2011/05/25 - 2011/05/28
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miharashiさん
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10泊11日かけてアイルランドをダブリン空港を起点に反時計回りにレンタカーで一周しました。第一部では、北アイルランドのジャイアンツ・コーズウェーからアイルランド北西部のグレンヴェーとコネマラ地方までをまとめました。なお、この旅行記は、団塊夫婦の世界一周絶景の旅 http://www.geocities.jp/greenbambooin にリンクされています。(表紙写真はグレンヴェーの教会遺跡)
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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5月25日。今回の旅行はしょっぱなからスケジュールが狂ってしまった。成田発のKLM便がアイスランド火山噴火の影響で3時間遅れで出発。アムステルダムでの乗り継ぎは出来たが、ダブリン到着は夜の9時過ぎ。空港でレンタカーを借り出して、ダブリンから北に向かう高速(M1)を暗い中1時間近く走り、北アイルランド国境近くのダンドークのホテル(Crowne Plaza)に着いたのは11時を過ぎていた。ホテルは四ッ星だけあって部屋とベッドは広々としていた(写真)。ホテルのバーではアイリッシュミュージックを演奏していたが、遅いのでそのまま部屋に入りすぐ眠りについた。
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5月26日。朝7時前に起きる。朝食はビュッフェ形式だが、フルアイリッシュの朝食が食べれた(ベーコン、ソーセージ、(肉の)プディング、タマゴ、マッシュルーム、トマト、トースト。ベーコンは厚くほとんど焼肉に近い。プディングは白と黒の2種類あるが白を選ぶ)。最初の訪問地ジャイヤンツ・コーズウェーまでは海沿いの道を行くことにした。カーナビも使いながら、N1からA1に入り(北アイルランドに入るがまったく気づかず)、べルファスト市内を迂回してM1、A26を通リ、ベルファスト空港への分岐点からA57で海岸方向に向うと、意外とスムーズに海沿いに出た(写真の青い車が借りた車)。
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海岸に出た後は、Causeway coastal line(A2)の道標にしたがって、海岸線を走る(写真)。空は厚い雲で覆われていたが、そのうち青空も見えるようになってきた。しばらく順調に海岸線を走っていたが、Cushendallというところまで来て、突然海沿いの道が細くなり途切れてしまった。カーナビをチェックすると、A2は山側を迂回するようになっていた。
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Ballycastleを過ぎてB15にはいり、Ballintoyの手前で景色の良い海岸に出たので(写真)、車を止めて外に出るが、風があまりに強く、撮影後すぐに車に戻る。
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しばらく行くと、Carrick-a-rede Rope Bridge(有名なつり橋)の駐車場があり、そこに車を止めて、つり橋まで15分ほど歩く。写真はその途中の海岸。風が強いので、白波が立って荒々しい風景だ。
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つり橋に着いたが、風が猛烈に強く恐ろしい。その中を皆恐る恐る橋を渡っている。結局妻はキャンセルし、一人で橋を渡る(写真)。実際に渡ってみると、橋自体はしっかり固定されていて揺れることはなかったが、ロープをしっかりつかんでいないと吹き飛ばされそうで、かなりの緊張を強いられた。
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つり橋の先に広がる海岸もなかなかの風景だ。
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つり橋を後にして、ジャイアンツ・コーズウェーを目指す。途中きれいな海岸に出る。White Park Bayというところで、その名のとおり砂浜が白くてきれいだ。
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よく見ると、波打ち際に建物が建っている。B&Bか何かだろうか?
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ジャイアンツ・コーズウェーの駐車場に着くが、満杯だからブッシュミルズの町まで行くようにいわれる。駐車場はホテルのもので一般車はダメらしい。しぶしぶ行くと、町の駐車場にバスが止まっていて、すぐ乗ることが出来た。バスでホテルまで来て、海沿いの遊歩道を歩いていくと、前方にジャイアンツ・コーズウェーが見えてきた(写真)。時折雨まじりの突風が吹き、あわてて防水のヤッケを着る。
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ジャイアンツ・コーズウェーは六角形の石柱でびっしり埋め尽くされた特異な海岸。写真は海岸から山側を見た風景。
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上の写真の場所から海岸を見る。強風で波しぶきがすごい。ジャイアンツの名前はこの地方の伝説に由来していて、海岸のスケールは名前ほどの大きさではなかった。
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波しぶきを浴びながらも撮影に夢中?
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海岸横の六角柱群。六角柱の岩自体は特に珍しいわけでなく、日本でも見られるが、海岸にあってその上を歩けるのは珍しいらしい。
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ジャイアンツ・コーズウェーからポートラッシュの町に行く途中にあるダンルース城。風が猛烈に吹いているので、城内には入らず、城の外から撮影したが、その撮影もままならないほど風が強かった。
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ポートラッシュの町に着いて、予約したB&B(Albany Lodge)にチェックイン。しゃれた外見のアパートの一部がB&Bになっていた。建物の前の道路に駐車したが問題なかった。近くの海辺のレストランでシーフードの夕食(写真)。時間は早かったが、割引料金になっているせいか中はにぎやかでうるさいくらいだった。
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5月27日。曇り空であまり天気は良くない。ポートラッシュからA2で西にロンドンデリー方面に向かう。途中Downhillというところで、修道院の遺跡に出会う(写真)。広々とした原っぱの丘に建っていて、かなり大きな修道院だ。Mussenden templeという名前だった。
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修道院の正面(上の写真の建物の右側面)から遺跡の内部を見た写真。
その後ロンドンデリーの町の入り口に差し掛かるが、天気が持ちそうなので、町にはいらずに、そのままグレンヴェー国立公園を目指すことにした。 -
公園の入り口の町Letterkennyのガソリンスタンドでガソリンを補給したが、通貨がユーロに戻り、もうアイルランドにはいったことを知る。LetterkennyからN56を行き、途中でR255にはいると、グレンヴェー国立公園のビジターセンターに着いた。ここからバスでグレンヴェー城まで往復することができる。バス乗り場から公園を望むが、天気はあいかわらず悪く、公園の山々も霧に隠れていた(写真)。
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バスは公園内の細い道路をグレンヴェー城までゆっくりと走る。途中歩いている人も結構多い。天気が良ければ絶好のハイキングコースだ。グレンヴェー城に着くと、雨まじりの天気の中でもなぜか太陽が顔を出した。写真は湖畔から見たお城。
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城の周りを散歩していくと、きれいなイングリッシュガーデンが広がっていた。
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庭園の中のかわいい家。お城からビジターセンターまで戻り、R251で公園内を走り抜ける。残念ながら、悪天候のため周囲の山々の眺望はほとんど効かなかった。
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そのうち左手に湖を見下ろせるところにきた。ある雑誌で古い教会が写っているグレンヴェーの写真が紹介されていて、たしかこのあたりの場所だと思って湖の方をみたところ、霧の中にぼんやりと教会らしきものが見えたので、湖畔に下る道に入り、その教会を撮影する(写真)。
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教会は屋根がなく、遺跡となっているようだ。雨の中、湖畔に静かにたたずむ様はそれなりに絵になる光景だ。ちょうどしゃくなげの花が満開で、遺跡に色を添えていた。この教会のある場所は、地図ではDunlewyとなっていて、ネットで検索すると屋根のない教会として名の知れた教会だった。
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R251から再びN56に入って南下し、ツイードの里として有名なアーダラ(Ardara)の町で休憩。アーダラは坂道の両側に家が連なるようにできた小さな町だ。雨が降っていたので、コーヒーを飲んだだけで町を後にする。その後ドネゴールの町をバイパスして、N15を南下し、海岸沿いのリゾート風の町Bundoranの海を臨むB&B(Bayview guest house、写真)に宿泊した。
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夕食は、前日と同様海沿いのレストランでシーフード。付けあわせの量がすごかった。
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5月28日。今日は昨日よりは天気がよくなりそうだ。写真はB&Bの部屋からのながめ。朝食は三度目のアイリッシュ。どこの宿でも同じようにおいしく食べられるが、さすがに重くなってきたので、以後朝食はベーコン抜きにしてもらう。
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BundoranからさらにN15を南下。左手にはテーブルマウンテンのような山が見えた。
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スライゴー(Sligo)を通り抜け、N17を南下して、コング(Cong)を目指す。途中にKnockという町があり、ガイドブックには巡礼地として有名とあったので、町の中に入ってみると、超モダンな教会が建っていた(写真)。
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礼拝堂もガラス張りで、中ではミサが行われていた。
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N17からR331,R334,R345を通り、コングに到着。町の手前でアシュフォード城の門があったので、1人5ユーロ払って城の庭園に入る。アシュフォード城(写真)は、建造はかなり古いが(13世紀)、現在もホテルとして使われている。
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城は湖に面して建っていて、ベストロケーションだ。
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お城の庭園の出口から外へ出ると、そこはもうコングの町の中で、古い修道院が残っていた(写真)。
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コングからR345を西に向かい、コネマラ地方に入る。起伏のある山々に囲まれた風光明媚な地方だが(写真)、天気がいまいちなのが残念。
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R336に入りさらに西に行くと、Leenameというところで海沿いに出た(写真)。
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LeenameからN59を少し南に行ったところにあるカイルモア修道院。緑豊かな山を背景にして、湖畔に静かにたたずんでいる。夕刻近かったが結構な観光客で、撮影後休憩所でコーヒーを飲みキッシュを食べて、修道院を後にする。
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さらにN59を南下して、今夜宿泊を予約したB&B(Hillside House Carna)を目指す。場所がCarnaとあったので、R340に入り、Carnaの町に着いたが、B&Bは町の入り口から15Kmも先のR340沿いにあった。なだらかな丘の上に建っているきれいなB&Bだった(写真)。
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B&Bの部屋の中。
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部屋からB&Bの庭を望む。夕食を食べに近くで唯一のレストランに行ったら、閉まった後だった。運良くスーパーマーケットがまだ開いていたので、そこで買ったパンとスープで夕食を済ます。
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5月29日。今日はアラン諸島に渡る日だ。朝食はベーコン抜きのアイリッシュ(写真)。今日もおいしいが、食器がまた一段ときれいだった。
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食堂から庭を見ると、そこにはかわいらしい妖精の家があった。
(アイルランド・ドライブ旅行記(2)へ続く)
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