酷寒のヨーロッパで年を越すタビ（3）

2010/12/30 - 2011/01/05

「年末を海外で過ごす人々の出国ラッシュがピークを迎え…」というニュースを毎年自宅で聞く度に、一度くらいは海外で年越し、しかもカウントダウンを体験してみたいと思っていた。そんな思いから始まった旅。
底冷えのヨーロッパを、一週間で3都市を巡る駆け足旅となった。

■日程
☆12/30　東京→ミュンヘン経由→ベオグラード
☆12/31　ベオグラード→フランクフルト経由→ベルリン
★1/1　　ベルリン→ポツダム→ベルリン
☆1/2　　ベルリン→プラハ
☆1/3　　プラハ→チェスキー・クロムルフ→プラハ
☆1/4　　プラハ→フランクフルト経由→
☆1/5　　→東京


3日目は元日。ベルリンの博物館島からブランデンブルク門へと歩き、
ポツダム、再びベルリンと世界遺産を巡り歩く。

エリア ポツダム(ドイツ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

6時半頃起床。
外はまだ真っ暗だが、前夜の続きか、遠くに花火や爆竹の音がする。


8時頃レストランへ。
クロワッサンや白ソーセージも美味しかったが、ヨーグルトが絶品！

外は祭りの後の雰囲気。


風が強そう。

部屋に戻って一服してから出発。


道には爆竹の欠片が落ちていた。

こういう落書きは結構好き。

祭りのあと・・・。

博物館島が見えてきた。
画像はボーデ博物館。

さすがに元日は休み。

路地をトラムが抜ける。

旧ナショナルギャラリー。

雪景色にそびえたつベルリン大聖堂。
元日ながら観光客が訪れていた。

?5払って中に入ってみることに。


天井ドームは114mの高さがあるとのこと。

博物館島からUnter den Lindenをブランデンブルク門方面へ歩く。
歩道が凍っており、歩きにくい…。

ベルリン市街を流れるシュプレー川も凍りついている。

ベルリンには天使の像が多い。

博物館島から20分程歩くとブランデンブルク門が見えてくる。


前日夜の撤収作業が行われていた。

「静寂」


ここなんだろう？

そっくりさん劇場、らしい。


案内のおねえさんがいい視線くれてます。

Uバーン55号線がブランデンブルク門からベルリン中央駅をダイレクトで繋いでいる。
やけに建物が新しいと思ったら、2009年開業だそうな。

のっぺりとした顔をした車両。

ベルリン中央駅からRE(快速)に乗って約25分でポツダムへ。

ポツダム駅から695番バスに乗り、サンスーシ宮殿下へ向かう。


バスが途中に通ったオランダ人街は赤レンガが美しかった。
時間の関係で寄れなかったが、次回は寄ってみたい。

オランダ風の風車がお出迎え。

サンスーシ宮殿。


13時30分からの音声ガイド付きツアー(?8)と、写真撮影用チケット(?3)を購入。
写真撮影用チケットはカメラに引っかけておくタグのようなものだったが、無くてもよかったかもしれない。

時間まで辺りをブラブラ。


ここは写真でよく見る階段温室(ジャガイモが植えられているとのこと)だが、一面の雪で何にも見えない…。

時間になったので受付へ。

この音声ガイドマシンを渡される。
係員が「キューバンデス」と繰り返すので何のことかと思ったら、日本語の音声は9番のボタンを押せ、ということだった。

サンスーシ宮殿はフリードリッヒ2世の私邸。
「楕円の間」「大理石の間」などの名前の付いた12部屋を順に見せてくれる。

なんだこりゃ？

この方がフリードリッヒ2世。

そしてこれが、アンディ・ウォ−ホールの描いたフリードリッヒ2世の像。

バスでポツダム駅へ戻り、駅のケバブ屋で遅めの昼食。

次の目的地、ベルリンのモダニズム集合住宅群の最寄駅であるBlaschkoalleeには、シェーネフェルド空港経由のSバーンが便利なのだが、あいにくいい時間の便がない為、SバーンとUバーンを4本乗り継いで向かう。約1時間強。

Blaschkoallee駅はごく普通の地下鉄の駅。(一応)世界遺産の最寄駅であるしるしが何一つ見当たらない。


仕方なく、駅の掲示されている道路地図を頼りに約7分。ようやくたどり着く。

「ベルリンのモダニズム集合住宅群」は、1913〜1934年に建てられた、ベルリン市内6か所にある大型集合団地の総称。


ここはそのうち「Großsiedlung Britz」と呼ばれる場所。表現主義の建築家ブルーノ・タウトの設計によるもの。

築80年ほど経っているとは思えない斬新さ。

今でも普通に人が住んでいる。

上から見ると馬蹄の形をしている集合住宅、Großsiedlung Britz
Hufeisensiedlung。

中に回り込んでみた。

一通り満喫して再び駅へ。


しかし、観光客らしき人は我々以外には誰もいなかった。

駅のそばで見つけた不動産屋。


世界遺産に住めるかも！

11年前に行ったシェーネフェルド空港にも寄ってみたくなり、Uバーン7号線でRudowへ。


地下鉄の窓にはこんな飾りが。

Redow駅から171番のバスに乗り換えて空港へ。

11年前にベルリンに来た際、暇を持て余して訪れたのがこの空港。
当時はあか抜けない、東欧の香りがプンプンする空港だったが、今はLCCのAir Berlinが本拠地にしており、客足が絶えない。

この空港が拡張され、今のテーゲル空港を吸収する形で2012年に「ベルリン・ブランデンブルグ国際空港」としてオープンするとのこと。


11年前にこの空港に来た際に展望デッキへ行ったのだが、デッキの入口に飛行機搭乗時のようなセキュリティチェックがあって驚いた覚えがある。


今回も行ってみたが、展望デッキは施錠されて入れなかった。残念。

空港からSバーンの駅へ向かう通路にあったeasy jetの看板。


都市とイラストが合っていて面白い。

これはテッサロキニ。

これはベネツィア。リゾート地ってことね。

シェーネフェルド駅で列車を待つが、年末年始の特別ダイヤのせいか、全く列車が来ない。


30分ほど待ち、Sバーンを乗り継いでベルリン中央駅へ。
少し買い物をする。

Friedrichstrasseの駅へ戻ると、駅の高架下にベルリン名物カリーヴルストを売るスタンドが！
さっそく買って(?5.5)、ホテルに持ち帰って食べる。美味い！


この日は疲れもあってか21時ころ就寝。
明日はプラハへ移動。


続きは↓
http://4travel.jp/traveler/isms/album/10598242