2011/08/13 - 2011/08/20
1964位(同エリア9737件中)
風神さん
インド、Rajasthan州をひと回りしました。
夜行列車、ジャイサルメールとジョドプルのFort=城砦見学、
宮殿ホテル滞在がポイントの旅行です。
移動はガイド、ドライバーと共に自動車が中心で、
その他は夜行列車と国内線空路です。
No12はジャイナ教の名刹アーディナータ寺院の紹介です。
旅行6日目、ジョドプルを出発し、ウダイプルに向かいます。
しばらくは幹線道路を行きますが、途中から急に狭い農道のような道に入り、さらに車のすれ違いも難しい山道を走り、ついには急カーブばかり羊腸の山岳道路を走ります。
森の道では日本では珍しいウシ科の動物ニルガイに出会い、ヒョウに注意の看板も見ました。
そしてついに着いたのがジャイナ教の名刹アーディナータ寺院です。
ここはウダイプルの北北西約90km、ラナカプルRanakpur Tirthという場所ですが、とても町とはいえない山の中のとても辺鄙な場所です。
しかし総大理石造りの寺院そのものは大変素晴らしく、世界遺産にはなっていませんが、世界屈指の宗教的文化財であると思います。
建立は1493年、平面的な規模は60m×62m、付近には他の寺院もあり寺院群と言うことになります。したがってTempleではなくTemplesと表記しました。
寺院の構造を旅行記で説明するのは難しいので、平面図などはこちらをご参照下さい。
↓
http://www.kamit.jp/03_jaina/6_ranakpur/ranakpur.htm
動画はこちらです
↓
http://www.youtube.com/watch?v=HG_rP0Npp94
http://www.youtube.com/watch?v=VMGl2VtMC0E
ニルガイの写真とその旅行記はこちらです
↓
http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/lrg/23/34/04/lrg_23340481.jpg?20111019210207
http://4travel.jp/traveler/bnbnbn/album/10607443/
表紙写真はアーディナータ寺院の内部です。
日程
1日目:成田⇒デリー。ザ・グランド泊。
2日目:オールドデリー街歩き⇒夜行列車でRajasthan州のジャイサルメールへ。列車泊。
3日目:昼ジャイサルメール着⇒夕方サム砂丘へ。
ジャイサルメール、フォートラジワダホテル泊。
4日目:Fort=ジャイサルメール城、ジャイナ教寺院、バザール歩き。
ジャイサルメール、フォートラジワダホテル泊
5日目:ジョドプールヘ車移動。fort=メヘランガール城砦、バザール歩き。
ウメイドバワンパレス泊。
6日目:ウダイプルへ車移動。
途中ジャイナ教のアーディナータ寺院、サヘーリョーン・キ・バーリー庭園見学。
ウダイプル、レイクパレスホテル泊。
7日目:ガート、シティパレス見学後、空路デリーへ。国際線デリー発。
8日目:成田着
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沢山の人が参拝や見学に訪れます
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総大理石造りの堂々たる造りです
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基本になる床の高さそのものが
地面からかなり高く立ち上がっています -
正面入り口が
高い位置にあるのがわかります -
ここから階段を上がって
堂内に入ります -
入り口にある石彫
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重要な碑文
1493年の建立です -
1本の大理石柱から
ただのレリーフではなく
その裏側まで彫刻しています -
拡大するとよくわかります
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この暗い階段を上って
本堂=ムーラ・プラーサーダに向かいます -
階段を上り切ったところが
3層吹き抜けの高堂=メガナーダ・マンダパです
高堂=メガナーダ・マンダパから
本堂=ムーラ・プラーサーダを見ています
アーディナータ寺院の中央は基本的に
柱と梁の構造で壁はなく
多数の小ドームはありますが
アーチで建物の重量を支える構造もありません
ところでこの写真に写っている柱と梁
何かに似ていませんか?
鳥居と似ていますね
ちょうど四つの鳥居=トラーナが本堂を囲っている配置と
思ってください -
画面下に本尊=ムーラナーヤカが見えます
本尊に直接カメラレンズを向けることは不適切です
私に向けた警備員の微妙な視線がわかりますか -
本尊=ムーラナーヤカです
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本堂のドーム状天井
極めて精緻な彫刻です
思わず息を呑む精巧さです
美しいです -
アーディナータ寺院内で
積極的に「色」を使っているのは
ここだけです -
造形の素晴らしさに
崇高ささえ感じます -
アーディナータ寺院は一面では
柱と梁の構造が無限に続いているような
構造物です -
そして柱の彫刻は
総て異なっていると言われています -
柱の最上部まで
手抜きがありません -
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柱は420本あります
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柱の下部は
円ではなく角です -
階層構造
吹き抜けで
しかも外に向かって
開放されています -
上の階層には
建物の重量を支える為の壁は
あまりありません -
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外周の周廊=バマティーと
周廊に面して並ぶ小祠堂=デヴァクリカー
中にはジナ像=ティールタンカラ像が祀られています -
床の高低と小階段は複雑に配置され
堂内を歩くと
とても長い距離=時間を歩いた錯覚にとらわれ
それが宗教的心理状態につながります -
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この塔の上部は
外からも見えます
一番高い部分です -
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本堂以外に
八つの祠があります -
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ドーム状天井のデザインは
総て異なっているようです -
同心円と
放射線の構成です -
ドームの基部は
正八角形で構成されています -
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ここでは
円⇒正八角形⇒正方形
で構成されています -
ここでは
放射状の要素は最小限にとどめ
非常に精緻な花の中心部分を連想させるような
柔らかい同心円のデザインです -
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方形平面天井の例です
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2体の像の彫刻がありました
これは大きい方 -
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南北に二つずつある側堂=バドラ・プラサーダ
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外周の周廊=バマティーと
周廊に面して並ぶ小祠堂=デヴァクリカー
中にはジナ像=ティールタンカラ像が祀られています -
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これは小さい方の象
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近づいてみると
大きい方の象とはだいぶ違うデザインです -
素晴らしい場所です
応接間やリビングとしても素晴らしいのですが笑
私の感覚では
回りの山々と一体化するための場所です
それが宗教的境地につながるのでしょう -
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彫刻がないのは
床だけです -
右側と正面も外周の周廊=バマティーに沿って並ぶ
小祠堂=デヴァクリカーです
中にはジナ像=ティールタンカラ像が祀られています -
正面奥が本堂です
無限のニュアンスを持つ光が
堂内の隅々まで満ちています -
祠から光が射しているように見えます
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精緻ですが
同時に軽妙でもある表現です -
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山深いアーディナータ寺院を後にして
ウダイプルに向かいます
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 川岸 町子さん 2024/01/03 00:16:19
- ご無沙汰しております。
- 風神さま
ご無沙汰しておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか?
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
新しい年を迎え、心が痛くなるニュースが飛び込んできます。
私の実家も震度6でしたが、家族や友人が無事で安心しました。
以前拝見した時に、印象深く私の心に伝わって来た旅行記です。
見せて頂き、ありがとうございました。
いつか行ってみたい、アーディナータ寺院を訪れたいと思っていました。
そして12月11日に行ってまいりました!
お書きのように大変不便な場所で、私は一人でウダイプールから車をチャーターして行きました。
つづら折りの山道、カーブの度にクラクションを鳴らさなければならない程のくねくねした道路、私は車に強くて良かったと思います(苦笑)
私は先にクンバルガルへ行き、その後ラナクプルというコースでした。
ウダイプールからの往復で、9時間ほど。
ランチタイムなしで、車内で用意したものを食べていました。
実際に見た感想は、山の中によくこれ程のものを作ったなぁ!!
エローラもそうですが、どうして精巧な彫刻が施された建造物を過去のインド人は造ったのだろうと、ある意味不思議に思います。
そして写真を撮ろうにも、どこから手を付ければよいのか、どうやって写真の納めるのか、迷うほど見事でした。
撮影した写真は、まだ確認していないです。
訪れる前夜ホテルで風神さまの旅行記を再度拝見して、復習させて頂こうと思ったのですが、どうしたことか検索が上手くいきませんでした。
まさにぶっつけ本番状態で、とても残念です。
改めて師匠のお写真の美しいこと、すきっとした表情のショットが好きです。
こちらの旅行記をお気に入りに入れておけば良かったと後悔しました。
実は今回初めてインドで、体調を崩しました。
ウダイプール3泊で体調が回復し、3日目に無事にクンバルガルとラナクプルへ行けて、ほっとしました。
もし行けなかったら、またウダイプールへ行かなければなりませんし(笑)
ウダイプールは良い街ですね。
今回のインド旅は、体調を崩しただけでなく、騙されたり、何度もしつこく付きまとわれたり、預入荷物のバックパックが壊されたり、色々ありました。
もう二度とデリーなんて行かないと思うほど。
それなのに、またまたインドへ行きたくなります(笑)
不思議な国です(笑)
これから一番寒い時期を迎えます。
またインフルエンザも流行っていますし、コロナも気が抜けません。
どうぞ、くれぐれもご自愛なさってお過ごしください。
川岸 町子
- 風神さん からの返信 2024/01/04 11:13:29
- RE: ご無沙汰しております。
- 川岸 町子様
こちらこそ大変ご無沙汰しています。
本年もよろしくお願いいたします。
今回の大震災でご実家の方々、お知り合いの方々がご無事で何よりです。
しかし報道される死者数や被害がますます深刻な状態とわかり、心を痛めています。
旧年中、疑われたすい臓がんが精密検査で放置してよい別の症状とわかり一安心。
また、相性の良い理髪師が見つかる(笑)、好きな仕事が継続できているということもあり、それが私の3大吉事となりました。
先月アーディナータ寺院に単独で行かれたとのこと、川岸様のエネルギー・行動力・判断力、まとめて旅行力に心から感服します。
あの寺院は素晴らしい宗教建築だと思いますが、とにかく辺鄙な場所ですね!旅行記を書く時、寺院の所在地を特定するのに少し苦労しました。結果的に町ではなく村と考え、旅行記のタイトルも「in Ranakapur Tirth」ではなく「at Ranakapur Tirth」としたくらいです。
私の旅行記が、川岸様がアーディナータ寺院を訪問される一つのきっかけになったなら、大変うれしいことです。
旅行記のアップを心待ちにしています。
私もインドでは何回か小アクシデントがありました。露店の買い物では手品のようなごまかしがあり、かえってその手際に関心しました。
かつてネパールで満員の路線バスですりに合いお金を取られたことがありますが、インドではそこまでの大事は経験していません。
しかし旅行中のそのような被害は、気持ちが高揚しその国や地域、さらに人々に好感を抱いている時だけに、がっかり感、裏切られ勧、失望は結構尾を引く深刻さがありますね、最近よく言うトラウマ!
重ねて、旅行記のアップ楽しみにしています。
感染、寒さに十分注意され、どうぞご自愛ください。
風神
-
- 川岸 町子さん 2012/06/17 00:07:37
- ラジャスターン
- 風神さん
美しいですね、こちらの寺院。
天井の見事な事♪
大理石の色合いと、繊細なレースのような彫刻、その中の仏像が何とも言えません!
私も前からラジャスターンを旅したいと思っていました。
北インド→南インド→西インドと(笑)。
風神さんのお写真を拝見するたびに、行きたい所がどんどん増えて、困りますねー(笑)。
以前4トラではない、ラジャスターンを旅した方のブログを拝見しました。
その中で、ジョドプールとウダイプールの間は、大変な悪路と知りました。
峠を2ヶ所越えるバスに乗ったけど、とっても後悔し、飛行機にすれば良かったと。
風神さんのコースを拝見した時から、どうなさったのか、気になっていました。
こちらの寺院をご覧になるから、飛行機ではなく、車で行かれたのでしょうか?
ジョドプールのホテルも、重厚で見事ですね!
特に夜が美しく、うっとりします☆
インドには、スケールの違う素晴らしいホテルがいくつもありますね。
いつかどこかで泊まってみたいです。
ラジャスターンのサリーは、カラフルで、街に彩を加えますね。
あぁ〜、やっぱりインドはいいな(笑)☆☆☆
見せて頂き、ありがとうございました。
川岸 町子
- 風神さん からの返信 2012/06/17 08:52:30
- RE: ラジャスターン
- 川岸さんおはようございます。
たくさんの投票とうれしい書き込みありがとうございます。
ジャイナ教の名刹アーディナータ寺院は素晴らしい建築です。時間をかけて拝観したい寺院です。
ただ難点はその位置です。ウダイプルから車が一番近いと思いますが、それでもヒョウが住むジャングルを羊腸の山道で越えます。車に弱い人は苦しいと思います。
私はジョイドプルから空路ウダイプルに行き、そこからまた車でアーディナータ寺院に行くよりははじめから車でと考えました。非常に長い「苦難の道」笑でしたが、結果的にはニルガイという日本では珍しい獣を撮影できましたし(ブータンでのターキン撮影に並ぶ経験です)、ランチのリゾートでは沢山の野鳥を見る事ができ、結果的には良かったと思っています。
乗り合いバスは、かかる時間・食事・トイレ・疲労を考えれば現実的ではないと思います。
> 北インド→南インド→西インドと(笑)。
インド大回遊いいですね!。私も狙っています笑。
風神
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