2010/11/22 - 2010/11/23
44位(同エリア343件中)
yunさん
ニース出発“2400キロドライブ”終着地ボルドーに着いた。
レンタカーを降り、緊張感から開放されてホッとする一方で
気持ちがフワフワして定まらない状態。
しかし、ヤワな事を言っている余裕はありません。
許される街歩きの時間はたった半日なのだからっ。
12:00 ボルドー街歩き開始
旅のラストをボルドーにした理由
その① オディロン・ルドン
その② カヌレ
その③ 月の港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
11/22 晴れ 12:00
街歩きはボルドー駅構内から開始。
大きな時計 ホームの両端それぞれに設置され
まるで駅を守っているかの様です。
旅情を誘う駅舎です。 -
駅前で飛び乗ったトラムの窓からガロンヌ川が見えたので
適当に降りてみました… -
【ブールス広場】という
ガロンヌ川に面している綺麗な広場でした。
中心にこの噴水があります。
半日滞在の間に三度も通る事となり
すっかりお気に入りの場所となりました。 -
広場から、ガロンヌ川を背にして街中へ入ります。
-
キョロキョロしながら歩くうち
大劇場 (Grand Theatre)到着
サント・カトリーヌ通り、北の端コメディ広場に面して建つ。
柱の上に12の女神像がすっくと立っている。
トラムの軌道の中も皆さん平気で歩いてまーす。
来たら退けばいいのね。のんびりムードがいいな〜。 -
青空に映える女神様たち
みなさんなかなか艶っぽいポーズです。 -
そして女神様の下回廊はこんな素敵なカフェ♪
座りたーいのに… 先客が誰もいないくて…
勇気なし。意気地なしで撤収、写真だけ。 -
大劇場からカンコンス広場へ歩を進めます。
「ジロンドの記念碑」がそびえ立ち
その下にゴージャスな噴水があります。 -
そして図らずも カンコンス広場で骨董市開催中♪♪
おおきな広場いっぱいに、骨董屋が立ち並ぶ。
かなりの規模、わくわくです。
この広場は欧州でも屈指の大きさの広場だそうです。 -
キミはだ〜れ
にんにくポットかな? -
不思議な木箱。用途は何だろう?
「auguste」 持ち主の名前? -
『そこの君! どこから来んだ〜』と指さされた。
そんなに威張ってると穴から落ちるよっ -
無口な店番君もおりました。
-
楕円のお皿を一枚だけ、とっても欲しかったけれど…
残念ながらセット売りと思われ無茶。
一時間ほど「見るだけ骨董市」を堪能しました。 -
ボルドー訪問の理由 その②【カヌレ】
カヌレが大好きなので、是非、本場の味をと企みました。
この店!と狙いを定めた「Antoine」アントワーヌへ。
伝統的な製法で1日150個しかつくらない店。
トラムを乗り継ぎ到着したら、この有様で。
「告知」すら貼られていないので、閉店なのか改装中なのか判らない。落胆この上ない。
※2010'5月まで営業している記事を確認できるのですが、その後が突き止められません。 -
気を取り直して、どこかで食事をしようかな♪
-
このラーメン屋さん
入ってみたかったのですが…
お店の外まで大行列でした。並ぶ時間はないので残念。 -
クルクル歩き回って どこだか判らなくなった頃
小さなパン屋さんに出会った。
「美味しそう〜」とショーケースをのぞき込んでいたら
「入っておいで!」とマダムが手招きしてくれた。
お昼ご飯はここで調達。 -
いちどホテルへ戻り小休止。
マダムの店のクロックムッシュは円形!
さらり・サクサク お腹に優しい美味しさが気に入りました。 -
おまけに好物のエクレアも参戦。
ミニミニです。こんな事でも楽しくなります。 -
ホテルにはポットがありました。
大助かりです。 -
お腹を満たして、街歩きを再開。
サンタンドレ大聖堂へ。
1096年に建設が開始され、当初はロマネスク様式だったそうですが、現在の建物は14〜15世紀のもの。
汚れで外壁は真っ黒でした。
順次、修復がなされ白くなっていくそうです。
うしろの塔はペイ・ベルラン塔、登れるようです。 -
大聖堂の向かいにはボルドー市庁舎があります。
歴史を感じさせ威風堂々。 -
ボルドー訪問理由 その①【オディロン・ルドン】の絵を観る。
ボルドー美術館へやって来た。
美術館の外壁にはドラクロワが掲げられていた。
実はこの美術館、1870年にドラクロワの絵画16枚を焼くという火災に見舞われたそうです。
私のお目当てはルドン。 -
美術館は市庁舎に隣接しており、南・北館に分かれています。
私のお目当ては南館。美術館入口のドアには蛇がいます。意味は調べがつきませんでした。
常設のコレクションは、嬉しいことに無料です。 -
オディロン・ルドン(Odilon Redon)
1840年 ここボルトー生まれの画家。
印象派と同時代に存在しながら、全く異質な作風。
「顕微鏡」で見る世界に関心を抱き、幻想世界を描いた。
作歴の前半は黒を多様し、おどろおどろしいくらい。
のちに、結婚・子供の誕生を得て、後半は明るい色彩の絵画へ移行。
【蜘蛛】オルセー美術館蔵
不敵な薄ら笑いで挑戦的。でもかなり惹かれるの… -
【キュクロプス】クレラー=ミュラー美術館蔵
初めてルドンに関心を持ったのがこの絵。
ギリシャ神話に出てくる一つ目の巨人。
岩陰から哀しげな視線をなげかける。
視線の先に居るのは、美しいニンフのガラテイア。
このふたつの明暗の絵を同じ人が描いたとは… -
そして ボルドー美術館のルドン
①少女とアーチ -
②アポロンの馬車
パリのオルセー美術館には【アポロンの二輪馬車】という作品がある。
まだ、お目にかかっていない。
いずれも、独自性のある不思議な色彩。
訳もなく好き。来てよかった。
ボルドーで生まれたのがルドンで
ボルドーで生涯を終えたのはゴヤです。
私の旅が、いつの日かマドリッドのゴヤに辿り着けますように。 -
残り時間が少なくなってきた。
もっともっと見所があるボルドーですが、半日ではここまで。
ボルドー駅に夕焼けが迫ります。 -
カッコイイよ! 自転車君!
-
夜景を見に街をもうひと回り。
段々、疲れが増してきて…
確かな目標ではなく「何かに会いたい」と云う
欲張りな心で街をさまよっています。 -
さまよい中に チョコレートだと思って撮影
帰国後よく見たら カヌレだった!!
どれだけ視力落ちてるのかな〜 トホホッ
多分、チェーン展開のカヌレショップです。 -
こちらは本当にチョコレート。
そろそろクリスマスの準備が始まってますね。 -
ボルドー訪問理由 その③【月の港】
ボルドーはガロンヌ川に沿い街が三日月の形をしている。
だから「月の港」との別名。
満月が大好きな私に対し、ボルドーは三日月の街。
まあいいかっと訪れた私に…
ボルドーの夜空は粋な計らいを見せてくれました。
昼間気に入った広場で、一日を終えようと舞い戻ったら…
まんまる「満月」のおでましです。やった(*^-゚)v
但し、写真が下手過ぎる。
夜景撮影を学ばねばなりません。 -
ガロンヌ川と満月とピエール橋を見て
今日を締めくくります。 -
明朝の出発は6:30と早いので、駅の下見は必須。
TGVのホーム確認OK! 夜の駅も雰囲気(^_^)ノ -
駅の中から広場を見たら
きれいな色がいっぱい見えた〜 -
パトカーがカッコイイです。
-
ホテルは駅前 徒歩3分
Best Western Hotel Royal St Jean -
こじんまりとしており居心地良し。
鉄道移動の方にはおすすめです。 -
11/23 早朝 6:15 ボルドー駅
TGV‐5261 6:33発でシャルルドゴールAPまで一気に行きます。
ここで気がつきました。
同じTGVにストラスブール直通が連結されてます。
行ってしまいたい〜 -
1等 2階 窓側1列席
出発の3ヶ月 キャンセル不可の危険を承知で「SNCF」HPで格安購入。
40ユーロ(運賃・指定席代全て込)
-
Bordeaux Saint Jean 06:33発
CHARLES de GAULLE 2 10:53着
約4時間 車窓をゆっくり楽しみます。
向かいに席が無い所を指定したので、気兼ねなしです。 -
定刻 シャルルドゴール空港駅に到着。
いよいよ旅が終わります。 -
あっ! もうひとつ楽しみがあります。
A380 初搭乗です。わくわくです。
2階席が確保できた。
エールフランス:A380には僅かだがエコノミー2階席があります。 -
搭乗ゲートはこんな色合いでオシャレ
最後まで楽しませてくれます。 -
窓側の方にはうれしいポケット装備。
かなり入りそうです。
とは言っても、私は… 通路側です(T_T)
満席ではありましたが、新しい機材で気持ちよくフライト。
CDG出発13:30 ⇒ 成田到着8:10 そのまま出社です。働きます。 -
ニース〜プロヴァンス〜バルセロナ〜トゥールーズ〜ボルドー終着
ひとりドライブ 12泊 2,400キロ
旅の神様がくれる幸運と、大勢の方々の親切に助けられて、ひとり旅を無事に終えました。
帰国したその時から次の「夢」がまた始まる。
次回、訪問が叶うまで
少しずつ、大切に、香りと思い出を楽しむ自分用アイテムたち。
旅の思い出は、私の日々の原動力。が・ん・ば・る・ぞ!!
ご覧くださった皆さま ありがとうございます。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- mistralさん 2013/05/24 18:06:42
- 一気読みしました。
- yunさん
こんにちは。
部分部分はお邪魔してましたが
フランス南西部、バルセロナの旅行記
とうとう最終章のボルドーまで到着しました!
一連の旅行記の一つ一つに物語があって
感動ものでした。
何と言っても人との温かい出会いが感じさせられ
達成した時には、泣けてくるという
yunさんの言葉が印象的でした。
最初のアクシデントから立ち直って
スマート君とともに、とても頑張りましたね〜
一つ一つの経験が次の旅への原動力につながって
いるんですね。
旅行記を拝見しながら
現実からしばし逃避しているmistral でした。
- yunさん からの返信 2013/05/25 08:10:28
- 感謝
- mistralさん
おはようございます。
私のヘタッピ旅行記を一気読みで、二日酔いしていないか心配です(笑)
・・・と、冗談はさておき
ご覧いただき、たくさ〜ん投票をいただきありがとうございます。
2000Kmを越える海外ドライブはこの時が初めてでした。
おまけにスタートから大失敗!
でも、失敗の数だけ必ず助けてくださる方々に巡りあえました。
その方々の笑顔は、今でもしっかり覚えています。
語学が極度に苦手分野にて
それが克服できたら、もっともっと「ふれあい」があるのに
なかなか前に進めません。
そして、小型車の利点を味わった旅でもありました。
次の旅で「スマート」を予約しようと試みましたが、あまりの高額に断念。
小さいのに、ハイランク車種でした♪
何度ドライブしても、初日は緊張でガチガチ、最終日は涙ポロリ。
そんな感じです。
お互い、素敵な旅を続けたいですね♪
yun
-
- パルファンさん 2011/07/11 15:45:59
- 祝・完成
- yunさん
最終のボルドーまで来ましたね。
パルファンは「スタートはボルドーから」だったのに
yunさんは、「旅の終着地」なんですものね。
そのことによって、町に関する思いも違ってくるものかな?
ボルドーをラストにした理由なんてしっかり持っておられるから
すごいなぁ〜
で、ルドンを見たかったとは!
でも、どこか通じる・・ブログで垣間見るyunさんと。
プロフといい、骨董市の人形たちといい・・
抽象化されていくものがお好きなのかしらね。
旅の最後は ガロンヌ川の夜景、数千年変わらぬ月!とはいいですね。
いろんなことがあった旅行記、追体験で随分楽しませて頂き
ありがとうございました。
ガーミン君の活躍も随分参考になりました〜
パルファン
- yunさん からの返信 2011/07/11 22:54:13
- 到達★御礼
- パルファンさん こんばんは
よたよた旅行記なれど
コメントをくださる皆様との繋がりを持ちまして
途中で放り投げることなく最終地まで綴り終えました。
4Trを知ってから
皆さんから刺激を戴くことは勿論、帰国後に記録をまとめる事で
二度の『旅』をしているような気がします。
記録することって有意義ですね。
自分の事を一番解っていないのが「自分」…
『旅』意外に何が好きなのか、まだ良く解らない。
随分ノホホンと生きてきたな〜と、最近は反省しきりです。
ここからどれだけ挽回が出来るやら…
大慌て〜〜〜
同じ町を訪れても、トラベラーの数だけ表情あり。
これからも往き来させてくださいね。
よろしくどうぞお願いします\(*^-^*)/
yun
-
- 天星さん 2011/07/03 19:35:11
- 旅の終わりはいつも
- 旅も終り、家路に向かう。安堵感もあれど、
旅が終わると一抹の寂しさがある。
いろんなトラブルや感動があり
そして、また、気持は再びどこかへ〜
ある意味懲りない人たちですね…(笑)
ボルドーの満月とピエール橋
とても印象的でした
ルドン様の絵って幻想的なものだったり
パステルの花瓶だったり
作風や題材がユニークですよね〜
12日間、お疲れさまでした
感動の旅でしたね〜
次回のyunさんの野望は。。。?
楽しみですね〜
放浪の旅がしたいな〜
天☆
- yunさん からの返信 2011/07/03 20:13:05
- 欲望は果てしなく
- 天星さん こんばんは
ボケボケの夜景にお付き合いさせてすみませんm(_ _)m
でも、見ていただきうれしいです〜
> そして、また、気持は再びどこかへ〜
> ある意味懲りない人たちですね…(笑)
いま、吹き出して笑っしゃいましたょ。
まさにその通りのご名言です(ちゃんとご自分も入れてくださいね)
そのうち、塀の中に入れられたらどうしましょうか?
> ルドン様の絵って幻想的なものだったり
> パステルの花瓶だったり
> 作風や題材がユニークですよね〜
そうなのです。不思議な人です。
私は、自分が型から出られない四角人間で面白くないから
ユニークなお方にめっぽう弱いです。
> 感動の旅でしたね〜
> 次回のyunさんの野望は。。。?
欲望が絞りきれない〜o(´^`)o
> 放浪の旅がしたいな〜
私も〜 贅沢はしませんから〜
「今日も生きてるぞ」と呟きながら、グルリと地球を流れたいですっ。
yun
-
- ももであさん 2011/07/03 17:32:05
- だからこそ
- yunさん
序盤は、いきなりのシボレーのバースト事件で、一体どうなることかと
心配してましたが、12泊 2,400キロ。
たった一人で、本当に良く頑張りましたねぇ。文句なしに、素晴らしい!
予定どおり、思いどおりに進まないもの。それこそが旅。
時に悔しい思いをし、くじけそうになる。
一人なら、尚のこと心細さに打ちひしがれそうになる。
だからこそ、思いがけない出会いや、他人の親切が身にしみる。
だからこそ、人はまた新しい旅を求める。
yunさんの旅力が、どんどんステップアップするのを感じます。
ぼくの漠然とした不安は、自分の体力がとっくにピークを過ぎたのを
感じるように、旅力や猫ヒゲセンサーの感度が、やがては落ちていく
であろうこと。前回の旅よりも、もっと満足出来る旅が出来るのか?
ということ。
そう感じた時、自分は何をすれば良いのか?
そんな一抹の不安を覆い隠しつつ、まだ見ぬ世界を夢見てまた旅立とう
と思います。お互い、さらなる高みを目指して頑張りましょうね。
ももであ
- yunさん からの返信 2011/07/03 18:46:17
- これからの夢
- ももであさん
超速のご訪問ありがとうございます。ビックリしました♪
注意力散漫な私らしい旅のスタートでした。
正直、あの時点で「列車旅」に切り替える案が頭をよぎりました。
諦めなかった自分に、今頃ホッとしています。
ももであさんはじめ、4Trの皆さんに出会えて旅が大きく変わりました。
色々な事に気付き始めたのですね。本当に感謝しています。
くじけなければ、必ず「旅のハッピー」がやって来る。
そう信じることが、今は出来ます。
強がりも程々に「助けて…」とも言えるようになりました。
> ぼくの漠然とした不安は、自分の体力がとっくにピークを過ぎたのを
> 感じるように、旅力や猫ヒゲセンサーの感度が、やがては落ちていく
> であろうこと。前回の旅よりも、もっと満足出来る旅が出来るのか?
> ということ。
ピークの高さ自体は人それぞれ違えども「いつか」は切なくやって来る。
でも、既に経験者の私が胸を張って申します。
失う「力」にとって変わり、新たな「秘密の感度」が舞い降ります。
その原動力は間違いなく、意欲と夢ではないかと思います。
ずっとピークでは、ウルトラマンがビックリですもん。
> そう感じた時、自分は何をすれば良いのか?
ももであさんのままで、少々のアイテム変更が必要なだけでは?
などと、知ったような事を申しますが…
実は、私の初海外は40才越えておりました。ピークを過ぎてからのスタートでしたょ♪
それから現在まで更にパワーは下降していますょ。
でも、ほらっ 少しでも成長しているように見えるでしょ(*^.^*)
> そんな一抹の不安を覆い隠しつつ、まだ見ぬ世界を夢見てまた旅立とう
> と思います。お互い、さらなる高みを目指して頑張りましょうね。
ええ!素敵な世界を夢見て!
いつもの励ましに心より感謝してます。パワー充電させていただきます。
これからもどうぞよろしくお願いします_(._.)_
yun
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