走ることが出来る「シグナチュール」という振り子式電車なのです。

オスロの町を抜けるときれいな景色が続きます。

ベルゲンまでは途中ハダンゲル氷河を通ります。標高の一番高いフィンセ駅を通るので、だんだん万年雪や氷が増えてきます。

沿線最高所フィンセ駅(標高1222m)です。

緑が見えてきました。だいぶ下ったようです。

終点のベルゲン駅に到着すると、駅のすぐ前の「グランドホテルテルミナス」にチェックインです。荷物を降ろしてグリーグの家(トロルハウゲン)へ出発です！

ホテルのフロントで行き方を聞き、駅の裏手のバスターミナルからバスを２本乗り継ぎました。が。。。「トロルハウゲン」の標識のとおりに歩けど歩けどなかなか着きませんっ！！しかも人通りもほとんどありませんっ！ずっと上り坂です。ものすごく暑い！途中「この道でいいんだよね！？」と話しながら歩くこと数十分。山道をずいぶん歩いてようやく人通りが現れました(^ ^;;)

やっと到着です！無事に着いてよかった〜！

まずは家のすぐ近くにあるミュージアムでチケットを購入します。
私達が日本人とわかると「ちょっと待っててね。日本人のお子さんはあまり来ないからあるか分からないけど。。。」と言って日本語で書かれた子供向けの絵本のように可愛いグリーグの冊子を探してきてくれました。冊子はグリーグのことがとても詳しく分かりやすく書かれています。
ミュージアムの中はグリーグが使っていたものや年表があって勉強になります。

これが冊子です。
グリーグがいつもコンサートでの演奏前にかえるをポケットに入れて緊張を解いていたからキャラクターをかえるにしたのでしょうね(^ ^)！

グリーグの横顔の彫刻です。友人の彫刻家が紙を何回か半分に折って切りぬいて開いたような感じで作ったのだそうです。
グリーグの横顔が見えますか？

グリーグの家です。中も入ってみることが出来ます。
奥様のニーナの趣味でしょうか？可愛らしくてきれいなお家です。
屋上の四角いバルコニー、当時のベルゲンではここだけだったんだそうです。屋上の旗や家の中のろうそくの明かりで近所の仲良しのお友達と秘密の合図をしていたそうです。
中にはスタッフがいて、質問をするとグリーグに関するエピソードなどを色々教えてもらえます。

家のすぐそばに小さな離れがあります。グリーグの作曲していた小屋です。
残念ながらここは入れませんでした。

小屋の前にはグリーグの銅像がありました。
小柄なグリーグ、銅像も小さい・・・
きっと実物大位でしょう。

朝ではなかったのですが、この辺りの景色を見ていたらグリーグのペール・ギュントの「朝」が頭の中に流れてきました♪

家の前からの眺めです。
家の周りにはたくさんの小路があります。グリーグはこの辺りをお散歩したり、この山を歩くのが大好きだったそうです。納得の景色です。

小路を散策して、ホテルに帰ることにしました。

「あ〜、疲れた！」
帰りは下り坂だったのものの、かなり歩くのと暑いので疲れました。バスターミナルと駅の間のスーパーで夕食を買って帰ってきました。食べて寝〜ます。。。