離島調査団　《粟島編　前半》

2011/08/21 - 2011/08/21

新潟には離島が２つあります。
１つは佐渡。ではもう１つは？

答えは村上の沖に浮かぶ粟島です。

有名な佐渡と違い、新潟県外の人にはなかなか知られていない穴場スポット粟島。
でも、縄文時代から人の住んでいた痕跡があったり、昭和３９年の新潟地震の際は、震源が近く島全体が１．５ｍほど隆起したりと、いろいろ興味深い島なんです。

そんな粟島をいざ調査!?

エリア 村上・岩船(新潟)

粟島へは村上にある岩船港から高速船もしくはフェリーで向かいます。

勿論時間は、高速船が５５分でフェリーが９０分と圧倒的に早いのですが、料金はその分高く設定されています。
また、島民以外は基本的に自動車の持込が出来ないそうです。

粟島 自然・景勝地

岩船港を出港していざ粟島へ。

時速４０キロ位だとは思いますが、フェリーと違い海面が近いので、もの凄く速く感じます。

粟島 自然・景勝地

揺れもなく、快適な航海で粟島港に到着。

各民宿の方々が出迎えに来ています。

今日、お世話になる民宿は島の反対側の釜谷地区なので、我々も迎えの車で島の反対側へ向かいます。

粟島 自然・景勝地

港には発電所もありました。

調べて見ると粟島の電力は本土とは独立しており、ここの発電所で全てをまかなっているようです。
また、余剰の電力も本土へは運べないとのことで、電力不足とは無縁の島なんだとか。

粟島 自然・景勝地

島を横断して到着した釜谷地区。
世帯数３０ほどの小さな小さな集落です。

ここが地区のメインストリート。

食堂が１件と売店が１件、他にお店はありません。

小さな港。

釜谷地区の海水浴場です。
島の玄関・内浦地区と比べてこちらは砂浜がありません。

今日は曇り空ですが、何人かの子供が泳いでいました。

この階段を登ると、神社があるようです。

鮭が吊るされていました。村上で見たのと同じでしょうか。
あ、でもお腹は全開だ。やっぱり武士とかとは無縁なんかなぁ。

鳥居をくぐって。

高台からの眺め。いい景色だぁ〜。

足を伸ばして島の端へ。佐渡が見えます。

意外と近そうです。

ちょっと秘境感も漂います。

どこを取ってもいい眺め。

いい味出てます。

２キロほど散歩して、釜谷の集落に戻って来ました。

散策を終えて、昼食です。

地区で唯一の食堂、食堂かもめへ。
おばあちゃんお一人でやっている味のあるお店でした。

メニューは基本的に数種類のラーメンとカレーのみ。
その中で磯ラーメンを頼んでみました。
さざえ、たこ、わかめ、ぎんばそうが入ったラーメンです。
まぁ、味を語るのは野暮ってもんかもしれません。

かもめ食堂 グルメ・レストラン

泊まった民宿源左ェ門さんの部屋からの眺め。

新潟地震まではすぐ前が海だったそうですが、島全体が隆起した為に海岸線まで１０ｍほど奥まった位置になったしまったそうです。

ラーメンを食べてお腹一杯になった後は、宿で暫し休憩して海水浴を。

少々涼しい気温でしたが、きれいな海を思う存分満喫出来ました。

夕食は魚尽くし。

鯛の塩焼きに煮付けにさざえ、イカフライにと盛り沢山です。

絶品のお刺身。特に名産の鯛は身が締まっていてプリプリ、それでいてすぐに噛み切れる柔らかさ。

今まで食べた中で一番の味でした。

釜谷で唯一の商店「きんべい」さん。

お土産、お菓子、飲み物、アイス、花火に軽食などを売っています。
営業時間は夕食時を除いて結構遅くまで開いているようで、夜になると雰囲気があります。

初日は、ここで購入した花火を楽しみ終了。