湯は別府・・・そして地獄とプリンの旅

2011/05/22 - 2011/05/23

震災の影響で３月の旅行がキャンセルになって以来の！旅、というわけで１泊２日ながらビュビュッと九州！そして空港から近い別府で温泉三昧を誓ったのであった。別府は・・・グルメまで温泉からできている。かなりいろいろ個性的である。そして頭からつま先まで硫黄のニオイを漂わせて帰京。

エリア 別府温泉(大分)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

大分空港は濃霧につき、福岡へ逃避もしくは東京へ引き返すという残酷な条件のもと、無事到着して感激もひとしお。。。日ごろの行いかねぇ〜〜などとまたほざきつつ、空港からレンタカーでまずは鉄輪温泉へと向かう。途中、血の池地獄で地獄っとく？というわけで２時間サスペンスばりにひぃひぃと真っ赤な粘土質な池の周りをはしゃぎ回るわれら。昭和初期に爆発しているという。国の名勝指定。

妙にこぎれいな売店で「残りわずかで〜す」というささやきに焦りつつ「血の池プリン」３２０円（高）を買ってしまう、しかし２人で１つ。プリンというより、ムースって感じ。赤ワインが効いてます。お隣の「竜巻地獄」もそうだけど、ありがたいことに建物がすごく新しくてキレイなんだけど、どうにも国道沿いの田舎料理屋といった感じで雰囲気が・・・しかし地球のパワーを感じる場所である。

さて目的地の鉄輪温泉は「別府八湯」の一つ、地獄が集中してる蒸し蒸しモクモクなすごいところです。ものすごく、いるだけで肌によさげだ。「山地獄」は最大の目的地の一つであります。ここは本気で地面の割れ目という割れ目から湯気が上がって、立ち入り禁止区域でないとこでも「あちっ！！」ってくらいのパワー全開なのです。

そう、われらの目標は山地獄に住むというカバの昭平だよ〜〜♪１００円でエサやりするために来たんだぁ〜〜♪昭平は常にいつなんどきも、このスタイルでニンジン投下を待ち受けているのでした。まさに山地獄のアイドル！

えっと、まさか驚きのインド象・ダイアちゃん。こちらもエサやり可能。ほしがってます。

まぁ温泉にサルというのは一般的でしょ？

だからってマントヒヒ？？エサくれよ。

何といっても私を魅了したのは、ラマ×２でした！！！
なぜにあんなに気取って歩くのでしょう（そんなつもりは・・・）まるでパリコレのランウェイと勘違いしているかのごとく、、、ここは山地獄ですよ。でも一緒に歩いてみる。

近づきすぎると、ツバをかけるから注意してね。という看板が。ほんと？？しかし何かをつぶやきながら怪しげにあるくラマ×２に翻弄されっぱなし（何しにきたのか・・・）

そんなこんなで地獄（というか動物園的な）を満喫したわれら、肝心の鉄輪温泉で蒸し蒸しという目的を前に腹ごしらえであります！鉄輪温泉は石畳が整備されて賑やか、なんて聞いていたのに一つ通りに入ると・・・日曜の昼間だというのに人っこ一人いないべさ（焦）
しかし！不安を吹き飛ばしたのは「お川」さんでいただきました、別府名物・とり天の定食（７００円）でございます！！一見高そうな料亭風ですがこの良心的なお値段、サックサクの衣に二杯酢がさっぱりピッタリです。ウドの和え物や美味しいお味噌汁までついてこの値段（泣）大当たりでした。お隣さんが食べていた「名物・鳥吸い麺」というやつも超いいニオイでした〜〜
※別府市内に同じ名前の店があるようですが、われらがお邪魔したのは鉄輪風呂本という住所のお川さんです。

鉄輪温泉はくさんの外湯がありますが、われらの目的は「鉄輪むし湯」。「せきしょう」という、清流にしか生えないという草をしきつめた超むっし蒸しな洞窟みたいな中で蒸し上げられることになっております。日ごろホットヨガで鍛えられている？わたくしですが、これはすっごい！唇が、びりびりしてまいりました・・・息をするのが・・・というところでお時間です〜〜。短時間だから、出たら何だか気分爽快！でした。外には無料開放の足蒸しがあって、旅人たちと語り合ったりできるのです♪おばちゃん達が親切で、雰囲気もあるのでおススメ！

さらに共同湯が多いのも鉄輪温泉の魅力！中でもチェックしたのが渋さ満点、その名も「渋の湯」です。組合の方以外はロッカー代の１００円で入らせていただく、ということになっております。お湯が気持ちよい！昭和〜〜なノスタルジックさもたまりません。そして、こんなに小さな湯なのに入り口に渋の湯のスタンプが置いてある！スタンプ好きにはたまらなく嬉しいのでした。

鉄輪温泉の共同湯にはもっと時間をかけて行ってみたい気がしました。が、われらは別府駅近くの海目前なホテル「シーサイドホテル美松　大江亭」へ。近年、リニューアルしたとかでロビーあたりはとてもキレイで、何といっても目の前海！あの船から見えるのでは！という露天風呂は言葉が出ません。晴れていれば、向こうに四国が見えるそうです。
ちなみに、宿はネットから航空券＋宿のセットで取りました♪部屋は絶対、海側でしょう。

別府の街中めぐりに出かけました♪宿から余裕で歩けます。ここは有名な竹瓦温泉、街中にこんな風情のある外湯があるなんて、さすがは別府ですね！飲み屋街にいきなり現れます。

駅前に、これまたノスタルジック！な外湯「高等温泉」が！雰囲気のある建物です。高等湯と並湯、と二つの入り口に分かれていて、外からのお客様は高等湯にご案内なのだそうですよ。

やったー！別府駅到着！！という気分をさらに盛り上げてくれるのがこのブロンズ像でございます。彼こそが観光の祖、油屋熊八氏であります（詳しくはウィキ→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B9%E5%B1%8B%E7%86%8A%E5%85%AB）。なぜすっぱだかの赤子が彼のマントにぶら下がっているのか、は分からない（というか調べていない）のですが、かなり相当スゴイ人なんだということは、裏に書いてあります。ちなみに、駅に止まっているブルーの車体が素敵な電車は九州の特急・ソニックです！！カッコイーー

熊八氏の後ろには、さすが別府ステーションですね、手湯があります。子供たちがはしゃいでおります。あったかいですね。
ちなみに駅中にはたくさんお土産があって便利ですよ。この駅前に着くまでは、別府の街に不安を覚えていたのですが（飲み屋しかなくて）、駅前の目抜き通りは栄えておりました。

そんな中に地元で頑張る名画座発見！！「別府ブルーバード劇場」は「since1949」とありましたよ、スゴイね〜〜
共に名画座の灯を消さぬよう、頑張ろうではないか！

お土産には絶対「塩月堂老舗」のゆずまん＆柚子練りようかん、と食す前より決めておりましたので。入り口ではにゃんこがお出迎え。お店のパンフレットは裏面が別府観光マップになってて便利です。昭和天皇もお喜びだったというゆずまん、そして輝く柚子練ようかん・・・美味しいですっ！特にようかんは、夏に冷やしていただくとたまらんでしょう。絶対取り寄せます。

左のゆずまん＆ようかんAセット1,680円、一家にはこれで十分でしょう。ゆずまんのアウトレット商品がぼさっとビニール袋に入って売られていました、今思えば買っておきたかった・・・ちなみに、ゆずまんといっても饅頭ではなくブッセです。右上のラスクは大分限定柚子胡椒ラスク。ひよこが出してます。お店は駅前にありました。どちらのお店も、商品を買ったらゆずまん、ラスク、１個づつくれました。ありがとう。

ホテル（別府タワーあたり）から別府駅を目指して、街中をウロウロしたりお土産買ったりしながらまた帰ってくるのには１時間位で、観光にはちょうど良い範囲ではないでしょうか。といっても見所は特に。。。熊八くらいでしょうか。宿に戻って一風呂浴びたら、お楽しみの夕食です♪地ビールで乾杯！！ホテルは地ビールもジョッキ生（でかい！）も５００円で、ビール好きとしては大感激でした！地ビールはとってもフルーティ。

料理がいい！という口コミが多かったのですが・・・さすが、期待を裏切りませんでした。その量もすごいのですが、、、

何といってもわれら、「部屋食豊後アジおつくりコース」だもんね！お刺身はどれもこりこりのプリッぷりで、１センチ以下に切ってはいけないのです、ってくらいの厚みに感動します（泣）

こんなにもうまいものを、こんなにもたくさん、次はいつ食べられることか（必死）

どれもこれも本当に、外の高級レストランばりに美味しくてびっくりです！というわけでかなり詳細に写真を取りまくるわらら（その一部）

しつこいですが、ほんとに最後までおいしくて最高でした。デザートのパンナコッタまでもがこんなにも美味しいとは・・・こんなに満腹ではりさけんばかりに死んだように寝てしまったのに、翌朝の朝食も美味しくいただきました♪そして海辺を見下ろしながらコーヒーのサービスまで。とても優しいスタッフの方々に、感謝です！朝食に出た「うにしいたけ」をまたもや買いました（作並温泉に続き。パッケージは違えど、まったく同じ商品でした）

２日目は山方面、明礬温泉へ。あいにくの雨、でも小雨だから露天くらい平気♪明礬温泉は、最後まで宿を迷いまくった場所。硫黄の強い個性的なお湯、われら立寄り湯で「湯屋えびす」さんへ。お湯は噂通り白濁の硫黄臭漂う最高の湯で、露天・ジャグジー・蒸し湯などバリエーション豊か！そして日本で８人しかいないという、足裏でもみもみして頂くマッサージで昇天・・・東京でアパレルしていたというおかみのセンスが随所に出ていて、次は是非泊まってみたい！と思いました。

湯屋えびすの中にある「甘味茶房桃太郎」がまたヤバイです。女子ゴコロ掴みまくりです！是非食べてみたい、と思っていた「モックンロール」は何とここにありました。ふわふわのロールケーキの中に、温泉力で蒸された塩プリンが入ってるんですよ、これはちょっと大変です、尋常じゃないうまさです！！！巻きものにうるさい連れが唸っています・・・プリンもいろんなお味が。さらには可愛い雑貨などのお土産が、そして気の利いたドリンクが・・・毎日通いたいのですが。モックンロール２つ、そしてプリン２種、ミニタオル、温泉力で蒸された真っ黒なゆで卵までお持ち帰りで〜す♪

そして旅の最後は、念願の泥湯で〆ることに！「別府温泉保養ランド」です。確かに建物は古く怪しいかもしせませんが（まぁわれらには何てことないですが）あの泥、あのコロイド湯（メイク落としは不要です）、あの景色！露天は混浴ですが、女子湯を出てから景色が開けるまでに仕切り壁があって、外に出るときは首まで浸かった状態だから何の心配も要りません、混浴とはいっても男女近づけないようになっています。山の爽快な景色の中、まるで田植えでもしているかのような泥に足を奪われつつ、地球のパワーを感じる・・・つーかそろそろ足熱いんだけど！！みたいな。これは一生の思い出になりました。
帰宅後、ものすごい硫黄臭を感じて風呂に入れば瞬く間に温泉状態で、別府の温泉力をどこまでも感じる旅となりました。
追伸：帰りに空港で買った「あっぱれ」という豊後牛の空弁はウマイ！

この旅行記へのコメント （1）

• nao0880さん 2011/08/03 07:51:14

  保養ランド

  こんにちは。
  
  別府温泉保養ランド、ここのどろ湯は趣とその強烈な泉質？が魅力です。
  ここと堀田温泉の夢幻の里は別府の湯のなかでも、私のお気に入りです。
  
  混浴なのに男女別ですね。
  とても広くて気持ちのよいさらさらのどろ湯、他では楽しめない温泉でした。
  http://4travel.jp/traveler/nao0880/pict/11932009/
  
  また行きたいので、金曜日か月曜日の大分出張をたくらんでいるのですが、なかなかうまくゆきません。
  
  ではまた。