2010/12/24 - 2011/01/08
65位(同エリア91件中)
ちゃおさん
ミトーの郊外でラム君達と別れ、今日はこれからカンボジア国境の町チャウドック(Chau Doc)までの約3時間の陸路となる。飛び乗った連絡便は、ベンツを改造したようなピックアップで、後部座席が3列になっていて、1列に3−4人が座っている。一番後ろの列に空席があったので、後ろの座席にベトナム人に挟まれるようにして座る。
ベトナムは元々英語がそれ程通じる国ではなく、ましてやこんな田舎を走る連絡便、英語など全く通じない。しかし、チケットを見せてピックアップに乗せてくれたので、黙っていても目的のチャウドックまでは連れて行ってくれるだろう。
車は暫らく走り、又再びメコン川に架かる大きな橋を通過する。デルタ地帯で最大の町カントーに架かる長大橋だ。丁度今太陽が川上、西の方角に沈みつつある。空が真っ赤に燃えている。言葉が通じないまでもカメラを取り出し、右側の窓際の座席に代わってもらう。外国人旅行者だから、少し位ずうずうしくても、許してもらえるだろう。
インドシナ半島では幾多の夕焼けを見てきた。その最高のものは、カンボジアの大平原に沈んで行く太陽だった。次が又カンボジアのトンレサップ湖に沈む太陽。メコンではビエンチャンでもルアンパパンでも燃える太陽を見てきた。今日のこの通り過ぎる車の中から眺める太陽も又印象深いものになるだろう。滔々と流れる大河の上空が赤く燃えている。インドシナの太陽だ。
橋を渡り賑やかなカントーの街中を通り過ぎ、郊外のドライブインでトイレ、夕食休憩となる。4−5人、三分の一程の乗客がここで降り、残りの人はドライブインで軽食を食べたり、土産物を見繕ったりしている。トイレも水洗で中々綺麗に出来ている。こうした公共施設は今急激に近代化しつつあるようだ。当方、まだお腹がそれ程空いている訳ではなく、今何かを食べる、という気持でもなく、社内のつまみに、三角の尖った皮をしている蒸した栗のようなものを買い、社内に戻る。さてこれから約2時間、チャウドックまでまっしぐら!
- 旅行の満足度
- 4.0
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