2011/02/28 - 2011/03/10
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shiqueさん
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屋台の骨組みの向こうに現れたスクリーン。
祭りを直前に、街は活気に溢れている。
これから何が起こるのだろうか・・・。
全てのことはいつも、ドキドキしたこの気持から始まる。
軽い食事を終えたら
私達もこのスクリーンの中で
登場人物として、この時間を共有するのです。
さて、私達が乱入するこのドラマ、
一体どのように展開するのかな?
今回の旅行も楽しくなりそうだ。
Part2 (2011/3/4〜3/10)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2011年3月4日 バリ5日目
昨日、宿をプネスタナンからアンドンへ移動。
本日はバリ最大のイベントの一つニュピの前日。
各地でオゴオゴの大会が開かれる。
本日はウブド王宮前の交差点付近で行われる
オゴオゴを観戦予定。
その前に、ニュピに備えて食料調達。
ニュピの日は外出一切禁止で
食料は各自の自己完結が基本となります。
午前中、買い物ついでに少し足を伸ばし
スカワティのパサールまでドライブ。
ウブドから30分程の距離ですが
お祭りによる渋滞、通行止めで
思ったより時間をとってしまいました。
さらに、アートマーケットは全面定休(涙。
パサールにも人影は少なく
時折、お祭り気分の地元人がバイクを飛ばす
閑散としたパサールでした。 -
パサールで見かけた、田ウナギ。
バリではリンドゥンと呼びます。
パダン屋の店先にカリカリの揚物になって
真っ黒な小枝状で、異彩を放っているのはこの魚です。
この魚、特殊な魚で生態が実に面白い。
興味のある方は調べて見て下さい。
日本にも生息しているようです。 -
パサールの魚屋で出会った、
イトヨリの様な小さな魚。
この状態、
良しとするか、
腰が引けるか、
気にしないか、
ワクワクするか、
見なかったことにするか、
美味そうに感じるか
嫌悪感を感じるか、
・・・・・
この感じ方如何でアジアの旅行は
かなり違ったものとなるのでしょうね。
ちなみに、私は「小骨が多くて食べにくそう、
〆れば結構いけるかな。」と思いました。 -
プリアタンの有名バッソ屋の
隣のバッソ屋からのワンシーン。
オゴオゴの前に軽く腹ごしらえと
プリアタンのバッソ屋に飛び込む。
後片付けを始めるお兄ちゃんに
ミーアヤムを注文すると、「無い」とつれない。
という事でバッソを注文。
祭りの前で早仕舞らしく、仕方ないですね。
この日は街中どこに行っても祭り一色。
普段はどちらかと言えば
排気ガスが気になる店前のメイン通りでも
正装した人々が溢れかえっている。
写真や本の中で見た風景が目の前で展開している。
その小窓から見える景色は
日本の日常とはあまりにもかけ離れた世界。
まさに映画のワンシーンを見ているよう。
でも、まわりに漂う匂いも
肌に粘り付くこの空気感も
全てしっかり、五感で感じえる現実。
この先のメインイベントに否が応でも
テンションは上がってくる。 -
パフォーマンスを行うために
各オゴオゴチームが待機しているサッカー場の風景。
この写真ではあまり伝わりませんが
この風景本当に度肝を抜かれます。
まず人の数、ウブドにこんなに人がいるとは・・・。
さらにその半分以上が外国人!
私もその一人ですが、こんなに多くの観光客が
ウブド周辺に宿泊しているとは。
普段はどこに潜伏しているのでしょうか?
メインのオゴオゴよりインパクトあります。 -
サッカーグランド内で商売しているバッソ屋も大繁盛。
まさに人種のるつぼ。 -
辺りが薄暗くなってきて
いよいよ王宮前で各チームの
オゴオゴのパフォーマンスが始まる。
各チームは、大中小三つのオゴオゴをそれぞれ乗せた三つの神輿と
先導する奇麗処の聖火隊、ガムラン演奏隊で構成されている。
このガムラン隊はチームによって
演奏スタイルが違いかなり面白い。
歩きながら演奏できる楽器による演奏ですが
迫力満点のアレンジは、思わず引き込まれます。
祭りがどんどん盛り上がってくると
観客と神輿の距離はどんどん縮まり
オゴオゴが迫ってくるごとに
観客は悲鳴を上げながら移動する。
王宮前の道路は人で溢れ返った、
まさに祭りそのものです。
きっと、ケガ人は出ているはずです。
最前列で観戦していた私は
何度か神輿や担ぎ手にぶつかりましたが
何とか無事に観戦できました。
祭り自体の盛り上がりに比例して
雨足も強くなり、途中で退散。
機会があれば是非最前列で経験して頂きたい。
本当に興奮します。 -
自分のチームの演技を応援している聖歌隊。
-
今夜も夜は宿でマッタリ。
つまみはパダンのブンクス。
今日はサユールがキャベツで
ウダン(エビ)が売り切れのためツナにしました。
このキャベツ、かなりいけます。 -
バリ6日目
ニュピです。
幹線道路からも全く車の音がしません。
何一つすることも無く、何一つ騒音もしません。
予定が何もない、予定を何一つ考えなくて良い。
旅行なのにもったいないと言えばそうですが
本当に贅沢な時間の過ごし方の一つであることは確かです。
しかし、夜は宿に居合わせたお客さん同士で
宿のキッチンを借りて夕食を作り、
スタッフを巻き込んで深夜まで静かに宴会・・・
神様ごめんなさい。 -
バリ8日目
マルディカのナシアヤム・クデワタン。
私はイブ・マンクウのナシアヤムの方が好みかな。
昨日はニュピ深夜の飲みが効いて
ニュピに続いてノープランでグズグズしてました。 -
バリ9日目
宿は再びプネスタナンに移動。
遅めの朝食を食べ終わってマッタリしていると
オーナーから実家で闘鶏があるとの情報ゲット。
急いで支度し、バイクを走らす。
家寺のお祭りという事でしたが
すでに50人以上の人が集まり、
中庭には大量のお供え物。
雨季の青い空に白い雲、
その大空に向かって立つバユン(バリ傘)。
時よりさわやかな風が吹き抜ける。
日陰に腰かけ、ぼんやりと過ごす。
バリで過ごすこの贅沢な時間が
私は一番好きです。 -
家ごとにその家の先祖を祭った寺があり
そのお祭りも盛大に行われるのだそうです。 -
闘鶏
男たちが本当に楽しそうに、しかも真剣に興じます。
掛け方は解りませんが、相当の金額が動きます。
試合はどちらかの鶏が致命傷をおって
動けなくなるまで戦わせます。
負けた鶏はその場でさばかれます。
残酷です。
しかし自分自身も幼い頃から
似たようなことをやっていたような・・・
今でも形を変えてやっているような・・・
闘鶏をやる民族、クジラを食べる民族・・・
今後このような伝統文化はどうなっていくのでしょうか。 -
ブサキ寺院ナイトツアー。
今回の旅行で唯一参加したツアーです。
ブサキ寺院に深夜にお参りしようと言うものです。
時期が時期だけに当たると大変な賑わいらしいのですが
残念ながら、今回は外れました。
本堂脇の寺院で小規模のオダランが
秘かに行われていた程度でした。
写真はそこでのワンショットです。
本堂への参道には全く人影は無く、
当然全く明かりの無い石段を登りました。
これはこれで貴重な体験だったと思っています。
登り詰めて、本尊の門をくぐった瞬間、空気が変わります。
体にまとわり付いていた湿気が
ひんやりとしたものに変わった感じです。
恐怖感や違和感ではなく、
何かの中に入り込んだような
何かに包み込まれたような感覚なのです。
残念ながら雨模様でしたが
天気が良く満点の星空だったら
そこには曼荼羅の宇宙がきっと広がっていたことでしょう。
何度も深呼吸し、お祈りを捧げ、このツアーは終了しました。
ちなみに、バリでは良くあることなのですが
ブサキではスチールカメラもデジカメも
途中から調子がおかしくなり
最終的に撮影できなくなってしまいました。 -
バリ10日目
アンドンの地元の人に超人気のワルン
チャンドラのナシチャンプル。
これ、安くて本当に美味しい。
マイ・ベスト・ナシチャンプルの2位です。 -
バリ11日目
いよいよ最終日。
残念ながら、お土産を買いまわる日がやって来ました。
まずは腹ごしらえでプリアタンへ
バッソソロのミーアヤム・バッソ。
最終日限定の大贅沢です。 -
扉。
自分の中の一つのキーワードです。
重く漆黒の扉の向こうには、
目にも眩い輝く光の世界が見える。
その光は希望であり、
また、誘惑であり
また、全てを消し去る魔法である。
幼い頃から、幾つもこんな扉を見て来た。
時間の軸がこの扉のこちら側から
向こう側に向かって伸びている。
その時間の軸にそって爽やかな風が流れ
ゆっくりと背中を押す。
「行くんだろ?」
時間が風となって流れて行く。
「・・・・・・うん、行くよ。」
一歩踏み出した瞬間目が眩む。
目を細めながら、
ゆっくりと振り返って、
その扉に視線を向ける。
それは、扉の向こうに置き忘れて来た
もう一人の自分を捜すためではなく
思いの外小さく見えるその扉を
自分の目に焼き付けるためにです。
「さあ、行くか。」
今回の旅行は短い期間のものでしたが
色々な人に会え、楽しい時間が過ごせました。
また、色々なものと出会え、貴重な体験が出来ました。
そのような機会を与えてくれた
バリに感謝しています。
ありがうございました。
最後までお付き合い、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- cha-chanのママさん 2012/06/29 10:37:33
- shiqueさん、こんにちは。
- 初めまして。cha-chanのママです。
旅行記に訪問&投票くださいまして有難うございます。
この旅行記、興味深く拝見させていただきました。
ニョピを体験された事、そして、夜のブサキ寺院。
残念ながらニョピの時期にはまだ行けそうにないので、10年後くらいの楽しみにしたいと思います。
それまでに、地元密着の旅行を出来るだけ体験したいなと、そうでないと本当のバリ島を味わえないのでは?と、思うので、行く度に少しずつ体験してみたいと思っております。
ブサキ寺院も一度行きました。
GWの天気の良い時期のはずが、雲も多く、たまに小雨。
きっとブサキ寺院だからなのでは?と、思っておりました。
何か、形の見えないものがあるように感じられました。
また、足を運んでみたいと思いました。
なかなかウブドには足を向く事ができないのですが、スペアリブは色々な方が美味しいと仰っているので、食い意地が張っている私は何とか食べてみたいな〜と、思っております。
素敵な旅行記有難うございました。
cha-chanのママ
- shiqueさん からの返信 2012/07/01 23:48:56
- RE: shiqueさん、こんにちは。
- はじめまして、cha-chanのママさん。
旅行記ご覧頂きありがとうございました。
私がバリのニョピを経験したのは
たまたまその時期にしか
休暇が取れなかったからののですが
次回もニョピの時期に行きたいと思っております。
有名な観光地だけを回るツアー以外で
バリの生活感を劇的に味わいたい人に
格好のイベントがニョピだと思います。
ニョピの数日前から街の雰囲気が変わり始めます。
前日のオゴオゴは祭り好きの日本人には
心躍る最高のイベントの一つです。
移動や交通、観光面で不都合は生じますが
ニョピはバリの一年に一回見せる素顔ですね。
是非とも経験してみて下さい。
百聞は一見にしかずです。
遅くなりましたが、旅行記への投票ありがとうございました。
shique
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