ブエノスアイレス旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 今回も4トラベルの会員になる前の旅行のブログである。見ていただければ幸いである。<br /> 2009年10月2日から11日までC社のパッケージツアー出かけた。私は本来おパッケージツアーは苦手で気ままな一人旅が空きである。しかし、アルゼンチン、もブラジルもペルーもあまり治安がよくない。強盗にあったり、誘拐でもされたら家族や他人にも迷惑をかける。南米の春の手頃なツアーがあったのでそれに参加した。私が第一の目的としている桜に出会える事が出来たかどうか。   <br /> 10月2日午後3時に成田を発って、ロサンゼルスとリマで飛行機を乗り継いでブエノスアイレスに着いたのは3日の午前8時前だった。日本とアルゼンチンには12時間の時差があるので、29時間かかった事になる。機内での睡眠時間は5時間足らず。31名の団体ツアーであった。<br /> それも、次のイグアスまでの飛行の待合時間の5時間の市内観光である  私は1974年にもブエノスアイレスは訪れている。(サンパウロ、リオデジャネイロと共に) 驚いたことに、あの時と街の様子はあまり変わっていない。変わっているとしたら、35年前の方が、パリにも似た、しっとりとした風情があった。しかし、今は治安も悪いし、日本人観光客がやたらと多い。<br /> あの時は一人旅で4日間ブエノスアイレスに滞在した。3夜、ショウを観に行った。あの時以来、私は情熱的なリズムの中にも哀愁が漂っているアルゼンチンタンゴのファンになった。ダンスも好きだ。大胆なステップ(時には女性の足が男性に絡まる)に眼を輝かして見たものだった。<br /> 今回の団体ツアーのご一行、ブエノスアイレスに宿泊しないので、夜の歓楽街の楽しさをを知らない。ブイノスアイレスの白人社会は「夜に遊び、昼に寝る」という風習が今でも残っているのだそうだ。<br />  私は今回のツアーで、初めて行く所があった。それはアルゼンチンタンゴの発祥地といわれているポカ地区である。名曲、「カミニート」はここの路地から生まれたのだそうだ。 なんて庶民的な地域であることよ。通りを囲むカラフルな家が楽しい。昼でも、カフェや酒場から、アルゼンチンタンゴが流れていた。<br /> この度の南米旅行で、一番行きたかったのはブエノスアイレスのパレルモ公園だった。ここには日本の桜が咲いていることを、私は数年前から知っていた。観光のコースにはパルも公園は入っていない。私は3時間の自由行動をもらっていた。(日本で許可申請を得るために誓約書提出)<br /> パレルモ公園は世界でも有数の広大な公園である。その一角に日本公園があるのだ。これは日本政府が寄贈したものでもなく、アルゼンチン政府が造園したものでもない。 日本から移住した邦人が資金を出し合って、故国を偲ぶために、そして日本の文化をアルゼンチンの人々に知ってもらうために造ったのである。<br /> その、中心になったのが賀集九平氏であった。大正初期にアルゼンチンに移住して開拓農業の任期が過ぎると、いち早く転業して、観賞用の草花を栽培した。彼は秋が来る度(日本の4月)に地球の裏側の日本の桜を思い出したのだそうだ。<br /> 彼は自分の財を投じて故国日本の桜を2000本アルゼンチンに輸入した。そればかりでなかった。南米各国にも輸入した桜を寄贈したのだそうだ。<br /> ダウンタウンまで、ツアー一行のバスに乗り、パレルモ公園の近くで下車した。<br /> 5分も歩かないうちにパレルモ公園の日本庭園に着いた。果たして、賀集氏が贈った日本の桜は咲いているか。私はドキドキした。受付に50代後半の日系人の女性がいた。たどたどしかったが日本語を話した。私が「日本から賀集氏が寄付した日本の桜を見に来た」と言ったら、喜んでくださった。<br /> 10数本だったが、日本の桜が咲いていたのである。桜は満開の時期をちょっと過ぎていたが、日本の桜は日本の桜らしく淑やかに美しく、そして、何万キロも離れた異郷の地で健気に咲いていたのである。桜は染井吉野ではなかった。関山という種類の桜だった。<br /> 受付の女性は松本牧子さんと言われ、日系3世だった。「アルゼンチンは気候も土地も日本と違うので、染井吉野を育てるのは大変なんです」と言われた。今、パレルモ公園の日本庭園に植わっている桜はこの地に育ちやすい関山や沖縄桜が多いのだそうだ。<br /> 3時間の自由行動はあっという間に過ぎた。桜の木の下で、日本から持参したお茶を飲みながら、羊羹やお煎餅を食べた。たった一人の幸せな花見だった。<br />

南米旅行 1 アルゼンチン

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2009/10/02 - 2009/10/11

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ゆらのと

ゆらのとさん

 今回も4トラベルの会員になる前の旅行のブログである。見ていただければ幸いである。
 2009年10月2日から11日までC社のパッケージツアー出かけた。私は本来おパッケージツアーは苦手で気ままな一人旅が空きである。しかし、アルゼンチン、もブラジルもペルーもあまり治安がよくない。強盗にあったり、誘拐でもされたら家族や他人にも迷惑をかける。南米の春の手頃なツアーがあったのでそれに参加した。私が第一の目的としている桜に出会える事が出来たかどうか。   
10月2日午後3時に成田を発って、ロサンゼルスとリマで飛行機を乗り継いでブエノスアイレスに着いたのは3日の午前8時前だった。日本とアルゼンチンには12時間の時差があるので、29時間かかった事になる。機内での睡眠時間は5時間足らず。31名の団体ツアーであった。
 それも、次のイグアスまでの飛行の待合時間の5時間の市内観光である  私は1974年にもブエノスアイレスは訪れている。(サンパウロ、リオデジャネイロと共に) 驚いたことに、あの時と街の様子はあまり変わっていない。変わっているとしたら、35年前の方が、パリにも似た、しっとりとした風情があった。しかし、今は治安も悪いし、日本人観光客がやたらと多い。
 あの時は一人旅で4日間ブエノスアイレスに滞在した。3夜、ショウを観に行った。あの時以来、私は情熱的なリズムの中にも哀愁が漂っているアルゼンチンタンゴのファンになった。ダンスも好きだ。大胆なステップ(時には女性の足が男性に絡まる)に眼を輝かして見たものだった。
 今回の団体ツアーのご一行、ブエノスアイレスに宿泊しないので、夜の歓楽街の楽しさをを知らない。ブイノスアイレスの白人社会は「夜に遊び、昼に寝る」という風習が今でも残っているのだそうだ。
  私は今回のツアーで、初めて行く所があった。それはアルゼンチンタンゴの発祥地といわれているポカ地区である。名曲、「カミニート」はここの路地から生まれたのだそうだ。 なんて庶民的な地域であることよ。通りを囲むカラフルな家が楽しい。昼でも、カフェや酒場から、アルゼンチンタンゴが流れていた。
 この度の南米旅行で、一番行きたかったのはブエノスアイレスのパレルモ公園だった。ここには日本の桜が咲いていることを、私は数年前から知っていた。観光のコースにはパルも公園は入っていない。私は3時間の自由行動をもらっていた。(日本で許可申請を得るために誓約書提出)
 パレルモ公園は世界でも有数の広大な公園である。その一角に日本公園があるのだ。これは日本政府が寄贈したものでもなく、アルゼンチン政府が造園したものでもない。 日本から移住した邦人が資金を出し合って、故国を偲ぶために、そして日本の文化をアルゼンチンの人々に知ってもらうために造ったのである。
 その、中心になったのが賀集九平氏であった。大正初期にアルゼンチンに移住して開拓農業の任期が過ぎると、いち早く転業して、観賞用の草花を栽培した。彼は秋が来る度(日本の4月)に地球の裏側の日本の桜を思い出したのだそうだ。
 彼は自分の財を投じて故国日本の桜を2000本アルゼンチンに輸入した。そればかりでなかった。南米各国にも輸入した桜を寄贈したのだそうだ。
 ダウンタウンまで、ツアー一行のバスに乗り、パレルモ公園の近くで下車した。
 5分も歩かないうちにパレルモ公園の日本庭園に着いた。果たして、賀集氏が贈った日本の桜は咲いているか。私はドキドキした。受付に50代後半の日系人の女性がいた。たどたどしかったが日本語を話した。私が「日本から賀集氏が寄付した日本の桜を見に来た」と言ったら、喜んでくださった。
 10数本だったが、日本の桜が咲いていたのである。桜は満開の時期をちょっと過ぎていたが、日本の桜は日本の桜らしく淑やかに美しく、そして、何万キロも離れた異郷の地で健気に咲いていたのである。桜は染井吉野ではなかった。関山という種類の桜だった。
 受付の女性は松本牧子さんと言われ、日系3世だった。「アルゼンチンは気候も土地も日本と違うので、染井吉野を育てるのは大変なんです」と言われた。今、パレルモ公園の日本庭園に植わっている桜はこの地に育ちやすい関山や沖縄桜が多いのだそうだ。
 3時間の自由行動はあっという間に過ぎた。桜の木の下で、日本から持参したお茶を飲みながら、羊羹やお煎餅を食べた。たった一人の幸せな花見だった。

同行者
社員・団体旅行
一人あたり費用
50万円 - 100万円
交通手段
観光バス 飛行機
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • スペインの植民地時代の権力の象徴

    スペインの植民地時代の権力の象徴

  • ポカ地区のアルゼンチン単語発祥の地

    ポカ地区のアルゼンチン単語発祥の地

  • パレルモ公園の日本庭園の桜

    パレルモ公園の日本庭園の桜

  • 同公園の沖縄から移植した桜。

    同公園の沖縄から移植した桜。

  • 公園の近くで見た新種の桜?(その前の年アフリカで観たジャカランダの花とは違う)

    公園の近くで見た新種の桜?(その前の年アフリカで観たジャカランダの花とは違う)

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