2011/06/04 - 2011/06/04
2724位(同エリア4569件中)
キティーさん
東京国立博物館の写楽展に行ってきました。
写楽の作品146図のうち、142図が勢ぞろいした
貴重な展覧会でした。
わずか10か月の間に146図を書き上げ
突然と姿を消した 謎の絵師 写楽
たっぷりと味わってきました。
-
写楽展の会場 平成館です。
(写真は、以前撮ったものです。)
閉幕まで1週間を切ったためか、
物凄い混雑ぶり・・。
11時頃到着しましたが、既に人で溢れかえっていました。
運良く、すぐに入ることが出来ましたが
入った直後に 入場制限が始まったようで・・。
とにかく、人でごった返していました・・。 -
写楽の扉を入って会場へ・・。
入場口から、会場までの
エスカレーター両側には、
写楽の描いた役者がお出迎えをしてくれるかのように
並んでいました。 -
写楽の絵だけでも
物凄い量なのですが・・。
他にも沢山の展示がありました。
写楽に出会うまでに、相当沢山の展示がありました。
まずは、「写楽以前の役者絵」
江戸時代 歌舞伎が始まり、それを描いた
菱川師宣の絵から始まりました。
菱川師宣の死から丁度100年後
写楽が突如として登場しました。
写真は、菱川師宣の見返り美人図
(今回の特別展での展示ではなく
先月の総合展で展示してあったものです。) -
次は、「写楽を生み出した蔦屋重三郎」
蔦屋重三郎は写楽のプロデューサーです。
写楽のほかにも
美人図で有名な喜多川歌麿をプロデュースしています。
喜多川歌麿の作品がずらりと並んでいました。
中でも、この有名な
「ポペンを吹く娘」は、とっても美しかったです。
写楽の前に、喜多川歌麿に魅了されてしまいました。
それにしても、蔦屋重三郎のプロデュース力は
凄いものですね・・。
歌麿と写楽を生み出すのですから。
一昔前の、小室哲哉みたいなものでしょうか・・。
全ての絵には、蔦屋のマークが入っているのですが、
だんだんavexのマークに見えてきてしまいます。
蔦屋・蔦屋・・と140回以上出てくるので
レンタルビデオ屋さんをどうしても思い出してしまうのですが・・。
TSUTAYAさんは、現代の蔦屋になりたい!という意味合いで
この名前にしたそうです。
なので、関係はないそうです。 -
いよいよ写楽が登場します。
しかし・・。
大・大混雑で・・。
まったく進めません・・。
ここまでで、かなりの時間を費やし
疲れてきました。
牛歩のごとく歩き
やっと絵の真正面に着くと
後ろから押される・・。
この繰り返しを ここまでだけで40回程繰り返してます。
周りから ため息や アクビが聞こえ、
ストレスが結構溜まってきました。
<写真は喜多川歌麿 針仕事です。 通常展に展示中> -
さて、お次は<写楽とライバルたち>
このコーナーが一番楽しかった!
同じ演目の同じ役者を
写楽・歌川豊国・勝川春英・勝川春艶がそれぞれ描いたものを
一度に見比べる展示でした。
今でいうと、新作映画の俳優を
色々なカメラマンが撮り ポスターを見比べて
どれがかっこいい? てな感じでしょうかね?
写真は、現在通常展に展示中の
歌川豊国 二美人図(特別展のものではないのですが・・)
歌川豊国は全身像の決めポーズ
いわゆる、イケメン顔を描いていました。
当時も一番人気だったそうです。
勝川春英の物は、なんとなく
線が細いというか、軟な男風な物が多かった気がします。 -
そして、写楽!!
やっぱ、インパクトが全然違いました。
この背景の雲母摺り=灰色のバックに
浮かび上がる 顔のドアップ!!
迫力が違います。
謎に包まれている写楽ですが、
一説には 能役者の斎藤十郎兵衛 と言われているそうです。
(東洲斎→斎藤)
舞台の上でスポットライトを浴びる役者を
(当時ライトはないですけど・・)
ここまで、描けたのは同じ役者だからではないか・・。と。
そして、写真は市川蝦蔵の竹村定之進
この竹村定之進は能役者という設定だそうです。
能役者の話を能役者の斎藤十郎兵衛(写楽)が描いたかもしれない
面白い作品だそうです。 -
そして、最も有名な
「大谷鬼次の江戸兵衛」
この作品がやっぱり一番かっこ良かったです。
実際の歌舞伎での この場面を
映像で見せてくれるコーナーがあり、
話の内容もわかって、より楽しかったです。
この特徴的な手
これは、びっくりした所を表しているという事が
初めてわかりました。
江戸兵衛は、盗賊の頭で、
奴一平を襲う計画を立てていて、
偶然 出くわした奴一平を見て、
お〜!! っと驚いているシーンでした。
ここまでの、雲母摺り上半身アップの作品を大首絵と言います。
大首絵28図が 写楽と聞いてイメージする作品でした。
そして、写楽のデビュー作でした。
展示会では、これを第一期と呼んでいました。
浮世絵なので、同じ作品が何点も摺られているので
2枚同時に並べて 色の違いを見せる展示も楽しかったです。 -
第二期は、
雲母摺りもなく、全身像に。
写楽のイメージから、
すこし離れてきました。
それでも絵からの迫力が感じられます。
写真は 大谷鬼次の川島治部五郎
上の写真と同じ役者さんですね。
大悪党で、殺人をしてきた直後のシーンです。
第二期までは、
東洲斎写楽という名前が入っています。 -
第三期からは、東洲斎という名前がなく
写楽 のみの表記になっています。
迫力もなく、なんかタッチも違う気が・・。
第四期なんて、まったく違う人の作品のようです。
第四期は絵自体も売れ行きが良くなかったようで、
残っている作品も少ないそうです。
この当時は、舞台を見るずっと前に
あらすじ と 役者名だけ 聞いて描いていたそうです。
なので、実際の衣装とも違うし、
精彩がない作品ばかりです。
第一期を描いた、写楽とは違う人が描いたのでは?
という説もあるそうです。
確かに、まったく魅力に欠ける作品でした。
大渋滞で、疲れもピークに達しているのもあり、
第三期以降は、おざなりに見てしまった感もあります。
140以上の作品の中でもデビュー作の28図だけが
ずば抜けて異彩を放っていたのがわかります。 -
最後のコーナーは、<写楽の残影>
写楽の描いた浮世絵は、あくまでもブロマイド。
ライバルコーナーでも触れましたが
歌川豊国の描いたイケメンはやはり人気があったそうですが、
写楽は、あまりにも 特徴をデフォルメしたため、
かならずしも、イケメンに描いている訳ではなかったそうです
そのため、一番人気だったわけではなく・・。
あまりにも正直すぎて、絵師の寿命を縮めたとも。
しかし、強烈なインパクトは確実に残しているため、
写楽以降の絵画に写楽の絵風が残っていたり、
写楽の絵が描かれたウチワを持った女性が描かれていたり・・。
他の絵師への写楽の影響を表したコーナーでした。
個人的に勝手に思ったのですが、
以前流行したThe DOG・・。
これも、写楽の影響受けてません? 違うかな? -
おなじみ 緑のコーナーでは、
自分で写楽の作品を作れるコーナーがありました。
4つのスタンプを順番に押していくと、
江戸兵衛が出来上がります!
ちょっと、ずれて失敗作ですね。
しかし・・。激コミでした。
写楽展 入ってから出てこれるまで・・。
3時間半かかりました。
ほとんど全ての作品を見れましたが
(足りなかったうち、2点は行方不明・1点は門外不出・1点は別の展覧会展示中)
写楽以外も含め300展弱の作品を牛歩で見て行くのは
さすがに疲れました・・。
とにかく、お腹いっぱいの写楽展でした。
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