2011/07/31 - 2011/08/07
92位(同エリア172件中)
miyuさん
2011/7/31〜8/7の8日間、新聞広告に釣られて申し込んだ阪急トラベリックスの超駆け足周遊ツアーで渡航。
たくさん写真を撮ったので、場所ごとに順次、旅行記を整理しようと思います。
ここでは、1日目(8/1)日中に観光した「シベニク」を紹介。
詳細は下記HP(↓)に、順次UP。その後、こちら抜粋旅行記を作ります。
http://pksp.jp/croatia/?o=0
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
ダルマチア地方 及び アドリア海沿岸のほぼ中央に位置し、周囲を丘に囲まれた河口にあるシベニクŠibenikは、天然の良港として栄えた歴史的な町。
文献に登場するのは11世紀以降になりますが、9世紀頃には砦が築かれ、アドリア海の要衝として発展したといわれています。
オパティアから南下すること約280?。
クルカkrka川の河口に開けた古都シベニクSibenikには昼過ぎに到着しました。
旧市街に沿ったの港沿いには、ずらりとカフェやレストランが並んでいます。
陽射しはきつくとも湿気はすくないヨーロッパの夏、断然テラス席がいいかんじです。 -
イチオシ
まずは港の先っぽ、南西の人工岬の突端から、旧市街を一望します。
一番手前(ほとんど真横)の聖フランシスコ教会はさすがに入りませんが、反対側の端、聖ミカエル要塞まではバッチリ。
空色も水色も、真っ青で目にも鮮やか。
海だ〜!!……っと思いましたが、ここはまだ川の河口で、海ではありませんでした。 -
河口を塞ぐように、左右から陸地が岬のようにせり出して湾になっている内側に、シベニクの町はあります。
その左右の陸地の間に開けた水路(シベニクの町の真正面)の先が、アドリア海。
水路は船舶事故防止のため、時間差で一方通行になっています。
北側(右)の陸地にある信号が赤なら、進入禁止。緑なら行ってよし。
ちょうどいま、赤から緑に変わったところで、待機していた船がどんどん水路に進入して行き、ぎりぎりで通り抜けた船がまっすぐそのままこっちへと。 -
船のガソリンスタンドでは、いまちょうと給油中。
船の給油って、はじめて見た。 -
観光の前に、お昼ごはんに行きます。ツアーで料理が決まっていても、飲み物は自由なので、ここでは地元の定番ドリンク“ベヴァンダ”(イタリア語で「ソフトドリンク」)を注文します!。
このあたりの習慣でよく飲まれているという、ワインの水割りで、ダルマチア地方は赤ワインの名産地なので、ここはやっぱり赤で!!
ちなみにメニューには載っていなくて、一応訊いてみたらメニューにはないけれど作れるというので、注文しました。値段はジュースと同価格。
「ベヴァンダを注文した日本人は初めてだぜ!」とか言いつつ供してくれましたが、土地のものが食べたい旅行者は珍しくないだろうから、メニューに書いてもいいと思うんだけどな……?
ちなみに見た目はふつうにワイン。アルコール度少なめのワインというかんじで、味もワインの味がしました。 -
腹ごしらえの後は、待ちに待った観光開始です!!
まずは、旧市街の中心、レプブリカ広場へ。
この広場の東側(港側)に建つのが、世界遺産「聖ヤコブ大聖堂」です。
100%石材のみで建てられた大聖堂として珍しく、その建築技術の高さから、世界遺産に指定されました。 -
1431〜1535年まで、100年以上の時間をかけて建立されたこの大聖堂は、当然ながら途中幾度も建築責任者が変わりました。
そのせいもあって、当初はゴシック様式で建てられていたものが途中からルネッサンス様式に、屋根は完全にルネッサンス様式の半球体になっています。 -
内部は有料。ツアーではいかないので、後のフリータイムで入りました。
100%石の建造物なので、屋根裏スペースがなく、天井も外から見るのと同じ形をしています
石造りなので華麗さはありませんが、重厚な雰囲気が漂っています。 -
教会内部、南東部の階段を下りた半地下に、人が次々に入って行きます。
つられて入ってみると、洗礼室でした。
2〜3畳ほどの空間の中央に、水をはる洗礼台が置かれています。 -
洗礼室の天井。
ここは必見です!!
洗礼台の彫刻も綺麗ですが、天井部分の装飾の美しさは言葉に尽くせないくらい。 -
外観で特徴的なのは、東側に施された71の人頭彫刻。
よくみると東側以外にも、犬やライオンなどたくさんの頭部彫刻があるのですが、どのガイドブックでも東側・71個がとくにピックアップされます。
これは建築当時のシベニクの有力者をモデルにしているとも、教会の建築に貢献した人たち(ひらたくいえば寄付金を出した)とも言われています。
……人間じゃないのも、混ざってますが。
また、広場に面したこの扉には(壁にもですが)、20世紀後半の内戦時の弾痕が、そのまま残されています。
世界大戦後は修復された大聖堂ですが、これはあえてそのままにしているのだとか……。 -
現在は閉ざされている、レブプリカ広場に面した東側の扉の両側には、なかなか見事な創世記のアダムとイヴの彫刻が刻まれています。
でもこの扉にはいくつもの銃痕が……。
20世紀後半の内戦時の弾痕が、そのまま残されています。
世界大戦後は修復された大聖堂ですが、これはあえてそのままにしているのだとか。 -
上の写真は、この写真の右側にあります。
“レプブリカ広場”は、“共和国広場”を意味します。
各地にあるので、特定するなら「シベニクのレプブリカ広場」と称すべきかも。
聖ヤコブ大聖堂のほか、市庁舎(左)、バジリカ(右奥)に囲まれています。
バジリカの柱の一本には、肩ほどの高さに穴が開いています。
広場は裁判所としても使われたため、ここに罪人を繋ぎました。 -
バジリカと聖ヤコブ大聖堂の間を抜けていくと、すぐ先に「聖バルバラ教会」があります。
15世紀に建てられたゴシック様式の教会ですが、鐘楼2つはバロック様式。
窓や彫刻が不規則に並ぶ西側のデザインが特徴的です。 -
壁の時計は、現地ガイドの説明によると、もともとは聖イヴァン教会の鐘楼にあった、シベニクで初の機械時計だそうです。
現役の時計ですが、文字盤が現代の暦と違うので、読めません……(@_@;)
ちなみに一見1時に見えるこの時刻は、午後3時くらいだったはず……。 -
レブップリカ広場に戻って、ひるがえる洗濯物を頭上に仰ぎながら、旧市街を一望できる高台「聖ミカエル要塞」をめざします。
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迷子注意な路地裏を通って、一番の高台にある絶景ポイント「聖ミカエル要塞(別名:聖アンナ要塞)」をめざします。
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ただの路地裏だけど、なんだか素敵ww
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昼下がりはけっこう陽射しがきついのですが、湿気がないので日陰は快適ww
-
道すがらに立ち寄った「聖クルシェヴァン教会」。
先頭を行くガイドさんの説明を聞きそびれたので、詳しいことは存じませんが、現在は司祭のいない教会のようです。
ちょっと傷みのある鐘楼が、古都の風情を醸し出します。 -
教会の前庭に作られたグロッタ(人工洞窟)の岩陰に祀られたマリア像が注目の的。
この聖クルシェヴァン教会から南東に向かってのびる通りは“ドン・クルスト・ストシッチ通りDon Krste Stosica”といい、聖イヴァン教会や被昇天教会など小さくも特徴的な教会が点在し、旧市街の端にある劇場まで続いています。 -
とある商店の玄関先にあった、天然素材な加工なしな置物。
カボチャかな??? -
イチオシ
けっこう登ってきました。
あと少しですww -
人懐っこい観光地の猫は、すぐ真横を数十人が歩いて行っても、我関せずでお昼寝続行。
-
イチオシ
色彩のコントラストがじつに美しい絶景です!!
当然、360度のパノラマを堪能します!
こちらは旧市街のある南側。
手前左手のとんがり屋根の鐘楼が「聖クルシェヴァン教会」。
それより少し奥の国旗の掲げられた鐘楼が「聖イヴァン教会」。
ここから見ると、小さな町のなかに、教会がたくさんあるのがよくわかります。 -
世界遺産の大聖堂も、よく見えます。
-
ちょっと西寄りに視線を移せば、シベニク湾。
島のように見える細長い陸地は、大陸の南側から1.5?ほど突き出て、外洋を隔てている陸地の部分。その間を通る水路の向こうがアドリア海です。
手前の湾はクルカ川の河口です。
河口の内側に、700〜800mほど突き出た岬があります。
外海の影響をほとんどうけないここは、古来から天然の良港だったそうです。 -
西側、シベニク湾の外洋からの出入り口があります。
この水路は狭いので、一方通行になっています。
水路の右側の陸地に信号があって、工事現場の片側通行信号のように、数分おきに変わります。 -
イチオシ
北側。クルカ川の上流方向です。
右が上流で、あの橋の1?程先で、川はほぼ90度、右手の内陸部へ折れ、最上流はクルカ国立公園となっています。
途中の川沿いにはZaton、Skradinなどの町があり、クルカ国立公園の入り口の町スクラディンSkradinは、高速道路上のサービスエリアからも眺めることのできる景色のきれいなところ -
けっこう立派な要塞のつくりも見学。
この「聖ミカエル要塞」は、別名を「聖アンナ要塞」ともいい、11世紀頃には築かれていたことは間違いないといわれていますが、現在残っているのは、15〜17世紀に修復されたヴェネツィア時代の要塞になります。 -
聖ミカエル要塞を出た後は、先ほどのドン・クルスト・ストシッチ通りをど〜んと下って、バス乗り場近くの劇場前まで、300mくらいの道を行きます。
まず目に付いた、聖ミカエル要塞ふもとの墓地前のごみ箱の落書きはかわいいww -
ちょっと行ったところに、シベニクで最古の教会、15世紀建立の「聖イヴァン教会」がありました。
ここの鐘楼には、シベニクではじめて機械仕掛けの時計が取り付けられたといわれています。
時計そのものは、現在、聖バルバラ教会の壁を飾っているとの現地ガイドさんのお話しで、このへん、日本で目にしたガイドブックとは合致しないところですが……どうなんだろう??? -
この聖イヴァン教会は、三位一体の主日(キリスト教の移動祝祭日のひとつ)には“三位一体教会”と呼ばれ、こちらの教会ではとくに大切な祝祭日です――――とのお話しでした。
でも、じつはこの裏側にある教会が「三位一体教会」だという人もいて、よくわかりません。
クロアチアに日本語ガイドは少なく、英語ガイド&通訳を介しているので、たまに翻訳間違いもあるよね、ということでおおらかに納得。
外観は別の建物に見えて、じつは中はひとつということもあるので、本当のところは入ってみないとわからないかんじ。 -
教会の西側は、ちょっとした広場になっていて、中央に水飲み場がありました。
早朝に来たら、朝一とか開かれているのかな? -
東側には、2階から入れる目を引く外階段があります。
現地ガイドによると、この階段と階段上の彫刻、ルネサンスの巨匠(ミケランジェロと聞いた気がするけど、うろ覚え)が設計したとか。
添乗員補足によると、その巨匠はヴェネツィア出身と言われています(ミケランジェロはヴェネツィア出身ではないハズなので、この時点ですでに怪しい……)が、じつはこのシベニクの出身で、当時シベニクはヴェネツィア領だったから――――ということでした。
誰の設計にしろ、巨匠の作品といわれればそう見えるくらい、きれいな階段。 -
さらに進むと、目貫通りらしく、両側におしゃれなショップが並んでいます。
なんとなく目にとまった、天然素材な店の案内板。
ちょっとオシャレなかんじ。 -
つきあたりはオペラ座でした。旧市街はここが端っこ。
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旧市街への道を挟んで、オペラ座の反対側には、シベニクの市立図書館がありました。
この図書館の外壁、かつての城壁を、そのまま利用して建てられているそうです。
図書館の玄関先には、発掘で見つかった遺構も残されています。 -
その痕跡で、壁にはシベニクの守護者「聖ジョージ」のレリーフが残っています。
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旧市街を出て、真正面に見えた新しそうな教会。
鐘楼の読める文字盤に、新しさを感じます。(笑) -
でもそちらの教会の方へはいかず、手前の道を右へ曲がって、最初にバスを降りた湾の近くのバスターミナルへ向かいます。
右手には、聖フランシスコ教会。
14世紀後半に建てられたゴシック様式の教会で、木製の天井装飾が美しいそうです。
隣接する修道院の写本コレクションが有名。
しかしここはツアー行程外……
この後はバスに乗って明日の観光予定地トロギールへ移動するので、残念ですが外観だけさらりと鑑賞しておしまいの、シベニク観光でした。
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