2011/07/06 - 2011/07/06
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raicoさん
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水納島でググるとまず出てくるのは、本島のちゅら海水族館に近い「水納島」。
でもここは、宮古と石垣の中間に位置する多良間島の北8KMのところにある同名の「水納島」。
昔は集落も存在したようですが、今は宮国さんというご家族一世帯のみが
在住しているようです。
かねてから一度行ってみたいと思っていた水納島。
絶好の天気にも恵まれ、俗世間と隔絶された海と砂浜の
美しさに思わず「こっちのほうが天国に近いんぢゃない?」
と思ってしまうほどでした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
水納島には定期船なるものが存在しません。
渡るためにはチャーター船しか方法がないため
在住の宮国さんに迎えに来てもらう方法が一番
ポピュラーですが、今回は多良間島で宿泊している
「はまさきマリンサービス」の水納島ツアーへと参加しました。 -
この船をあやつるはまさきマリンサービスの
お父さんは実は、水納島に在住している
宮国さんのお兄さんです。 -
エメラルドブルーに輝く海を渡り
いよいよ水納島へ出発です。 -
途中おとうさんが、今ならここで泳げるから
とシュノーケリングを楽しみました。
水納島周辺はかなり潮の流れが速いため
状況を知った人でないと危険であるとの事。
それにしても見事なサンゴの森。 -
砂浜が見えてきた場所でシュノーケリングをしながら、島に上陸するのだと思っていた私は、おっ、カメだあ〜
などと流暢に泳いでいるとサンゴの森は消え船は
はるかかなたに。でも、島は徐々に近づくものの
まだかなりの距離がある。
困り果てたわたしは大声でお父さんを
呼び助けてもらいました。
「ダメよ〜船から離れたら!」
そうなんです。
以前見た水納島旅行記で船が接岸できないため
途中から船を降りて海の中を歩いたという事が
頭にあったため「泳いで上陸」と勝手に勘違いしていたので
ありました。
お父さんすみませんでした(汗) -
周りを見渡しても広がるのは透き通った
あまりにも美し過ぎる海だけ。 -
ようやく水納島が近づいてきました。
上陸するのは「はまさき」と呼ばれるところ。 -
そう。この場所が宿の名前になっている
「はまさき」というビーチです。 -
念願の水納島初上陸です。
-
島からアーチ型にせり出した砂浜に囲まれた「はまさき」は
絶景。 -
-
どこから流れ着いたのか、大きな流木が一本。
-
ここでも、ビーチにきたらお約束の
ケロケロがお出迎え。 -
対岸には多良間島が見えますが
本当にこの辺りの島はサンゴ礁が
隆起してできたため平べったい。 -
細かい粒子の真っ白な砂にシルクの
布をかけたような美しい波。 -
何もないこのビーチで発見した
人工物。
そうですごみは持ち帰りましょう。 -
アーチ型にせり出した砂浜にあるのは
我々の足跡のみ。 -
そこにカモメが3羽飛んできて。
-
にっこり笑ってくれた芸術作品(笑)
-
小高くせりあがった砂浜には、もう一つの足跡が
そうです、これはウミガメが上陸した証拠。 -
-
雑音のひとつもない南の島はまさに
絶景。
恐らく今まで見た中では一番美しいと思える
海と空の色。 -
そんなビーチにも漂流物は多数。
流れ着いていたのはロシア製のウオッカの
空き瓶。 -
島で最も美しい「はまさき」お父さんが
宿の名前にするのも納得の美しい
場所でした。 -
-
また、船に乗り込み今度は港を目指します。
-
-
というわけで、水納島港に到着。
-
上陸すると、ン?これは・・・
そう、ここには野生のヤギが沢山いる様子。 -
集落の入り口には、御嶽。
-
入り口からはフクギに囲まれた一本道が続きます。
-
フクギを抜けると集落が見えてきました。
-
道路の左手には広い空地があり
ここが元、小中学校があった
跡地の様子。 -
ここが在住の宮国さんのお宅。
どうやら、本日は留守の様子。 -
島の真ん中を通る一本道を歩いていくと
電線の復旧をしている作業員の皆さんが。
ここ水納島には電気と電話は海底ケーブルを
通じてつながっているようですが、水道は
天水を利用しているらしい。 -
水納島灯台をめざし歩いていると
行く先にはもう誰も住んではいない
廃墟が数軒。 -
家の周りには砕け散った赤瓦だけが
散乱していた。 -
灯台を探しつつ歩いていたら海に出てしまった。
-
残念ながら、こちら側のビーチには漂流ごみが
沢山散乱していました。
8月には宮古島在住の知人たちが有志をつのり
ビーチクリーンを行うらしい。 -
でも、やっぱり海の美しさは極上。
-
-
-
-
-
島の南側に周ると今度は、遠くに石垣島が見えてきました。
-
このあたりで、恐らく島の周囲を半周くらい
したと思われる。 -
無駄に泳いだシュノーケリングと暑さの
おかげで疲労もピークになったてきた。
ここから先は岩場になるため、一旦島の中の
アダンの林の中を歩く。 -
木々のなかは日陰だからちょっと涼しい。
島めぐりには水分補給は不可欠です。 -
また、ビーチに出る。
とにかく、あぢ〜〜 -
そうしてようやく、出発地点の港に戻りました。
-
日陰にまわり、昼食タイム。
はまさきのお父さんは港に我々を
おろした後、一旦多良間島へ帰り
漁師を2名連れてくるとのこと。
13時半の待ち合わせまでのんびり。 -
そうこうしているうちに、船が迎えに来ました。
-
そして、我々はこれから追い込み漁に向かうとの事。
のんきに、船へと向かう我々。 -
船に乗っていたのは地元の漁師さん!
こりゃあ、ホンモノだあ〜(爆)
寡黙な猟師さん同士が話しているのは
多良間の言葉。
私たちには何を話しているかもわからず。
とにかく船はどんどん先に進んでいく。 -
船はさっきの「はまさき」を通り過ぎ
潮の引いた浅瀬を目指します。 -
さっき歩いた石垣島の見えるビーチの沖あたりに
突如現れる干潟。
沖縄ではこういう場所を「イノー」と呼ぶらしい。 -
島の周りに現れるイノーをお父さんが延々と歩き
魚のいる場所を探します。
魚が発見されると船でスタンバイをしている人
達が網をもってイノーに向かいます。 -
延々と歩き続けるお父さんを遠くから船で
追いかける。
ようやく魚発見。干潟ギリギリの場所にアンカーを
打ちます。 -
どうやらアンカーの位置が悪いようで、
○×△※アガッ!!
現地の言葉で何かを叫んでいる。
多良間の人の言葉はホントに理解不能。
でも、何か怒っていることはわかりました。 -
追い込み漁は海に二人で網を張って
陸の2方向から網に向かって人が
ばしゃばしゃ走り魚を追い込む漁。 -
追い込み漁の手伝いをした旦那は
この浅瀬のサンゴを踏み潰してもいいのか
迷っていたようでモタモタと追い込んでいる。
それじゃ、そっち側から魚が逃げてしまうでは
ないかとハラハラ。
皆さんにとっては生活なのですぞ。
ばしゃばしゃと早く追い込まないと。 -
一回の追い込みでこんだけの魚が。
都合これを3回繰り返した。
一回に取れた魚は、めざしのように
紐に通されクーラーボックスに入れる。 -
収穫したシャコ貝と魚を早速船の上で頂く。
多良間では刺身を酢醤油で食べる。
ナイチャーの私たちのために
わさびも常備。
でも、イラブーチャのような白身は
酢醤油のほうが美味。 -
日は沈む様子もなく時間の感覚も
あまりない。
この明るさで夕方の6時ごろ。 -
つかまえた魚は、すべて船の上で手早く
ウロコを取る。
ブダイの固いウロコはビスのようなものを
打ち付けた板でガリガリと。
ものすごい揺れの船の上での手早い作業に
ひたすら感心。 -
19時近くになると空もすこし
赤らみはじめました。 -
船はものすごいスピードで波を切りながら
多良間島へと帰ります。
もはや揺れというレベルではなく
ドーンドンと床にたたきつけられるような感じ。 -
港に着いたのは19時半。
-
雲に隠れながら沈む夕日を後に
宿に向かう。 -
宿に着くと三日月と夕暮れの美しい空が迎えてくれました。
本当に有意義な1日でした。
水納島の美しい風景がこれからも続きますように。
長くお付き合いいただきありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- すずかさん 2011/08/07 16:22:28
- これはすっごい!
- raicoさん、こんちは。
これは本気ですごい!!
この海の綺麗さパネーっす。
水納島って本島のそばにもありますよね?
そっちかと思ったら、多良間島の先の水納島とは!
さすが沖縄通のraicoさん。
地元の漁師さんの会話、絶対わかんないですよね・・・・
多良間の言葉って「ぼうちゃ」しか知らない(^^;
そして釣りたてすぐにおろしてくれた刺身。
新鮮なものを新鮮なうちに。
これぞ、まさに一番のごちそうですよね☆
もう少しお休みが取れたら、いつか多良間と水納島行ってみたいです!
あの海がみたい!!
ほんでは、またお邪魔しますね〜〜
すずか
- raicoさん からの返信 2011/08/08 22:50:28
- RE: これはすっごい!
- すずかさん
こんばんは〜♪
遊びに来ていただきありがとうございます^^w
> これは本気ですごい!!
> この海の綺麗さパネーっす。
世界は広いのでこの先にどんな海があるのか
わかりませんが、とにかく最高のびゅてぃふぉ〜の
青が広がっておりました。
> これぞ、まさに一番のごちそうですよね☆
うしし。そうなのですよ。
最高のロケーションがまたサカナを美味しくしてくれました。
シャコ貝の肝、イケますよ〜
昼間は多良間の言葉でしか話さない海の男達も、夜にはないちゃーにもわかる言葉で優しく話しをしてくれました。
毎日宿にゆんたくに来るお父さん曰く。
「前の晩に呑み過ぎて、翌日の夜に酒の話を聞くだけでも
気持ちが悪くなるのよ〜、でも一度吐いたらサ、これがまた
呑めるのよ〜」
恐らくDNAレベルで肝機能が違うのかもしれません(爆)
でも、何もない島がきっと最上の青を演出してくれるのかも
しれません。
9月はどこかにリベンジでしょうか??
すずかさんの、素敵な旅行記をまたまた楽しみにしていますね〜
raico
-
- ウサギさん 2011/08/02 21:45:08
- みんな島
- raicoさん
オプショナルツアーのチラシで「みんな島」っていうフレンドリーな表記を目にしてしまって以来、もっと手垢のついた感じのビーチを想像していたんだけど。
この美しさ!
泳いで上陸、は願望でもありそうな感じですね。
夏らしい青のステキな風景を堪能しました。
自分の目でも見てみたいです。
ウサギ
- raicoさん からの返信 2011/08/03 23:18:41
- RE: みんな島
- ウサギさん
こんばんは〜
うんうん。「みんな島」で検索すると
クロワッサンアイランドなる美ら海水族館近くの島の
情報が表示されるようです。(でも、行ったことないんです><)
今回、私が行ったのは宮古と石垣の中間にある多良間島から行く
「水納島」という「ほぼ無人島」でした。
中部に泊まるのなら、古宇利島は橋でつながっていて
綺麗なところだったので時間があったら行ってみてね!
raico
-
- けーしちょーさん 2011/08/02 21:31:13
- なんか・・・
- 海の色がオカシイってくらい青いねぇ。
しばらく海の写真に見とれてしまいましたヨ。
誰もいないのがいいけど。
みんな、引っ越していってしまったのかなぁ。
天国で生活するのも楽ぢゃないんだ。きっと。
けーしちょー拝
- raicoさん からの返信 2011/08/03 22:53:01
- RE: なんか・・・
- こんばんは〜
> 海の色がオカシイってくらい青いねぇ。
私が見た海の中では、No1と言えるランドスケープ。
宮古ではあの色を見せたかったのに〜〜
でも、オートで撮影していると青と砂浜のコントラストはあまりにも
明るすぎて露出が正しく制御できていないようです。
そして、PCのモニタによっては青の表示が
かなり違うのでより不自然に見えるかもしれません。。
この日は丁度、宿のお母さんの家の100日の法事があって
訪れる方に刺身を振る舞うための追い込み漁でした。
小さい島は、一日中法事を行うようで
法事に来てね〜といわれたのでお線香をあげに
伺うと親族は「天ぷら」と呼ばれる芋と魚の
フリッターと大福を平べったくしたような御餅を
振る舞っていました。
床の間には一升ではなくとても大きい瓶の泡盛が
数本。仏壇ではない、沖縄式の祭壇からは
こちらでいう「おごそか」と言う感じではなく
皆で「にぎやかに」今にも踊りだしそうに
というポジティブ法事でした。
晴れ女いつかいこ〜よ^^
raico
-
- ヤッシーさん 2011/08/02 19:34:39
- 今度は泊まってみたい水納島
- raicoさん こんばんは
私より長い時間水納島に滞在していたようですね。
私の時は波の高さもあって早めに帰ったのですが・・・
しかも漁もできていいな。
私の旅行記のためにシュノーケルで上陸と勘違いしたようで(笑)
でウミガメの写真は?
すべての有人離島に行きましたが、ここ水納島が一番だと思います。
特に海の中は最高ですよね。
ビーチの景色も日本とは思えないです。
宮国さんも元気のようですね。
多良間島にもまた行きたい!
当然ゲストハウスはまさきに泊まりたい!!
ヤッシー
- raicoさん からの返信 2011/08/03 22:18:49
- RE: 今度は泊まってみたい水納島
- ヤッシーさん
こんばんは。
> 私より長い時間水納島に滞在していたようですね。
> 私の時は波の高さもあって早めに帰ったのですが・・・
> しかも漁もできていいな。
天気も良かったのとお父さんの奥さんの家の法事が
あってどうしても魚を取らねばならないという
事情でこんなことになったようです(笑)
>
> 私の旅行記のためにシュノーケルで上陸と勘違いしたようで(笑)
> でウミガメの写真は?
そうですそうです。あの旅行記をうらやましく拝見したことが
トラウマで水納島って接岸できないと勝手に思っておりました。
ハイ、カメは泳いでいると結構早いのですよ〜
よって撮影はできませんでした><
でも、伊良部でダイビングをしているとき
カメの動画を撮影していたら危うく自分が
竜宮城に行きそうになりました(笑)
数年越しの思いがようやく実現して本当に
水納島の素晴らしさに感動しました。
> 宮国さんも元気のようですね。
> 多良間島にもまた行きたい!
> 当然ゲストハウスはまさきに泊まりたい!!
お父さんはとっても元気ですよ。
毎晩、近所の人たちが集まりゆんたくでした。
水納島も毎年宿泊する家族やら、結婚式をした人も
いるようです。
お父さんの作る、魚100%天然かまぼこも
とてもおいしかったです。
ハイ。私もすべて行ってはいませんが
水納島の美しさはNo1だと思います。
今度は是非水納島に宿泊レポしてみてくださいね!
raico
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