HALノールダムで西地中海クルーズ7泊８日（2011年夏）⑦パレルモ

2011/08/05 - 2011/08/05

クルーズ7日目は最後の寄港地、シチリア島のパレルモです。

かつて、この地を訪れたゲーテが“世界一美しい街”だと言ったそうですが、確かにその複雑な歴史が建築様式の多様さとなって街の独特な佇まいを生み出していて、とても魅力的かつ印象的です。


①ローマ～乗船
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10590459/
②ポルトフィーノ
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591066/
③カンヌ
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591151/
④バルセロナ
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591209/
⑤終日航海日
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591335/
⑥チュニス
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591524/
⑦パレルモ
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591584/
⑧下船～ローマ
　http://4travel.jp/traveler/kurakura2001/album/10591722/

エリア パレルモ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝霧にかすむ海の向こうにシチリア島が姿を現します。

三方を急峻な山に囲まれた天然の良港のパレルモが近づきます。

パレルモへの入港は朝8時15分。
着岸する桟橋は市街地の目の前という好立地です。

桟橋の対面にはブルー・ドゥ・フランスという客船（プルマントゥールクルーズ、3万7000トン）が停泊中。

フェリーも何隻か停泊中。ローマやナポリと結んでいるフェリーと思われます。

早速、市街地へ向けて歩き始めます。

写真は、市の中心部にあるL.ストルツォ広場に面したポリテアマ劇場。マッシモ劇場より6年早い1891年のこけら落としでは、ヴェルディの「オテロ」が演奏されたそうです。

こちらがマッシモ劇場。1897年完成。
正面階段が『ゴッドファーザー?』であまりにも有名になった。

マッシモ劇場内部。

パレルモもこうした路地が縦横に走る、地中海都市。

旧市街の中心部、クアトロ・カンティ。

単なる交差点ですが、交差点に面した４つの建物がすべて隅切りされ、噴水や装飾が施されているため、何となく広場のような雰囲気です。

クアトロ・カンティから一本裏手に入ると、古いというか、崩れそうな街路へ。

そこを抜けるといきなり庶民的な市場が出現。
バッラロー市場です。

青果店、鮮魚店が軒を並べます。
どことなく、ヨーロッパの市場というより、中近東、あるいはアジアの市場っぽい雰囲気も漂う。

カタツムリ？が大量に売られていました。

街のそこかしこでへたりこんでいる犬達を見かけます。飼い犬？野良犬？

ノルマン王宮。
パレルモは12世紀以降、ノルマン人によって支配されました。もともとアラブ人によって9世紀に建設された城塞を宮殿として改装したものです。

王宮内にあるパラティーナ礼拝堂。

金色に輝くモザイク群は、キリスト教美術有数の傑作とも言われる。
確かに息をのむような絢爛豪華さです。

王宮の入り口にあるヌオーヴォ門。
1583年建立で、ルネサンス・アラブ・ノルマン混合様式の不思議な門です。

途中で小腹がすいたので目についたバールに入りました。
観光客よりは地元の人たちが、エスプレッソを立ち飲みしたり、ピザを立ち食いしたりしているバールです。

ここで食べたピザが安くてとても美味しかった。

あと、写真はないがアイスクリームも大変美味。妻はシチリア名産のピスタツィオのアイスクリームを食べましたが、ナッツの味が濃厚でお勧めだそうです。

こちらも多様な建築様式がミックスした大聖堂（カテドラーレ）。
12世紀にあった小さな教会をアラブ人がモスクとして改築、その後、ノルマン人がキリスト教会として再改築。その後も改築が繰り返されてきたそうです。

この日は結局、港からパレルモ市内の往復すべてを歩きました。
たぶん全部で10kmくらい歩いたと思います…暑かった。

船に戻ったのは3時半くらいだったか。

夕方5時、ノールダムはパレルモ港を出港します。

次第に離れていくシチリア島。
またぜひ訪ねたい島です。

これが今回のクルーズ最後のディナーです。

いつもよりもふた品多く、前菜の前に、シェフのアミューズ（写真なし）とシェフのサラダが出てきました。

前菜。

ヤギのチーズ？をパイ生地のようなもので包んだ料理。

サーモンとアボカドを使った前菜。

スープはロブスタービスク

メインにはエビのガーリックソテー

牛ひれ肉のステーキ

デザートはベイクドアラスカ。
外側をメレンゲで覆ったアイスケーキで、チェリーソースがかけられている。意外に甘すぎず美味しい。

最後のディナーということで、船のスタッフ達が歌や踊りで盛り上げます。

食後は、10階最前部のラウンジ、クロウズネストで静かな演奏を聴きながら、クルーズ最後の夜を過ごしました。