2009/09/09 - 2009/09/10
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volansさん
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浅虫温泉の朝。
東京から太平洋沿岸の鉄道を使って北上。
北海道苫小牧までの5泊6日の旅。
4日目の朝です。
少々のトラブルはありましたが、一路青森市へ!
今日は洞爺湖温泉まで向います。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅の朝は早い。
始発に近い電車に飛び乗る為に、要求される早起き。
でも大抵は、非日常の時間を過ごす高揚感、あるいはその中に内在する心地よい緊張感の為。
この緊張感は、「長距離移動でも何故かトイレを催さない」という利点もあるけど(…無いと人間の尊厳と生理的欲求とのソウゼツな戦いになる)、1週間近い旅だと疲れを蓄積させる事にもなる。
この日も5時頃に起床。
普段は考えられない。 抜けない気だるさに、布団に戻るしかない。
しかし、今は旅の途中。
全身に張り巡らされた神経があやつり人形の糸のように体を動かしている。
ちょっとした遊離感はあるけど、それは今にして思えばの話。 -
窓を開けると、初秋の冷涼な空気が心地よい。
「遅い夏休み」。
旅を楽しむ為に夏の感覚を引きずりたい。
しかし、肌で感じる秋の気配は夏への惜別の感へと感情を動かしてしまった。
そして、いやに重い窓。
障子を含めて3重。
2重窓は、昨今の取って付けた「後付断熱窓」とは違う。
気候の良い時期に、ふらりと訪れたのでは分からない土地の気候。 -
澄み切った空。
正面に見える建物は青森地方によく見るような伝統建築様式かな。
昨夜は、最小限の街灯に照らされた暗い街を歩いて、宿に着いた。
今朝初めて目にする宿周囲の景色。 -
駅前。 浅虫温泉駅近くの道の駅にあるデッキから。
恐らく青森市を望む。
この時間の空が好き。
日の出前の東の空。 下から照らされて、黄金色に輝き、やがて陽が顔を出す。 生命感溢れる東の空に対して、西の空は精彩に欠く。
でも、この日の青森湾の空は美しかった。 -
早起きしたのにはもうひとつ訳がある。
前日、宿の廊下で目にした張り紙。
「早朝散歩の集い(?)」
浅虫温泉の有志が企画した早朝散歩。
滅多に無い機会、参加したかった。
それで、集合場所の駅前に着いたのは、定刻よりかなり前。
事前予約をした訳ではない。(その必要はなかったと思う。)
こういう企画、参加者が集まるのか、実際に実施されるのか一抹の不安を
感じる。
それで、デッキで青森湾の景色に魅了されて写真を撮り、かつ駅前の様子が気になり、行ったり来たり…。
先程から何度か挙げた「旅の高揚感」は足取りを軽くし、階段なんて2段飛びで駆け上がる…。
そして、散歩会は恙無く行われたのでしたが、約一名、係員に迷惑とご心配をかけたニンゲンがいたのでした。 -
散歩会のコースは2つ。
池を巡るコースと、青森湾を望む小山に登る健脚コース。
よせば良いのに、健脚コースを選択。
集合場所で若干の「不安感」はあった。
住宅地から山間部に入る時、「引き返す」旨、係員に伝えようと思った。
徐々に…心拍数が上がり、不安感が不安感を呼び…。
隊列を乱す事に対する遠慮、最年少参加者がギブアップする恥ずかしさ…。
実は少し前から、心臓神経症、あるいは心気症と呼ぶ症状で時折悩まされていました。 普段は抗不安薬をお守り代わりに持っています。
最近は特に症状も無かった為、油断。
薬は宿のバックの中。
若干の疲れの蓄積、カラダが目覚めていない内に階段を駆け上がった事が良くなかったのだろう。
ゴールの青森湾を望む展望台がすぐそこに見えるところで限界。
道脇の落ち葉の上にへたり込む。
係員に付き添われ、歩いてはへたり込みの繰り返し。
樹間から見えた青森湾の青さは忘れられません。
ここで根性を見せて写真を撮ろうかと思ったけど…その時は本当に、冗談の先が危ぶまれる状態でした。
これは初めて心臓神経症の症状が出た時以来。
舗装道路に出たところで車が用意されており、ゴールまで送られました。
調子の良い事に、この時は既に全快。
気恥ずかしさに身を縮ませつつも、ゴールに用意されていた冷たい名水を勧められるままに1杯飲んで、解散。
妙な気分で宿に戻りました。 -
宿へ着くと朝食。
残さず全部食べました。 すっかり元気・・・。
納豆に明太子に漬け物に… ご飯のお供がいっぱい。 そしてご飯自体も美味しい。 木のおひつが見事に加減してくれている。
おひつをさらえるのは恥ずかしいので少し残す…それくらい平らげました。
もちろん納豆に明太子は既製品でしょう。
でも、既製品の並ぶ食卓にありがちな、若干ヤサグレタ雰囲気。
それとは無縁。 手製の漬け物の酸味は絶妙。卵焼きも旨い。
本当に美味しい朝食。
旅先の民宿でありながら、この後、「行ってきます!」と行って出かけたくなるような、そんな毎日でも食べたくなる理想の朝食。 -
障子の隙間から見える景色。
-
深い感慨の記憶は無い。
残りの行程を「こなす」事にうんざりするのでも無く、過ぎ去り行く一瞬を惜しむのでもなく、只、今感じる事に興を覚え、楽しむ
ただ美味しい、ただ綺麗、だから写真を撮る、そんな気分だったように思います。 -
一宿二飯。
今日でお別れ。
この間、宿の人との会話は最低限。 食事中も終始ひとり。
邪魔されない…と言えば聞こえはいいが寂しい気もする。 -
9月の平日。
宿泊客は自分ひとり。
照明は最低限に落とされ、光は自室から漏れるのみの廊下。
共用トイレに向う時、歯を磨きに行く時、正直寂しかった。
だけど、宿は隅々まで手が行き届いている。影が無い。
ただ綺麗と言うのではなく、そこに気配りの「気」を感じる。だから不安感は無い。自分が臆病なだけ。
朝の光に照らされた廊下。
なんだか種明かしされたような気分。 -
宿泊した部屋。
ホテルでも旅館でも民宿でも、部屋を去る時、ふと見渡した時に感じる事がある。
夜、到着した時の整頓された無機質な雰囲気。
一夜過ごして多少なりとも自分流に変わった部屋。
執着は生まれる間もないけど、何かサバサバした気分と同時に一抹の寂しさも感じる。
自分のクセで、「ありがとう」といいながらトントンと柱なり壁を叩いて出て行く。 誰にもヒミツ。 -
一夜、お世話になった部屋。
その部屋の蛍光灯の光は不安な夜から救ってくれたが、陽の光の前には力を失い、カラダは早く外に出たいという欲求を持ち始める。 -
件のポスター。
行かねばなるまいて。見た以上。 -
風呂。
開けられた窓からは隣家の壁が見える。
昨日は全く分からなかった。 -
脱衣所。
-
-
最後の最後。
会計を済ませてから、宿のおばさんと立ち話。
歴史ある宿で、昔は今よりも規模が多きかった事。
布団は毎日干して清潔を保っている事。
若い頃はご主人と世界中を旅した事。
それが今の宿の運営に反映されてる事。
海外のお客さんも見える事。
ご主人は料理が好きだという事・・・。
「電車の時間、大丈夫?」と言われたから…少々話し過ぎたかな?
この時にホヤの話もしたような気がします。
記憶の断片を寄せ集めてもこれくらいしか思い出せない。
もっと沢山話したのに。 -
早朝ウォーキングの時、助けてくれた恩人。
帰りに名物「くじら餅」を購入しました。
その他、ほんの数点だけど恩返しのつもり。 ほんの僅かだけど。
本当にありがとうございました。 -
「う、旨い! 今時合成食品じゃない本物のラーメンが食べられる店があるなんて・・・!! ねぇ、メーテル!!」
星野鉄朗がそんな事を言ってラーメンを啜ってる…そんな想像をしてしまう名前。 -
-
東北地方に来ると。長編成の貨物列車と時折遭遇します。
視野の開けた風景の中の貨物列車は絵になる。
石巻線から気仙沼線への乗り換え駅、前谷地。
跨線橋から見た貨物列車は勇壮でした。 -
少し前にココに飛び乗って、結果列車を止める事になった大学生のニュースがありました。
でも、これって誰もが抱く「夢」じゃないですか?
やってやれないことはないけど・・・やれない。
やったらどうなるか。(列車のダイヤが乱れて迷惑。)
やっみたらどうだったか。 (怖かった。怖すぎて降りちゃった。)
それを知らしめた彼らの行動に意味はあったと思います。
夢はひとつ消えたけど。 -
今日はこれから青森市へ。
和船を集めた博物館へ寄ります。
その後はいよいよ北海道へ! 最後の宿泊地、洞爺湖温泉が目的地です。
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