2003/05/01 - 2005/02/17
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EriKoyamaさん
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がりがりに痩せたアグネス(仮名)が
ホスピスで誰かと会話をしている姿は、ほとんど見なかった。
ケアギヴァーたちに質問されて、イエスだかノーくらいを
ズールーで答えている姿をたまに見かけるだけ。
常に彼女はみんなから離れた場所で過ごしていた。
部屋に引きこもることはなく、日中は皆から離れて、
パティオのようになっている、元気な患者の旧病棟と
重症患者の新病棟の間の外廊下で、
歩行器にしなだれかかって、じっと立っている。
ティータイムのお茶を飲むわけでもなく、
日向ぼっこをするわけでもなく。
でも彼女は昼間は外に出て過ごす。
何かを誘っても首をふるだけ。
アグネスは入院当初から新しい病棟の二人部屋だった。
つまり病状は重いという判断を医者がしたということ。
入院当初から二人部屋になる人はたいていが、
自力で庭に出たり、洗面をしたりできない状態の重症患者さん。
入院して1日で亡くなる人も多いほどだった。
でも、彼女は、庭に出て来られるし、
身の回りのことは自分でするのだ、とケアギヴァー。
夜勤シフトでは早朝4時過ぎくらいから、
一人一人の患者さんの体を洗い、身だしなみを整え、
朝を迎える準備をするのだけれど、そのときにも、
スタッフから「アグネスはいいのよ、自分でやるから」と
私はきかされていた。
アグネスからの拒絶的な雰囲気。
でもアグネスは引きこもらないで姿を見せる。
アグネスはどんなメッセージを伝えたいのだろう。
本当に相当に暗い雰囲気を醸し出していた。
目にも輝きのないアグネス。
そんなアグネスが歩行器にしなだれかかって
皆をながめて過ごす理由が知りたいと思った。
車椅子の方が体は楽なんじゃないのか、
と思うほどに前屈した姿勢が彼女には楽なようだった。
遠くからいつも皆が何をしているのかを、
じーっと見つめている視線を私は次第に感じているようになっていた。
ある日ホスピスの神父、ファーザー・ニコラスにきいてみた。
ファーザーはアグネスと話したことがあるか?と。
驚いたことにファーザーの返答も、
「アグネスの声をしっかりときいたことがない」だった。
ファーザーは1日に3回はホスピスの全員のところをまわって、
相手に応じて語り合ったり、マッサージをしたり、髪を刈ってあげたり、
パソコンを運び込んで患者の観たい映画を見せてあげたり、
お菓子をあげたり・・・と
聖書は持ち出さずに患者さんたちとかかわることも多く、
ほとんどのアフリカ人を夢中にさせるこのファーザーも、
アグネスのことは
「どういう人なんでしょうね」と首をかしげていた。
ナースサマリーや介護記録からは、
期待するような情報は得られなかった。
医者にきくと、「彼女は打つ手がないからね」とポツリと
つぶやいた。
打つ手がない?
このホスピスにいる人、全員打つ手がなくて、
ここで看取られるまでの日々を過ごしているというのに。
アグネスは、その中でも「打つ手がない」ということなのだろうか。
彼女の暗い眼差しが、毎日眠るときに、チラチラと頭をよぎる。
といって、日々の生活でどんなに彼女に挨拶しても、
何を誘っても、彼女は首を振る。
せっかくそれまで私たちが何をやっているか、
話をしているかに注がれていた視線までも、
声をかけた後には、壁を見つけるだけになってしまい、
逆効果になってしまう・・。
アグネスの視線を一番感じる時間は、暖かな日中に、
車椅子を含めて座って過ごすことの可能な患者さんたちを庭に連れ出し、
車座になる感じで、交流の場を作り出すとき。
日によって、主役はいろいろ。
みんなの注目が均等に互いに注がれるように、
なんとなくとぼけた調子で少し言葉をはさむようにして
私もそこで過ごす。
1日1回は、誰かの過去の嬉しかったことを皆で
「それは素晴らしかった!」と認め合い一緒に喜ぶ。
家族に会いたい気持ちを分かち合う。
エイズの辛さを分かち合う。
歌いたい人は歌う。
踊りたい人は車椅子のまま踊る。
エイズのことや体調の悪さ、家族との断絶で
抑うつ的になっている人がいるときは、誰かがそっと手を握る。
そういう場合には勇気づける人もいれば、
死を前にした真剣な悩みを語った時ですら温かい冗談で
笑いの渦にしてしまうセンスのある人もいる。
ほとんど私が言葉をはさむ必要はなかった。
ただ皆の配置を考えるだけ。
HIV感染という過酷な体験や、
過去のアパルトヘイトの体験。
その中で小さな暮らしを守り、心の傷と向かい合ってきた患者さんたちは、
誰もが互いのヒーラー(癒す者)となりえるのだった。
これは仲間、当事者どうしだからこその連帯であり、
大きな大きな目には見えないパワーであり、
死を前にした自分の置かれた状況から逃げない勇気や、
人によっては赦しのメッセージを私たちに伝えてくれる。
ただの日向ぼっこではない時間。
命のあるべき姿。
メンバーへの声かけや椅子の配置はケアギヴァーと
一緒に相談して行うのだが、もう1つその場で私がやっていることは、
足湯を皆にしてあげること。
足湯のケアがそれまでこの病院ではなかったこともあって、
これはかなり病院スタッフにも喜ばれた。
足の冷えや浮腫みや痛みに苦しんでいる人、
体調は大丈夫だけれど人と心から触れ合いたい人にとって、
足湯とアロママッサージは本当に人気だった。
みんなが互いに語り合い、笑いあい、沈黙をともに味わう中で、
私は一人一人の患者さんの脚のすねや膝、くるぶしや爪と
語り合っている感じだった。
うまくいえないけれど、目の前にある体が愛しいと、
その体のいろいろなパーツと会話をしているような気持ちになることって、
ないだろうか?
患者さんたちも脚と足はそれぞれに苦痛を抱えているので、
慎重にマッサージをしていく。
しっかりと大地を踏みしめて生きてきた足はまるで、
その人の顔のように私の手の中で多くを語りかけてくる。
言葉のない会話。
それは、とても愛しい時間だった。
不思議と、足浴を一度でもしたことのある患者さんとは
あまり言葉を交わさなくても、うなずきあうだけで
「私たちは互いをリスペクトしている」といった、
堅い絆のようなものが生まれる。
そんな皆の庭でのひととき、車座の中心で、
要は私は胡坐をかいて座りこんで足浴や爪きりやら、
やっているわけなので、車椅子と車椅子の隙間から、
アグネスが見えるのだった。
四点歩行器に上半身を預けるようにして、
いつも病院貸し出しの黄色いバスローブを着ているアグネス。
まがりなりにも動けるけれど、アグネスはバスローブ以外の衣服は着ないようだ。
病棟のパジャマは着ないのかしら。
次第にファーザーも、「アグネスが自分が患者にマッサージをしているときに、
じっと見ていた。びっくりした・・」と言うようになっていった。
少なくともアグネスは、
何かファーザーや私がやっていることに関心があるらしい、
アグネスもマッサージをされてみたいのかしら?
心を開いてくれるだろうか?夜遅くまで、語り合った。
そして
アグネスに近づく日がやってきた。
その日は久しぶりにナイトシフトに入れてもらっていた。
新病棟は静かなときもあるものの、誰かが亡くなる日がほとんどだったし、
エイズ脳症で精神状態が不穏になってしまった人が暴れまわって大変な夜もある。
絶え間なく誰かが苦痛にうめく声が聞こえてくる夜もある。
とにかく眠れていない人に寄り添うのは大切な夜の仕事。
アグネスは夕食は半分残していた。
パップ(主食)と肉を少し食べ
野菜は全部残している。
野菜も食べた方がいいのに。
アグネスの部屋の相棒は、なぜか常に彼女よりも死が間近で、
彼女がお話したりできる相手ではないようにセッティングされていた。
つまり、アグネスは日々、隣のベッドの人が亡くなっていなくなる部屋で
過ごしているということ。なぜ?
夕食後の声かけは拒絶されてしまった。
消灯のラウンドでも無視された。
「ドアはどうする?」との私の質問に「閉めて」とだけ
背中越しに小さなアグネスの声がした。
なんだろう。この悲しみは。
なぜアグネスは不必要に悲しい状況にいるんだろう。
「忌む」「疎む」という言葉があるが、この言葉が頭に浮かぶ。
病院のスタッフ自体がアグネスの何かを怖れ、心のサポートができずにいる。
そしてアグネス自身も、自分を忌むものと感じていているのではないだろうか?
あってはならない出来事。
アグネスは絶対に人とつながりたいのだ。
絶望した何かからアグネスを皆のいるところへ引っ張ってこなくてはいけない。
夜中になった。
とにかくアグネスが気になってしょうがない私は
彼女の部屋のドアに耳をくっつけて中の音をきいたりしていた。
何回かラウンドして、何回目かにドアに耳をつけたとき。
室内から、泣き声のような呻くような押し殺した声が聞こえてきた。
「アグネス。」「アグネス。入るわよ」
アグネスのベッドの横に椅子を引っ張ってきて、座ってみた。
アグネスは私と目を合わせることができずに、
宙に視線をさまよわせながら、涙を流していた。
「アグネス、悲しいの?痛いの?」
「痛いの。」 アグネスが初めてまともに答えてくれた。
「背中さすろうか。」
いつもの黄色いバスローブの上から背中をさすってみる。
背骨のゴツゴツがタオル生地の上からでもわかる、痩せた体。
背中をさするのを拒否する様子はなかった。
「アグネス、マッサージするときね、直接肌に触れると
私の手の平からもっとアグネスが感じることができるかもしれない。」
「そうなの。それで、あなたいつもやっているのね。」
「どうする?」
「やって欲しい・・。」
アグネスは肩の方からガウンを脱いだ。
痛みは腹部が一番辛いようだった。
マッサージに最適な姿勢は痛くてとれないだろうと思ったので、
アグネスの一番楽な姿勢をとってもらって、
肩や背中や腕をアロママッサージをしていった。
「アグネス、一番痛いのはお腹なのね」
「・・・」
「ごめん。言いたくないのならいいのよ。」
そのとき、アグネスに痛みが走ったようで、
また涙を流しながら体をアグネスが丸めた。
私はアグネスの背中側に座っていたので、
アグネスに声をかけて、顔見える場所に座りなおした。
しばらくは、泣いているアグネスの頭をなでながら、手を握っていた。
そう、いつのまにか、アグネスは手を握らせてくれていた。
「ごめんね、私にはわからない痛みだよね。何もできないね。何かできることはある?」
「・・・・」
「お腹は痛いんだよね。胸元だけでも呼吸が楽なようにさすってみようか。」
アグネスがそのときに言った。
「私の体を見て驚かないでね。」
バスローブをアグネスと二人でそうっとめくってみた。
アグネス。
アグネスの性器のところから下腹部まで全体を、
ガンの腫瘍が増殖を続け、いわゆるガンの花がさいている状態だった。
性器は本来の女性のあるべき美しい性器ではなかった。
悪い言葉を使えばそれはグロテスクなものとなり、血液や悪臭のする
体液を垂らしていた。
恥丘にあたる部分から下腹部へむけては、異常な細胞が膨れ上がり、
花のひらいた部分からなのだろうか、やはり浸潤液が流れて腹部を濡らしていた。
彼女は安価な鎮静剤しか投与できない病院で、
女性器という女性たちにとって大切な場所を、
エイズ発症とがん細胞によって攻撃されていたのだった。
そして彼女の患部であるガンの花から流れ出す体液と血液には、
HIVウイルスが存在している。
アグネスの、孤独な恐怖と哀しみ。
アグネスの秘密。
アグネスは言った。
「私、自分の体が汚いと思うのよ。
これは何?なんでこんなになってしまったのかしら。
エイズのせいなの?
エイズでもいろいろあるんでしょ。
どうして私はこんな・・。みんな私が汚わらしいでしょうね。」
「スタッフも、私が怖いのよ。わかるの。
私に触れたくないって。あなたが久しぶりよ。私に触れた人。」
「アグネスは自分がみんなが怖れて嫌がる存在になってしまったと思うのね。
そんな気持ちで生きてきたのね。」
「ええ。だって、あなた私に触れる?背中だって、これを見たら怖くなったでしょ。」
頭の中で私は、自分の手には少なくとも自覚するような傷はなかったことを考えていた。
「背中のマッサージは終わったし、今度は前だね。
痛むなら手を置くだけっていうことにしない?
どこに手をあてて欲しいか、アグネスがリードしてね。」
私の手の上にアグネスが手を重ねた。
胸元から少しずつ。少しずつ手が腹部へと降りていく。
膨れ上がったががん細胞自体は彼女も痛くて触れないそうだった。
その周囲を自分でなんとか気を紛らわすように、
夜中は一人さすって眠るのだそう。
痛み止めは、鎮痛効果の軽い「パナード」のみ。
「他の人のエイズの辛さがわからないから、自分が一番辛い気がしてしまうの」
そんな話をしながら、アグネスの手は次第に大胆に、
下腹部の体液と少しの血液でテラテラと塗れたガンの花の周囲まで
私の手を誘導した。
下腹部に置いた私の手の下は濡れて温かかく、熱をもっていた。
すこしベッタリとした感じ。
自分が今触れているのはアグネスの体、
そしてHIVウイルス。
そして、アグネスの孤独な心。
二人ともしばらくじっと黙って、そのまま動かずにいた。
20分くらいたった頃。
アグネスが、「なんだか今日はよく眠れそうな気がする」
と言ってくれたので、そっとアグネスの体から手を離した。
ずっとアグネスとHIVウイルスに触れている私の手を、
アグネスは握り締めていた。
アグネスに理由を説明してから、手をしっかりと洗い消毒をした。
彼女は、HIVのこと、エイズのこと、栄養のこと、
多くのことに何も知識がないことがわかったので、
その日から少しずつ、夜の消灯後に、彼女が他の人を気にしなくて済む時間に、
彼女の部屋を訪ねていくことにした。
彼女はその後自分に触るときはグローブ(ゴム手袋)をつけてもいい、
と言ってくれたのですが、何に感染の危険があるのかを彼女なりに
理解してもらって、素手を通した。
彼女にもスクウォッターキャンプに残した3人の子供がいた。
子供たちのケアを今後していくのはおばあちゃん。
病院には誰も会い来ない。
アグネスとは次第に、とにかくもっと野菜を食べなさい、
免疫をつけるのよ、ビタミンCってね・・そんな話もできるようになっていった。
それから、病院でお金を所有している人が、お菓子やジュースを近所の雑貨屋で
買ってくるのを、うらやましいと思っていたこともわかったので、
少々の小銭をいれた小さなお財布をプレゼントした。
早速その日には、買い物係の元気な患者さんにジュースを頼んでいて子どもの
ような笑顔を見せた。
自分でなんとかシャワー浴できる姿も見せてくれた。
「本当は入浴の手助けをして欲しいけれど、スタッフも感染が
怖くてやりたくないんじゃないかしら・・」
とシャワー室から彼女の独り言が聞こえる。
「自分でできる人は、自分でやることが大切なんだよ」と
答える私。
「自分でやれるっていいことなのかしら・・?」とアグネス。
確かにアグネスの場合には彼女が見抜いていたような
スタッフの怖れがあったかもしれないけれど、
でもアグネスは本当に頑張って自分でいろいろ工夫して日々を過ごしていた。
彼女のシャワー浴をする姿を、となりのトイレに腰かけて
私は眺めていたものだった。
バスタブからベッドまでの短い距離を歩行器でなく、二人で手をつないで戻るときに、
アグネスが少しずつ笑顔も見せるようになっていった。
黄色いバスローブは、それがいちばん体に痛みを感じずに脱ぎ着できるから、
自分専用にしてもらったこと。
患部の痛みのせいで車椅子含めて、座位がとれないこと。
皆の輪には入れないけれど、自分なりにあの場の空気は静かに楽しんでいるから、
外にでること。
ファーザー・ニコラスは緊張してしまうので、まだ話せないけれど、
いつか私がいろいろなことがもっと怖くなってきたときには相談できるかしら・・。
なんていうか、まだ私、いろいろなことに途方にくれているのよ。・・・・
これがアグネスのお話。
アグネスはその後亡くなった。29歳だった。
アグネスと私との間の交流で私は、
HIV陽性者の体液と血液に直接触れるという行為をした。
これはエイズにかかわっている専門家や医療従事者が聞いたら、
呆れるあるまじき行為だろう。それは私も知っている。
南アではどこに行くにもゴム手袋は必需品。
HIV感染孤児の子供たちもいつも遊んで興奮すると
流血の怪我をするし、
アグネスの部屋を訪問するときもグローブは持っていた。
ただ、そのときのアグネスに素手で触れることは、
私個人にとってはとても自然なことだった。
感染することへの恐れはもちろんあったが、
自分の恐れは二の次のような気がした。
アグネスの心に寄り添う方法として、不器用な私には
他のことは思いつかなかった。
2ヵ月後にHIV検査を受け、陰性だったけれど、
そのときアグネスはもう亡くなっていた。
どなたにも真似はしないで欲しい。
ただ、アグネスという女性がいたこと。
彼女がどんな気持ちでエイズを発症しガンを発症し、
孤独の中を生きていたのか。
アグネスをどうか、あなたの友達のように感じていただけたら
うれしいと思っている。
彼女のバスローブの背中をもう撫でることはできないけれど。
そう思うと、とても寂しい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 航空会社
- シンガポール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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