ぷらっと日帰り平泉 2011

2011/06/12 - 2011/06/12

世界遺産もまじかであろう？という平泉に行ってみました。実は、JR東日本パスという切符が販売されたせいもありますが。毛越寺の浄土庭園に、やはり中尊寺金色堂は一回は行ってみる価値のあるすばらしいものでした。

エリア 平泉(岩手)

• 交通手段: 新幹線 JRローカル

去年は、旅行に金を使いすぎて金欠なこの頃。。。

しかし！「JR東日本パス」なる救世主登場！！

１万円で新幹線も特急でも乗り降り自由な切符。東北へわずかでも支援という意味合いもあり、今年相当話題になるであろう「平泉」へ行ってみました。

新幹線指定席でも２回まで取れます。自由席なら乗り放題！かなり太っ腹なきっぷ。乗り鉄にはたまらない切符でしょう。

まずは、はやてで「一ノ関」を目指します。

J57

出発は東京駅から。

となりが東海道新幹線だったんですが、なにやらふんぞりかえって、ふと窓を見ると、中学生が集団でグリーン車に？？？

どうも団体の貸し切り列車らしく、７００系を貸し切り。

いいなあー。私の修学旅行は、０系の各駅停車こだまの貸し切りでした（笑）。京都まで６時間くらいかかったような。

まだ震災の影響もあり、普段は一ノ関まで２時間１５分のところ２時間４８分かかります。まだまだ震災の爪痕が残ります。

09:48 福島通過

那須塩原から先はスピードを抑えているらしく、ゆったりしたスピード。自慢の風切り音も聞こえません。

10:18 仙台駅到着

地震で剥がれ落ちた天井のパネルはまだ修復されてないよう。

11:04 仙台から先も徐行区間があるということで、あらかじめ最大１０分程度の遅れありというアナウンスがありました。そして、定刻より４分遅れで「一ノ関」到着！

しかし、晴れてよかった！

いつも旅行日程を決める時には、「天気出現率」を参考にしています。
過去３０年のデータによるので、なかなか精度は高いと思います。
http://weather.goo.ne.jp/appearance_ratio/

ホームを下って、改札口付近。節電の影響かだいぶ暗いイメージ。

今度は、東北本線に乗って２つ先の「平泉」へ。

11:36 一ノ関発

１時間に１本のローカル線。

11:45 平泉駅到着！

東北も岩手までくればと思いましたが、なかなか暑い！
巡回バスに乗って毛越寺まで。

「巡回バスるんるん」

一日券は車内で買えます。４００円なり。

11:57 「毛越寺（もうつうじ）」

国の特別史跡、特別名勝。世界遺産の石碑ができる日も近い？？

ちなみにこの表門は一関城にあったものを移築したそうです。

庭園をぐるっと一周することで、見どころを押さえることができるようです。

芭蕉句碑

『夏草や兵どもが夢の跡』は源義経の最期の地、高館（たかだち）に芭蕉が訪れた際に詠んだものとして有名。

本堂　平成元年建立

平安時代作という薬師如来様がご本尊。

そして、なにより有名なのがこの浄土庭園！

写真で見るよりさらに開放感があります。

「立石」は荒波が打ち寄せる磯を表しているのだそう。

ニュースにもなっていましたが、この大泉が池の立石が地震の影響で傾いてしまったそう。こうして棒で支えているようですが、はやく修復されるといいですね。

「築山（つきやま）」

まさに人工的に作った山。枯山水式で横山大観の画にでもでてきそうな立派なたたずまい。

「開山堂」

毛越寺の開山は慈覚大師「円仁」

青もみじ

「遣水（やりみず）」

紅葉の時期はよさそうですね。ココゾというところには「もみじ」が植えてあるかんじ。

日帰りでも、ふと遠くまで来たなーと思う瞬間。

「常行堂（じょうぎょうどう）」

「洲浜（すはま）」

砂浜をイメージ。昔の人は海への憧れが強かったのでしょうか。。。

「宝物館」そんなに広くもなく、１０分ほどの滞在時間。

12:48　毛越寺発車
ゆっくり見て廻っても全体で所要時間は１時間くらいでした。

次はいよいよメインの中尊寺へ！

バス停のすぐ先の「弁慶の墓」がお出迎え。

12:58 月見坂

入口からいきなりの急こう配！

ダメならひもを伝って登れと！

途中、ベンチなどもあるので、休み休み行ったほうがいいと思います。

１０分ほどキツイ坂を登ります。

「弁慶堂」

ここまで来ると後は緩い上り坂。

「東物見台」からの眺め。衣川古戦場跡

厳かな感じの杉並木が続く参道。汗も引いてきてヒンヤリした気分。

「讃衡蔵」ここで参拝券を買います。８００円。

13:46 「中尊寺金色堂」

いよいよメインの金色堂へ。

（パンフレットより）残念ながら内部は写真撮影禁止。

しかし、内部に入った瞬間、まばゆいばかりにキンピカ！！

これを見ると世界遺産というのも頷けます。

「経堂」

「五月雨の降残してや光堂」

芭蕉もちょうど今頃の梅雨時訪れたのでしょうか。金色堂のあまりのまばゆさを句にしています。

「金色堂覆堂」

白山神社

魔の思い出。京都の鞍馬山を彷彿とさせます！

木の根っこと竹藪のコントラストがきれい。

「白山神社能楽殿」(1853)

白山神社裏手からの眺め。山も青々しく、新鮮な気分。

「かんざん亭」白山神社のすぐそば。

軽井沢にでも来たような解放された雰囲気のよさ。でも、セルフサービス（笑）。

かんざん亭からの眺めは抜群！

14:30 自然薯そば１２００円なり。

地元でとれたという自然薯がとても濃く、粘りもあっておいしかったです。見た目よりもボリュームありました。まだ帰りがあるので、アルコール類はおさえます（笑）。

他に甘いものもあったので、ここでお茶で一休みもいいかも。

金運アップ！

逆に帰りはずっと下り坂なので、かなりらくらく。いくつもお堂があるので、ふらっと立ち寄りながら帰れると思います。

メールが普及したせいか、旅先から絵葉書を送るのも少なくなった気がします。

15:55の中尊寺発巡回バスで16:05平泉に着く。

いよいよこの看板を下ろす時が来たか！？

こういう景色がたまらないなー

16:26 平泉発　東北本線

新幹線の待合室から。

17:08 一ノ関発。帰りもはやてでパッ！と帰ります。

そしてお楽しみの！駅弁！！今回は「三陸海の子」１０００円

駅弁のサイズが小さいので、大人にはちょっと物足りないかも。
でもそのぶんおいしさが凝縮しているのかうまい！
私は、ビールのおつまみ感覚で頂きました。

うに・いくら・ほたてにしそわかめ。

帰りの新幹線の中で、過ぎゆく山々の景色を眺めながら食べる駅弁は最高です。車窓が強力なスパイスになり、お酒も進む〜〜

ひたすら飲んでいるうち（笑）に上野駅到着。

日帰りなので、そんなにたくさん廻れませんでしたが、かなりマイペースでのんびりした旅ができました。普通だとこれより早く廻れると思います。ただ、交通機関の本数が少なかったりで、ある程度、計画を立ててから行かれることをお勧めします（終）。