初めてのベトナム・格安ホーチミン旅１☆デタム・ファングーラオとバイクの街～May 2011～

2011/05/20 - 2011/05/23

「格安ツアーでホーチミンへ行きませんか？」
4travelを通じて知り合った友人まりあーぬさんからのお誘いで始まったホーチミンの旅。

これまで仕事などでベトナムに多少の縁はあったものの、旅行先としては全くのノーチェックだったべトナム。
格安なら行ってみてもいいかも・・・とあまり深く考えずにＯＫ。
ホーチミンについての基礎知識がないため、ホテルのランクや立地にも全くこだわりなく、安さ優先でツアーの手配は全てまりあーぬさんにお任せ。
ホーチミンがどんなところか調べ始めたのはツアーの手配が完了してからでした。

そしてホーチミンがどんなところか調べれば調べるほど不安になってくる私たち。
ぼったくり、ひったくり、スリ・・・出てくる、出てくる被害の数々。
タクシーやシクロ、飲食店、土産物屋で繰り広げられるバトルの体験談。
トリップア●バイザーで宿泊予定のドゥナホテルについて調べたら、これまた激しく不安を煽るクチコミが。

まだ見ぬホーチミンの街とドゥナホテルに不安を抱きながらも、万全の体制で挑んだホーチミン旅行のはじまりです。


手配内容はまりあーぬさんの旅行記より引用。

■利用ツアー会社：CHINTAIトラベル

■ツアー代金：￥28,400
　＋レイトチェックアウト￥2,000＋燃油サーチャージ￥10,000
　＋空港使用料等￥4,340　＝￥44,740

　・ホーチミン２泊４日
　・ドゥナホテル泊
　・往路成田17:25発ＮＨ０９３１便、復路ホーチミン23:50発ＮＨ０９３２便


初めてのベトナム・格安ホーチミン旅
デタム・ファングーラオとバイクの街
http://4travel.jp/traveler/rei_rei/album/10571321/
ドンコイ通りで優雅にカラベルハイティー＆マッサージ
http://4travel.jp/traveler/rei_rei/album/10571349/
最終日も優雅にパークハイアットでハイティー＆マッサージ
http://4travel.jp/traveler/rei_rei/album/10571369/

エリア ホーチミン(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 2.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 1.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: CHINTAI トラベルサービス

■５月２０日（金）

午前中いつものように出社し、12時少し前に仕事を上がり向かうは成田空港。
いつもなら成田エクスプレスやリムジンバスを使うところですが、今回は在来線を乗り継いで空港へ向かいます。
格安ツアーでベトナムへ行くのに、成田空港へ行くまでに交通費をかけるのは勿体ない。
八王子の職場から成田空港まで在来線乗り継いで3時間ちょい。
ここまでで既に小旅行気分。

お昼ご飯を食べずに出て来たので、日暮里で乗り換えの合間にイタトマカフェで急いでランチ。
南イタリアの恵み大好き！！
でもいつも食べている高幡不動店の方が美味しいかも。

成田空港第一ビル到着。
同じく在来線を乗り継いでやって来たまりあーぬさんと合流。

オフシーズンの空港は人もまばら。
節電のため薄暗い。
まりあーぬさんは「人が少ない」と言っていたけど、オフシーズンにしか旅行したことのない私にはいつもの光景（苦笑）

今回のツアーで唯一こだわったのが日系航空会社確約ってところ。
久々に乗るＡＮＡの国際線。
格安ツアーでＡＮＡ利用は嬉しい。

うきうきして搭乗口で待っていたら、突然まりあーぬさんの名前がアナウンスされた。
預け入れ荷物の中に入っていたバルサンを破棄するのに立ち会ってくださいとのこと。
バルサンはドゥナホテルのゴキブリ対策用に持ってきたもの。
虫除けスプレーは大丈夫だけど、バルサンは航空法で持ち込み禁止なんだって。

17:25発ＮＨ０９３１便は定刻４０分遅れで出発。
搭乗を取りやめたお客さんの荷物を降ろすのに時間がかかったらしい。

時期柄旅行客は少ないと思われたけど、ベトナムへの帰国客が多いためかほぼ満席。

メインをチキンかフィッシュから選べる機内食。
選べる機内食なんて久しぶり〜でテンションアップ♪

チキンを選んでみる。

ＡＮＡの機内食ってことで期待してたんだけど、やっぱり機内食・・・って感じのお味でした。
１月に乗ったチャイナエアラインの機内食が美味しかっただけに、比べちゃうとね。
チキンよりフィッシュのほうがよかったかな。

ミネラルウォーターはしっかりお持ち帰りさせていただきました。

無事ベトナム・サイゴンタンソニャット空港到着。
東南アジア特有の湿度と熱気でむわっとしている。

空港から一歩外へ出た途端早速ベトナムの洗礼に遭いました。
ものすごい人だかりと全ての音を掻き消すバイクのクラクション。
誰か有名人でも来るのか？と思ったら、ベトナムでは週末になると海外へ出稼ぎに行った家族の帰国を家族親戚総出で空港で出迎えるんだって。
しかも何時の飛行機で帰ってくるとか知らせていないから、みんな早朝からずっと待っているらしい。
あまりの人だかりと騒音に圧倒され、肝心の人だかり写真を撮り忘れました。

この時点で軽くカルチャーショック。

ピックアップの車に乗ってデタム・ファングーラオにあるドゥナホテルへ向かいます。
私達が泊まるホテルは高級〜エコノミーホテルが立ち並ぶドンコイ地区ではなく、バックパッカー街のデタム･ファングーラオ地区にあります。
外を走るバイクの数とクラクションの音に圧倒されまくり。

この時点ではベトナムに来たことを少し後悔。

ピックアップの車に貼ってあったシール。

がんばれ東北
がんばれ関東

ドゥナホテル到着。

ドゥナホテルはワンフロア４部屋、総部屋数４０室の小さなホテル。
着くなりすぐに部屋に案内されました。

私達の部屋は５階の一番奥の部屋５０４号室。

クチコミで“家具がかびていて使いものにならない”“これは拷問か！？”“捕虜の部屋よりはマシ”“虫除け無しでは眠れない”等散々な事が書かれていたドゥナホテル。
どきどきしながら部屋に入ります。

あれ〜〜、意外と普通！？
　
安普請で簡素な造りだけど思っていたよりも新しめでキレイ。

小さいけど窓もある。
窓がない部屋の閉塞感がとても苦手なので、窓ありは嬉しい。

エアコンやや扇風機もちゃんとついているし、テレビや冷蔵庫も完備。
クロゼットは小さめだけどカビてる様子はなし。

エアコンなんてまだ新品でぴかぴかだし、全体的に備品がまだ新しい感じだったから、もしかしたら改装したばかり？？

ベッドや毛布のデザインがレトロな雰囲気だけど、全然汚くはない。

シーツや布団が汚かった場合の為にレジャーシートとパレオ＆空気枕、外の音がうるさかった場合のために耳栓、虫対策に虫除けスプレー（バルサンは没収）を持ってきたのに、拍子抜け。

道路から一番奥の部屋だったせいか外の音もそれほど気にならず、用意してきた耳栓の出番無し。
虫除けスプレーも出番無しでした。
バルサン没収されたけど、必要なくてよかった！！

これは嬉しい誤算。　

バス＆トイレはいまいちキレイとは言い難いけど、値段相応ってとこ。
想像していたよりは全然よかった。
それにバスルームが汚かった場合に備えて明日以降はお風呂とマッサージを兼ねたスパを予約しているので、このシャワーを使うのは一晩だけ。

アメニティはハブラシと石鹸のみ。
水道の水は鉄サビ臭いので歯磨きするときもミネラルウォーターが必要。

備え付けのトイレットペーパーは質が悪くスカスカだったので（一度で１ロール使い切ってしまいそうなくらい）、日本から持参したトイレットペーパーを使いました。（備えあれば憂いなし♪）

荷物になるのを我慢してせっかく持ってきたのでベッドの上にレジャーシートとパレオ、空気枕をセットしてみました。
なんだか怪しげです（苦笑）

シャワーを浴びベッドに横になったら、一週間の労働と移動の疲れからいつの間にか眠ってしまった。

このまま寝たら夜中に猛烈に暑くなって目が覚めた。
レジャーシートを敷いて寝るのは東南アジアでは不向きということがわかっただけでも、持ってきた価値があったと思いたい。

■５月２１日（土）

外の音が気になったり暑さで何度か夜中に目が覚めつつも、AM5：00起床。
ベトナムのAM5:00＝日本のAM7:00・・・いつも起きる時間と同じじゃないか。。。
海外へ来てまで定刻通り目が覚めてしまうなんて哀しい。
朝から蒸し蒸しと暑い。

ホテルの廊下の窓からの景色。
東南アジア風の屋根ビュー。

ドゥナホテルのロビー。

ごちゃごちゃっとした感じだけど、この雰囲気嫌いじゃない。

４人がけのテーブルが二つあるだけの食堂。
食堂には大切そうにバイクが飾って（しまって？）あった。
盗難対策かな？

パンか麺から選べる朝食。
クチコミによると麺はカップ麺らしいので、パンを選んだ。
パンのつけ合わせに卵かチーズがつくというので、チーズを選んだら見事にパンとチーズ＆バターだけだった。

ベトナムはパンが美味しいと言われている。
見た目は普通のフランスパンなんだけど、外側がパリパリで中がふんわりした食感で美味しい。
朝から暑かったので、飲み物はコーラにした。
瓶のコーラなら氷（生水）が入ってないから安心。

４月のままのカレンダー。

ホテルのスタッフに「４月のままだよ」と教えてあげたのに、何故か笑ってそのまま放置された（苦笑）

センスパとアナムＱＴスパの予約をお願いしているＴＮＫトラベルのオフィスに向かいがてらホテル周辺ファングーラオの街を散策することにした。

ドゥナホテルの隣にはレレホテルが。
ドゥナホテルかレレホテルのどちらかに宿泊するツアーだったんだけど、どちらでもよかった（苦笑）
ファングーラオにはこんな風に縦に細長いホテルが沢山あります。
どうして細長いかと言うと、間口で税金が決まるからなんだって。

レレホテルの１Ｆにはサブウェイが入ってます。
サブウェイがあれば朝食ついてなくても全然問題なしだな。

まだ朝早い時間なので人が少ないけど、独特の雰囲気。

朝から店の前に座り込んで話をしている人達がいたり。

東南アジアらしい熱気とパワーを感じます。

とっても気になる路地。

道端で見かけたドリアンがベトナムっぽい。

ベトナム一のバックパッカー街だけあって外国人観光客がいっぱい。
ここでは日本人観光客らしき姿を全くと言っていいほど見かけませんでした。

今まで行った旅先には無い独特の雰囲気に圧倒されつつも、何だかわくわくしてきた！！！！

ファングーラオには格安ツアー会社やツアー会社が主催するカフェがいっぱい。
ＴＮＫラベルはアンアン２ホテルの地下にありました。

ここでセンスパとアナムＱＴスパのバウチャーを受け取ります。
スタッフの方が「スリが多いから気をつけてくださいね」と言われ、やっぱりそうかと気を引き締める。

両替所で両替を済ませます。

3,000円を両替したら750,000ドンになりました。
桁が多い。
お金持ちになった気分♪

ホーチミンでよく見かけたサークルＫ。
ホーチミンでコンビニはサークルＫ以外ほとんど見かけず。
他にも日系のコンビニはあるのかな？

すごいことになっている電線。

でも、これはまだいい方だった･･･。

ファングーラオの街を散策した後はベンタイン市場へ向かいます。

道路が広い！！バイクが多い！！
車線がない！！信号がない！！標識もない！！

ホーチミン市内の道路には信号や標識がほとんどない（あっても守られていない）うえ、バイクの数がものすごく多い。
それに混じってタクシーやバス、自転車などが入り乱れ、鳴り響くクラクションの音。
交差点では右折、左折のルールもあるのかないのかよくわかならいような状態だし、逆走してきたり、歩道に乗り上げてきたり・・・
どこへ行くにも車線も信号もないやたらと広い道路を渡らなければなりません。

道路を渡るコツは、途中で立ち止まったり、走ったりせず、ゆっくりと左右を見ながら渡り切る事！！だそう。

怖くなって走ったり立ち止まったりすると、バイクや車も歩行者の行動に予想がつかず事故が起きる可能性が高いんだとか。

そうは言っても怖いものは怖い。
バイクにクラクションを鳴らされまくり、スレスレに交わしながら命がけで道を渡ります。
まだ自家用車の数が少ないだけ恐怖感は少ないけど･･･たとえバイクでも接触したら大変。

初めて台北に行ったときもバイクの数に圧倒されたけど、それとはまた違う圧倒的なバイクの数とクラクションの音。
台湾には信号や標識があったし、交通ルールらしきものはちゃんと守られていているから怖くはなかった。

この道路の状況をうまく静止画におさめられなかったので、動画でアップしてみました。


http://www.youtube.com/watch?v=yb-qiG3CjBo

ベンタイン市場到着。

市場と言うよりアウトレットモールみたいなお洒落な建物。

市場の中へ一歩足を踏み入れると、そこはすごい熱気。

靴や洋服、雑貨、食品などありとあらゆるものが売られています。
場所によってはかなり匂いがキツいところもあったり・・・（犯人はドリアン率高し）

値札はついていないので、価格は全て交渉次第。
少しでも商品に興味を示そうものなら、すぐに店員が近寄ってきたり、腕をつかまれたり。
日本人という名札をつけているわけじゃないのに、何故店員さんは私達が日本人だとわかるのだろう。

布好きの私には危険すぎるエリアです。
足早に通り過ぎます。

とても綺麗なアオザイ。
若い頃なら勢いで買っていたかも。

今は・・・買っても着られませんから（涙）

市場の雰囲気を楽しむには面白いところだけど、値段を尋ねたり交渉したりが面倒で買う気にはならず。

ベンタイン市場を出た私達は汗だくになりながらドンコイ地区へ向かうのでした。



初めてのベトナム・格安ホーチミンの旅②へ続く。
http://4travel.jp/traveler/rei_rei/album/10571349/