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東京国立博物館の写楽展に行ってきました。<br />写楽の作品146図のうち、142図が勢ぞろいした<br />貴重な展覧会でした。<br /><br />わずか10か月の間に146図を書き上げ<br />突然と姿を消した 謎の絵師 写楽<br /><br />たっぷりと味わってきました。

役者は揃った 写楽展 東京国立博物館

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2011/06/04 - 2011/06/04

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キティー

キティーさん

東京国立博物館の写楽展に行ってきました。
写楽の作品146図のうち、142図が勢ぞろいした
貴重な展覧会でした。

わずか10か月の間に146図を書き上げ
突然と姿を消した 謎の絵師 写楽

たっぷりと味わってきました。

  • 写楽展の会場 平成館です。<br />(写真は、以前撮ったものです。)<br /><br />閉幕まで1週間を切ったためか、<br />物凄い混雑ぶり・・。<br />11時頃到着しましたが、既に人で溢れかえっていました。<br />運良く、すぐに入ることが出来ましたが<br />入った直後に 入場制限が始まったようで・・。<br /><br />とにかく、人でごった返していました・・。

    写楽展の会場 平成館です。
    (写真は、以前撮ったものです。)

    閉幕まで1週間を切ったためか、
    物凄い混雑ぶり・・。
    11時頃到着しましたが、既に人で溢れかえっていました。
    運良く、すぐに入ることが出来ましたが
    入った直後に 入場制限が始まったようで・・。

    とにかく、人でごった返していました・・。

  • 写楽の扉を入って会場へ・・。<br /><br />入場口から、会場までの<br />エスカレーター両側には、<br />写楽の描いた役者がお出迎えをしてくれるかのように<br />並んでいました。<br /><br />

    写楽の扉を入って会場へ・・。

    入場口から、会場までの
    エスカレーター両側には、
    写楽の描いた役者がお出迎えをしてくれるかのように
    並んでいました。

  • 写楽の絵だけでも<br />物凄い量なのですが・・。<br />他にも沢山の展示がありました。<br />写楽に出会うまでに、相当沢山の展示がありました。<br /><br />まずは、「写楽以前の役者絵」<br />江戸時代 歌舞伎が始まり、それを描いた<br />菱川師宣の絵から始まりました。<br /><br />菱川師宣の死から丁度100年後<br />写楽が突如として登場しました。<br /><br />写真は、菱川師宣の見返り美人図<br />(今回の特別展での展示ではなく<br /> 先月の総合展で展示してあったものです。)

    写楽の絵だけでも
    物凄い量なのですが・・。
    他にも沢山の展示がありました。
    写楽に出会うまでに、相当沢山の展示がありました。

    まずは、「写楽以前の役者絵」
    江戸時代 歌舞伎が始まり、それを描いた
    菱川師宣の絵から始まりました。

    菱川師宣の死から丁度100年後
    写楽が突如として登場しました。

    写真は、菱川師宣の見返り美人図
    (今回の特別展での展示ではなく
     先月の総合展で展示してあったものです。)

  • 次は、「写楽を生み出した蔦屋重三郎」<br /><br />蔦屋重三郎は写楽のプロデューサーです。<br />写楽のほかにも<br />美人図で有名な喜多川歌麿をプロデュースしています。<br /><br />喜多川歌麿の作品がずらりと並んでいました。<br /><br />中でも、この有名な<br />「ポペンを吹く娘」は、とっても美しかったです。<br /><br />写楽の前に、喜多川歌麿に魅了されてしまいました。<br /><br />それにしても、蔦屋重三郎のプロデュース力は<br />凄いものですね・・。<br />歌麿と写楽を生み出すのですから。<br />一昔前の、小室哲哉みたいなものでしょうか・・。<br />全ての絵には、蔦屋のマークが入っているのですが、<br />だんだんavexのマークに見えてきてしまいます。<br /><br />蔦屋・蔦屋・・と140回以上出てくるので<br />レンタルビデオ屋さんをどうしても思い出してしまうのですが・・。<br />TSUTAYAさんは、現代の蔦屋になりたい!という意味合いで<br />この名前にしたそうです。 <br />なので、関係はないそうです。

    次は、「写楽を生み出した蔦屋重三郎」

    蔦屋重三郎は写楽のプロデューサーです。
    写楽のほかにも
    美人図で有名な喜多川歌麿をプロデュースしています。

    喜多川歌麿の作品がずらりと並んでいました。

    中でも、この有名な
    「ポペンを吹く娘」は、とっても美しかったです。

    写楽の前に、喜多川歌麿に魅了されてしまいました。

    それにしても、蔦屋重三郎のプロデュース力は
    凄いものですね・・。
    歌麿と写楽を生み出すのですから。
    一昔前の、小室哲哉みたいなものでしょうか・・。
    全ての絵には、蔦屋のマークが入っているのですが、
    だんだんavexのマークに見えてきてしまいます。

    蔦屋・蔦屋・・と140回以上出てくるので
    レンタルビデオ屋さんをどうしても思い出してしまうのですが・・。
    TSUTAYAさんは、現代の蔦屋になりたい!という意味合いで
    この名前にしたそうです。 
    なので、関係はないそうです。

  • いよいよ写楽が登場します。<br /><br />しかし・・。<br />大・大混雑で・・。<br />まったく進めません・・。<br />ここまでで、かなりの時間を費やし<br />疲れてきました。<br /><br />牛歩のごとく歩き<br />やっと絵の真正面に着くと<br />後ろから押される・・。<br />この繰り返しを ここまでだけで40回程繰り返してます。<br /><br />周りから ため息や アクビが聞こえ、<br />ストレスが結構溜まってきました。<br /><br /><写真は喜多川歌麿 針仕事です。  通常展に展示中>

    いよいよ写楽が登場します。

    しかし・・。
    大・大混雑で・・。
    まったく進めません・・。
    ここまでで、かなりの時間を費やし
    疲れてきました。

    牛歩のごとく歩き
    やっと絵の真正面に着くと
    後ろから押される・・。
    この繰り返しを ここまでだけで40回程繰り返してます。

    周りから ため息や アクビが聞こえ、
    ストレスが結構溜まってきました。

    <写真は喜多川歌麿 針仕事です。  通常展に展示中>

  • さて、お次は<写楽とライバルたち><br /><br />このコーナーが一番楽しかった!<br /><br />同じ演目の同じ役者を<br />写楽・歌川豊国・勝川春英・勝川春艶がそれぞれ描いたものを<br />一度に見比べる展示でした。<br /><br />今でいうと、新作映画の俳優を<br />色々なカメラマンが撮り ポスターを見比べて<br />どれがかっこいい?  てな感じでしょうかね?<br /><br />写真は、現在通常展に展示中の<br />歌川豊国 二美人図(特別展のものではないのですが・・)<br /><br />歌川豊国は全身像の決めポーズ<br />いわゆる、イケメン顔を描いていました。<br />当時も一番人気だったそうです。<br /><br />勝川春英の物は、なんとなく<br />線が細いというか、軟な男風な物が多かった気がします。

    さて、お次は<写楽とライバルたち>

    このコーナーが一番楽しかった!

    同じ演目の同じ役者を
    写楽・歌川豊国・勝川春英・勝川春艶がそれぞれ描いたものを
    一度に見比べる展示でした。

    今でいうと、新作映画の俳優を
    色々なカメラマンが撮り ポスターを見比べて
    どれがかっこいい?  てな感じでしょうかね?

    写真は、現在通常展に展示中の
    歌川豊国 二美人図(特別展のものではないのですが・・)

    歌川豊国は全身像の決めポーズ
    いわゆる、イケメン顔を描いていました。
    当時も一番人気だったそうです。

    勝川春英の物は、なんとなく
    線が細いというか、軟な男風な物が多かった気がします。

  • そして、写楽!!<br /><br />やっぱ、インパクトが全然違いました。<br /><br />この背景の雲母摺り=灰色のバックに<br />浮かび上がる 顔のドアップ!!<br />迫力が違います。<br /><br />謎に包まれている写楽ですが、<br />一説には 能役者の斎藤十郎兵衛 と言われているそうです。<br />(東洲斎→斎藤)<br /><br />舞台の上でスポットライトを浴びる役者を<br />(当時ライトはないですけど・・)<br />ここまで、描けたのは同じ役者だからではないか・・。と。<br />そして、写真は市川蝦蔵の竹村定之進<br />この竹村定之進は能役者という設定だそうです。<br />能役者の話を能役者の斎藤十郎兵衛(写楽)が描いたかもしれない<br />面白い作品だそうです。

    そして、写楽!!

    やっぱ、インパクトが全然違いました。

    この背景の雲母摺り=灰色のバックに
    浮かび上がる 顔のドアップ!!
    迫力が違います。

    謎に包まれている写楽ですが、
    一説には 能役者の斎藤十郎兵衛 と言われているそうです。
    (東洲斎→斎藤)

    舞台の上でスポットライトを浴びる役者を
    (当時ライトはないですけど・・)
    ここまで、描けたのは同じ役者だからではないか・・。と。
    そして、写真は市川蝦蔵の竹村定之進
    この竹村定之進は能役者という設定だそうです。
    能役者の話を能役者の斎藤十郎兵衛(写楽)が描いたかもしれない
    面白い作品だそうです。

  • そして、最も有名な<br />「大谷鬼次の江戸兵衛」<br />この作品がやっぱり一番かっこ良かったです。<br /><br />実際の歌舞伎での この場面を<br />映像で見せてくれるコーナーがあり、<br />話の内容もわかって、より楽しかったです。<br /><br />この特徴的な手<br />これは、びっくりした所を表しているという事が<br />初めてわかりました。<br /><br />江戸兵衛は、盗賊の頭で、<br />奴一平を襲う計画を立てていて、<br />偶然 出くわした奴一平を見て、<br />お〜!! っと驚いているシーンでした。<br /><br />ここまでの、雲母摺り上半身アップの作品を大首絵と言います。<br />大首絵28図が 写楽と聞いてイメージする作品でした。<br />そして、写楽のデビュー作でした。<br />展示会では、これを第一期と呼んでいました。<br /><br />浮世絵なので、同じ作品が何点も摺られているので<br />2枚同時に並べて 色の違いを見せる展示も楽しかったです。

    そして、最も有名な
    「大谷鬼次の江戸兵衛」
    この作品がやっぱり一番かっこ良かったです。

    実際の歌舞伎での この場面を
    映像で見せてくれるコーナーがあり、
    話の内容もわかって、より楽しかったです。

    この特徴的な手
    これは、びっくりした所を表しているという事が
    初めてわかりました。

    江戸兵衛は、盗賊の頭で、
    奴一平を襲う計画を立てていて、
    偶然 出くわした奴一平を見て、
    お〜!! っと驚いているシーンでした。

    ここまでの、雲母摺り上半身アップの作品を大首絵と言います。
    大首絵28図が 写楽と聞いてイメージする作品でした。
    そして、写楽のデビュー作でした。
    展示会では、これを第一期と呼んでいました。

    浮世絵なので、同じ作品が何点も摺られているので
    2枚同時に並べて 色の違いを見せる展示も楽しかったです。

  • 第二期は、<br />雲母摺りもなく、全身像に。<br /><br />写楽のイメージから、<br />すこし離れてきました。<br /><br />それでも絵からの迫力が感じられます。<br />写真は 大谷鬼次の川島治部五郎<br /><br />上の写真と同じ役者さんですね。<br /><br />大悪党で、殺人をしてきた直後のシーンです。<br /><br />第二期までは、<br />東洲斎写楽という名前が入っています。

    第二期は、
    雲母摺りもなく、全身像に。

    写楽のイメージから、
    すこし離れてきました。

    それでも絵からの迫力が感じられます。
    写真は 大谷鬼次の川島治部五郎

    上の写真と同じ役者さんですね。

    大悪党で、殺人をしてきた直後のシーンです。

    第二期までは、
    東洲斎写楽という名前が入っています。

  • 第三期からは、東洲斎という名前がなく<br />写楽 のみの表記になっています。<br /><br />迫力もなく、なんかタッチも違う気が・・。<br /><br />第四期なんて、まったく違う人の作品のようです。<br />第四期は絵自体も売れ行きが良くなかったようで、<br />残っている作品も少ないそうです。<br />この当時は、舞台を見るずっと前に<br />あらすじ と 役者名だけ 聞いて描いていたそうです。<br />なので、実際の衣装とも違うし、<br />精彩がない作品ばかりです。<br /><br />第一期を描いた、写楽とは違う人が描いたのでは?<br />という説もあるそうです。<br />確かに、まったく魅力に欠ける作品でした。<br /><br />大渋滞で、疲れもピークに達しているのもあり、<br />第三期以降は、おざなりに見てしまった感もあります。<br />140以上の作品の中でもデビュー作の28図だけが<br />ずば抜けて異彩を放っていたのがわかります。

    第三期からは、東洲斎という名前がなく
    写楽 のみの表記になっています。

    迫力もなく、なんかタッチも違う気が・・。

    第四期なんて、まったく違う人の作品のようです。
    第四期は絵自体も売れ行きが良くなかったようで、
    残っている作品も少ないそうです。
    この当時は、舞台を見るずっと前に
    あらすじ と 役者名だけ 聞いて描いていたそうです。
    なので、実際の衣装とも違うし、
    精彩がない作品ばかりです。

    第一期を描いた、写楽とは違う人が描いたのでは?
    という説もあるそうです。
    確かに、まったく魅力に欠ける作品でした。

    大渋滞で、疲れもピークに達しているのもあり、
    第三期以降は、おざなりに見てしまった感もあります。
    140以上の作品の中でもデビュー作の28図だけが
    ずば抜けて異彩を放っていたのがわかります。

  • 最後のコーナーは、<写楽の残影><br /><br />写楽の描いた浮世絵は、あくまでもブロマイド。<br />ライバルコーナーでも触れましたが<br />歌川豊国の描いたイケメンはやはり人気があったそうですが、<br />写楽は、あまりにも 特徴をデフォルメしたため、<br />かならずしも、イケメンに描いている訳ではなかったそうです<br />そのため、一番人気だったわけではなく・・。<br />あまりにも正直すぎて、絵師の寿命を縮めたとも。<br /><br />しかし、強烈なインパクトは確実に残しているため、<br />写楽以降の絵画に写楽の絵風が残っていたり、<br />写楽の絵が描かれたウチワを持った女性が描かれていたり・・。<br />他の絵師への写楽の影響を表したコーナーでした。<br /><br />個人的に勝手に思ったのですが、<br />以前流行したThe DOG・・。<br />これも、写楽の影響受けてません? 違うかな?

    最後のコーナーは、<写楽の残影>

    写楽の描いた浮世絵は、あくまでもブロマイド。
    ライバルコーナーでも触れましたが
    歌川豊国の描いたイケメンはやはり人気があったそうですが、
    写楽は、あまりにも 特徴をデフォルメしたため、
    かならずしも、イケメンに描いている訳ではなかったそうです
    そのため、一番人気だったわけではなく・・。
    あまりにも正直すぎて、絵師の寿命を縮めたとも。

    しかし、強烈なインパクトは確実に残しているため、
    写楽以降の絵画に写楽の絵風が残っていたり、
    写楽の絵が描かれたウチワを持った女性が描かれていたり・・。
    他の絵師への写楽の影響を表したコーナーでした。

    個人的に勝手に思ったのですが、
    以前流行したThe DOG・・。
    これも、写楽の影響受けてません? 違うかな?

  • おなじみ 緑のコーナーでは、<br />自分で写楽の作品を作れるコーナーがありました。<br /><br />4つのスタンプを順番に押していくと、<br />江戸兵衛が出来上がります!<br />ちょっと、ずれて失敗作ですね。<br /><br />しかし・・。激コミでした。<br />写楽展  入ってから出てこれるまで・・。<br />3時間半かかりました。<br /><br />ほとんど全ての作品を見れましたが<br />(足りなかったうち、2点は行方不明・1点は門外不出・1点は別の展覧会展示中) <br />写楽以外も含め300展弱の作品を牛歩で見て行くのは<br />さすがに疲れました・・。<br /><br />とにかく、お腹いっぱいの写楽展でした。

    おなじみ 緑のコーナーでは、
    自分で写楽の作品を作れるコーナーがありました。

    4つのスタンプを順番に押していくと、
    江戸兵衛が出来上がります!
    ちょっと、ずれて失敗作ですね。

    しかし・・。激コミでした。
    写楽展  入ってから出てこれるまで・・。
    3時間半かかりました。

    ほとんど全ての作品を見れましたが
    (足りなかったうち、2点は行方不明・1点は門外不出・1点は別の展覧会展示中) 
    写楽以外も含め300展弱の作品を牛歩で見て行くのは
    さすがに疲れました・・。

    とにかく、お腹いっぱいの写楽展でした。

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