冬の日本酒行脚＠新潟

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一夜が明け、二日酔いのまま山形を出発（笑）とりあえず山形から先も運転再開したらしいので、まずはつばさ号で新庄まで北上。


昨夜飲みのこした酒を朝から車内で迎え酒！つまみは山形らしく玉こんにゃくの煮物で。朝からほろ酔いだわ〜！


雪に埋もれた新庄からは酒田or横手or小牛田…と、どちらに行こうか迷った結果、しばらく乗っていない陸羽西線で酒田を目指すことにする。


真っ白な雪景色の中をひたすら快走するディーゼルカー。眩しさがハンパないけど、最上川と雪景色は素晴らしい絵でしたよ…。






ちょうどお昼に酒田駅に到着。時間もピッタリだし寒いから、熱々のラーメンでも食べたいところ！


どうやらここ酒田は、隠れたラーメンの名所らしい。酒田市は『自家製麺使用率全国一位』の街なんだってさ、へぇ〜！


そんなわけで早速、駅近くにある『三日月軒』というラーメン屋でラーメンをすすることに。


相変わらず閑散とした酒田駅前。有名ラーメン店はみんな郊外にあるらしく、唯一徒歩で行ける店はここだけ。


酒田駅の裏側、歩いて５〜６分の場所でようやく暖簾を発見！なんとも昔ながらの雰囲気がする、懐かしいラーメン屋でした。


醤油ベースの超あっさりスープに自家製ちぢれ麺がGOOD！すごい薄味ながらも、鶏がらとわずかながら魚介的な香りはしっかり出ていました。


麺との相性も抜群で、あまりのあっさりスープに久々に全て飲み干してしまったよ（笑）まさかの酒田で旨いラーメンに出会えるとは…。


来るまでは全く知らなかった“酒田のラーメン”。こってり好きには物足りないかもしれないけど、あっさり好きな俺にはピッタリのラーメンでした！






ラーメンで温まった後は、羽越線をひたすら南下。国鉄形ディーゼルに揺られつつ、荒々しい日本海を眺めながら…。


昼間に羽越線を乗る機会もなかなか少ないから、景色をしっかり堪能しましたよ。ガラガラの車内だったから窓全開で冬の海風を浴びるのもなかなか心地よかった（笑）


村上から特急いなほに乗り継げば、すっかり夕方！新潟に着いたのは既に暗くなった１７時前でしたよ。


時間も時間だったから、新潟駅近くで一杯…とも考えたけど、一昨年は二回も新潟駅近くで飲んだもんなぁ。


よし、今回は新潟県第二の都市・長岡を開拓するか！！急遽予定変更して、快速くびき野号に乗り換えて長岡を目指すのでありました。






長岡駅近くの『魚仙』という居酒屋。ここも言わずと知れた太田和彦氏推薦の名居酒屋である。


カウンターに座れば何十種類もの銘柄が書かれた“日本酒番付表”が！さすが酒どころ・新潟。これには驚きである！


迷った俺らは、店がオススメする日本酒を五銘柄利き酒スタイルで試すことができる『お任せ利き酒セット』を注文。


いろんな組み合わせがあるから、納得いくまで数多い日本酒を楽しめる…という粋な計らい！もちろん新潟の銘酒の違いを自らの舌で味わわせて頂きました。


肝心な肴のほうも新潟沿岸から直送の海の幸をはじめ、有名な油揚げなどなど。全て日本酒にピッタリで、よき組み合わせばかりでした。


店主も気さくで、酒や肴の情報をカウンター越しに聞きながらのひととき。これもまた嬉しい限りですわな！


飲み過ぎ＆食い過ぎで、少々お値段は張ってしまいましたが値段相応の価値ある名店でした。いやぁ長岡にも、こんな素晴らしい店があったとは！


帰りは昼に引き続きラーメンをすすってから、東京ゆきの新幹線で帰路に就くのでありました。。。






昨夜の山形に引き続き、今日も酒田＆長岡で旨い酒・肴、そしてラーメンに巡り会える…という贅沢な旅になりました。


熱々の燗酒に熱々のラーメン。冷や酒や旨い日本海の肴、そして郷土料理まで…。全てが贅沢づくしの旅！


自分の五感すべてで、おいしさと幸せを噛み締めた今回の旅。二日間ひたすら酔いっぱなしでしたが、これこそ旅の醍醐味！？


今月は酒＆旅にかけるお金がハンパない一ヶ月になりましたが、こうでもしなきゃやってらんないからね（笑）


一緒に同行してくれた同期もありがとうね！また飲んだくれ旅行、行きましょう…！！


翌日まで、身体からなかなか日本酒の臭いが取れなかったのは言うまでもないのでありました（笑）