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 写真の整理に苦慮したあげく、「美術館と夕景」って、まとめ方に至りましたこと、お許しくださいませ。<br />今までの一人旅では、心配性で、体力のない私としては、朝夕は、ホテルでまったりと過ごして、昼間に町歩きをする、というパターンでした。でも、写真の云々を少し勉強すると、撮影には、朝早くか夕暮れ時がもっとも美しいと分かりました。<br /><br /> それで、バレンシアでは、早朝6時前ぐらい、まだ街灯の灯りがついている頃にうろつきました。フロントで、「こんなに朝早くに歩いても大丈夫かしら」と問うと、「もう、通勤の人が動く時間だから、大丈夫だよ」とのことでした。たしかに、足早に出勤する人も多く、恐怖感はありませんでしたが、ホームレスが寝ているのやら、広場では、学生デモの何人かが集まっていたり、黒人難民たちは、行商前に仲間でくつろいでました。そして、ちらほらとホームレスがうろついていて、パトカーも二台見かけました。<br /> う〜ん、スペインの経済危機の諸相は、あちこちで目に飛び込んできます。そんな中、熱心にアレコレ撮影していたら、二度ほど、ホームレスに怒鳴られてしまいました。でしょうね。失業率20%で、職もなくうろついている人にしたら、お気楽に一眼レフをふりまわしていたら、苛立つことでしょう。<br />というわけで、苦労して写した、明け方とか夕暮れの写真を入れたいと思います。<br /><br />残りの半分は、バレンシア美術館のものです。<br />ここ、入場無料というので、たいしたことないのだろう、と思っていましたが、なんのなんの素晴らしかったです。私の大好きな、祭壇画や、古い宗教画、何点かは、エルグレコ、ゴヤ、ボッシュなどの絵もありました。受付の人が、とても親切だったので、そこで展示場のエリアがどこからどこまでかを尋ねたのですが、それがよかったです。<br />メインの会場以外に、右奥の階上に、バレンシア出身の画家のエリアがあり、ここ、奥まっていて、薄暗くて、なんだか隅っこに追いやられた、というスペースなのですが、なかなかインパクトのある絵がたくさんありました。<br /><br />考えたら、私のホテル、ソローリャ・セントロというホテルでしたが、バレンシアといえば、ホアキン・ソローリャという画家の出身地であり、昔々にマドリードで、ソローリャの美術館に行き、いたく感動したのでした。(なら、覚えてろよ、自分)<br />このエリア、ほとんど人が到達せずに、数人の熱心な人が見ていただけでした。名も知らぬ画家が多かったですが、バレンシアの歴史の中での名作が並べられているようで、このエリアがもっとも気に入りました。<br />皆さんも、行かれる時に、ここをお見逃しなきように。<br />

スペイン30日、9都市めぐり 14. バレンシア3 美術館と夕景 Valencia

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2011/05/18 - 2011/05/18

116位(同エリア266件中)

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まりあ

まりあさん

 写真の整理に苦慮したあげく、「美術館と夕景」って、まとめ方に至りましたこと、お許しくださいませ。
今までの一人旅では、心配性で、体力のない私としては、朝夕は、ホテルでまったりと過ごして、昼間に町歩きをする、というパターンでした。でも、写真の云々を少し勉強すると、撮影には、朝早くか夕暮れ時がもっとも美しいと分かりました。

 それで、バレンシアでは、早朝6時前ぐらい、まだ街灯の灯りがついている頃にうろつきました。フロントで、「こんなに朝早くに歩いても大丈夫かしら」と問うと、「もう、通勤の人が動く時間だから、大丈夫だよ」とのことでした。たしかに、足早に出勤する人も多く、恐怖感はありませんでしたが、ホームレスが寝ているのやら、広場では、学生デモの何人かが集まっていたり、黒人難民たちは、行商前に仲間でくつろいでました。そして、ちらほらとホームレスがうろついていて、パトカーも二台見かけました。
 う〜ん、スペインの経済危機の諸相は、あちこちで目に飛び込んできます。そんな中、熱心にアレコレ撮影していたら、二度ほど、ホームレスに怒鳴られてしまいました。でしょうね。失業率20%で、職もなくうろついている人にしたら、お気楽に一眼レフをふりまわしていたら、苛立つことでしょう。
というわけで、苦労して写した、明け方とか夕暮れの写真を入れたいと思います。

残りの半分は、バレンシア美術館のものです。
ここ、入場無料というので、たいしたことないのだろう、と思っていましたが、なんのなんの素晴らしかったです。私の大好きな、祭壇画や、古い宗教画、何点かは、エルグレコ、ゴヤ、ボッシュなどの絵もありました。受付の人が、とても親切だったので、そこで展示場のエリアがどこからどこまでかを尋ねたのですが、それがよかったです。
メインの会場以外に、右奥の階上に、バレンシア出身の画家のエリアがあり、ここ、奥まっていて、薄暗くて、なんだか隅っこに追いやられた、というスペースなのですが、なかなかインパクトのある絵がたくさんありました。

考えたら、私のホテル、ソローリャ・セントロというホテルでしたが、バレンシアといえば、ホアキン・ソローリャという画家の出身地であり、昔々にマドリードで、ソローリャの美術館に行き、いたく感動したのでした。(なら、覚えてろよ、自分)
このエリア、ほとんど人が到達せずに、数人の熱心な人が見ていただけでした。名も知らぬ画家が多かったですが、バレンシアの歴史の中での名作が並べられているようで、このエリアがもっとも気に入りました。
皆さんも、行かれる時に、ここをお見逃しなきように。

同行者
一人旅
交通手段
鉄道
旅行の手配内容
個別手配

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  • バレンシアの町で、夕暮れ時に歩いた時、信号が多いのに気づきました。たくさんの信号の光が、まるで蛍のように思えて、ぼかして撮影してみました。<br />題して「都会の蛍」です。

    バレンシアの町で、夕暮れ時に歩いた時、信号が多いのに気づきました。たくさんの信号の光が、まるで蛍のように思えて、ぼかして撮影してみました。
    題して「都会の蛍」です。

  • 私のホテルの部屋から見下ろしたところです。<br />角部屋で、窓ガラスがたくさんあり、小さなバルコニーまでついている部屋で、とても心地よく過ごしました。<br /><br />ホテルの周辺は、テラスレストランがたくさんある地域で、食べるのに不自由はしません。(と言いながら、このエリアでは、なぜか食べずじまいでした)

    私のホテルの部屋から見下ろしたところです。
    角部屋で、窓ガラスがたくさんあり、小さなバルコニーまでついている部屋で、とても心地よく過ごしました。

    ホテルの周辺は、テラスレストランがたくさんある地域で、食べるのに不自由はしません。(と言いながら、このエリアでは、なぜか食べずじまいでした)

  • この日は、朝起きて、まだ街灯がともっていることを確認して、大急ぎで出かけました。

    この日は、朝起きて、まだ街灯がともっていることを確認して、大急ぎで出かけました。

  • カテドラル広場の一角に、向こうから金色の光が漏れてくるところがありました。奥には入れなかったのですが、柵のすきまから、必死で向こうの光を捕らえようと撮影していたら、背後にホームレスがしのびよってました。<br />そして、私に手を出して、物乞いをするのです。でも、周囲に誰もいないところで、怖かったので、とにかく無視して、歩き始めました。<br />そしたら、大声で怒鳴られてしまいました。怖かった。<br />

    カテドラル広場の一角に、向こうから金色の光が漏れてくるところがありました。奥には入れなかったのですが、柵のすきまから、必死で向こうの光を捕らえようと撮影していたら、背後にホームレスがしのびよってました。
    そして、私に手を出して、物乞いをするのです。でも、周囲に誰もいないところで、怖かったので、とにかく無視して、歩き始めました。
    そしたら、大声で怒鳴られてしまいました。怖かった。

  • 次はコンデジの写真ですが、時間とともに、夜が明けて、空がしらじらとなる様子をお楽しみください。

    次はコンデジの写真ですが、時間とともに、夜が明けて、空がしらじらとなる様子をお楽しみください。

  • 美術館は、町の外周にある橋を渡った向こう側にあります。

    美術館は、町の外周にある橋を渡った向こう側にあります。

  • 橋の上の彫刻、芸術へのプロローグでしょうか。

    橋の上の彫刻、芸術へのプロローグでしょうか。

  • 美術館の建物が見えてきました。

    美術館の建物が見えてきました。

  • 祭壇画です。<br />ヨーロッパの絵画、最初は、なんのことがまったく分からなかったのですが、少しずつ経験値をまして、聖書などの知識も増えると、こういう古い絵が好きになりました。

    祭壇画です。
    ヨーロッパの絵画、最初は、なんのことがまったく分からなかったのですが、少しずつ経験値をまして、聖書などの知識も増えると、こういう古い絵が好きになりました。

  • ボッシュの絵も好きです。キリストをいたぶる悪人が、ほんまに性悪に描かれてます。

    ボッシュの絵も好きです。キリストをいたぶる悪人が、ほんまに性悪に描かれてます。

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