2011/06/22 - 2011/06/22
2410位(同エリア4515件中)
flatsunさん
- flatsunさんTOP
- 旅行記73冊
- クチコミ34件
- Q&A回答1件
- 190,195アクセス
- フォロワー2人
2度目のチェコの日々はあっという間に過ぎていき、いよいよ翌日早朝には帰国の飛行機に乗り込まねばなりません。実質最終日とも言える今日は、プラハでやり残す事が無いように街を巡ります。
そして念願の「プラハの江戸っ子屋」へ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
明日は早めにホテルをチェックアウトしなくてはなりませんので、このホテルでいただく最後の朝食です。
初めてお目にかかった、ベリー系果物とクリームのデザート。上に乗っているクリームは甘くないヤツで、ベリーの酸っぱさと共に美味しくいただきました。 -
さて本日は…。
-
やっぱりそんなにする事がありません(笑)
-
再び旧市街広場。
-
平日の朝はそれほど混んでおりませんでした。
-
22番トラムに乗って、停留所[prazsky hrad]で降ります。
[prazsky hrad]はそのまんま「プラハ城」の意味。こちらはプラハ城裏側に位置します。地図で言うとこちらの辺り。
http://goo.gl/WQYEC -
プラハ城表側?は割と混んでいますが、こちらはそんなでもありません。
城方面には向かわず、写真のような感じの綺麗な散策路を歩いてみます。
下の地図で言うと、[The Royal Garden]とある庭園部分と[The Stag moat]とある緑部分の間にある小径です。
http://www.hrad.cz/en/prague-castle/guidepost-for-visitors/index.shtml -
裏側から見るプラハ城。これはこれで、なかなかいい雰囲気です。
-
てくてくと東側に歩いていきます。
が、途中で道がなくなり、城との間にある[The Stag moat]…日本語で言うと「鹿の谷」に降りる形に。
そして再びプラハ城側へ登るというルート。軽くトレッキング、なかなか過酷です。道理で観光客が少ないはずです…。 -
谷を登り切ると、旧登城道に繋がっていました!
-
こちらは旧登城道側の入口。ちょうど衛兵さんの交代式。
-
ここからの眺めもいい感じ。
-
この赤い屋根に、プラハの歴史を感じます。
旧登城道を降りて、プラハの街へ舞い戻ります。 -
初日に空港で買った5日券の効力がそろそろ切れてしまいます。明日の朝、空港に戻るためにもチケットが必要なので、ここで1日券を確保しておきたい。
ということでメトロ入口にある自動販売機にチャレンジしてみました。
まず、欲しいチケットのボタンを先に押します。 -
すると上部モニタに必要な金額(1日券は100kc)が表示されます。
-
この自販機、お札は受け入れてくれません。
1kc,2kc,5kc,10kc,20kc,50kcとコインだったら何でも入るようなので、財布の中にジャラジャラと残っていた小銭をどんどん投入。
残額10kcまで来ました。 -
全額投入完了!
モニタにはチェコ語で「あなたのリクエストを処理してるよ」と書いてあるようです。 -
無事に発券されてきました!次に乗車するときに、このチケットにまた刻印すればOKです。
-
というわけでトラムで移動。こちらのレトロなトラム。
-
…は行き先が違ったのでスルーして、こちらの最新鋭トラムに乗り込みます。
-
トラムをたった1駅であっさり降りて、先日行った国立マリオネット劇場近くにある飲み屋さん「ウ・ルドルフィナ」へ。
-
1階はパブ風、地階がレストラン風になっています。ちょっとお腹も空いてきたので地下へ。観光客らしきお客さんと地元っぽいお客さんとで賑わっています。
-
ウルケルウルケル。
-
今回の旅の定番、マッシュルーム入りポテトスープ。ココはニンニクがバッチリ効いています。おいしい。
-
定番ウトペネッツ。このチェコ名物も色々なお店で食べましたが、漬かり具合や柔らかさ、酸っぱさなど色々な個性が。
ここのウトペネッツは酸味が強め、ソーセージは柔らかめでよく味がしみていて、美味しかったです。 -
プルゼニュで食べて美味しかったグヤーシュを再びいただきます。こちらは割とこってり、そしてボリューミー。満腹になりました。
-
一息ついたところで、2日目にパラディウム内の書店で買った絵はがきを記入します。
切手の糊面に水分を付ける際、ウルケルのジョッキを利用させていただきました(笑)
ウルケル4杯と食事で、666kc。食事が豪快な感じでなかなか美味しかったです。お腹もいっぱいで満足。
※カード使えませんので注意です。 -
「ウ・ルドルフィナ」を後にした我々は、旧市街広場近くのこの通りにやって来ました。ここが次の目的地なのです。時刻は14時45分。
そう、プラハで断トツに美味いウルケルが飲めるという、「金の虎」こと「ウ・ズラテーホ・ティグラ」です!(興奮気味)
※「金の虎」とは…
ガイドブックには必ず載っているであろう、プラハのビールを語る上では欠かす事の出来ない、歴史ある飲み屋さん。今回こそは是非行かねばと思っていたのです。下記に、我々の想像をかき立ててくれた2つの書からの文章を引用させていただきました。
―ビール通のプラハっ子はみんな「ここのビールは美味い」と口を揃え、"常連客ばかり""なかなか座れない""最高のピルスナーがある"など、いろんな情報を教えてくれる。
―まるでクリームのようにこんもりとのった泡が誘惑する。冷えすぎているわけでも、ぬるいわけでもない適温のピルスナー・ビールは、柔らかで甘みがあってコクがある。そして驚くほどのスムーズさで喉を通り抜けていく。
【雑誌pen「No.198」チェコビールは、なぜ美味いのか?】より
―私は飛行場に着いてタクシーに乗ると、いつも運転手さんに「今一番旨いビールを飲ませるところは?」と、きくことにしている。「ウ・ティグラ、ウ・コツォウラ、それにXXXXだな」というのが一番普通の返事である。(中略)…いい店はまだまだあるが、「黄金の虎」にはおよばない。
【千野栄一「ビールと古本のプラハ」プラハの江戸っ子屋】より -
この「金の虎」は開店が15時。
「15時に行かないと席がない」という事で、15分前から様子を窺っていました。通りには同じような様子で落ち着かない感じの方がちらほら。地元の方っぽいおじさまもちらほら。
15時になったところで、地元おじさんズが動き出しました!それに付いていく形で我々(…と同じようにそわそわしていた観光客風の方々)も同時に店に雪崩れ込みます。
共産主義時代には反体制派で賑わっていたというこのお店。一見さんには厳しそうなイメージを持っていましたが、入ってみればそんな事は全くありませんで、にこやかに空いている席に案内していただきました。
座席には「18時から予約」と書かれた紙が。 -
椅子に座るやいなや、1杯のウルケルがすぐさまやってまいりました。この泡のきめ細やかさ!
やや緊張しながら、口を付けてみます…。
う…うまい…うますぎる…(感涙) -
同じテーブルにアメリカから来たというご夫婦、隣のテーブルにはポーランドからやって来たというファミリー。みんな等しく嬉しそうにウルケルを流し込んでいます。
何だかすっかり打ち解けて、お互いに写真など撮り合ってみたり(笑)
ココ「金の虎」のウルケル、味もさることながら、しばらくジョッキを置いておいても泡がなくならないんですよね…。 -
余りに美味しすぎるため、どんどん杯が進んでいきます。空っぽになると、すぐに「おかわり?」という感じで次の1杯を持ってきてくれるので、ますますゴクゴクいけちゃいます。
お隣のご夫婦に「キミたち飲むの速過ぎ!」と突っ込まれました(笑)
伝票には縦線。これが大ジョッキ1杯を表しているのです。 -
伝票の裏側はこんな感じでお店のロゴ入りでした。
-
「チェコでは、コースターをジョッキに載せたらもうお愛想」というウワサを聞いていましたが、初めて実行してみました。まだまだ飲んでいたいのですが、胃にもう入りません…。
お腹いっぱい、幸せいっぱい。 -
お会計を済ませ、名残惜しいながらもお店を後にします。
魔法のウルケルが注がれるサーバーを激写。「これ、自宅に欲しい…」と思いながら帰る人、きっと多数でしょう…(笑) -
とっても満足した「金の虎」。外観はこのような感じであまり目立ちません。ですが、ヒトがどんどん吸い込まれていきます。
[U ZLATEHO TYGRA]
http://www.uzlatehotygra.cz/uzlatehotygra.cz/Pivnice.html -
そして入口の様子。この右側のドアをくぐれば至高のウルケルが待っているのです。
-
「ウ・ルドルフィナ」でビール1.5杯、「金の虎」でビール3杯飲んで割と酔いが回ってまいりました。一旦ホテルに帰ります。
しばしゆっくりして、18時頃からまた活動開始。プラハ最後の夜ですので、演劇をチェックしようかと。
見てみたいシアターが2つありまして、1つは「ラテルナ・マギカ」。映像投影を巧みに使って、演劇とダンスをミックスしたパフォーマンスが売りとの事で、ヤン・シュバンクマイエルの監督した作品もあるとか。
しかし、公式サイトを調べてみると本日は[No programme]…。
[LATERNA MAGIKA]
http://www.laterna.cz/en/ -
もう1つ、ブラックライトを使った劇を上演する「レデュータ劇場」の方はやっているようでした。こちらに向かう事にします。
[REDUTA Jazz Club]
http://www.redutajazzclub.cz/
※ジャズクラブの中の小劇場で開催されます。 -
トラムで劇場近くの停留所で降りたところ、凄まじい土砂降り!傘を差していても全く意味をなさない、都内のゲリラ並みの豪雨でした。
びっしゃびしゃになりながら、何とか「レデュータ・ジャズクラブ」に到着。
受付で「ブラックライトシアター見たいです」と伝えればチケットをゲットできます。1人590kcで現金のみ。手持ちギリギリでした…。危なかった。 -
こちらが会場の様子です。修学旅行かな、学生さんの団体がたくさんいて賑やかでした。
ブラックライトを巧みに使って、無言でパントマイム的なコントが繰り広げられる「ブラックライトシアター」。ここは、1テーマ10分-15分ほどのものが数演目上演されるスタイル。それぞれ随所に笑いどころありで、面白かったです。
19時半スタートで、途中15分休憩を挟み、21時に終演でした。 -
劇場の場所はこちらです。
http://goo.gl/sVruo -
あれだけ降っていた雨も止んでいて、空気も気持ちいいのでしばらく歩いてみます。
戦車とブルドーザーが並んでいる絵が描かれた建物が印象的でした。 -
ヴルタヴァ川を渡ってホテル方面へ。時刻は21時15分頃、徐々に日が落ちてきました。明日にはもう去らなくてはならない、プラハの光景を目に焼き付けておきたいところです。
-
やや感傷的な気分などになりながら、写真を撮りつつゆっくり橋を渡っていたら…、急に綺麗な夕焼けが!
赤い空をバックにプラハ城が一際情景的に浮かび上がり、それが静かな水面にも綺麗に映って、しばらくこの美しい景色に目を奪われてしまいました。
プラハ最後の夜に、とても心に残る風景に出会えました!
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
45